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第1戦 レポートRd.1 Report

川畑が北京大会で3年連続の優勝!

表彰式 決勝戦

第1戦 単走予選Rd.1 Tanso Qualify

日比野が100点超えでトップ通過!

  • Qualify 1st Place

    日比野 哲也 ( SAILUN JINYU DRIFT TEAM ) 320i [ E90 ]

    日比野哲也

    「タイヤのこともなんとなく掴めたし、1本目で99点の後半、2本目でさらに攻めれたらいいな」と思っていたという日比野が、2本目に120.41km/hの車速から豪快に角度をつけて飛び込み100点超えを達成! これが最高得点となり、トップ通過を果たした。

  • Qualify 2nd Place

    S 180SX [ RPS13 ]

    エス
  • Qualify 3rd Place

    Tengku Djan Ley SILVIA [ S15 ]

    ツンクージャンリー

  発足3年目となるD1グランプリシリーズ イン チャイナ。2018年シリーズの開幕戦は、首都・北京市にある亜袖汽車運動基地にD1特設会場が設置され開催されることとなった。
 今回は金曜日に練習走行が設けられ、土曜日に練習走行と単走予選、日曜日に単走決勝と追走予選と追走決勝トーナメントというスケジュールだった。
 北京D1特設会場は初年度から毎年カレンダー入りしており、例年と変わらないコースレイアウトだ。スタート直後の直角コーナーを立ち上がって加速し、第1セクターに向けて振り出す。そして長い第2セクターを旋回し終えると第3セクターでインフィールドに突入し、第4セクターで振り返してから第5セクターを立ち上がってフィニッシュとなる。
 高得点のキモとなるのは第1セクターと第2セクターだ。とくに第1セクターの飛び込みでは、速い選手だと115km/hから125km/h、遅い選手は90km/hから100km/hくらい。これが得点にも明確な差となってあらわれた。
 シーズンはじめということで単走予選をシードされる選手はおらず、全員がここからスタートとなったが、第1セクターで得点を伸ばせない選手や第2セクターでインカットして減点されてしまう選手が多かった。
 そんななかで最高得点を出したのは、昨年とおなじく中国チームからの参加となった日比野哲也だ。「振り出し位置とちょうどいい角度ってのを意識すればアクセルはほとんど戻さずに走れる。今回は最初っから右ハンドルになってるし、タイヤのことも掴めてきたからね」との言葉どおりの組み立てで2本目に100点超えの得点を獲得。トップ通過を決めた。
 つづいたのは今シーズンから仕様変更してシーケンシャルミッションを180SXに搭載してきたエスが入り、3位通過は昨年のFIA IDCでも活躍したツンクー・ジャン・リーという結果だった。
 なお、中国チームのメンバーとして去年に続き参戦していた古口美範と、日本のD1グランプリシリーズへの参戦経験を持つエマニュエル・アマンディオは、ともにマシントラブルにてリタイヤとなった。

  • Beijing D1 Special Course

    北京D1特設コース

    北京D1特設コース

    第1セクターと第2セクターが30%ずつの配分となるレイアウト。過去2回の北京大会もほぼ変わらないレイアウトだったからか、当落のボーダーラインこそ低かったものの、96点台を出す選手は多かった。

  • Pick Up It !!

    齋藤 太吾 [ R35 ]

    齋藤太吾の走り

    昨年のFIA IDCで使ったR35GT-Rを投入した齋藤だったが、練習走行の2ヒート目のときにエンジンブロー。予備のVR38DETTへの載せ換えを敢行したものの、ダメージは深刻で間に合わず、リタイヤとなった。

  • Pick Up It !!

    Matt Field [ ZN6 ]

    マット・フィールドの走り

    練習走行の2ヒート目にマシンが突如炎上したマット・フィールド。鎮火するための消化剤によって粉まみれになてしまったが、単走予選までになんとか修復して走行。炎上トラブルをかんじさせない走りで99.12点を出し、予選突破を決めた。

単走予選 結果

Pos. No. Driver Car Best Score 2nd Score
1 95 日比野 哲也 E90 100.08 99.89
2 91 S RPS13 99.80 98.54
3 12 Tengku Djan Ley S15 99.76 98.21
4 5 伍 家麒 ZN6 99.53 98.56
5 96 横井 昌志 S15 99.32 99.07
6 90 Matt Field ZN6 99.12 0.00
7 98 川畑 真人 RPS13 99.05 98.59
8 89 Chris Forsberg F32 98.94 97.76
9 93 内海 彰乃 S15 98.93 98.72
10 10 李 文峰 S15 98.55 97.70
11 27 銭 洪申 S15 98.55 97.67
12 61 馮 仁稚 ZN6 98.54 0.00
13 33 張 盛鈞 F32 98.45 68.05
14 77 王 祺 S14 98.33 97.82
15 92 Pond ZN6 98.26 98.00
16 15 張 少華 S15 98.08 0.00
17 57 蔡 偉揚 S15 97.81 96.70
18 21 韓 家豪 E46 97.63 58.49
19 56 末永 直登 E92 97.50 0.00
20 52 陳 文謙 S15 97.46 96.97
21 8 余 孟軒 S15 97.04 95.71
22 19 朱 元路 S15 97.03 96.21
23 23 薛 焜 RPS13 96.98 54.26
24 50 陳 暁東 RPS13 96.97 47.25
25 30 劉 超 PS13 96.63 95.50
26 29 蘇 志尭 RPS13 96.30 77.42
27 3 李 科 S15 96.19 94.95
28 13 侯 少瑜 S15 96.13 95.44
Pos. No. Driver Car Best Score 2nd Score
29 66 劉 舜祺 UZZ40 96.07 94.26
30 36 栄 輝 S15 95.82 88.52
31 31 李 暁嵐 SXE10 95.43 92.75
32 37 李 鑫 S15 95.39 93.54
33 20 方 明 RPS13 94.74 93.90
34 9 趙 暁東 S14 94.39 84.11
35 38 劉 雨 ZN6 94.32 93.80
36 11 趙 梓鈞 FD3S 94.00 90.68
▲ 単走決勝進出 ▲
37 28 徐 家傑 S15 93.97 92.19
38 17 熊 旭飛 S15 92.66 65.48
39 51 姚 俊 S14 90.82 88.58
40 25 関 超 ER34 87.91 87.90
- 99 齋藤 太吾 R35 RETIRE
- 22 古口 美範 ZN6 RETIRE
- 55 Emmanuel Amandio UZZ40 RETIRE
- 35 楊 洪松 A31 RETIRE
- 53 何 羿莹 E46 RETIRE
- 32 李 伏 S14 RETIRE
- 16 王 宇 47L539 RETIRE
- 6 黄 起亮 47L539 RETIRE
- 7 馬 琳鈞 S14 RETIRE

第1戦 単走決勝Rd.1 Tanso Final

川畑が100点超えで単走優勝!

  • Tanso 1st Place

    川畑 真人 ( Team TOYO TIRES DRIFT TRUE MAN RACING ) 180SX [ RPS13 ]

    川畑真人の走り

    横井にはわずかにおよばなかったものの、127.61km/hという高い車速で飛び込んできた川畑。第1セクターで30.49点、第2セクターで30.26点をマークすると、その後のセクターでも高得点をキープ。100.04点で単走優勝を果たした。

  • Tanso 2nd Place

    日比野 哲也 320 i [ E90 ]

    日比野哲也
  • Tanso 3rd Place

    末永 直登 M3 [ E92 ]

    末永直登

  そして20日(日)の決勝日。朝イチの練習走行のあとに単走決勝がおこなわれた。ここでは36名中上位24名が追走進出となり、このうち上位8名は追走予選が免除され、追走決勝トーナメント進出が決定する。
 そしてはじまった単走決勝では、単走予選とおなじく第1セクターで得点を伸ばせない選手が多かったものの、当落のボーダーラインは向上しており96点台の中盤。上位8名となるための争いは98点台の後半と、レベルの高い走りが見られた。
 とくに単走予選上位グループの走行では高得点の連発で、順位も目まぐるしく変動! なかでもすばらしい走りだったのは川畑真人で、2本目に第1セクターと第2セクターで基準をうわまわり100.04点をマーク!
 そのあともマット・フィールド、横井昌志、チャールズ・ンー(伍 家麒)、ツンクー・ジャン・リー、エス、日比野哲也が走行するも川畑をうわまわることができず、川畑真人が単走優勝を決めた。
 2位通過は単走予選でもすばらしい走りを決めていた日比野哲也で、3位通過には中国のアトラスタイヤドリフトチームから参戦していた末永直登が入る結果となった。

  • Pick Up It !!

    伍 家麒 [ ZN6 ]

    チャールズ・ンー

    単走予選でも4位通過を決めていたチャールズ・ンー(伍 家麒)は、単走決勝でも好走を披露! 第1セクターこそ29.38点だったものの、第2セクターと第3セクターで基準超えを果たし、99.14点で4位通過を決めた。

  • Pick Up It !!

    横井 昌志 [ S15 ]

    横井昌志

    2本目に今日イチとなる127.85km/hの速度をマークして第1セクターで30.29点を獲得したものの、第3セクターではやや点を伸ばせず98.42点。しかしチャン・ションチュン(張 盛鈞)の得点をうわまわり、8位で追走決勝進出を決めた。

  • Pick Up It !!

    Chris Forsberg [ F32 ]

    クリス・フォースバーグ

    2009、2014、2016年のフォーミュラドリフトチャンピオンのクリス・フォースバーグ。単走予選では98点超えを果たしていたが、単走決勝ではやや点が伸びず…。97.98点で13位通過。追走予選からのスタートとなった。

単走決勝 結果

Pos. No. Driver Car Best Score 2nd Score
1 98 川畑 真人 RPS13 100.04 98.25
2 95 日比野 哲也 E90 99.43 98.97
3 56 末永 直登 E92 99.21 98.01
4 5 伍 家麒 ZN6 99.14 98.67
5 91 S RPS13 99.09 98.50
6 93 内海 彰乃 S15 98.78 98.02
7 90 Matt Field ZN6 98.77 97.58
8 96 横井 昌志 S15 98.65 98.42
▲ 追走決勝トーナメント進出 ▲
9 33 張 盛鈞 F32 98.63 29.57
10 12 Tengku Djan Ley S15 98.59 97.91
11 92 Pond ZN6 98.44 98.16
12 77 王 祺 S14 98.12 92.15
13 89 Chris Forsberg F32 97.98 96.31
14 27 銭 洪申 S15 97.67 95.03
15 66 劉 舜祺 UZZ40 97.56 77.90
16 15 張 少華 S15 97.53 96.05
17 61 馮 仁稚 ZN6 97.45 28.68
18 10 李 文峰 S15 97.27 96.73
19 13 侯 少瑜 S15 97.04 94.31
20 57 蔡 偉揚 S15 96.99 96.84
21 50 陳 暁東 RPS13 96.94 87.97
22 23 薛 焜 RPS13 96.82 94.07
23 8 余 孟軒 S15 96.68 95.87
24 11 趙 梓鈞 FD3S 96.38 95.68
▲ 追走予選進出 ▲
Pos. No. Driver Car Best Score 2nd Score
25 30 劉 超 PS13 96.16 93.64
26 21 韓 家豪 E46 96.06 91.01
27 20 方 明 RPS13 96.01 65.84
28 36 栄 輝 S15 95.85 89.99
29 52 陳 文謙 S15 95.82 94.91
30 19 朱 元路 S15 95.77 90.91
31 3 李 科 S15 94.82 94.49
32 9 趙 暁東 S14 94.05 87.64
33 37 李 鑫 S15 93.77 82.10
34 31 李 暁嵐 SXE10 85.20 33.94
35 38 劉 雨 ZN6 26.22 0.00
- 29 蘇 志尭 RPS13 RETIRE

第1戦 単走優勝Rd.1 Tanso WINNER

川畑 真人

Team TOYO TIRES DRIFT TRUE MAN RACING
TRUE MAN RACING 180SX [ RPS13 ]

川畑真人

 予選でイチバンとってもあんまりな〜と思ってたのと、そこでイチバンとって逆に油断しちゃってもイヤだったんで、単走予選は「とおればいいや!」としか思ってなかったですね。
 で、単走決勝で自分的に気をつけたこと、というか変えたことは、タイヤのサイズです。練習走行とか単走予選ではずっとプロクセスR888RDの255幅を履いて走っていたんですけど、単走決勝ではそれを275幅に変更しました。
 1本目はそれでようす見て感触をつかめたんで、2本目は思い切って行けたかな〜と。こう走ればいいだろうってなイメージは自分のなかにあったんで、そのへんがうまくハマったなというかんじですね。

第1戦 追走予選Rd.1 Tsuiso Qualify

アーツーがベテランらしい寄せで勝つ!

  • Pick Up Battle

    張 盛鈞 425 i [ F32 ] vs 馮 仁稚 86 [ ZN6 ]

    張盛鈞vs馮仁稚

    追走予選の2組目。1本目後追いのアーツーことフォン・チェンチー(馮 仁稚)は、第2セクターで距離を詰めて1ランクのアドバンテージを獲得。入れ替えた2本目、後追いのチャン・ションチュン(張 盛鈞)も悪くはなかったが距離を詰められず0.5ランクのアドバンテージ。これでアーツーが勝ち、追走決勝進出を決めた。

  • 張盛鈞vs馮仁稚
  • 張盛鈞vs馮仁稚

  そしてはじまった追走予選では、単走決勝で9位から24位になった選手たちが争う。
 ここでは振り出し区間となる第1セクターから寄せていくような戦いはあまりみられず、後半のセクターで距離を詰めるか、ミスやトラブルで決着となる展開が多かった。
 そして1組目、チャン・シャオホア(張 少華)とチャオ・ツーチュン(趙 梓鈞)という実力者どうしの対戦となったが、マシントラブルがあったのか、いまいちキレのある走りができなかったチャオに対してチャンが2本ともアドバンテージをとって勝利。
 2組目は寄せた距離の差でフォン・チェンチー(馮 仁稚)が勝ち、3組目は1本目に後追いのチェン・シアオトン(陳 暁東)がスピンしてクリス・フォースバーグが勝つ。4組目は1本目に後追いのツアイ・ウェイヤン(蔡 偉揚)がトラブルでストップしたため、ワン・チー(王 祺)が勝ち上がった。
 そして後半のブロックとなる5組目は、22才で最年少のユー・モンシュエン(余 孟軒)がリウ・シュンチー(劉 舜祺)に挑んだものの、後追い時にうしろにまわり込んで離されて敗退。
 活躍が期待されていたツンクー・ジャン・リーは振り出し直後のスピンで、チェン・ホンシェン(銭 洪申)は練習日のクラッシュの影響かいつもの走りができず、ともに敗退する結果となった。
 そして最後のポンとハオ・シャオユー(侯 少瑜)の対戦は、1本目に振り出しでミスったハオがクラッシュし、ポンが勝ち上がった。

  • Pick Up Battle !!

    張 少華 [ S15 ] vs 趙 梓鈞 [ FD3S ]

    張少華vs趙梓鈞

    1本目はいい走りを決めたチャン・シャオホア(張 少華)に対して、後追いのチャオ・ツーチュン(趙 梓鈞)は寄せきれずイーブン。2本目さきほどのチャオよりもわずかに近い距離でついていったチャンが0.5ランクのアドバンテージを獲得して勝利を決めた。

  • Pick Up Battle !!

    劉 舜祺 [ UZZ40 ] vs 余 孟軒 [ S15 ]

    劉舜祺vs余孟軒

    昨年とおなじマシンかと思いきや、ドライカーボンをふんだんに使って1080kgという車重を実現したマシンを投入したリウ・シュンチー(劉 舜祺)。その軽量ボディを生かし、先行では後追いのユー・モンシュエン(余 孟軒)を引き離し、後追いではきっちりと距離を詰めてあぶなげなく追走決勝進出を決めた。

  • Pick Up Battle !!

    銭 洪申 [ S15 ] vs 薛 焜 [ RPS13 ]

    銭洪申vs薛焜

    2017年シリーズ3位ということで活躍が期待されていたチェン・ホンシェン(銭 洪申)だったが、練習日にクラッシュした影響か、いつもの安定感は見られず…。いっぽう、対戦相手のチュエ・クン(薛 焜)は振り出しから近づこうとする攻めた走りで、先行&後追いともにアドバンテージを獲得して勝利した。

追走予選
追走予選

第1戦 追走決勝トーナメントRd.1 Tsuiso Final Tournament

飛び込みから寄せた川畑が勝利!

  • Final Battle

    川畑 真人 180SX [ RPS13 ] vs 内海 彰乃 SILVIA [ S15 ]

    川畑真人vs内海彰乃

    1本目、後追いの内海は川畑にやや離されて飛び込んだものの、第2セクターまでに距離を詰めて1ランクのアドバンテージを獲得。しかし2本目、後追いの川畑は第1セクターからさきほどの内海よりも近い距離をキープしてビッタビタの状態! けっきょく川畑が1.5ランクのアドバンテージを得て逆転勝利を決めた。

  • 川畑真人vs内海彰乃
  • 川畑真人vs内海彰乃

  オープニングセレモニーを挟んでおこなわれた追走決勝トーナメントでは、単走決勝の上位8名と追走予選を勝ち上がってきた8名が対決!
 1回戦のベスト16では、チャン・シャオホア(張 少華)、フォン・チェンチー(馮 仁稚)、チャールズ・ンー(伍 家麒)、ワン・チー(王 祺)、リウ・シュンチー(劉 舜祺)、リー・ウェンフォン(李 文峰)、チュエ・クン(薛 焜)と、中国、香港、台湾の有名&強豪どころの選手が出揃っており、アツい戦いが期待されていた。
 しか〜し、終わってみればいくつかの好勝負はみられたものの、いままで以上に攻めてきたからか、ミスや接触にマシントラブルで、これらの選手は全滅という結果になった。
 そしてベスト8で横井昌志との再戦にもつれる熱戦に勝利した川畑真人が、つづく対戦ではエスに給油違反があったこともあり、あっさりと決勝戦に進出を決める。
 もういっぽうのブロックからは、ベスト8で対戦した末永直登を0.5ランク差で下した内海彰乃が、つづくベスト4での日比野哲也のマシンにトラブルが発生したこともあって、こちらもあっさりと決勝進出! 決勝戦は川畑vs内海の組み合わせとなった。
 そして注目の決勝戦。1本目先行の川畑は127.77km/hという高い車速で振り出し、98点代後半に相当する8.5ランクの評価を得る。いっぽう後追いの内海は川畑にやや離されて飛び込んだものの、第2セクターまでに距離を詰めて9.5ランク。1ランクのアドバンテージを獲得した。
 入れ替えた2本目。先行となった内海もいい走りだったが、後追いの川畑は第1セクターからさきほどの内海よりも近い距離をキープしてビッタビタの状態をキープ! 2本目は内海が7.0ランクに対して川畑は8.5ランク。川畑が1.5ランクのアドバンテージを得て逆転勝利を決めた。
 なお川畑は、2016年の第4戦、2017年の第1戦と、過去2年の北京大会でも優勝しており、これで3年連続の北京大会優勝となった。

  • Best 4 Battle !!

    川畑 真人 [ RPS13 ] vs S [ RPS13 ]

    川畑真人vsエス

    川畑先行の1本目。後追いのエスは振り出しからビタビタを狙っていくも、勢い余って接触! マイナス3ランクの減点となったうえ、入れ替えのインターバルで給油してしまい反則負けとなってしまった。

  • Best 4 Battle !!

    日比野 哲也 [ E90 ] vs 内海 彰乃 [ S15 ]

    日比野哲也vs内海彰乃

    1本目、先行の日比野は豪快な角度をつけた飛び込みで内海を圧倒するが、第3セクターで痛恨のドライブシャフトブロー! メカニックの懸命な作業により交換が試みられたが、入れ替えのインターバルでは間に合わずにタイムアップ。内海が決勝進出を決めた。

  • Pick Up Battle !!

    川畑 真人 [ RPS13 ] vs 横井 昌志 [ S15 ]

    川畑真人vs横井昌志

    再戦の1本目、後追いの横井は距離こそ近かったものの、角度が浅すぎて0.5ランクしかアドバンテージをとれず。いっぽう2本目の川畑は第1セクターでの角度はやや浅かったが、以降はビタビタといっていい近い距離とそろった角度で1ランクのアドバンテージをもぎとって勝利!

  • Pick Up Battle !!

    Chris Forsberg [ F32 ] vs S [ RPS13 ]

    クリス・フォースバーグvsエス

    1本目後追いのエスは先行のフォースバーグに対して角度を揃えられず0.5ランクのアドバンテージ。しかし2本目、後追いのフォースバーグは第2セクターでやや流され、エスのうしろにまわり込んでしまいイーブン。エスがベスト4進出を決めた。

  • Pick Up Battle !!

    日比野 哲也 [ E90 ] vs Matt Field [ ZN6 ]

    日比野哲也vsマット・フィールド

    マット・フィールドが1ランクのアドバンテージを得て折り返した2本目。後追いの日比野は近い距離から角度もキッチリ合わせたドリフトをミスなく決め、1.5ランクのアドバンテージを獲得して逆転勝利! 合計ランク38.5というレベルの高い対戦だった。

  • Pick Up Battle !!

    末永 直登 [ E92 ] vs 内海 彰乃 [ S15 ]

    末永直登vs内海彰乃

    1本目はビタビタとまではいかないものの、近い距離をキープした内海が0.5ランクのアドバンテージを獲得。そして2本目、後追いの末永はタイミングが合わなかったのか、加速で離されてしまい、以後も距離を詰められずイーブン。内海が勝った。

追走決勝トーナメント

第1戦 優勝Rd.1 WINNER

川畑 真人

Team TOYO TIRES DRIFT TRUE MAN RACING
TRUE MAN RACING 180SX [ RPS13 ]

川畑真人

 決勝戦はね。うっちー(内海彰乃)はギアが壊れてたらしいですけど、まぁほかの選手との走りをみていると、そんなには支障はないんかな〜と思ってたんで、フツーにキッチリ走ればいいなと思ってました。
 今回は単走もうまくいったし、予選はまあ安パイだったし、ムリすることなく走りきれたと思いますね。
 あとは追走でもタイヤサイズの使いわけをしてて、手強いかなって相手にはプロクセスR888RDの275幅を使ったかんじです。255幅のほうがクルマとのバランスはとれているんですけど、275幅にすることでスピード重視にできるんです。
 横井選手との対戦のときとかはこちらを使っていて、そこでちゃんと気合い入れてやれて勝てたんでよかったなと思いますね。

  • The 2nd Place

    内海 彰乃
    DIXCEL TOYO TIRES
    DIXCEL TOYO TIRES SILVIA [S15 ]

    内海彰乃

     予定していたミッションが間に合わなくてエンジンを2JZにしてこれなかったんですけど、じつはSR20のVE仕様のほうが乗り慣れてて自分ともリンクもしているので安心感はありました。
     末永選手との1本目で3速が壊れてしまって、シーズンを見据えるとムリするものではないと思うんですけど、たくさんのお客さんが来てくれてましたし「ここでいかなきゃな!」と気合入れて走りました。そのあとはいつもよりも2000回転くらい多くまわすことで帳尻を合わせてたかんじですね。

  • The 3rd Place

    エス
    Team ACHILLES RADIAL
    ACHILLES RADIAL 180SX [ RPS13 ]

    エス

     去年からエンジンの仕様を変えて、タービンもGTX4088からT88-34Dにしたり、ミッションをJZA80純正からホリンジャーのRD6にしたんです。とくにシーケンシャルミッションは、ギヤの繋がりもよくてスピードを出すこともできたし、追走ではとくに効果的でした。
     川畑さんとの対戦ではサイドブレーキの油圧が抜けちゃっててぶつかっちゃいましたが、クルマがよくなってるので今後のラウンドが楽しみですね。

第1戦 リザルトRd.1 Results

プレスカンファレンス シャンパンファイト

第1戦 最終順位

Pos. No. Driver Team Car Car Color Tire Point
1 98 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT TRUE MAN RACING 180SX RPS13 青・銀 TY 30
2 93 内海 彰乃 DIXCEL TOYO TIRES SILVIA S15 TY 25
3 91 S Team ACHILLES RADIAL 180SX RPS13 AC 22
4 95 日比野 哲也 SAILUN JINYU DRIFT TEAM 320 i E90 青・橙 SL 20
5 56 末永 直登 ATLAS TIRES DRIFT TEAM M3 E92 黒・赤・白 AT 17
6 90 Matt Field FALKEN DRIFT TEAM 86 ZN6 緑・青 FK 16
7 96 横井 昌志 D-MAX SILVIA S15 NK 15
8 89 Chris Forsberg TEAM ZERO MILEAGE LUBRICANT 425 i F32 赤・白 CY 14
9 5 伍 家麒 RYDANZ TIRES T1 DRIFT TEAM 86 ZN6 青・白・緑 RT 12
10 92 Pond Team TOYO TIRES DRIFT with arto 86 ZN6 白・青 TY 11
11 77 王 祺 DRS DRIFT TEAM 240SX S14 黒・橙 MX 10
12 66 劉 舜祺 ATLAS TIRES DRIFT TEAM SC430 UZZ40 赤・黒・白 AT 9
13 15 張 少華 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 8
14 61 馮 仁稚 FALKEN DRIFT TEAM 86 ZN6 緑・青 FK 7
15 10 李 文峰 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・白 WL 6
16 23 薛 焜 SHENZHEN ZHONGCHENG DRIFT TEAM 180SX RPS13 AC 5
17 33 張 盛鈞 TEAM ZERO MILEAGE LUBRICANT 425 i F32 赤・白 CY 1
18 12 Tengku Djan Ley Team MAXXOIL Racing SILVIA S15 黒・赤 WL・LS 1
19 27 銭 洪申 上海博大 JSD DRIFT TEAM SILVIA S15 青・赤 FK 1
20 13 侯 少瑜 RYDANZ TIRES T1 DRIFT TEAM SILVIA S15 青・白・緑 RT 1
21 57 蔡 偉揚 広東速飄 DRIFT TEAM SILVIA S15 白・紫 WL 1
22 50 陳 暁東 中国改啊 SC DRIFT TEAM 180SX RPS13 WL 1
23 8 余 孟軒 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 1
24 11 趙 梓鈞 ATLAS TIRES DRIFT TEAM RX-7 FD3S 赤・黒・白 AT 1

TIRES = TY:TOYO TIRES RT:RYDANZ TIRES FK:FALKEN WL:WESTLAKE AT:ATLAS TIRES SL:SAILUN AC:ACHILLES CY:CHAOYANG LS:LANDSAIL MX:MAXXIS NK:NANKANG ZT:ZESTINO

第1戦 単走順位

Pos. No. Driver Team Car Car Color Tire Point
1 98 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT TRUE MAN RACING 180SX RPS13 青・銀 TY 30
2 95 日比野 哲也 SAILUN JINYU DRIFT TEAM 320 i E90 青・橙 SL 25
3 56 末永 直登 ATLAS TIRES DRIFT TEAM M3 E92 黒・赤・白 AT 24
4 5 伍 家麒 RYDANZ TIRES T1 DRIFT TEAM 86 ZN6 青・白・緑 RT 23
5 91 S Team ACHILLES RADIAL 180SX RPS13 AC 22
6 93 内海 彰乃 DIXCEL TOYO TIRES SILVIA S15 TY 21
7 90 Matt Field FALKEN DRIFT TEAM 86 ZN6 緑・青 KF 20
8 96 横井 昌志 D-MAX SILVIA S15 NK 19
9 33 張 盛鈞 TEAM ZERO MILEAGE LUBRICANT 425 i F32 赤・白 CY 17
10 12 Tengku Djan Ley Team MAXXOIL Racing SILVIA S15 黒・赤 WL・LS 16
11 92 Pond Team TOYO TIRES DRIFT with arto 86 ZN6 白・青 TY 15
12 77 王 祺 DRS DRIFT TEAM 240SX S14 黒・橙 MX 14
13 89 Chris Forsberg TEAM ZERO MILEAGE LUBRICANT 425 i F32 赤・白 CY 13
14 27 銭 洪申 上海博大 JSD DRIFT TEAM SILVIA S15 青・赤 FK 12
15 66 劉 舜祺 ATLAS TIRES DRIFT TEAM SC430 UZZ40 赤・黒・白 AT 11
16 15 張 少華 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 10
17 61 馮 仁稚 FALKEN DRIFT TEAM 86 ZN6 緑・青 FK 8
18 10 李 文峰 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 7
19 13 侯 少瑜 RYDANZ TIRES T1 DRIFT TEAM SILVIA S15 青・白・緑 RT 6
20 57 蔡 偉揚 広東速飄 DRIFT TEAM SILVIA S15 白・紫 WA 5
21 50 陳 暁東 中国改啊 SC DRIFT TEAM 180SX RPS13 WL 4
22 23 薛 焜 SHENZHEN ZHONGCHENG DRIFT TEAM 180SX RPS13 AC 3
23 8 余 孟軒 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 2
24 11 趙 梓鈞 ATLAS TIRES DRIFT TEAM RX-7 FD3S 赤・黒・白 AT 1

TIRES = TY:TOYO TIRES RT:RYDANZ TIRES FK:FALKEN WL:WESTLAKE AT:ATLAS TIRES SL:SAILUN AC:ACHILLES CY:CHAOYANG LS:LANDSAIL MX:MAXXIS NK:NANKANG ZT:ZESTINO

第1戦終了時シリーズランキングSeries Ranking

ランキング上位発表 北京大会参加選手集合写真

ドライバーズランキング

Pos. No. Driver Team Car Car Color Tire Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Total
1 98 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT TRUE MAN RACING 180SX RPS13 青・銀 TY 30         30
2 93 内海 彰乃 DIXCEL TOYO TIRES SILVIA S15 TY 25         25
3 91 S Team ACHILLES RADIAL 180SX RPS13 AC 22         22
4 95 日比野 哲也 SAILUN JINYU DRIFT TEAM 320 i E90 青・橙 SL 20         20
5 56 末永 直登 ATLAS TIRES DRIFT TEAM M3 E92 黒・赤・白 AT 17         17
6 90 Matt Field FALKEN DRIFT TEAM 86 ZN6 緑・青 FK 16         16
7 96 横井 昌志 D-MAX SILVIA S15 NK 15         15
8 89 Chris Forsberg TEAM ZERO MILEAGE LUBRICANT 425 i F32 赤・白 CY 14         14
9 5 伍 家麒 RYDANZ TIRES T1 DRIFT TEAM 86 ZN6 青・白・緑 RT 12         12
10 92 Pond Team TOYO TIRES DRIFT with arto 86 ZN6 白・青 TY 11         11
11 77 王 祺 DRS DRIFT TEAM 240SX S14 黒・橙 MX 10         10
12 66 劉 舜祺 ATLAS TIRES DRIFT TEAM SC430 UZZ40 赤・黒・白 AT 9         9
13 15 張 少華 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 8         8
14 61 馮 仁稚 FALKEN DRIFT TEAM 86 ZN6 緑・青 FK 7         7
15 10 李 文峰 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・白 WL 6         6
16 23 薛 焜 SHENZHEN ZHONGCHENG DRIFT TEAM 180SX RPS13 AC 5         5
17 33 張 盛鈞 TEAM ZERO MILEAGE LUBRICANT 425 i F32 赤・白 CY 1         1
18 12 Tengku Djan Ley Team MAXXOIL Racing SILVIA S15 黒・赤 WL・LS 1         1
19 27 銭 洪申 上海博大 JSD DRIFT TEAM SILVIA S15 青・赤 FK 1         1
20 13 侯 少瑜 RYDANZ TIRES T1 DRIFT TEAM SILVIA S15 青・白・緑 RT 1         1
21 57 蔡 偉揚 広東速飄 DRIFT TEAM SILVIA S15 白・紫 WL 1         1
22 50 陳 暁東 中国改啊 SC DRIFT TEAM 180SX RPS13 WL 1         1
23 8 余 孟軒 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 1         1
24 11 趙 梓鈞 ATLAS TIRES DRIFT TEAM RX-7 FD3S 赤・黒・白 AT 1         1

TIRES = TY:TOYO TIRES RT:RYDANZ TIRES FK:FALKEN WL:WESTLAKE AT:ATLAS TIRES SL:SAILUN AC:ACHILLES CY:CHAOYANG LS:LANDSAIL MX:MAXXIS NK:NANKANG ZT:ZESTINO

単走シリーズランキング

Pos. No. Driver Team Car Car Color Tire Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Total
1 98 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT TRUE MAN RACING 180SX RPS13 青・銀 TY 30         30
2 95 日比野 哲也 SAILUN JINYU DRIFT TEAM 320 i E90 青・橙 SL 25         25
3 56 末永 直登 ATLAS TIRES DRIFT TEAM M3 E92 黒・赤・白 AT 24         24
4 5 伍 家麒 RYDANZ TIRES T1 DRIFT TEAM 86 ZN6 青・白・緑 RT 23         23
5 91 S Team ACHILLES RADIAL 180SX RPS13 AC 22         22
6 93 内海 彰乃 DIXCEL TOYO TIRES SILVIA S15 TY 21         21
7 90 Matt Field FALKEN DRIFT TEAM 86 ZN6 緑・青 KF 20         20
8 96 横井 昌志 D-MAX SILVIA S15 NK 19         19
9 33 張 盛鈞 TEAM ZERO MILEAGE LUBRICANT 425 i F32 赤・白 CY 17         17
10 12 Tengku Djan Ley Team MAXXOIL Racing SILVIA S15 黒・赤 WL・LS 16         16
11 92 Pond Team TOYO TIRES DRIFT with arto 86 ZN6 白・青 TY 15         15
12 77 王 祺 DRS DRIFT TEAM 240SX S14 黒・橙 MX 14         14
13 89 Chris Forsberg TEAM ZERO MILEAGE LUBRICANT 425 i F32 赤・白 CY 13         13
14 27 銭 洪申 上海博大 JSD DRIFT TEAM SILVIA S15 青・赤 FK 12         12
15 66 劉 舜祺 ATLAS TIRES DRIFT TEAM SC430 UZZ40 赤・黒・白 AT 11         11
16 15 張 少華 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 10         10
17 61 馮 仁稚 FALKEN DRIFT TEAM 86 ZN6 緑・青 FK 8         8
18 10 李 文峰 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 7         7
19 13 侯 少瑜 RYDANZ TIRES T1 DRIFT TEAM SILVIA S15 青・白・緑 RT 6         6
20 57 蔡 偉揚 広東速飄 DRIFT TEAM SILVIA S15 白・紫 WA 5         5
21 50 陳 暁東 中国改啊 SC DRIFT TEAM 180SX RPS13 WL 4         4
22 23 薛 焜 SHENZHEN ZHONGCHENG DRIFT TEAM 180SX RPS13 AC 3         3
23 8 余 孟軒 ZC RUBBER WESTLAKE DRIFT TEAM SILVIA S15 青・銀 WL 2         2
24 11 趙 梓鈞 ATLAS TIRES DRIFT TEAM RX-7 FD3S 赤・黒・白 AT 1         1

TIRES = TY:TOYO TIRES RT:RYDANZ TIRES FK:FALKEN WL:WESTLAKE AT:ATLAS TIRES SL:SAILUN AC:ACHILLES CY:CHAOYANG LS:LANDSAIL MX:MAXXIS NK:NANKANG ZT:ZESTINO