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レポートReport
川畑真人、齋藤太吾、唄和也、今村陽一、末永直登、内海彰乃、高橋邦明、平島明と、2015年シリーズのトップ8が出演した2016年のD1GPキックオフドリフト。今回は単走決勝から追走トーナメントへと進行するエキジビションマッチではなく、単走DOSS講習→車庫入れパフォーマンス→追走ドリームマッチで構成された。
発表された来場者数は昨年よりも減っているが、これは屋外会場で滞留している観客が多く、屋内と屋外の行き来が少なくなってのべ人数としてカウントされなかったことが原因か。というのもD1GPキックオフドリフトがおこなわれた時間帯は、一時フェンスが決壊して観客がコース近辺になだれ込んで大混乱になりかけたほどだったからだ。昨年以上の観客が詰めかけたD1GPキックオフドリフトは、トップ選手たちの極上のパフォーマンスとも相まって連日大盛況となった。
とくに注目されていたのはOTGモータースポーツのLFAだ。シルバーベースだったカラーリングがダンロップ復活にともなってイエロー×ブラックにリニューアル! グレッディ35RXスペックDとのバトルも繰り広げられ、観客を熱狂させた。
デモランDemo Run
Pick Up It !!
GT-R vs LFAの対決が実現!
金曜日と土曜日のみ実現したスーパーマシンどうしとなるグレッディ35RXスペックD vs OTGモータースポーツLFAの対戦。土曜日は川畑がガッツリと入り込んだが、2日目の対戦では前日の鬱憤を晴らすかのように今村が入り込んだ。
2016年のD1GPキックオフドリフトは、D1グランプリシリーズのPRを重視した内容で構成された。
まずは競技採点で使われているD1オリジナルスコアリングシステム(通称:DOSS)の解説コーナーからだ。ここではチャンピオン経験者である川畑真人、高橋邦明、今村陽一の3名がそれぞれ走行。セクターごとの走りをしたあとに最後に1周のアタックという流れ。どうして得点が出ているのか、どんな走りが評価されているのかを説明した。最後のアタックでは3名とも100点オーバーや100点に限りなく近い強烈インパクトな激走を決めて観客を沸かせた。
つづいてのコンテンツはD1選手の技量の高さを披露するドリフト駐車だ。モンスターエナジーさんから借りたバレルクーラーを駐車場所の角に配置し、さまざまなパターンで駐車していく。練習なしのぶっつけ本番だったためたまに失敗する選手もいたが、これは観客の笑いを誘う。しかし最後の5台同時の縦列駐車では、最終走者の末永が「さすがチームオレンジ!」と感嘆する妙技を見せつけて喝采を浴びた。
そして最後は追走ドリームマッチだ。2015年筑波戦の内海と唄の組み合わせや川畑と今村のスーパーマシン対決などなど、注目の対戦が盛りだくさん♪ 勝敗は観客の拍手で決定していき、残された時間いっぱいを使って可能な限り魅力のある対戦が繰り広げられた。
Play Back !!
モックモクの白煙で川畑が圧倒!
川畑はDOSS解説コーナーの締めくくりとなる1周アタックで、高いギアを使ってタイヤを過回転させる迫力のある走りを披露! 初日と3日目に100点超えを達成したうえ、3日ともトップ得点を叩き出した。
Play Back !!
2014年王者の高橋も負けてない!
川畑にはおよばなかったものの、初日に100.3点、2日目は98.14点、3日目は98.73点と、つねに2番手につけた2014年チャンピオンの高橋。2016年シリーズでのリベンジに期待がかかる走りだった。
Play Back !!
ドリフト駐車は末永が魅せる!
単走につづいておこなわれたのは、モンスターエナジーのバレルクーラーを使ったドリフト駐車。練習なしの1発本番だったためミスする選手も多かったが、チームオレンジの末永はさすがの妙技で3日間ともノーミス!
Play Back !!
5台同時の縦列駐車に拍手喝采!
さまざまなパターンが実演されたドリフト駐車。最後は齋藤、唄、内海、末永、平島の5名による同時縦列駐車だ。駐車時の間隔が広すぎても狭すぎても後続に負担がかかるこの演目でも末永はビッチリと決めた。
Play Back !!
唄 vs 内海の因縁対決ふたたび!!
2015年の筑波戦でD1史上最高のスポンジ飛距離を出したこの組み合わせは初日と3日目に実現。DIXCELカラーでリニューアルしてきた内海は気合じゅうぶんだったが、唄も負けん気ムンムンで応戦した。
Play Back !!
高橋が驚異の接近ドリ!!
2日目に絶好調だった高橋。高橋先行の1本目は末永もかなり近い距離で寄せていたが、入れ替えた2本目に後追いの高橋は”今日いち”とも思われる接触したりしなかったりのビタビタ走行を決めた。
Play Back !!
今村 vs 齋藤の白煙合戦!!
先行の今村はツインターボをフルに生かした白煙モックモクの走りを披露すると、後追いの齋藤も負けじと大量の白煙を出して接近! 飛び出し後のゆるいストレートで接近しすぎた齋藤がやや戻ったが、近い距離をキープしていた。
Play Back !!
初参加の平島も奮闘!!
D1グランプリシリーズ参戦2年目でシード入りを果たし、D1GPキックオフドリフトに初参加した平島。OSAKA DRIFTの決勝戦が再現された2日目。またも齋藤にガッツリと入られたが、後追い時は負けじとかなり接近していた。
Play Back !!
齋藤 vs 高橋の激戦 !!
最終日の最終対戦となった齋藤太吾と高橋邦明の1戦はこの日イチバンの名勝負! 両者とも飛び出しから接触寸前で、その後も至近距離をキープ! どちらもまだまだやり足りないのか、フィニッシュラインをすぎてもなかなかドリフトをやめなかった。
イベントEvent
Pick Up It !!
哀川翔がD1マシンを体感!!
D1GPキックオフドリフトの初日、オープニングに登場したのは東京オートサロンのアンバサダーを勤めていた哀川翔。昨年のチャンピオンマシンであるグレッディ35RXスペックDに同乗走行してD1マシンを初体験♡ そのパワーに感激していた。
屋外イベント会場では、D1GPキックオフドリフト以外にも見どころ盛りだくさん♪ グッドイヤーレーシングのデモラン、スバルのデモラン、ピストン西沢プレゼンツのみんなのモーターショースーパーといったイベントが実施されて大盛況だったのだ!
チームトーヨータイヤドリフト、グッドイヤーレーシング、モンスターエナジー、OTGモータースポーツと、4社がPRブースを展開しており、トークショーやサイン会にノベルティ配布やサンプリングがおこなわれて観客を楽しませた。
もちろんD1GPキックオフドリフトに召集されたチームは、選手も車両も大人気! 走行前後のサイン攻めはハンパじゃなく、最前列に行かないと車両が見られないほどの観客だったんだ。
さらに土日の9時30分からは国際会議場にあるステージでD1トークショーも実施。オープン直後の時間帯ながら、2015年のトップ8が出演したトークショーでもたくさんのお客さまが集まって賑わっていたぞ。
Team TOYO TIRES DRIFT
チャンピオングッズを販売!
昨年チャンピオンを獲得した川畑真人のチャンピオングッズだけでなく、2016年のカレンダーや新作Tシャツも販売。川畑のサイン会時間は長蛇の列で隣接ピットの内海は場所が侵食されるほどだった。
GOODYEAR Racing
ポスターカレンダーを配布!
昨年はベテラン唄の覚醒とルーキー松山の活躍が光ったGOODYEAR Racing。2016年のポスターカレンダーでは彼らマシンも大あつかいに! 配布にはときおりGOODYEARエンジェルも加わり大盛況♪
MONSTER ENERGY
サンプリングを実施!
ブースではサンプリングを実施。展示車両は昨年末にデビューした世界初のドリフト仕様ランボルギーニ・ムルシエラゴとあって人集りがハンパない! バンギットンJr.とのPVも流されており、みんな興味津々だったのだ。
OTG Motor Sports
ダンロップカラーでバリ目立ち!!
2015年を戦ったLFAと86は、ダンロップカラーにリニューアルされたことでかなりの注目を集めていた。さらに今村のトークショーやサイン会も実施され、最前列でなければマシンが見れないほどの混雑だった。
D1 Talk Show
国際会議場ステージで実施!!
土日には国際会議場のステージにてD1トークショーを実施。オープン直後の9時30分からという時間だったが、2015年のトップ8が揃って2016年の動向や抱負をトーク。D1おなじみ内海×唄の掛け合いもウケていた。
GOODYEAR Racing Demo Run
高橋・唄・時田・手塚が激走!!
2年ぶりに実施されたグッドイヤーレーシングのデモランでは、同乗走行しながら単走や追走を披露! 2台での走行だけでなくトリプルやカルテットでの走行もあり、その接近度には観客も大興奮だった。
SUBARU Demo Run
世界の新井がWRXで魅せる!!
D1でも解説してくれている世界の新井は今年も大暴れ!! 全日本ラリー選手権に出場しているWRXを駆り、特設コースを所狭しと激走しまくった。マナPとの掛け合いも絶好調だった。
みんなのモーターショーSUPER
ピストン西沢が注目車を紹介!!
昨年に引き続いて開催されたみんモーだったが、今年はなんだかラインナップが豪華♡ マクラーレン・570SやメルセデスAMGのGT SにBMWのi8などなど、ピストン西沢が実走しながら魅力を伝えていた。
All Japan Probox Succeed Championship
チューニングメーカー入魂!!
昨年から開催されるようになった全日本プロボックスサクシード選手権からは5台のマシンが展示された。商用車がベースとはいえチューニングパーツメーカーが気合を入れたマシンは注目度も高かった。