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ROUND 7 & 8
10(SAT) 2009 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.7
11(SUN) 2009 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.8
October 10 - 11, 2009 at Fuji International Speedway

コースコンディション:ドライ
公式入場者数:16,730名 (2日間合計)

Rd.8 Report

川畑が前日につづいて連勝!
チャンピオン争いは今村が制す!

第8戦の映像はVIDEO OPTION Vol.190に収録!

Qualify

L.C.Q.で下克上!

  • Qualify 1st

    古口 美範 ( DUNLOP コグチパワー ) 180SX [ RPS13 ]

    富士を得意とする古口は2日連続で予選をトップ通過したが、第8戦の単走1回戦では1本目にミスをしたこともあって、2本目も勢いがなく、追走トーナメント進出はならなかった。

  第7戦の予選通過者は、第7戦の単走1回戦の得点が第8戦の予選の得点としてそのまま使用され、第7戦の予選敗退者はあらためて第8戦の予選をおこなう。そして、第7戦の単走1回戦進出者のうち、得点が低く、予選通過ラインに達しなかった選手のみ、もういちど出走するチャンスが与えられる。それがラスト・チャンス・クオリファイ(L.C.Q.)だ。
 第7戦の単走1回戦はウエット路面だったため、得点が低かった選手も多く、11人がL.C.Q.に出走した。ドライ路面となったこのL.C.Q.では、ウエット路面が苦手な今村(隆)や高山らが復活。いっぽうで、4年ぶりにD1に帰ってきた2004年のチャンピオン三木は、このL.C.Q.で結果が出せず敗退となった。
 最高点をとって予選を通過したのは、前日につづいて古口。最近成績が上がってきた松井がそれにつづいた。前日は予選不通過だった中村(直)や松川も、やっと本来の走りを決めて本戦進出を果たした。

予選 結果

Pos. No. Driver Car Tire Best
1 17 古口 美範 RPS13 DL 99.12
2 21 松井 有紀夫 RPS13 YH 99.05
3 15 田中 一弘 GDB YH 98.90
4 24 織戸 学 JZS161 YH 98.75
5 # 28 猪瀬 徹 S15 DL 98.75
6 12 佐久間 達也 S15 TY 98.65
7 L 18 今村 隆弘 FC3S TY 98.55
8 L 29 内海 彰乃 PS13 YH 98.55
9 13 岡村 和義 S15 YH 98.52
10 L 11 高山 健司 FD3S YH 98.45
11 # 23 中村 直樹 S15 FD 98.45
12 20 水畑 力 S15 YH 98.30
13 # 54 大嶋 友浩 S15 YH 98.30
14 # 34 松川 和也 UZZ40 YH 98.25
15 # 43 地主 亮治 JZZ30 YH 98.25
16 L 25 野沢 巧 S14 BS 98.22
17 # 35 長澤 淳吉 S15 YH 98.20
18 19 高橋 邦明 JZX100 GY 98.17
19 22 福田 浩司 RPS13 BS 98.15
20 L 14 山下 広一 JZX100 YH 98.07
▲ 単走1回戦進出 ▲
Pos. No. Driver Car Tire Best
21 L 16 村山 悌啓 S14 GY 97.90
22 L 50 中村 孝之 RPS13 GY 97.82
23 # 51 吉川 薫 GSE20 YH 97.82
24 # 47 小畑 仁宏 AE86 DL 97.60
25 # 46 田所 義文 AE86 TY 97.57
26 L 48 匂坂 晋治 AE86 GY 97.47
27 L 31 加藤 貴也 S14 DL 97.27
28 # 40 林 渡 S15 DL 97.25
29 # 52 長谷川 大祐 S14 YH 97.12
30 # 27 末永 直登 CT9A YH 96.87
31 L 37 平野 浩量 S15 YH 96.75
32 # 41 中田 哲郎 JZX100 GY 96.62
33 # 26 藤中 学 FD3S YH 96.50
34 # 42 児玉 泰宗 RPS13 TY 95.72
35 # 30 前田 謙 AE86 BS 95.12
36 # 33 春山 隆 C35 GY 93.45
37 L 56 三木 竜二 S14 YH 93.35
38 # 39 北芝 倫之 JZZ30 FD 75.00
39 # 44 吉岡 稔記 FD3S YH 56.50
40 # 36 箕輪 慎治 JZX90 DL 37.50
41 # 38 太田 勲 FD3S FD 35.00
- # 49 西尾 欣也 JZX110 GY RETIRE

L=ラスト・チャンス・クオリファイ参加選手。

#=第7戦予選敗退選手。

Tanso 1st Stage

川畑が1位通過!

  • Tanso 1st

    川畑 真人 ( Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS ) 180SX [ RPS13 ]

  第8戦は終始ドライ路面だったこともあり、前日よりもレベルの高い単走が繰り広げられた。今季単走で調子がいい川畑がものすごい角度を見せてトップ通過を果たした。
 手塚と8ポイント差の今村(陽)は、のびのびと走れた印象で迫力のある飛び出しを見せて高得点を獲得したが、野村の走りがさえない。1本目はラインこそトレースしたが、アクセルが踏めていない印象で、迫力に欠ける。2本目も抑え気味の走りに見え、得点は伸びず、追走進出を逃してしまった。この時点で野村のチャンピオン獲得はなくなった。
 そして手塚のようすもおかしい。1本目は300Rの手前で振りおくれ。2本目も300Rから先のラインが乱れ、ヘアピンでもスピードがのせられず、やはり単走1回戦敗退となってしまう。2日まえからエンジン不調に悩まされていた日比野は、めいっぱいの走りを見せ、ギリギリ16位で追走トーナメント進出を果たした。
 この時点で、ここまでのチャンピオン戦線のオーダーは完全に崩壊。今村がベスト16で勝てばチャンピオン獲得。今村がベスト16で敗退し、日比野が負ければ手塚のチャンピオン獲得。そして今村がベスト16で負けて自分が優勝すれば、日比野にもチャンピオン獲得の可能性が残されるという状況になった。

単走1回戦 結果

Pos. No. Driver Car Tire Best
1 9 川畑 真人 RPS13 TY 99.77
2 8 黒井 敦史 PS13 TY 99.55
3 10 時田 雅義 GRS180 GY 99.42
4 19 高橋 邦明 JZX100 GY 99.37
5 3 今村 陽一 S15 DL 99.32
6 6 熊久保 信重 CZ4A YH 99.30
7 5 末永 正雄 FD3S TY 99.27
8 23 中村 直樹 S15 FD 99.15
9 21 松井 有紀夫 RPS13 YH 99.10
10 28 猪瀬 徹 S15 DL 99.10
11 14 山下 広一 JZX100 YH 98.92
12 7 齋藤 太吾 JZX100 YH 98.87
13 12 佐久間 達也 S15 TY 98.87
14 11 高山 健司 FD3S YH 98.82
15 18 今村 隆弘 FC3S TY 98.80
16 2 日比野 哲也 AE86 DL 98.75
▲ 追走トーナメント進出 ▲
Pos. No. Driver Car Tire Best
17 17 古口 美範 RPS13 DL 98.75
18 4 野村 謙 S15 BS 98.70
19 1 手塚 強 BNR32 GY 98.65
20 20 水畑 力 S15 YH 98.60
21 34 松川 和也 UZZ40 YH 98.25
22 35 長澤 淳吉 S15 YH 98.22
23 22 福田 浩司 RPS13 BS 98.07
24 25 野沢 巧 S14 BS 97.67
25 13 岡村 和義 S15 YH 97.42
26 54 大嶋 友浩 S15 YH 96.85
27 15 田中 一弘 GDB YH 95.57
28 24 織戸 学 JZS161 YH 70.00
29 29 内海 彰乃 PS13 YH 37.50
- 43 地主 亮治 JZZ30 YH RETIRE

Tsuiso Tournament

川畑が空気を読まずに2連勝!

  • Final Battle

    川畑 真人 180SX [ RPS13 ] vs 黒井 敦史 シルビア [ PS13 ]

    富士を得意としている黒井(後追い)は、この日の準決勝までは勝ちに行ったそうだが、決勝の相手が、チームメイトで かつての弟子でもある川畑だったため、勝敗よりも客を沸かせる走りをしようと切り換えたという。

  チャンピオン争いに残っている選手では、まず日比野が川畑と対戦。しかし日比野は完全にスピードで川畑に圧倒され、チャンピオン獲得の可能性を失った。そして、今村(陽)は齋藤と対戦。最初の2本では、おたがいヘアピンで相手との距離を詰め、大きな差はなく再戦に突入。その1本目、今村に寄せすぎた齋藤のドリフトが戻り気味になってしまう。2本目は先行の齋藤がヘアピンでハーフスピン。この瞬間、今村のD1史上初となる2度目のシリーズチャンピオン獲得が決まった。
 ベスト4には、前日から好調の川畑、チャンピオンを決めた今村、強烈な接近ドリフト合戦の末に熊久保を下した時田。高いコーナリングスピードを見せた黒井が進出。まず川畑と今村が対戦したが、今村が加速区間でのトラクションのかけかたを失敗し、川畑に離されて敗北。黒井は時田のインを差したが、時田は黒井のインに入りきれず、黒井が決勝に進出した。
 またしてもおなじカラーリングのトーヨー勢同士の決勝となった川畑vs黒井のカード。1本目は両者ものすごい角度で接近ドリフトを見せ、2本目はふたりともやりすぎてミスをし、再戦に突入。しかし再戦の2本目に黒井のマシンが300R進入でデフブロー。走行不能になって川畑の勝利が決まった。川畑は両親が観戦に来ているまえで2連勝を果たした。

Rd.8 WINNER

川畑 真人

Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS
180SX [ RPS13 ]


 ラウンド7、ラウンド8と優勝することができたんですけど、2007年までさかのぼって、シリーズチャンピオンがとれた年、その次の年の初戦のエビスで優勝したのが最後なんですよね。
 そこでマシンチェンジをして、S15(※シルビア)から180SXに替えて、次の第2戦の富士からスタートしたんですけど、クルマの戦闘力がすごくあるのはわかってたんですけど、なかなかそれが発揮できずにいて、成績も出せずにずっと月日がたって、今年に入ってからも単走とか練習走行ではいい走りができるようになったんですけど、なかなか追走に入ってからクルマの戦闘力の高さを発揮することができずに、自分の運転操作ミスで負けるという結果が第6戦のエビスまで続いたような状態でした。
 最終戦の7戦8戦と、このままでは終わりたくないな、という気持ちが強くて、やっぱり「川畑はもう落ちたな」と思われてると思うんで、その悔しさをバネに一生懸命走って、それでさらにあるていど乗れるようになって、楽しみながら走った結果がこのダブル優勝につながったかな、と思ってます。
 スポンサーのかたがたの協力やファンのみなさま、会社のスタッフのみなさんにも、いろいろ協力してもらった結果だと思ってますんで、お礼を言いたいです。ありがとうございました。

Rd.8 Results

総合順位

Pos. No. Driver Team Car Color Tire Point
1 9 川畑 真人 TOYO TIRES DRIFT RPS13 TY 25
2 8 黒井 敦史 TOYO TIRES DRIFT with リバーサイド PS13 TY 21
3 10 時田 雅義 GOODYEAR Racing ZERO CROWN GRS180 GY 18
4 3 今村 陽一 Team BOSS with POTENZA S15 BS 16
5 6 熊久保 信重 チームオレンジ CZ4A オレンジ YH 13
6 5 末永 正雄 M7 RE雨宮 FD3S TY 12
7 12 佐久間 達也 TOYO TIRES DRIFT S15 TY 11
8 21 松井 有紀夫 NAPREC RPS13 YH 10
9 7 齋藤 太吾 週刊コミックバンチ DRIFTプロジェクト JZX100 YH 8
10 19 高橋 邦明 GOODYEAR Racing with DLK JZX100 GY 7
11 28 猪瀬 徹 フレンズ S15 DL 6
12 14 山下 広一 Weld × hpi JZX100 YH 5
13 18 今村 隆弘 Team SAMURAI Project FC3S TY 4
14 23 中村 直樹 D-MAX S15 FD 3
15 11 高山 健司 R Magic D1 Racing FD3S ピンク/白 YH 2
16 2 日比野 哲也 DRoo-P AE86 DL 1

タイヤ = TY:トーヨータイヤ GY:グッドイヤー DL:ダンロップ BS:ブリヂストン YH:ヨコハマ FD:フェデラル

Series CHAMPION

今村 陽一

Team BOSS with POTENZA D1 Project
SILVIA [ S15 ]


 シーズンを振り返るなかで、平均してポイントを取れたっていうのが、いちばんのチャンピオンをとれた結果じゃないかな、と思います。
 正直、今回富士でチャンピオン争いをするなかで、土曜日から第7戦、第8戦とあったんですけど、まぁ、ボクも手塚くんとのポイントが13ポイントあって、きびしいなぁ、という気持ちのなかで臨んでました。
 で、第7戦が終わったときに8ポイント差で、去年齋藤太吾選手とシリーズ争いをしたときに7ポイント差でボクはシリーズを逃したことがあって。8ポイントという差をひっくり返すのがむずかしいなと思って第8戦今日戦ってました。
 1回戦が終わったときに、手塚くんの結果と野村さんの結果を聞いたときにちょっとビックリして、自分にもそれがちょっとプレッシャーになったんですけど、追走ベスト16で、昨年負けた齋藤太吾くんと当たったときに『ホントに最高の相手だな』と思って…。
 去年は太吾に負けてシリーズチャンピオンを獲れなかった。今年もし太吾に負ければ、またボクはシリーズチャンピオンを獲れないという意味で、最高のいい相手だったんじゃないかと思います。それを、太吾くんを破って、克服してシリーズチャンピオンを獲れたっていうのが、ホントによかったんじゃないかと思います。
 手塚くんと野村さんともいい争いを最後までできたっていうのが、今年1年間盛り上げられた仲間だと思ってるんで、ホントに1年間ありがとうございました。来年は10周年なんですけど、またみなさんといっしょに盛り上げていきたいと思いますんで、来年も応援のほどよろしくお願いします。ありがとうございました。

Series Ranking

シリーズランキング TOP10

Rank Driver Team Car Color Tire Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7 Rd.8 Total
1 今村 陽一 Team BOSS with POTENZA S15 BS 21 25 12 10 16 12 18 16 130
2 手塚 強 GOODYEAR Racing with Bee★R BNR32 GY 16 13 16 25 18 21 13 122
3 野村 謙 BLITZ ER34 DL 25 21 18 7 13 11 11 106
4 末永 正雄 M7 RE雨宮 FD3S TY 13 10 10 25 25 7 12 102
5 日比野 哲也 DRoo-P AE86 DL 17 23 19 22 16 1 98
6 川畑 真人 TOYO TIRES DRIFT RPS13 TY 4 7 14 14 2 2 25 25 93
7 熊久保 信重 Team ORANGE CZ4A オレンジ YH 11 18 1 16 11 18 13 88
8 齋藤 太吾 週刊コミックバンチ DRIFTプロジェクト JZX100 YH 18 11 23 6 7 6 3 8 82
9 黒井 敦史 TOYO TIRES DRIFT with リバーサイド PS13 TY 12 6 8 11 10 8 22 77
10 時田 雅義 GOODYEAR Racing ZERO CROWN GRS180 GY 2 4 11 21 6 18 62

タイヤ = TY:トーヨータイヤ GY:グッドイヤー DL:ダンロップ BS:ブリヂストン YH:ヨコハマ FD:フェデラル

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