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What's D1 Grand Prix

2018年競技方法Competition Method

競技は細部を煮詰めて正常進化!

 2018年のD1グランプリシリーズは、単走予選 ⇨ 単走決勝 ⇨ 追走決勝という順番で競技が進行される。昨年とちがうのは、単走予選でのグループわけと単走決勝への選出方法が変更されたくらいだ。
 単走予選はグループごとに4名ずつ、合計16名の選手が単走決勝に進出することができる。
 そしてシード8名と単走予選を通過した16名の計24名で争われる単走決勝。こちらは1本目を走行し終えた時点での1位が単走優勝となり、1位〜8位までが追走決勝進出をまず決める。そして2本目は、追走進出の残り8枠を争う戦いとなる。
 走行の採点には2013年から導入されたD1独自の機械採点システムであるD1オリジナルスコアリングシステム(通称:DOSS=ドス)が引き続き採用された。
「ミスがごまかせないし、ホントに攻めた走りをしないと点が出ない!」と言われるシステムの継続により、速度や角度に安定度などなど、選手にとっては一瞬たりとも気を抜けない攻めた走りが要求されるのだ。
 そして新車優遇や海外選手優遇も引き続き継続。該当者は選考会(予備予選)があった場合にそれが免除されることとなる。
 また最終戦のお台場は第7戦終了時のドライバーズランキング上位24名のみが参加できるため、それまでのラウンドでどうポイントを重ねるか、チャンピオン争いだけでなく、ランキング24位圏内のポジション争いも見逃せないのだ。

Competition Flow Chart
Ranking
ランキング
1位〜8位 9位〜24位 25位〜

免除

免除
Pre-Qualify
選考会
1位〜16位 17位〜

×
Tanso Qualify
単走予選
各グループ上位4名 左記以外

×
Tanso Final
単走決勝
1位〜16位 総合順位
17位〜24位

×
Tsuiso Final
追走決勝
総合順位
1位〜16位

選考会(予備予選)通過順位は新車優遇と海外優遇選手人数や大会により異なります。

予備予選Tanso Pre-Qualify

1台ずつの走行で競う!
ランキング24位以上は免除!
新車 & 海外優遇も免除!

 参加人数が多かった場合に、予選のまえにおこなわれる競技が予備予選で、本番走行の本数は2本。DOSSと審判員採点の合計によって順位が決定される。
 前戦終了時のシリーズランキング24位(開幕戦は前年度のシリーズランキング24位)までの選手と、新車優遇枠および海外選手優遇枠に該当する選手は予備予選が免除される。
 今シーズンも出場人数制限はなく、よりも多くの選手にチャンスが生まれたぶん、少ない練習時間をいかに有効に使って攻略するか、そして本番本数2本をどのような組み立てで挑むのか、アツい戦いが繰り広げられそうだ。

単走予選Tanso Qualify

1台ずつの走行で得点を競う!
グループの上位が単走決勝に進出!

 予備予選がおこなわれない場合は、ここから競技がスタートする。前戦終了時のシリーズランキング8位(開幕戦は前年度のシリーズランキング8位)までの選手は予選が免除され、同9位以下の選手によって最初(選考会がなかった場合)の競技である予選が争われる。
 採点方法は去年から単走決勝で採用されているDOSSを主軸とし、審判員はコースアウトなどの反則原点のみとなる方式が採用された。
 ミスを的確に判断するD1オリジナルスコアリングシステム(通称:DOSS=ドス)の採点ということもあり、本番2本をいかにまとめるのか、少ない練習走行時間のなかでどれだけ走りの完成度を高めることができるのか、選手にとっては気合いの入る競技となる。
 とくに開幕戦の舞洲では、第2戦の単走予選は第1戦の追走決勝トーナメント終了後におこなわれる。周囲が薄暗くなってからの単走予選となるため、いつもとはちがった展開となりそうだ。
 

単走決勝Tanso Final

1台ずつの走行で得点を競う!
上位16名が追走決勝に進出!

 単走決勝は、1台ずつ走行してその得点の高さを争う競技だ。速度の高さや角度の大さに安定度といった要素は、D1オリジナルスコアリングシステム(通称:DOSS=ドス)によって数値化されて得点となる。
 予選が免除されている8名のシード選手はここからの参加となり、予選を突破した16名の選手とともに、計24名によって争われる。
 去年と大きく変わったのは、最初の1本の得点で単走優勝が決定し、この時点で上位8名の選手は追走進出が確定するということ。2本目は残り8枠の追走進出権を賭けた走行となる。
 走行はひとり2本とはいえ、単走ランキング争いや追走での展開(上位8名は追走でかならず先行となる)、そしてタイヤの本数制限を考えると、いままで以上に1本目の重要度が増しているってワケだ。
 単走ランキング上位を目指すため、追走を先行でスタートするため、そしていい状態のタイヤを残すため、D1オリジナルスコアリングシステム(通称:DOSS=ドス)の評価をいち早く分析して1本目から最高の走りを決めなければならない。
 だれがどんな組み立てで単走決勝に臨むのか、見どころの多い競技となりそうだ。

◆ 単走順位 & ポイント ◆

Pos. 1 2 3 4 5 6 7 8
Point 30 25 24 23 22 21 20 19
Pos. 9 10 11 12 13 14 15 16
Point 16 15 14 13 12 11 10 9
Pos. 17 18 19 20 21 22 23 24
Point 8 7 6 5 4 3 2 1

追走決勝トーナメントTsuiso Final Tournament

2台同時走行で接近度を争う追走!
最後まで勝ち上がった選手が優勝だ!

 D1グランプリシリーズの競技のなかで、もっとも激しい戦いとなる追走決勝トーナメント。単走決勝を勝ちあがってきた16名により争われる。
 追走とは、2台による同時走行にて接近度や合わせたときの美しさを競う競技で“先行”と“後追い”を交互に入れ替えて走る。
 先行者はどれだけ完成度の高い単走ができるのか。後追い者はどれだけ先行相手に合わせて食らいつけるか。そしてそれぞれをランクで評価し、2本走行し終えたときの合計ランクで勝敗を決める。
 “先行”と“後追い”を入れ替えた1セットで勝敗が決まらなかった場合、ベスト16までは先行時のDOSS得点を比較して勝敗を決定。ベスト8以降は1回だけ再対戦をおこない、それでも決まらなかったときは先行時のDOSSで勝敗が決定される。
 ただし合計34ランク以上のときは、例外としてDOSS判定ではなく再対戦をおこない勝敗を決定する。
 この追走決勝はトーナメント制が採用されており、最後まで勝ちあがった選手が優勝者だ。
 ちなみに2017年からは5分間ルールが廃止され、修復や調整は迅速に作業しなければならない。競技長の判断で残り時間3分が宣言され、3分後までに自力でプレステージラインに移動できない場合は、マイナス1ランクのペナルティだ。
 さらに1分以内にプレステージラインに到着できなかった車両は走行権利が失われるというルールに変更されている。

◆ トーナメントラダー ◆


対戦では上に記載される選手が先行となります。

◆ 最終順位 & ポイント ◆

Pos. 1 2 3 4 5 6 7 8
Point 30 25 22 20 17 16 15 14
Pos. 9 10 11 12 13 14 15 16
Point 12 11 10 9 8 7 6 5
Pos. 17 18 19 20 21 22 23 24
Point 1 1 1 1 1 1 1 1

◆ チーム順位 & ポイント ◆

Pos. 1 2 3 4 5 6 7 8
Point 26 20 15 10 6 6 6 6
Pos. 9 10 11 12 13 14 15 16
Point 3 3 3 3 3 3 3 3
Pos. 17 18 19 20 21 22 23 24
Point 1 1 1 1 1 1 1 1