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			ワールドチャンピオンズの映像は、1月16日(土)発売のドリフト天国DVDのVol.101に収録!
			価格:2,000円+税
		
Tsuiso 1st Stage



 D1グランプリシリーズ最終戦の翌日におこなわれたエキシビションマッチはワールドチャンピオンズ。D1グランプリシリーズのチャンピオン経験者、過去の優勝経験者、今季の優勝経験者、海外選手、今季のランキング上位選手ら計24名でおこなわれる追走メインの大会だ。
 まずは参加者全員が出走する追走ファーストステージ、ここで勝てば追走セカンドステージへと勝ち上がり、負けても敗者復活単走で上位4名に入れれば、追走セカンドステージへと勝ち上がれる。
 最初に対戦したのが、アメリカのトップドリフター、ジェイアールことヴァン・ギットン Jr.と野村謙だ。野村はシリーズ戦こそノーポイントで終わったものの、ジェイアールに食らいつきアドバンテージを獲得。しかし、2本目はジェイアールも接近ドリフトでアドバンテージを取り返す。アドバンテージの合計はイーブンだったが、先行時のランク判定によりジェイアールの勝ちとなった。
 また、マシントラブルが頻発し、チョウはクラッチトラブルで、ゴーチャはエンジントラブルで、内海はドライブシャフトのトラブルで敗れた。




Tanso Consolation

		
		 追走ファーストステージの敗退者でおこなわれた敗者復活単走。通常の単走ファイナルと同様の採点方法で、上位4名のみが追走セカンドステージに勝ち上がれる。
 まず末永(直)がスムーズで速い走りで98.96点という高得点をマークする。その後、田所、高橋も98点台をマーク。いっぽうこの大会でムルシエラゴをデビューさせた齋藤は、まだそれほど迫力のある走りはできず、得点が伸びない。最後に走った北岡がクラッチ蹴りで進入し、齋藤の点をうわまわったかと思われた。しかし、事前に審判員加点はおこなわないというルールが通達されていたにもかかわらず、運営側が誤って審判員加点をした採点をおこなっていた。競技終了後にこのまちがいに気づき、審判員加点を除いた結果、齋藤は北岡の得点をうわまわり、追走セカンドステージ進出を決めた。
| ◆ 敗者復活単走 結果 ◆ | ||||
| Pos. | No. | Driver | Car | Score | 
| 1 | 9 | 末永 直登 | S15 | 98.96 | 
| 2 | 1 | 高橋 邦明 | GRX130 | 98.25 | 
| 3 | 86 | 田所 義文 | AE86 | 97.90 | 
| 4 | 87 | 齋藤 太吾 | BC10E | 96.33 | 
| ▲ 以上 敗者復活 ▲ | ||||
| Pos. | No. | Driver | Car | Score | 
| 5 | 93 | 北岡 裕輔 | JZX100 | 95.83 | 
| 6 | 6 | 内海 彰乃 | S15 | 95.69 | 
| 7 | 17 | フェデリコ | CT9A | 95.48 | 
| 8 | 3 | 野村 謙 | ER34 | 95.27 | 
| 9 | 18 | ポン | Z33 | 93.76 | 
| - | 88 | チョウ | S15 | RETIRE | 
| - | 31 | ゴーチャ | S15 | RETIRE | 
| - | 61 | アーツー | Z33 | RETIRE | 
Tsuiso 2nd Stage



 追走ファーストステージの勝者と、敗者復活単走の上位4名でおこなわれる追走セカンドステージ。まずは、過去にD1グランプリシリーズのエキシビションマッチで優勝したこともあるジェイアールと末永(直)が対戦した。ジェイアールに対して距離を詰められず後追いでアドバンテージがとれなかった末永(直)に対して、果敢に日本スタイルの接近戦を試みたジェイアールは末永(直)のインを差したが、その先で末永(直)をプッシュしてしまい末永(直)がスピン。末永(直)の勝ちとなった。
 レクサスLFAをターボ化してのぞんだ今村は、先行時には後半で高山に寄せられたものの、後追い時には進入から高山のインを差し、ベスト8進出を決めた。
 はじめて競技に姿を現した齋藤のランボルギーニ・ムルシエラゴは、キレイなドリフトを見せたものの、川畑のGT-Rにはかなわず、追走セカンドステージで敗退となった。




Tsuiso Ultimate 8



 アルティメイト8と名づけられたファイナルステージは、通常のベスト8以降のトーナメントという形になる。まずファーストステージでも対戦した末永兄弟がまた対戦した。しかしここでは正雄(弟)が攻めすぎたためかリズムの悪い追走となり、直登が勝った。
 ベスト4に勝ち上がったのは、末永(直)、日比野、今村、川畑の4名。まずは末永(直)と日比野が対戦した。両者ともに接近ドリフトを見せて再戦に突入。再戦でもやはり近いドリフトを見せてアドバンテージを取り合ったが、後追い時の角度で末永(直)が劣っていたため、アドバンテージの度合いで日比野が勝り、日比野が2日連続の決勝進出を決めた。今村vs川畑は、まず川畑が見事な接近ドリフトで2のアドバンテージを獲得。今村も進入では川畑のインを差したが、そのあとは少し離され、川畑の勝ちとなった。
 決勝は日比野vs川畑。1本目は日比野のラインが小さくなってしまい、インカットしたため、川畑がイン側のドラム缶を飛ばし、走行は途中で終了。そこまでの判定で川畑がアドバンテージをとった。2本目は川畑もラインが小さくなってしまって日比野がドラム缶を飛ばしたため、走行は途中終了となったが、川畑はインカットするところまではいっていなかったので減点はされず、判定は五分となり、合計で川畑の勝ちとなった。


	

 正直、ホッとしてます。シリーズチャンピオンは獲れたんですけど、終わりかた、やっぱり勝って終わりたかったんで、チャンピオンとしては勝ちなんですけど、締めくくりのお台場でどうしても勝ちたかったので、昨日はそれは実現しなかったんですけど、今日は朝から「優勝するんだ」っていうことを決めて走ってました。それが実現できて、ほんとにうれしいです。ありがとうございました。
 (追走はやりきれましたか?)正直、アドバンテージ1とか1.5とかもらっても、なにもうれしくありません。自分ではまず2が基本になってます。あわよくば決勝戦は3のアドバンテージ。そういう走りをしたかったんですけど、正直今日(決勝の走行が)中断というか、そういう形で決まってしまったんですけど、もう1回やり直して、サドンデスという形で走ってもよかったんじゃないかなぁ、とは思ってます。
 (いろんな新しいマシンも出てきましたが)はい。こういう新しいクルマが出ることはすごくいいことだと思うんで、で、そのクルマも戦闘力が高くないと意味がないんで、その熟成度合いが来年は競争になる……自分としてもこのGT-Rをもっと熟成させていく、もしくは新しいクルマができるんじゃないか?っていうようなことを期待してまた来シーズンはやっていきたいと思ってます。
Result
| ◆ 最終順位 ◆ | ||||||
| Pos. | No. | Driver | Team | Car | Color | Tire | 
| 1 | 35 | 川畑 真人 | Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING | R35 | 青/銀 | TOYO TIRES | 
| 2 | 53 | 日比野 哲也 | Team 日比野 with YMS | JZA80 | 黒 | ZESTINO | 
| Best 4  | 
					9 | 末永 直登 | YUKE'S チームオレンジ | S15 | オレンジ | YOKOHAMA | 
| 60 | 今村 陽一 | OTG Motor Sports | LFA10 | 銀 | FALKEN | |
| Best 8  | 
					7 | 末永 正雄 | Team RE雨宮 GruppeM | FD3S | 水色 | YOKOHAMA | 
| 23 | 箕輪 慎治 | Team BOSS with POTENZA | Z34 | 白/赤/黒 | BRIDGESTONE | |
| 85 | アルカーシャ | PRIMRING with TOYO TIRES | S15 | 赤/黒 | TOYO TIRES | |
| 1 | 高橋 邦明 | GOODYEAR Racing with TOPTUL | GRX130 | 黄 | GOODYEAR | |
| Best 16  | 
					98 | ジェイアール | RTR Drift Team | - | 黒 | NITTO TIRE | 
| 86 | 田所 義文 | TOYO TIRES with USED AUTO PARTS TADOKORO | AE86 | 青/黒 | TOYO TIRES | |
| 33 | 古口 美範 | Team 広島トヨタ with DRoo-P | ZN6 | 白/黒 | FALKEN | |
| 81 | 唄 和也 | GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo. | RPS13 | 銀 | GOODYEAR | |
| 34 | 手塚 強 | GOODYEAR Racing with Bee★R | JZX100 | 黄 | GOODYEAR | |
| 5 | 高山 健司 | TEAM MORI with GOODYEAR | GRS191 | 白 | GOODYEAR | |
| 75 | 平島 明 | TKL with D-MAX | S15 | 青 | NANKANG | |
| 87 | 齋藤 太吾 | SUNOCO FAT FIVE RACING | BC10E | 黒 | ATR RADIAL | |
| Best 24  | 
					93 | 北岡 裕輔 | Team Ito Auto with GOODYEAR | JZX100 | 緑 | GOODYEAR | 
| 6 | 内海 彰乃 | RC926 with TOYO TIRES | S15 | ベージュ | TOYO TIRES | |
| 17 | フェデリコ | YUKE'S チームオレンジ | CT9A | オレンジ | YOKOHAMA | |
| 3 | 野村 謙 | PACIFIC RACING TEAM with URAS | ER34 | 水色 | FALKEN | |
| 18 | ポン | Kleers with TOYO TIRES | Z33 | 白/紺 | TOYO TIRES | |
| 88 | チョウ | NICHIEI Racing with PC | S15 | 赤/銀 | WESTLAKE | |
| 31 | ゴーチャ | PRIMRING with TOYO TIRES | S15 | 黄 | TOYO TIRES | |
| 61 | アーツー | NICHIEI Racing with PC | Z33 | 赤 | FALKEN | |