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エキシビジョンマッチレポートEx. Report

D1単走チャンピオン決定戦D1 Tanso Champion Finals

完成度の高い走りで齋藤が優勝!

  • The 1st Place

    齋藤 太吾 ( WANLI FAT FIVE RACING ) チェイサー [ JZX100 ]

    最後に走行した齋藤。強烈な振りとアクセル全開度の高いドリフトを成功させて99.49点。それまで暫定1位だった岩井をうわまわり優勝を決めた。

  • The 2nd Place

    岩井 照宜 [ NA6CE ]

  • The 3rd Place

    川畑 真人 [ R35 ]

  D1単走チャンピオン決定戦は、本番1本の単走で争われる単走の選手権。上位4名がシードとなってD1追走バトルへの出走が決定する。なお、5位以下の選手はやはり本番1本の敗者復活走行にまわり、その得点の上位8名がD1追走バトルに進出できる。
 まず田中が98.88点という高得点をマーク。しかし、前日の単走優勝者である岩井が、大きな角度とアクセルONの長いドリフトで99点台にのせる。その後、川畑がいい振りから見事にコントロールされたドリフトで岩井に迫る99.14点をマークしたが、うわまわることはできなかった。しかし、最後に走行した齋藤が強烈な振りとアクセル全開度の高いドリフトを成功させて99.49点をとり、優勝を決めた。
 なお敗者復活走行では、上野や横井らが高得点で追走進出を決めた。

  • Pick Up It !!

    谷口 信輝 [ ZN6 ]

    ひさびさに参加した谷口は、単走チャンピオン決定戦で高い車速からキレのある攻めの飛び込みを決めてくる。しかしわずかにオーバースピードだったのか審判席まえでクラッシュ! ここで敗退した。

  • Pick Up It !!

    今村 陽一 [ ZN6 ]

    単走チャンピオン決定戦では、わずかに得点がおよばず5位でD1追走バトルのシード枠を逃した今村。敗者復活単走では順当に復活してくるものと思われたが、ここでも得点が伸ばせず敗退。

  • Pick Up It !!

    上野 高広 [ JZZ30 ]

    単走チャンピオン決定戦で98.45点を出していた上野は、敗者復活単走でさらに得点を伸ばしてくる! 98.71点のトップ得点でD1追走バトル進出を決めた。

単走チャンピオン決定戦 結果

Pos. No. Driver Car Score
1 87 齋藤 太吾 JZX100 99.49
2 51 岩井 照宜 NA6CE 99.17
3 1 川畑 真人 R35 99.14
4 2 田中 省己 S15 98.86
▲ D1追走バトルシード枠 進出 ▲
5 60 今村 陽一 ZN6 98.61
6 9 末永 直登 S15 98.52
7 78 上野 高広 JZZ30 98.45
8 63 畑中 真吾 JZX100 98.35
9 92 高橋 邦明 GRX130 98.22
10 32 ポン Z33 98.05
11 19 日比野 哲也 JZA80 98.04
12 6 内海 彰乃 S15 97.98
Pos. No. Driver Car Score
13 46 末永 正雄 S15 97.88
14 14 村山 悌啓 S14 97.81
15 8 時田 雅義 ZN6 97.67
16 70 横井 昌志 S15 97.57
17 3 野村 謙 ER34 97.52
18 66 藤野 秀之 RPS13 97.49
19 15 植尾 勝浩 S15 97.24
20 75 平島 明 S15 96.84
21 77 三木 竜二 FD3S 96.53
22 33 古口 美範 ZN6 96.48
23 5 高山 健司 GRS191 91.51
24 25 谷口 信輝 ZN6 58.89
▲ 敗者復活単走 進出 ▲

敗者復活単走 結果

Pos. No. Driver Car Score
1 78 上野 高広 JZZ30 98.71
2 70 横井 昌志 S15 98.68
3 66 藤野 秀之 RPS13 98.41
4 46 末永 正雄 S15 98.29
5 19 日比野 哲也 JZA80 98.25
6 9 末永 直登 S15 98.11
7 14 村山 悌啓 S14 97.79
8 15 植尾 勝浩 S15 97.73
▲ D1追走バトル 進出 ▲
Pos. No. Driver Car Score
9 92 高橋 邦明 GRX130 97.41
10 60 今村 陽一 ZN6 97.24
11 63 畑中 真吾 JZX100 97.20
12 5 高山 健司 GRS191 97.16
13 32 ポン Z33 97.06
14 33 古口 美範 ZN6 97.00
15 6 内海 彰乃 S15 96.88
16 77 三木 竜二 FD3S 96.59
17 3 野村 謙 ER34 96.52
18 75 平島 明 S15 96.18
19 8 時田 雅義 ZN6 95.10
- 25 谷口 信輝 ZN6 RETIRE

D1単走チャンピオン決定戦優勝D1 Tanso Champion Finals WINNER

齋藤 太吾

WANLI FAT FIVE RACING
WANLI SUNOCO MONSTER CHASER [ JZX100 ]


 昨日まではエンジンもちょっとあまり使わないようにして、けっこうレブがあたるぎりぎりのギヤで走ってたんで、昨日の単走のときもちょっとセーブしながら走ってたんですけど、今日は通過できる枠が少なかったんで、ちょっとエンジンには負担だったんですけど、めいっぱいいきました。

D1クロスD1 Cross

川畑のミスで末永(直)が優勝!

  • Final Battle

    末永 直登 シルビア [ S15 ] vs 川畑 真人 GT-R [ R35 ]

    先にゴールしたのは川畑だったが、ドリフト指定区間での角度不足によって5秒加算のペナルティを受けてしまう。これが決め手となって末永が優勝を決めた。

  D1クロスは、2台の車両がおなじ地点からスタートし、設定された異なるコースを走行して、最後はおなじ地点に帰ってくる競技だ。ただし、DOSSを使用し、指定された区間は一定以上のドリフトアングルをつけないといけない。
 前回優勝の高山はベスト8で川畑に敗退。決勝には前回準優勝の末永(直)と川畑が勝ち上がった。
 じつはここまで、勝者は全員Bコースで、Bコースのほうが有利に思われた。決勝は末永(直)がAコース。川畑がBコースだ。
 決勝。末永(直)は、ミスファイアリングを使ったスタートシステムを使ってロケットスタートを決める。途中のパイロンスラロームでも末永(直)が優勢に見えたが、最後に川畑が逆転してゴール。
 最速タイムとなる33.91秒を記録したこともあり、やはりBコース有利だったのかと思われたが、川畑は指定区間の角度不足をとられ5秒の加算。これによって34.37秒でゴールしていた末永(直)の優勝が決まった。

  • Best 4 Battle !!

    末永 正雄 [ S15 ] vs 末永 直登 [ S15 ]

    なにかと波乱の起こるこの兄弟対決。今回もラインがクロスする区間でハラハラドッキドキのニアミスが楽しめた。結果は34.39秒を出した末永(直)が勝ちあがった。

  • Best 4 Battle !!

    日比野 哲也 [ JZA80 ] vs 川畑 真人 [ R35 ]

    グリップ走行も得意としている日比野だが、川畑のスタートは凄まじく、外周区間で離されてしまう。日比野は自己ベストとなる36.43秒を出したものの、川畑は34.12秒という驚異のタイム。川畑が勝った。

  • Pick Up Battle !!

    高山 健司 [ GRS191 ] vs 川畑 真人 [ R35 ]

    スタードダッシュを決めた川畑は外周区間で高山を突き放す! 前回の優勝者である高山は、今回もタイトなコーナーワークで攻めたがおよばず…。川畑が34秒台前半のタイムを出して圧勝した。

トーナメントラダー

D1クロス優勝D1 Cross WINNER

末永 直登

YUKE'S Team ORANGE
YUKE'S Team ORANGE SILVIA S15-RB26 [ S15 ]

末永直登
 前回は2番だったんで、今回はもちろんそのうえを目指して臨んだんですけど、その目指していたイチバンになれたので、非常にうれしいです。
 今回は横浜タイヤさんにお願いして、よりハイグリップのタイヤを用意して、それを使えたっていうのが、勝因のひとつかな、と思います。

D1追走ドリームマッチD1 Tsuiso Dream Match

齋藤が川畑に接触して4輪ジャンプ!

  • Pick Up Battle !!

    齋藤 太吾 チェイサー [ JZX100 ] vs 川畑 真人 GT-R [ R35 ]

    齋藤が後追いの2本目。先行の川畑は高い車速から思い切って飛び込んだが、齋藤はピッタリと川畑に入り込む! その後、やや勢いを止められなかったのか、川畑はウォールに接触。そして先行の川畑の前輪とピッタリと寄せていた齋藤の後輪が当たって齋藤が大ジャンプ! 川畑が走行不能となってしまった。

  D1追走ドリームマッチは、ゲストのピストン西沢さんが「見たい!」と思う組み合わせを実現した追走の対戦。
 まず今季のD1グランプリシリーズと下位カテゴリーであるD1ストリートリーガルシリーズのチャンピオン対決となる齋藤と植尾が対戦。1本目は植尾が進入で飛び込んだものの、その後大きく離されて齋藤の勝利。
 ふた組目の川畑vs谷口の対戦は、川畑がスピードでうわまわって勝った。
 最後は、今シーズン幾度も見られた齋藤vs川畑の因縁の対戦。こちらは、2本目に後追いの齋藤の後輪が先行の川畑の前輪と当たって齋藤が大ジャンプ! 川畑が走行不能になって終了した。なお、2台はD1追走バトルまでに修復することができた。

  • Pick Up Battle !!

    齋藤 太吾 [ JZX100 ] vs 植尾 勝浩[ S15 ]

    D1GPチャンピオンvsD1SLチャンピオンの組み合わせ。植尾も果敢に攻めたが、アクセルONからの旋回で徐々に離されてしまう。入れ替えた2本目は齋藤にきっちりと入り込まれ、下克上はならなかった。

  • Pick Up Battle !!

    川畑 真人 [ R35 ] vs 谷口 信輝 [ ZN6 ]

    川畑先行の1本目。いきなり勝負に出た谷口は、素晴らしい飛び込みでビッタビタの進入を決めてくる。しかし、その後の区間では離され、2本目は終始入り込まれてしまい川畑が勝利を決めた。

D1追走バトルトーナメントD1 Tsuiso Battle Tournament

齋藤のプッシュにより川畑が勝利!

  • Final Battle

    齋藤 太吾 チェイサー [ JZX100 ] vs 川畑 真人 GT-R [ R35 ]

    1セット目は、8:9.5、9:10.5と、1.5ずつアドバンテージをとるハイレベルな戦いで再戦に突入。そして川畑1のアドバンテージで迎えた再戦の2本目、後追いの齋藤は飛び込みで川畑をプッシュ! これが決め手となって川畑が勝利を決めた。

  最後のD1追走バトルは、12名による追走トーナメント。単走の上位4名は1回戦はシードされる。
 1回戦では1年ぶりに登場した末永(正)が日比野と対戦。両者いい走りをして判定はイーブンだったが、先行時のDOSS点の差で日比野が勝った。
 またD1ストリートリーガルシリーズでチャンピオンを獲得した植尾は上野と対戦。植尾は上野のインに入ったものの、押しすぎて判定はイーブン。2本目は上野がキレイについていき、これまたイーブン。先行時のランクの差で上野が勝った。
 ベスト4に入ったのは、齋藤、上野、藤野、川畑。まずは齋藤と上野が対戦したが、1本目、2本目ともに齋藤のスピードが上野を上まわり齋藤が勝った。
  藤野vs川畑は、両者ともに近いドリフトを見せたが、寄せた距離の差で川畑が勝った。
 決勝は齋藤vs川畑。最初の2本はふたりとも近いドリフトを見せると同時に、第3セクター入口付近でミスをして、再戦に突入。
 その1本目、川畑はビタビタの接近ドリフトから齋藤に少し接触してしまい、姿勢とラインを乱す。2本目、こんどは齋藤が1コーナーに思いきって飛び込んだものの、そこで川畑をプッシュしてしまい、川畑がクラッシュ。これで川畑の勝ちが決まった。

  • Best 4 Battle !!

    齋藤 太吾 [ JZX100 ] vs 上野 高広 [ JZZ30 ]

    齋藤が先行の1本目。後追いの上野は、ストレートで少し離れたまま同時振りをしたが、そこから接近はできず、むしろコーナーでは離される。齋藤が0.5のアドバンテージを獲得。2本目は齋藤がきっちり入り込んで勝ちあがった。

  • Best 4 Battle !!

    藤野 秀之 [ RPS13 ] vs 川畑 真人 [ R35 ]

    1本目に後追いの川畑は、終始ビタビタのドリフトを決めて1.5のアドバンテージを獲得。入れ替えた2本目は、藤野も近いドリフトを決めてくるが、0.5のアドバンテージに止まり、川畑が決勝進出を決めた。

  • Pick Up Battle !!

    岩井 照宜 [ NA6CE ] vs 藤野 秀之 [ RPS13 ]

    単走チャンピオン決定戦を2位の得点を出して1回戦をシードされた岩井。しかし、その1回戦を勝ち上がってきた藤野との対戦では、先行時に入り込まれ、後追いでは離されてしまい完敗。

  • Pick Up Battle !!

    末永 正雄 [ S15 ] vs 日比野 哲也 [ JZA80 ]

    1本目後追いの日比野は同時振りを決めたが、コーナーではすこしずつ距離を開けられ、0.5のアドバンテージ。2本目は末永も寄せたが、やや角度が浅く、0.5のアドバンテージ。結果、DOSS判定により日比野が勝ちあがった。

  • Pick Up Battle !!

    上野 高広 [ JZZ30 ] vs 植尾 勝浩 [ S15 ]

    D1ストリートリーガルシリーズでチャンピオンの植尾は上野と対戦。植尾は上野のインに入ったものの、上野に乗りあげるほど押してしまいイーブン。2本目は上野がキレイについていきイーブン。けっきょく先行時ランクの差で上野が勝った。

  • Pick Up Battle !!

    横井 昌志 [ S15 ] vs 村山 悌啓 [ S14 ]

    1本目、先行の横井は振り出しで大きな角度をつけるが、村山も同時振りで対抗。村山はやや浅角で近い距離でついていくが入りきれずイーブン。2本目、後追いの横井の振りはすごかったが、すこしずつ離されイーブン。DOSS点の差で横井が勝った。

トーナメントラダー

D1追走バトル優勝D1 Tsuiso Battle WINNER

川畑 真人

Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING
GReddy 35RX SPEC-D [ R35 ]

川畑真人
 走りの内容としては、いいところもあれば悪いところもあったんですけど、ただひとつ言えるのは、全力でできたな、っていうのはありますね。
 最後はぶつかって、もうどうしようもなかったんですけど、オレがかんじたのは、太吾を本気にさせたんだな、と。太吾がミスるくらいの対戦相手になった。ようするに太吾がオレに興味を持ってくれたんだな、っていう実感はありますけどね。
 ヤツのミスでオレの勝ち、それはまぎれもない事実なんですけど、ヤツを本気にさせたのは、たぶん今年のなかではオレだけかなって、そういうところは自負してますね。

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