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エキジビションマッチの映像は、10月16日(金)発売のドリフト天国DVDのVol.98に収録されます。
価格:2,000円+税
角度番長決定戦
第5戦の翌日はエキシビションマッチ「ワイルドスピードⅡ」。まずは角度番長決定戦がおこなわれた。
出走するのは単走シリーズランキング上位12名。コースレイアウトは前日の第5戦と同様だが、使うのは第2セクターまでだ。振り返し区間である第1セクターでの最大角度とドリフト区間である第2セクターでの平均角度の合計で順位がつけられる。
まず唄が出走。安定した走りのなかで大きな角度をつけ、最大56.8度/平均49度の合計105.8点をマークする。その後、スピンする選手も多く、なかなかその記録が更新されなかったが、内海がいい振りからピタッと姿勢を止めて安定した走りで、最大58.0度/平均47.9度の105.9点でトップにたつ。すると横井が適度な振りからしだいに角度を増すクレバーな走りで最大56.6度/平均49.3度の合計105.9点で唄に並んだ。
しかし最後に出走した川畑は、加速区間から蛇行をしてリズムをとり、アウトいっぱいからスムーズに大きな角度をつけていく走りで、最大58.6度/平均55.4度の合計114.0点で優勝を決めた。
◆ 角度番長決定戦 結果 ◆ | |||||||||
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Color | Tire | Max | Ave. | Total |
1 | 35 | 川畑 真人 | Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING | R35 | 青/銀 | TY | 58.6 | 55.4 | 114.0 |
2 | 70 | 横井 昌志 | D-MAX | S15 | 青 | YH | 56.6 | 49.3 | 105.9 |
3 | 6 | 内海 彰乃 | RC926 with TOYO TIRES | S15 | ベージュ | TY | 58.0 | 47.9 | 105.9 |
4 | 81 | 唄 和也 | GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo. | RPS13 | 銀 | GY | 56.8 | 49.0 | 105.8 |
5 | 1 | 高橋 邦明 | GOODYEAR Racing with TOPTUL | GRX130 | 黄 | GY | 53.5 | 44.9 | 98.4 |
6 | 9 | 末永 直登 | YUKE'S チームオレンジ | S15 | オレンジ | YH | 51.0 | 46.0 | 97.0 |
7 | 5 | 高山 健司 | TEAM MORI with GOODYEAR | GRS191 | 白 | GY | 54.2 | 42.4 | 96.6 |
8 | 28 | 藤尾 勉 | SOD-1 LINEUP RACING TEAM | ER34 | 銀 | FD | 47.5 | 43.8 | 91.3 |
- | 14 | 村山 悌啓 | PACIFIC RACING TEAM with メガテック | S14 | 白 | FK | 92.7 | 40.7 | 133.4 |
- | 33 | 古口 美範 | Team 広島トヨタ with DRoo-P | ZN6 | 白/黒 | FK | 79.6 | 40.1 | 119.7 |
- | 15 | 佐久間 達也 | Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS | S15 | 青 | TY | 57.5 | 39.1 | 96.6 |
フルカウンターで走ればぜったい上位にはいけるってわかってたんですけど、あとみんなけっこう失敗してるっていう情報も入ってたんで、ウエット路面だし、スピードを出すよりは大きく角度をつけることはもちろんなんですけど、進入のときに大きく逆振りのように角度をつけようと思ったのがうまく行きました。作戦どおりやったと思います。
追走番長決定戦
第4戦終了時の人気投票ランキングの上位8名と海外選手7名、そして第5戦の好成績選手が参戦する追走トーナメント「追走番長決定戦」。ベスト16では、LFAで出走した今村が末永(正)に敗北。また前日2位だった平島は、後追いで進入時に接近しすぎたのか、リズムを崩してゴーチャに敗れた。 そのゴーチャはベスト8で審査席前でスピン。ベスト4には斎藤、高橋、織戸、川畑が勝ち上がった。 斎藤vs高橋の対戦は、高橋が後追いから斎藤のインに入り、アドバンテージを得たものの、2本目には斎藤がそれ以上の寄せを見せ、逆転勝ちした。織戸vs川畑は、織戸が先行の1本目にスピン。2本目にはクラッシュをしてしまって、川畑の勝ちとなった。 決勝は今季シリーズ戦で2勝ずつしている現在最強ともいえるふたり、斎藤vs川畑の対戦となった。1本目は斎藤が先行。加速でやや離されてしまった川畑は、振り返しで攻めすぎたのかスピンをしてしまい、フロントをコンクリートウォールにヒットして走行不能に。これで斎藤の優勝が決まった。
◆ 追走番長決定戦 結果 ◆ | |||||||
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Color | Tire | |
1 | 87 | 齋藤 太吾 | SUNOCO FAT FIVE RACING | JZX100 | 黒 | ATR | |
2 | 35 | 川畑 真人 | Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING | R35 | 青/銀 | TY | |
BEST 4 |
1 | 高橋 邦明 | GOODYEAR Racing with TOPTUL | GRX130 | 黄 | GY | |
25 | 織戸 学 | MAX ORIDO TOPTUL RACING | ZN6 | 黒 | YH | ||
BEST 8 |
61 | アーツー | NICHIEI Racing with PC | Z33 | 赤/黒 | FK | |
7 | 末永 正雄 | Team RE雨宮 GruppeM | FD3S | 水色 | YH | ||
31 | ゴーチャ | PRIMRING with TOYO TIRES | S15 | 黄 | TY | ||
8 | 時田 雅義 | GOODYEAR Racing・Bee★R | GRS184 | ピンク/黒 | GY | ||
BEST 16 |
3 | 野村 謙 | PACIFIC RACING TEAM with URAS | ER34 | 水色 | FK | |
18 | ポン | Kleers with TOYO TIRES | Z33 | 白/紺 | TY | ||
85 | アルカーシャ | PRIMRING with TOYO TIRES | S15 | 赤 | TY | ||
60 | 今村 陽一 | OTG Motor Sports | LFA10 | 銀 | FK | ||
75 | 平島 明 | TKL with D-MAX | S15 | 青 | NK | ||
17 | フェデリコ | YUKE'S チームオレンジ | CT9A | オレンジ | YH | ||
13 | バグシー | Monster Energy Drift Squad | JZX100 | 黒 | TY | ||
22 | 田中 省己 | SEIMI STYLE DRIFT with TOYO TIRES | S15 | 青 | TY |
決勝は、ここで負けたら今週末が台無しになっちゃうんで、気持ちよく帰るためには勝たなくちゃいけなかったんで、かなり気合い入りました。(川畑)真人とは、昨日もやってて今回2回目なんで、昨日とおなじようなことにはならないだろうと思ったんで、ホントにスピード出して、こっちもギリギリで行きました。で、まぁ後ろを見たら大惨事になっていて……。好きなクルマ(※GT-Rのこと)がグチャグチャになっちゃったのは、ちょっとショックですね。
団体番長決定戦
前回のエビスにつづいて、団体戦のトーナメントがおこなわれた。出走したのは、クラウンの時田(川畑GT-Rが走行不能となったため)、LFAの今村、レクサスGSの高山、BMWの上野のチーム高級車、ゴーチャ、アルカーシャ、ポン、チョウ、フェデリコ、アーツー、バグシーのチーム海外選手、D1ストリートリーガルシリーズ出身者を中心とした横井、田中(省)、平島、松山、寺町のチーム下克上、団体ドリフトで関西オールスターを制した兵庫県代表の福井、小川、黒井、吉田、久野(D1グランプリシリーズ参戦選手は黒井のみ)のチーム関西オールスターだ。
まずはチーム高級車が角度も間隔もそろったきれいな走りで、ヘアピンで1周するサプライズを見せたチーム海外選手に勝利。またチーム下克上は間隔の近さでチーム関西オールスターを圧倒して勝った。
決勝はチーム高級車vsチーム下克上。チーム高級車は3台目、4台目が振り返しでやや詰まり、隊列を乱してしまったのに対し、チーム下克上は極めて距離の近い整然とした走りを見せて圧勝。チーム高級車の先輩たちからの"泣きの1本"のリクエストにより再戦がおこなわれたものの、やはりチーム下克上の見事な団体ドリフトがうわまわって、チーム下克上が優勝した。
寺町 邦彦:メンツ的にふつうに決まれば勝てるだろうとは思ってました。3本ともうまくいったんじゃないですかね。
松山 北斗:超こわかったです。ラスト1本があったじゃないですか。もうやめてほしかったです(苦笑)。でも、こういうところに出さしてもらって、優勝とかできるとうれしいですね。
横井 昌志:勝つ気マンマンでは行きましたけど、予想以上にみんなビチビチで行き過ぎたかな、という気はしましたね(笑)。優勝は当然だと思ってますけど、こういう場面で勝てるのはほんとにうれしかったので、つぎも勝ちます!
平島 明:チーム下克上っていう名前のとおりになってよかったです。4番目を走ってて、むずかしかったんですが、見てたひとには「いいよ!」っていわれたんで、まぁとりあえずは……ラク勝です(笑)。
田中 省己:5台目やったんで、後ろから見ててもめっちゃよかったし、みんなスキルがあるひとばかりが集まってるんで、ミスらないですよね、ぜんぜん。終始、ずっと笑ってましたボク。