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D1SL 見どころ D1SL Highlihgts
ドライバーの真の実力が試される! 筑波サーキットのコース1000でD1ストリートリーガルのイベントを開催するのは今年で3回目。初年度はD1ストリートリーガル全体の交流戦として開催し、去年からD1SLチャンピオンカーニバルと名称を新たに、D1東西シリーズの統一戦を盛り込んでパワーアップした。
このコースは高低差がなく、フラットな路面というのが特徴だ。勝負所は奥のコーナーから立ち上がって審査席まえまでの区間になりそうだが、路面がフラットなため振り出しポイントが定まりにくく、アウトまでキッチリ飛ばすことがむずかしい。とくにサイドブレーキで伸ばすような距離調整は厳禁で「止まれるのか!?」と思わせるような車速からキッチリと速度を調整していち早くアクセルを踏んで立ち上がれるような走りが望ましい。
追走でも同様のポイントが勝負所になるワケだが、例年の傾向から考えるに、先行はいかに審査席まえでラインを乱さずに走りきれるか、後追いはいかなる状況であっても先行車に食らいつく技量が求められることだろう。距離感を見誤りやすいため、接触寸前の好勝負に期待したい。
通常戦より少ない2本本番で勝負! まず争われる競技は、D1ストリートリーガルシリーズから21名、D1東日本シリーズから13名、D1西日本シリーズから13名の計47名によるD1SL単走チャンピオン決定戦だ。
ここでは練習走行も通常のラウンドより少なく設定されているうえ、単走も2本本番となり、追走チャンピオン決定戦に出場できるのは12名と、これまた通常よりも狭き門となる。しかも表彰されて賞金を獲得できるのは、優勝者のみという非常にきびしいバトルだ。
練習走行と本番の少なさから考えると、去年も走行した経験のある選手が多少有利になるかもしれないが、それ以外の選手は2本しかない本番にすべてを賭けるようなシリーズ戦では見られない気合いの入った単走を見られることになるだろう。
とくにD1ストリートリーガルのシード勢は全員参加しているので、過酷なシリーズ争いから開放された彼らの過激な走りに注目するとおもしろいだろう。
ベスト12の精鋭で追走を戦う! さて、つづいて開催されるD1SL追走チャンピオン決定戦だが、全員参加しているリーガルのシード勢が何名追走に入ってくるか、彼らのなかにどれだけリーガルの下位選手やD1東西シリーズの代表選手が入ってこれるかに注目してみよう。
とくにD1西日本シリーズでシリーズチャンピオンを獲得した林和樹は、リーガルでもシードには入ってはいるが西日本シリーズに参加することによって貫禄がついてきた。
さらに、D1東日本シリーズチャンピオンの齊藤悠史や同4位の大谷直樹、西日本シリーズ2位の山元純次や同4位の藪内美紀など、急速に実力をつけてきた選手の走りも注目のひとつだし、その下に控える若手の奮闘もおもしろそう♪。
とにかく、このイベントには各カテゴリーのポイントホルダーのみが参加できるので、熾烈なバトルが期待できるはずだ。
横井 昌志 (S14) D1SLシリーズ1位
シリーズでは第5戦の間瀬で寺町の肉薄を許したが、最終戦の日光で辛くも逃げ切りに成功。自身初、歴代7人目のシリーズチャンピオンに輝いた。筑波については「単走は狙ってないス。単走キライなんで…。でも、追走は狙ってまきすよ!」と微妙なコメントだったが、プレッシャーから開放されたからか口調はかなり軽く、実力を発揮してきそう。去年も単走4位の追走2位という結果なので、今年も上位に進出はまちがいない。ほかの選手にとっては最大の強敵となる。
寺町 邦彦 (PS13) D1SLシリーズ2位
シリーズでは、第4戦と第5戦で2連勝して横井との差を1ポイントまで縮めたが、最終戦でまさかのベスト16敗退を喫して逆転チャンピオンを逃した。筑波への豊富を聞いたときには「あの2連勝で運を使い果たしたんか、最近ツイてないんすよね〜」と、ちょっとヘコんでたが「ま、去年も筑波では単走勝ってるんで、今年は気持ち切り替えて追走も狙いたいっスね」とコメント。横井へのリベンジが期待される。極上のリベンジマッチは実現するか!?
齊藤 悠史 (S15) D1東日本シリーズ1位
去年は車両トラブルなどによりシリーズを逃したものの、今期は開幕戦で優勝してそのまま首位をキープして悲願の初チャンピオンに輝いた。まだまだ荒削りで好不調の波はあるように思えるが、単走でも追走でもいい走りを決めてくる実力があり、ノリノリになると手が付けられない強さがある。去年は追走進出は果たせなかったが、今期はひと皮向けた勇士が見られるか!?
林 和樹 (S14) D1西日本シリーズ1位
D1SLでは去年以上の獲得ポイントを稼ぎながら後半戦の失速でシリーズ5位以内を獲得できなかったが、D1西日本シリーズでは第2戦のセキアでD1イベントで初の優勝を決めただけでなく、チャンピオンまでも獲得。最近はシードの上位陣に負けない追走テクニックを身につけてきた。去年の筑波では横井と再戦につぐ再戦の名勝負を繰り広げただけに、今年も熱い走りが期待できるはずだ。
開催年 | 単走/追走 | 優勝 | 2位 | 3位 |
2011年 | 追走 | 軸屋 清文 (S15) | 横井 昌志 (S14) | 稲岡 優樹 (S15) |
単走 | 寺町 邦彦 (PS13) | 田中 省己 (PS13) | 軸屋 清文 (S15) | |
2010年 | 追走 | 軸屋 清文 (S15) | 中村 直樹 (PS13) | 神谷 幸助 (RPS13) |
単走 | 唄 和也 (RPS13) | 中村 直樹 (PS13) | 田中 省己 (S14) |
D1LL 見どころ D1LL Highlihgts
中堅選手も上位進出のチャンス! 久保川澄花が3年連続でシリーズチャンピオンを確定し、ランキング2位の石川紗織が香港で開催されるMSCに出場するため不参加。同3位の新見理恵も日光戦の直前にクルマが全損になったため出場できないといた状況の最終戦筑波。ほかにも上位選手の不参加が相次いでいるが、D1レディースリーグのおもしろみは健在だと思われる。
とくに、ランキング5位と7位につけている岩本明日和と藪内美紀は、シードでシリーズを終えるチャンスのため、追走では負けん気ムンムンのバトルが見られるはずだし、岩本は今季4度目となる単走決勝1位を狙ってくるだろう。そして単走敗退のない最終戦筑波では、おもいきりのいい単走が見られるうえ、中堅選手にとっては追走技術向上のまたとないチャンスになるからだ。
2013年は世代が入れ替わることが予測されるD1レディースリーグにおいて、来シーズンの活躍選手が予測できる1戦となりそうだ。
久保川 澄花 (RPS13) D1LLシリーズ首位
第6戦の日光で3年連続のシリーズチャンピオンを決めた久保川。筑波での戦績もよく、過去2年で2連勝。よっぽどのことがない限り決勝戦まで上がってくるのはまちがいない。ニューボディもそろそろ仕上がってきているはずなうえ、チャンピオン争いの重圧から開放された勢いある走りが見られるだろう。
味元 美智恵 (S14) D1LLシリーズ3位
第4戦瀬戸内海の優勝者である味元美智恵。最近は単走の勢いはそのままに、追走でも落ち着いた走りができるようになってきた。2位の石川が不参加なので、ランキング2位はほぼ手中にあるが、久保川との差をどこまで詰め寄れるかに注目したい。
岩本 明日和 (PS13) D1LLシリーズ5位
第5戦の準優勝で藪内を抜いてランキング5位に浮上。最終戦でも同ポイントの新見が不参加なため4位以上はまちがいなさそうだ。さらに今季は6戦中3度も単走優勝している。最終戦の筑波でも狙ってくると思われるので、単走での勢いある走りが見られるはずだ。
藪内 美紀 (PS13) D1LLシリーズ6位
第5戦で岩本に抜かれ、第6戦でもノーポイントという戦績が痛かったものの、今季の追走テク向上は目覚ましい成長株。最終戦は単走落ちがないため、ぜひとも負けん気ムンムンの接近戦を見せてほしいと思う。
開催年 | 優勝 | 2位 | 3位 |
2011年 | 久保川 澄花 (RPS13) | 味元 美智恵 (S14) | 新見 理恵 (ER34) |
2010年 | 久保川 澄花 (RPS13) | 岡崎 明美 (RPS13) | 味元 美智恵 (S14) |
D1EW 見どころ D1EW Highlihgts
初対戦の組み合わせに予測は困難! 今年で2回目を迎えるD1東西統一チャンピオン決定戦は、D1東日本シリーズとD1西日本シリーズのランキング上位から4名がそれぞれ参加する。追走のみのバトルとなり、1回戦で東日本の選手と西日本の選手が対戦する組み合わせだ。したがって、ベスト8は『齊藤悠史vs藪内美紀』『福田大輔vs山元純次』『林和樹vs梅林泰伸』『久保田敏彦vs大谷直樹』という組み合わせになる。
本命はD1東日本シリーズで念願の初チャンピオンを獲得し、去年も統一王者の称号を得ている齊藤悠史。そして、西日本シリーズでチャンピオンを獲得し、上位カテゴリーのリーガルでもシード選手として活躍している林和樹だ。彼らは、過酷なシリーズを追走を勝ち上がってチャンピオンを獲得しているだけに追走テクニックがあるうえ、去年も走った経験があることから、名勝負が繰り広げられるのはまちがいないはず。
しかしそれ以外の選手でもじゅうぶんなチャンスはあると言える。とくに1回戦は、どの組み合わせもはじめて対戦する選手どうしのはずなので、大番狂わせも予測される。練習走行で相手のクセや走りかたを見極められるか、リスク承知でビタビタの作戦を取るか、それとも再戦を覚悟して無難な距離からいくのか、対するふたりがどんな作戦なのか想像しながら見るとおもしろいと思う。
齊藤 悠史 (S15) D1東日本シリーズ1位
去年は車両トラブルなどによりシリーズを逃したものの、今期は開幕戦で優勝してそのまま首位をキープして悲願の初チャンピオンに輝いた。まだまだ荒削りで好不調の波はあるように思えるが、単走でも追走でもいい走りを決めてくる実力があり、ノリノリになると手が付けられない強さがある。去年につづいて2年連続の東西統一チャンピオンを狙う。
林 和樹 (S14) D1西日本シリーズ1位
D1SLでは去年以上の獲得ポイントを稼ぎながら後半戦の失速でシリーズ5位以内を獲得できなかったが、D1西日本シリーズでは第2戦のセキアでD1イベントで初の優勝を決めただけでなく、チャンピオンまでも獲得。最近はシードの上位陣に負けない追走テクニックを身につけてきた。去年の筑波では横井と再戦につぐ再戦の名勝負を繰り広げただけに、今年も熱い走りが期待できるはずだ。
藪内 美紀 (PS13) D1西日本シリーズ4位
D1西日本シリーズでは第1戦の名阪と第3戦の備北で上位進出してランキング4位をゲット。D1レディースリーグに出場し続けたことで追走テクニックは男性陣にも劣らないうえ、その経験も豊富と思われるので、大波乱が期待できるかもしれない。
梅林 泰伸 (JZX100) D1東日本シリーズ7位
今期はD1東日本シリーズの第2戦の茂原に初出場し、いきなり優勝という偉業を成し遂げた。地元のホームコースだったとはいえ、内容もすばらしく走り慣れない筑波でもいいバトルが見られそうだ。
開催年 | 優勝 | 2位 | 3位 |
2011年 | 齊藤 悠史 (S15) | 曽根 信久 (S15) | 森 真治 (PS13) |
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