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特別戦 レポートEx. Report

畑中が参戦3年目で初優勝!

決勝戦 畑中真吾

単走Tanso

末永(正)が前日の鬱憤を晴らす!

  • Tanso 1st Place

    末永 正雄 ( TOYO TIRES GLION TRUST RACING ) GT-R [ R35 ]

    末永正雄の走り

    1本目から99点台に乗せてきた末永は2本目にさらに攻めた! 第1セクターではクイックな振り出しを決め、全体的にも高い車速をキープ。第4セクターでは振り返しも鋭くまとめ、99.68点をマーク。トップ通過を決めた。

  • Tanso 2nd Place

    高橋 和己 [ JZX100 ]

    高橋和己の走り
  • Tanso 3rd Place

    寺町 邦彦 [ S15 ]

    寺町邦彦の走り

  シリーズ最終戦の翌日におこなわれたエキシビションマッチ。最終戦に参加した24名のほか、外国人招待選手、年間エントリー選手8名を加えた全34名で争われた。
 最初の競技は単走。ここでの上位選手が追走トーナメントに進出できる。ただし、シリーズの上位8名はシードとして単走が免除され、追走からの登場となる。
 単走は、シリーズ戦の単走予選のようなグループわけをおこない、各グループの上位2名と、それ以外の上位2名が追走に進出できる。
 最初のAグループでは、大きな角度と安定性で点を稼ぎ、いきなり99.18点を出した小橋と、やはり大きな角度が評価された木口が通過。
 つぎのBグループからは、振り出しの勢いやヘアピンでの角度で点を稼ぎ、99.20点を出した畑中と、VR38エンジンを搭載したシルビアをデビューさせた植尾が通過した。
 晴天で路面温度がぐんぐん上がる状況だったためか、走行が進むにつれて、点が伸びるようになり、Cグループは99点台が連発した。
 なかでも前日は単走で敗退した末永(正)が、クイックな振り出し、全体的に高い車速、そして鋭い振り返しなどで99.68点をマーク。単走をトップ通過した。
 このほかにも、Cグループでは高橋(和)、寺町、岩井が99点台を出して単走を突破した。

  • Pick Up It !!

    松山 北斗 [ JZX100 ]

    松山北斗の走り

    Cグループで走行した松山は、鋭い振り出しなどで99.03点をマークしたが、追走進出はならなかった。

  • Pick Up It !!

    植尾 勝浩 [ S15 ]

    植尾勝浩の走り

    植尾は高いドリフトスピードや、ヘアピンでの大きな角度、素早い振り返しなどが評価されて高得点を獲得した。

  • Pick Up It !!

    木口 健治 [ C33 ]

    木口健治の走り

    前日の最終戦では単走敗退だった木口だが、この日は絶好調! 1本目に98.92点を出してグループ2位、総合でも8位で追走進出を決めた。

単走 グループ別順位

A Group
Pos. No. Driver Car Best Score 2nd Score
1 27 小橋 正典 SXE10 99.18 96.13
2 44 木口 健治 C33 98.92 98.02
3 32 Pond Z33 98.77 0.00
4 2 田中 省己 S15 98.74 97.78
5 92 高橋 邦明 GRX130 98.26 97.42
6 18 田口 和也 S15 98.06 94.57
7 40 アーツー S15 97.95 96.96
8 81 唄 和也 RPS13 97.74 97.27
9 22 手塚 強 ZN6 29.13
B Group
Pos. No. Driver Car Best Score 2nd Score
1 45 畑中 真吾 JZX100 99.20 98.48
2 15 植尾 勝浩 S15 99.13 98.70
3 8 日比野 哲也 AP1 98.63 97.65
4 50 チャールズ RPS13 98.38 95.72
5 14 村山 悌啓 S14 98.06 96.58
6 5 高山 健司 GRS191 97.99 97.34
7 99 松川 和也 AE85 97.64 96.31
8 52 北岡 裕輔 JZX100 97.58 97.11
9 3 野村 謙 ER34 97.28 97.17
C Group
Pos. No. Driver Car Best Score 2nd Score
1 39 末永 正雄 R35 99.68 99.21
2 36 高橋 和己 JZX100 99.45 98.84
3 55 寺町 邦彦 S15 99.28 30.01
4 77 岩井 照宜 NA6CE 99.24 68.70
5 10 松山 北斗 JZX100 99.03 98.45
6 78 上野 高広 JZZ30 98.92 98.41
7 6 内海 彰乃 S15 98.62 98.60
8 33 林 和樹 ZN6 97.94 57.77

単走 結果

Pos. Grp. No. Driver Car Best Score 2nd Score
1 C 39 末永 正雄 R35 99.68 99.21
2 C 36 髙橋 和己 JZX100 99.45 98.84
3 C 55 寺町 邦彦 S15 99.28 30.01
4 C 77 岩井 照宜 NA6CE 99.24 68.70
5 B 45 畑中 真吾 JZX100 99.20 98.48
6 A 27 小橋 正典 SXE10 99.18 96.13
7 B 15 植尾 勝浩 S15 99.13 98.70
8 A 44 木口 健治 C33 98.92 98.02
▲ 追走トーナメント進出 ▲
9 C 10 松山 北斗 JZX100 99.03 98.45
10 C 78 上野 高広 JZZ30 98.92 98.41
11 A 32 Pond Z33 98.77 0.00
12 A 2 田中 省己 S15 98.74 97.78
13 B 8 日比野 哲也 AP1 98.63 97.65
14 C 6 内海 彰乃 S15 98.62 98.60
15 B 50 チャールズ RPS13 98.38 95.72
16 A 92 高橋 邦明 GRX130 98.26 97.42
Pos. Grp. No. Driver Car Best Score 2nd Score
17 B 14 村山 悌啓 S14 98.06 96.58
18 A 18 田口 和也 S15 98.06 94.57
19 B 5 高山 健司 GRS191 97.99 97.34
20 A 40 アーツー S15 97.95 96.96
21 C 33 林 和樹 ZN6 97.94 57.77
22 A 81 唄 和也 RPS13 97.74 97.27
23 B 99 松川 和也 AE85 97.64 96.31
24 B 52 北岡 裕輔 JZX100 97.58 97.11
25 B 3 野村 謙 ER34 97.28 97.17
26 A 22 手塚 強 ZN6 29.13

ゼッケンの赤字はグループ上位2名。

ゼッケンの橙字は上記6名を除いたなかの総合上位2名。

そのほかのイベントOther Event

日比野が1対1の周回バトルに勝利!

周回バトル
 D1競技のあいまにも、さまざまなアトラクションがおこなわれたが、今回はじめての試みは、お台場のコースを使った1対1の周回レース。ゲストのピストン西沢氏の企画として「ピストンカップ」という名称で争われた。
 コースが狭いため抜きどころがなく苦労したが、まえに出たらドリフトするというルールでおこなわれた準決勝以降は抜きあいも見られ、スリリングな展開に。摩耗でグリップを失ってきたリヤタイヤに苦労しながらの決勝では、日比野が内海を破って勝利した。
 また、毎年恒例のFMXショーでは4人のライダーが素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。

  • Pick Up It !!

    ピストンカップ

    ピストンカップ

    ピストンカップでは、狭いコースで接触寸前にも見えるハラハラドキドキのバトルが楽しめた。

  • Pick Up It !!

    ピストンカップ

    ピストンカップ

    ピストンカップには単走で敗退したなかの上位8名が出場した。

  • Pick Up It !!

    FMX

    フリースタイルモトクロス

    FMXは、釘村孝太、渡辺元樹、小林達哉、若林裕哉の4名のライダーがアクロバティックな技を披露した。

追走トーナメントTsuiso Tournament

齋藤が敗退も畑中が優勝!

  • Final Battle

    畑中 真吾 CHASER [ JZX100 ] vs 横井 昌志 SILVIA [ S15 ]

    決勝戦

    1本目は畑中の真後ろにき、振り出し直後からのビッタビタドリフトを狙っていた横井。しかし振り出し直前に畑中に追突! これで大きく減点され、2本目もその差は逆転できず、畑中が優勝を決めた。

  • 決勝戦
  • 決勝戦

  3位決定戦がないこと、そしてタイヤの本数制限がないことをのぞけば、通常のD1グランプリシリーズとおなじ形式でおこなわれた追走トーナメント。ベスト16では川畑が岩井を相手にヘアピンで詰まって失速し、ドリフトが戻ってしまって敗れるという波乱があった。
 ベスト4に勝ちあがったのは、藤野、畑中、横井、齋藤の4名。
 まずは藤野と畑中が対戦した。1本目は藤野が先行。しかし藤野はコーナーに飛び込んだ先でドリフトが戻り、そのまま惰性で離脱してしまう。駆動系のトラブルだった。そのまま走行不能でリタイヤとなり、畑中の決勝進出が決まった。
 横井vs齋藤の対戦は、1本目が横井先行。齋藤は横井についていったものの、最後の左コーナーでやはりドリフトが戻って離脱。こちらも駆動系トラブルのようだった。これによって横井が前日につづいての決勝進出を決めた。
 決勝は畑中vs横井。畑中は今季から齋藤とおなじチームに入り、昨年齋藤が使ったマシンに乗っていたが、今回シリーズ戦、エキシビションマッチを通じて初の決勝進出を果たした。
 1本目は畑中が先行。畑中の真後ろにつけていた横井だが、ストレートで畑中に追突してしまう。これで大きく減点され、畑中がリード。2本目も畑中は大きなミスなくついていき、畑中の優勝が決まった。

  • Best 4 Battle !!

    藤野 秀之 [ RPS13 ] vs 畑中 真吾 [ JZX100 ]

    藤野vs畑中

    1本目は藤野が先行だったが、コーナーに飛び込んだ先でドリフトが戻り、そのまま惰性で離脱してしまう。駆動系のトラブルだった。。

  • Best 4 Battle !!

    横井 昌志 [ S15 ] vs 齋藤 太吾 [ X245A ]

    横井vs齋藤

    1本目、齋藤は横井についていったものの、最後の左コーナーでドリフトが戻って離脱。駆動系トラブルのようだった。。

  • Pick Up Battle !!

    藤野 秀之 [ RPS13 ] vs 末永 正雄 [ R35 ]

    藤野vs末永

    1本目は末永が藤野のインに入ったが、2本目は藤野がよりキレイな寄せを見せて勝った。

  • Pick Up Battle !!

    横井 昌志 [ S15 ] vs 松井 有紀夫 [ FD3S ]

    横井vs松井

    1本目の松井も悪くはなかったが、やや角度が浅く、0.5のアドバンテージ。2本目は横井が振り出しからビッチリ寄せて2.5のアドバンテージ。横井が勝った。

  • Pick Up Battle !!

    平島 明 [ S15 ] vs 畑中 真吾 [ JZX100 ]

    平島vs畑中

    ベスト16の平島vs畑中の対戦は、後追い時により早い段階で相手のインに入っていた畑中が勝った。

  • Pick Up Battle !!

    川畑 真人 [ R35 ] vs 岩井 照宜 [ NA6CE ]

    川畑vs岩井

    かなり近い距離でついていった川畑だが、ヘアピンで詰まって岩井に接触。その後ドリフトが戻ってしまって敗れるという波乱があった。

特別戦トーナメントラダー

特別戦 優勝Ex. WINNER

畑中 真吾

WANLI FAT FIVE RACING
SUNOCO CHASER [ JZX100 ]

畑中真吾
 単走からはちょっと乗れてたんですけど、ベスト4ぐらいからはもう強敵がつぎからつぎへと出てきて、正直、藤野さんには勝てないべな、っていう気持ちでした。
 気を張っちゃって、何回もスタートでフライングしちゃって、4回目やったら1ランクのペナルティだよっていわれて。でもこっちも必死なんで、フライングまではしてないと思うんですけど、スタートはうまくいきました。でもやっぱり藤野さんのクルマが速くて。まぁ藤野さんのクルマのドラシャかなにかが折れちゃったんで、運もよかったのかな、っていう。
 決勝戦も後ろから横井くんがオカマ掘ってきたので、あぶなくコンクリートウォールにぶつかるところだったんですけど、そこは回避して、あとはもうサラッと走って、はじめての優勝っていうカタチになりました。