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第2戦 レポートRd.2 Report

齋藤のミスで末永(直)が優勝!

決勝戦 末永直登

単走予選Tanso Qualify

姿勢を決めてアウトに飛ばせ!

  • Qualify 1st Place

    内海 彰乃 ( RC926 with TOYO TIRES ) SILVIA [ S15 ]

    内海彰乃の走り

    「巻き込ませるセッティングにしたクルマの特性を生かして振り出し位置を決めて、タイムアタックで攻めてるようなかんじで走った」という内海がトップ通過を果たした。

  • Pick Up

    熊久保 信重 [ C33 ]

    熊久保信重の走り

    練習からコースイン走行までは好調だった熊久保。しかし、ひさしぶりの予選ということで、リキんでしまったのが原因か、本番の2本で決めることができなかった。

  昨年から1コーナーでおこなわれるようになった鈴鹿サーキットでのD1グランプリは、シリーズ随一の高速進入が見られるコースだ。
 上位選手は200km/hを超えた車速からテールを振り出し、スタンドまえに飛び込んでいくことになる。ここ鈴鹿は会場が大きいため、第1戦のときのような参加台数制限はおこなわず、多くの選手が参加したが、予選を通過できるのは8名だけという狭き門だ。
 このコースで重要なのは振り出し位置の見きわめだ。手前すぎれば1コーナーの奥までドリフトが届かなかったり、車速が落ちて減点されたりする。奥すぎればコース内でドリフトを収められず、ハミ出して減点されてしまう。ちょうどいい位置で振り出すことが求められる。
 この距離感をピッタリ合わせるのがむずかしく、ラインが小さくなってしまったり、コースから飛び出してしまって減点される選手が多かった。また距離感が合っていれば、そのなかでは一発でドリフト姿勢を決めて飛び込み、タイミングよくアクセルを踏んで立ち上がる走りが高く評価された。
 トップ通過したのは内海。やや奥めで振り出しつつ、一気に大きな角度をつけて減速することでピッタリの距離感をみせ、昨年につづいて予選1位をねらっていた唄の得点を上まわった。
 いっぽう、いい振り出しを見せたがエンジンがフケず、進入の途中でドリフトがもどってしまった野村、スピードも高かったが立ち上がりでハミ出してしまった熊久保らが予選敗退となった。

単走予選 結果

Pos. No. Driver Car Score
1 6 内海 彰乃 S15 99.91
2 81 唄 和也 RPS13 98.8
3 25 織戸 学 ZN6 98.43
4 57 廣田 友和 JZX110 97.81
5 9 末永 直登 S15 97.09
6 87 谷口 信輝 ZN6 97.07
7 2 齋藤 太吾 JZX100 96.54
8 14 村山 悌啓 S14 95.89
▲ 単走決勝進出 ▲
9 90 箕輪 慎治 JZX90 95.46
10 77 松井 有紀夫 FD3S 95.09
11 28 藤尾 勉 ER34 95.04
12 1 熊久保 信重 C33 94.78
13 48 北芝 倫之 S14 94.44
14 61 馮 仁稚 S14 94.05
15 56 久保田 敏彦 AE86 94.03
16 27 小橋 正典 CZ4A 94.02
17 33 村上 満 RPS13 93.69
18 52 田中 裕司 JZA80 93.5
19 82 堀野 仁 RPS13 93.4
Pos. No. Driver Car Score
20 5 高山 健司 GRS191 93.37
21 44 河上 善計 S14 92.8
22 97 寺町 邦彦 S15 92.45
23 19 片岡 龍也 JZA80 92.15
24 88 藤中 学 FD3S 92.15
25 21 今村 隆弘 FC3S 91.42
26 10 匂坂 晋治 SXE10 89.65
27 98 長谷川 大祐 S15 88.72
28 22 田中 省己 S15 88.35
29 54 稲岡 優樹 S15 87.8
30 3 野村 謙 ZN6 87.79
31 12 三木 竜二 S15 85.96
32 95 深田 真弘 JZX100 79.44
33 65 比嘉 慧 S13 73.91
34 63 大島 友浩 GZ20 73.79
35 68 村田 郁雄 JZA80 42.13
36 62 S SXE10 14.54
- 64 出浦 史郎 GSE20 89.88
- 18 西尾 欣也 Z33
- 35 春山 隆 C35

単走決勝Tanso Final

予選を突破した選手が大活躍!

  • Tanso 1st Place

    齋藤 太吾 ( PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS ) MARKⅡ [ JZX100 ]

    齋藤太吾の走り

    前日の予選はギリギリで通過した齋藤だったが、この単走ファイナルでは本来の走りを取り戻し、2本とも100点オーバーという完璧な走りを披露した。

  • Pick Up

    今村 陽一 [ S15 ]

    今村陽一の走り

    練習走行ではいい走りを繰り返していた今村だが、本番1本目の加速中にエンジンブロー。コース上にオイルを出さないようにコース外に退避して停車した。

  単走決勝の走行順は予選通過者から、最後にランキング上位選手の登場となる。そのなかで、先頭走者の村山がいきなりいい走りをして99点近い得点を出したが、次に走行した齋藤がバツグンの進入スピードからピッタリ距離を合わせて102.77点という高得点をマークする。
 そしておなじくCグループの末永(直)が、高い車速からキレイなラインをトレースし、102.07点という齋藤に迫る得点をマークした。さらに前日の予選をトップ通過した内海がキレのいい振りから走りをまとめて、やはり100点を超してきた。
 このCグループは全体的にレベルが高く、前日の予選とくらべてかなり質の高い走りを見せたが、その後のBグループ、Aグループはやや低調で、上の3名を超える得点をとったドライバーは現れず、最後まで齋藤、末永(直)、内海という上位3名は変わらなかった。
 また、全体的な得点もやや低調となり、1コーナー奥までドリフトが届かないかんじで苦しい走りとなった横井、古口、岩井らもベスト16に勝ち上がった。
 いっぽう、唄と日比野が、朝のチェック走行でのエンジンブローで、アマンディオがミッショントラブルでリタイヤ。また、本番走行中にも板倉が2本目でミッショントラブル、今村(陽)は1本目でエンジンブローと、マシントラブルがあいついだ。
 なお単走敗退者の半数以上が走行不能だったため、マイナー追走の対戦はおこなわれなかった。

単走決勝 結果

Pos. No. Driver Car Score
1 2 齋藤 太吾 JZX100 102.77
2 9 末永 直登 S15 102.07
3 6 内海 彰乃 S15 100.31
4 78 上野 高広 E92 99.48
5 14 村山 悌啓 S14 98.95
6 7 末永 正雄 SE3P 98.91
7 25 織戸 学 ZN6 98.86
8 15 佐久間 達也 S15 98.85
9 99 松川 和也 AE85 98.41
10 13 川畑 真人 RPS13 98.07
11 5 高橋 邦明 GRX130 97.9
12 8 時田 雅義 GRS184 96.99
13 34 手塚 強 BNR34 96.49
14 70 横井 昌志 S15 95.76
15 23 古口 美範 S15 95.63
16 51 岩井 照宣 A35 94.41
▲ 追走進出 ▲
Pos. No. Driver Car Score
17 43 田所 義文 AE86 91.32
18 87 谷口 信輝 ZN6 89.82
19 57 廣田 友和 JZX110 89.37
20 66 板倉 日出生 KP61 81.1
21 11 今村 陽一 S15 55.35
- 55 アマンディオ JZX100
- 86 日比野 哲也 ZN6
- 81 唄 和也 RPS13

単走優勝Tanso WINNER

齋藤 太吾

PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS
MARKⅡ [ JZX100 ]

齋藤太吾
 昨日はひさびさの予選日だったんで、守りすぎました。それで手前から引きすぎて…。
 今日はクルマもセッティングが仕上がって不安がなくなったんで、それでだいぶ踏めるようにはなってきたんで、単走優勝も狙えるくらいの気持ちでいました。
 単走の1本目は、乗っててもそこそこ決まった感はあったんで、まぁこれで通ってるだろうということで、2本目攻めて行きました。1本目は若干手前すぎた感があったんで、少し振り出しを奥にして、勢いをのせられるようにして。振り出しで姿勢も決まって、距離も合ってて、踏んで行けたかんじです。
 最後にちょっと気持ちいいのができたんで、満足です。ありがとうございます。

追走トーナメントTsuiso Tournament

齋藤のミスで末永(直)が優勝!

  • Final Battle

    齋藤 太吾 MARKⅡ [ JZX100 ] vs 末永 直登 SILVIA [ S15 ]

    決勝戦

    決勝。1本目で相手にアドバンテージを取られていたので、ちょっと無理をしていったという斎藤が末永(直)をプッシュしてしまった。

  • 3rd Place Battle

    上野 高広 320i [ E92 ] vs 内海 彰乃 SILVIA [ S15 ]

    ピックアップ

    3位決定戦。ベスト4では唯一の4気筒マシンとなった内海が、後追いから見事に上野の走りに合わせてアドバンテージを獲得。3位に入る健闘を見せた。

  ベスト16では、ランキング首位の古口が2本目にエンジンブローで敗退。川畑も織戸との再戦でエンジンブローを起こして敗れた。ベスト8では上野と時田が再戦2回の接戦を演じたが勝負がつかず、最後は先行時のDOSSの得点の差で上野の勝ちが決まった。
 ベスト4に勝ち上がったのは、齋藤、上野、末永(直)、内海。内海以外は大排気量6気筒車だ。
 このなかで、まず齋藤と上野が対戦。1本目の先行時に斎藤は229km/hというこの日最高の進入速度を記録する。それについていった上野だが、審査席前でスピンをし、齋藤に大きくアドバンテージがついた。2本目も齋藤はミスなく走り、齋藤が勝った。
 準決勝もうひと組の対戦は末永(直)vs内海。1本目は後追いの内海が2コーナーで離されたこともあって、末永アドバンテージ。2本目も末永はキレイについていって、末永が勝った。上野と内海の対戦となった3位決定戦は、内海の同時振りからの追走が決まり、内海が勝った。
 決勝は齋藤vs末永(直)。1本目、先行の齋藤が1コーナーに飛び込んでから姿勢がフラつくなどして末永アドバンテージ。2本目は後追いとなった齋藤がやや強引に末永との差を詰めようとしたが、最後は末永をプッシュしてしまい、末永がコースアウト。末永の優勝が決まった。なお、ポイントランキングトップには上野が立った。

第2戦トーナメントラダー 第2戦トーナメントラダー

第4戦 優勝Rd.4 WINNER

末永 直登

YUKE'S Team ORANGE with BEAST EYE
SILVIA [ S15 ]

末永直登
 前回の大阪から忙しくて、このクルマにはぜんぜん乗るヒマがなかったんです。鈴鹿入りする2日まえに10分くらい転がしたくらいで。でも、それ以外にマイカーで、鈴鹿に近いエビスの西コースで仕事終わってから少し練習を…夕方ちょこちょこやりながらイメージづくりをしてました。今回の練習走行はイメージに近くて…。
 あとはDVDで去年の支配人(※熊久保)の走りをかなり観てインプットしてたんで、それがけっこう当たりだったかなぁっていうのは正直あります。
 本番では基本的には集中力を途切らせない……ボクはドライバーとしての仕事っていうのは、集中力が途切れないようにやることが大事だと思っているんで。で、チームのほうは本当にみんな一生懸命で、井草さん(※スポッター兼チーフメカニック)はじめ支配人もそうですけど、無線で的確なアドバイス。「こうしよう」「こうしよう」っていうのをもらえたんで、ボクはもうそれどおりに、自分がミスしないように集中して走ること。ボクはそこがプロだと思うんで、それにこだわって走りました。

第2戦 リザルトRd.2 Results

総合順位

Pos. No. Driver Team Car Tire Point
1 9 末永 直登 YUKE'S Team ORANGE with BEAST EYE S15 YH 26
2 2 齋藤 太吾 PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS JZX100 ATR 23
3 6 内海 彰乃 RC926 with TOYO TIRES S15 TY 20
4 78 上野 高広 TEAM VERTEX E92 YH 17
5 25 織戸 学 DRIVE M7 MAX ORIDO RACING ZN6 YH 14
6 99 松川 和也 Team UP GARAGE with DROO-P AE85 FK 13
7 92 高橋 邦明 GOODYEAR Racing with Kunny'z GRX130 GY 12
8 8 時田 雅義 GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R GRS184 GY 11
9 14 村山 悌啓 激★村山 S14 FD 9
10 7 末永 正雄 RE雨宮 SUNOCO with YOKOHAMA SE3P YH 8
11 15 佐久間 達也 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS S15 TY 7
12 13 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS RPS13 TY 6
13 34 手塚 強 GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R BNR34 GY 5
14 70 横井 昌志 D-MAX S15 NK 4
15 23 古口 美範 Team BOSS ENDLESS with FALKEN S15 FK 3
16 51 岩井 照宜 H.D.O QS 信玄 & RS Watanabe A35 2
17 43 田所 義文 TOYO・DROPPS with RS Watanabe AE86 TY 1
18 87 谷口 信輝 HKS ZN6 YH 1
19 57 廣田 友和 GOODYEAR Racing with ST.GARAGE JZX110 GY 1
20 66 板倉 日出生 Team H.D.O with RS Watanabe KP61 1
21 11 今村 陽一 NICHIEI ECO BURN with FALKEN S15 FK 0
22 55 Emmanuel Amandio WEDRIFTEAM JZX100 ATR 0
23 86 日比野 哲也 Team UP GARAGE with DROO-P ZN6 FK 0
24 81 唄 和也 GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo. & B-weat RPS13 GY 0

タイヤ = TY:トーヨータイヤ GY:グッドイヤー FK:ファルケン YH:ヨコハマタイヤ ATR:ATRラジアル NK:ナンカン FD:フェデラル

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