いまD1界でイチバン勢いのあるふたり、最終戦をまえにD1グランプリシリーズで2度目のシリーズチャンピオンを決めた齋藤太吾。そしてD1ストリートリーガルシリーズでぶっちぎりのランキング首位に立つ植尾勝浩の強さの秘密に迫る。ふたりがどんな走りを目指し、そのためにどんなマシンチューニングを施しているのか、今号で徹底解剖する。
　齋藤は馬力と角度、植尾はスピードにこだわり、マシンをセッティング。市販パーツをメインに使いワンオフ品はほとんど使っていないふたりのマシンは、ドリ車メイクのお手本としてうってつけだ。とくに齋藤は海外での豊富な経験をもとに、アメリカ製のパーツも随所に使っているぞ。
　また、富士や鈴鹿のような超高速コースもあるD1グランプリシリーズと、ミニサーキットが中心のD1ストリートリーガルシリーズでは、求めるマシン特性もまるで別物。しかしどちらにも共通するのは「壊れないマシン」を作ること。そのために、トラブルを未然に防ぐためのノウハウも話してもらった。
　彼らのマシンはドリフト界では定番といえる車種のJZX100とS15だから、乗ってるひとはもちろん、いまはちがうクルマに乗ってるひとも今後のマシン選びの参考にぜひ見て欲しい。勝つためのマシンは、こうして作るべし！
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