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Report

川畑との激闘を制した齋藤が優勝!

1st Qualify

100点超えのゴーチャがトップ通過!

  • Qualify 1st Place

    G. Chivchyan ( NGK with TOYO TIRES ) SILVIA [ S15 ]

    1本目に98.87点を出したジョージ・チフチャンは、2本目にはそれをうわまわる走りを成功させる。それまで最高得点を出していたダミル・イディアトゥーリンを超える100.11点を獲得。単走決勝進出を決めた。

  • Qualify 2nd Place

    D. Idiyatulin [ SXE10 ]

  • Qualify 3rd Place

    A. Tsaregradsev [ BNR32 ]

  ロシアでの開催は3年目。アジアパシフィック戦としては2年目となる2016年のアジアパシフィックD1プリムリンググランプリ。
 D1グランプリシリーズと擦り合わされはじめた車両レギュレーションの影響か、去年よりも参加者は減ったものの全体のドリフト技術レベルは上がっており、熱戦が期待された。
 27名によって争われた1次予選では脱落者は出ない。しかしロシアドリフトシリーズにて4度のチャンピオン経験を持つイリヤ・フェトロヴが規則違反で失格となった。
 そしてここでの上位8名は、つづく2次予選が免除されて単走決勝に進出。9位から16位までが2次予選の1回戦が免除されるシステムだ。
 ちなみに全体的にレベルは上がってきてるのだが、最高速度と振り出しの鋭さが求められる1セクターで得点を出せない選手もまだ多い。97点台の後半が単走決勝進出のボーダーラインだった。
 まず1本目で高得点を出してきたのは、初年度のD1プリムリンググランプリで活躍して脚光を浴びたSXE10アルテッツァに乗るダミル・イディアトゥーリン。キレのある振り出しからスムーズに走りきっていきなり100点超えを果たした。
 そして2本目。去年より安定度を増していたエフゲニー・ロセフが渾身の攻めを見せたがうわまわれず、FR化したBNR32スカイラインGT-Rに乗るアルカディ・ツアーリグレツフもおよばなかった。
 そして走行したのは、ゴーチャの愛称で親しまれている人気選手のジョージ・チフチャンで、豪快な飛び込みからキレイにまとめ、100.11点を獲得して首位に立つ。
 最終走者のイディアトゥーリンは得点を伸ばせなかったため、チフチャンがトップ得点となった。

  • D1 Special Course

    D1特設コース

    逆振りで進入し、1セクターに入ってからすぐさま振り返して最大角度をキープして2セクターに突入。1セクターの配分は30%で、2セクターが25%、3セクターが20%と5%ずつ配分が少なくなるレイアウトだ。

  • Pick Up It !!

    Evgeniy Losev [ JZX81 ]

    初年度は単走予選敗退。昨年は急速に実力をつけて活躍したエフゲニー・ロセフ。1本目から98.13点とまずまずの得点を叩き出す。2本目はさらに攻めたがわずかに点を伸ばすにとどまった。

  • Pick Up It !!

    Makar Chernish [ JZX1003 ]

    D1グランプリシリーズ in チャイナに参戦。そのため1JZ-GTE搭載でローパワーのマシンでの参加となったマカル・チェルニシュ。1本目に96.84点を出したが、2本目は失敗。2次予選は1回戦からという結果となった。

1次予選 結果

Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
1 2 Georgy Chivchyan S15 100.11 98.87
2 1 Damir Idiyatulin SXE10 100.05 99.75
3 12 Arkadiy Tsaregradsev BNR32 99.16 98.79
4 3 Evgeniy Losev JZX81 98.35 98.13
5 18 Anton Dubovik S14 97.88 96.00
6 26 Vitaliy Simonenko S14 97.79 95.60
7 5 Maxim Sedykh S15 97.71 97.50
8 25 Aleksandr Mikhailov JZX100 97.58 96.98
▲ 単走決勝進出 ▲
9 8 Dmitry Ermohin S15 97.47 96.13
10 20 Konstantin Gorchakov PS13 96.95 96.70
11 9 Makar Chernish JZX100 96.84 31.15
12 14 Konstantin Avsharov S15 96.59 95.11
13 30 Egor Shymilkin PS13 96.58 96.32
14 6 Dmitri Semenyk JZX100 96.43 43.87
15 24 Sergey Shcherbakov AE86 96.23 53.78
16 11 Ekaterina Sedykh S15 96.22 70.47
▲ 2次予選1回戦免除 ▲
Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
17 15 Aleksey Nesmeyan ER34 95.52 86.12
18 32 Sergey Vorobev C35 95.23 95.01
19 21 Ivan Kanishchev JZX90 95.12 92.13
20 7 Armen Arutyunyan S15 95.00 93.57
21 16 Aleksey Linkov JZX90 93.66 90.89
22 28 Vladimir Nikiforov JZX110 93.22 93.19
23 4 Oleg Denisevich RPS13 93.17 88.20
24 31 Ivan Nikulin S15 92.99 30.73
25 29 Aleksey Rasputny Z33 81.58 69.91
26 27 Roman Nehay HCR32 66.65 42.22
▲ 2次予選進出 ▲
- 10 Ilya Fyodorov PS13 RETIRE

2nd Qualify

実力者が危なげなく勝ちあがる!

  • Pick Up Battle !!

    K. Avsharov SILVIA [ S14 ] vs A. Linkov MARKⅡ [ JZX90 ]

    再戦1本目。後追いのアレクセイ・リニコフは、そこそこ近い距離で振り出し、その後も距離を詰めてアドバンテージを得る。しかし2本目。第1セクターでの返しが早かったか、大きくインカットして減点! これが響いてコンスタンチン・アフシャロフが勝ちあがった。

  2次予選は追走だ。1次予選で17位以下の選手によって1回戦が争われるが、参加者が少なかったため対戦が成立したのはふた組のみ。実際は14名が2回戦からの戦いとなった。
 D1プリムリンググランプリやロシアドリフトシリーズで活躍している実力者が勝ちあがる展開。1回戦を免除された選手のなかでは、コンスタンチン・ゴルチャコフとセルゲイ・シチェルバコフが敗退してしまった。
 実力派女性選手として人気があるエカテリーナ・セディフと2JZ載せ替えのER34スカイラインに乗るアレクセイ・ネスメヤンとの対戦。それにコンスタンチン・アフシャロフとアレクセイ・リニコフの対戦も白熱していた。

  • Pick Up Battle !!

    E. Sedykh [ S15 ] vs A. Nesmeyan [ ER34 ]

    1本目先行のエカテリーナ・セディフは、車速重視の浅い角度で振り出し、すぐさま振り返して角度をつける! いっぽうのアレクセイ・ネスメヤンはここで引っかかって減点。2本目も1ランクのアドバンテージをとったセディフが完勝した。

  • Pick Up Battle !!

    D. Semenyk [ JZX100 ] vs I.Kanishchev [ JZX90 ]

    1本目、好走を決めたドミトリ・セミヌークに対して、やや離されながらもミスなくついていったイヴァン・カニシチェフ。2本目、前半区間はおなじような展開だったが、4セクターで先行のカニシチェフがスピン! セミヌークが勝った。

  • Pick Up Battle !!

    S. Vorobev [ C35 ] vs R. Nehay [ HCR32 ]

    ロシアでは少ないRBエンジン対決は再戦にもつれた。その1本目、先行のセルゲイ・ボロベフが安定した走行を決めたのに対して、後追いのロマン・ネハイは4セクターで戻ってしまう。結果、2本目もアドバンテージをとったボロベフが勝利。

Tanso Final

齋藤が144km/h進入で単走優勝!

  • Tanso 1st Place

    齋藤 太吾 ( WANLI FAT FIVE RACING ) MARKⅡ [ JZX100 ]

    1本目は直後に走行した川畑に得点を抜かれた齋藤。そして2本目。審判員が「ぜったいまわりきれない」と思ったというほどの進入は144.6km/hをマーク! 2セクターもギリギリのラインを通過し、残りもキッチリとまとめて100.92点。モンクなしの単走優勝だ。

  • Tanso 2nd Place

    川畑 真人 [ R35 ]

  • Tanso 3rd Place

    E. Amandio [ S15 ]

  2次予選のあとセレモニーをはさんで夕方から単走決勝がはじまった。ここからは日本やタイ王国に中国や台湾、そしてインドネシアの選手が加わった27名により争われた。
 D1グランプリシリーズ参戦経験選手が加わったことで走りのレベルは高まった。しかし、1次予選よりも競技開始が遅い時間だったことで路面温度が低かったからなのか、100点超え連発の展開にはならなかった。
 まず走行したロシア勢。1次予選の上位はさすがの好走を決めてくる。ダミル・イディアトゥーリンは98点台に乗せられなかったが、ジョージ・チフチャンは高い車速で98点台。アルカディ・ツアーリグレツフは前日よりも完成度を高め、99.01点を獲得した。
 そしてD1グループの走行。まず観客のド肝を抜いたのはエマニエル・アマンディオで、コースアウト減点がなければ99点台という強烈な走り! その後も98点台はあたりまえ、齋藤と川畑は99点台に乗せており、川畑は99.90点で暫定トップに立った。
 2本目、まずはアマンディオがコースアウトせずにまわり、藤野も思い切った飛び込みで得点を伸ばしてきて99点台に乗せた。しかし川畑にはとどかず。
 1本目は直後に走った川畑に即抜きされた齋藤は、さらに車速を高めて飛び込んでくる! その速度はなんと144.6km/h(それまでの最高速は130km/h後半)を計測し、アウトギリギリを旋回して100点超えを達成した。
 これで火がついた川畑。さきほどよりも攻めた飛び込みを決めてきたが、審判席まえで乱れてうわまわれず…。結果、齋藤がただひとりの100点超えで単走優勝を決めた。

  • Pick Up It !!

    A. Tsaregradsev [ BNR32 ]

    1次予選から安定した好走を連発していたアルカディ・ツアーリグレツフ。単走決勝ではさらに走りを洗練させており、1本目に99.01点をマーク。ロシア勢最上位で追走決勝進出を決めた。

  • Pick Up It !!

    末永 直登 [ S15 ]

    1本目に98.55点を出し、2本目にさらにキレのある振りで飛び込んだ。しかし4セクターの振り返しをミスったか、ハーフスピン状態から大きくインカット! 得点は伸ばせなかったが8位となり、追走予選を免れた。

  • Pick Up It !!

    馮 仁稚 [ Z33 ]

    アーツーは1本目からかなり高い車速で渾身の飛び込み! 第1セクターの基準点もうわまわり高得点が期待されたが、直後にまさかの大戻りからの失速。ドライブシャフトが折れて2本目も走行できず、ここで敗退した。

単走決勝 結果

Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
1 83 齋藤 太吾 JZX100 100.92 99.58
2 82 川畑 真人 R35 99.90 40.74
3 89 Emmanuel Amandio S15 99.79 96.20
4 84 藤野 秀之 S15 99.47 98.72
5 12 Arkadiy Tsaregradsev BNR32 99.01 98.63
6 2 Georgy Chivchyan S15 98.89 98.52
7 80 日比野 哲也 JZA80 98.56 97.86
8 86 末永 直登 S15 98.55 87.99
▲ 追走決勝トーナメント進出 ▲
9 87 ポン Z33 98.38 94.30
10 3 Evgeniy Losev JZX81 98.32 98.27
11 85 横井 昌志 S15 98.25 95.59
12 8 Dmitry Ermohin S15 98.17 94.26
13 1 Damir Idiyatulin SXE10 97.99 29.49
14 26 Vitaliy Simonenko S15 97.88 97.21
Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
15 11 Ekaterina Sedykh S15 97.74 97.35
16 88 エス S15 97.47 97.34
17 5 Maxim Sedykh S15 97.19 77.82
18 25 Aleksandr Mikhailov JZX100 96.46 95.87
19 4 Oleg Denisevich RPS13 96.41 78.44
20 9 Makar Chernish JZX100 96.36 96.07
21 81 张 少华 S15 96.03
22 30 Egor Shymilkin PS13 95.45 93.81
23 32 Sergey Vorobev C35 95.29 91.31
24 14 Konstantin Avsharov S15 95.09 69.43
▲ 追走予選進出 ▲
25 18 Anton Dubovik S14 94.99 94.37
26 6 Dmitri Semenyk JZX100 59.39 46.40
27 90 馮 仁稚 Z33 30.14

Tanso WINNER

齋藤 太吾

WANLI FAT FIVE RACING
WANLI SUNOCO MONSTER CHASER [ JZX100 ]


 いや〜思った以上の走りができてハッピーです。速度は狙ってたんですけど、130km/h台のまんなかくらいかなと思ってたんです。思ってたたより出すぎちゃいました。
 1発目を深くしちゃうとスピードがでないんで、浅く行こうとは考えてたんです。でも2本目は思った以上に浅くなってまえにクルマを押しちゃって…オレも「これはまずい!」となったんですけど、まぁ運よくまわれたかなってとこですね。
 じつは、ほかのセクターはちょっと失敗してて、きっとそこで点は落ちてたんですけど、そこもキッチリ行けたらもっと点は出てたと思います。
 路面はあんまり気にならなかったけど、練習のときは101点くらいは出てたので、それよりは条件はよくなかったのかなぁ〜と。速度も出てなかったですからね。

Tsuiso Qualify

前年度5位のイディアトゥーリンはここで破れる!

  • Pick Up Battle

    D. Idiyatulin ALTEZZA [ SXE10 ] vs 张 少华 SILVIA [ S15 ]

    チョウのアドバンテージで折り返した2本目。先行のチョウがいい走りをきめるなか、後追いのイディアトゥーリンは飛び込みから距離を詰めてくる。しかし3セクターからあとに離されてしまい、チョウが僅差で追走決勝トーナメント進出を決めた。

  そして最終日。この日は追走のみがおこなわれることもあって、朝イチの練習走行では追走シミュレーションをする選手が多かった。
 オープニングセレモニーのあとにおこなわれた追走予選でもその効果があったのか、いくつかはレベルの高い追走が見られた。
 そのひとつが前年度5位のダミル・イディアトゥーリンと前年度2位のチョウ・シャオファの戦いだ。1本目は非常にレベルの高い走りを決めたイディアトゥーリンに対し、後追いのチョウは振り出しこそ離れていたが、徐々に食らいついて1のアドバンテージを獲得。
 2本目、先行のチョウが1セクターでやや角度が浅くなったところに後追いのイディアトゥーリンが詰めすぎてタイミングが合わず離されてしまい、チョウが追走決勝トーナメント進出を決めた。
 ほかの対戦ではおおよそ単走決勝の上位選手が勝ちあがったが、人気選手のエカテリーナ・セディフはセルゲイ・ボロベフとの対戦で第1セクターの振り返しミスがあったり、戻ってしまったりで敗退した。

  • Pick Up Battle !!

    ポン [ Z33 ] vs M. Sedykh [ S15 ]

    1本目は、後半区間で追いつかれたものの、0.5のアドバンテージを獲得したポン。2本目はおなじような展開となったが、4セクターの後半で先行のマキシム・セディフが大失速! ついていったポンは接触してしまったが、セディフの過失が取られてポンが勝利。

  • Pick Up Battle !!

    E. Sedykh [ S15 ] vs S. Vorobev [ C35 ]

    1本目後追いのセルゲイ・ボロベフは絶妙なポジショニングからビッタリと入り込んだが3セクターで大戻り! 直後に先行のエカテリーナ・セディフも戻るなどのミスで0.5ボロベフ。2本目に勝負をかけたセディフだったが、2セクターで角度をつけすぎからの乱れでボロベフが勝った。

  • Pick Up Battle !!

    横井 昌志 [ S15 ] vs O. Denisevich [ RPS13 ]

    日本人でただひとり追走予選からのスタートとなった横井は、先行の1本目は相手に入り込ませず。入れ替えた2本目「思ったより速かった」と後半区間での大接近は見られなかったが、それでも近い距離をキープ。1ランクのアドバンテージをキッチリとって勝ちあがった。

Tsuiso Final Tournament

決勝戦は今日イチの極上追走!
川畑無念のインカットで齋藤が優勝!

  • Final Battle

    齋藤 太吾 CHASER [ JZX100 ] vs 川畑 真人 GT-R [ R35 ]

    川畑の1.5アドバンテージで折り返した2本目。後追いの齋藤は振り出しからガッツリと食らいついていく。ところが4セクターに入ったところで先行の川畑はパイロンを倒してしまうほどのインカット! これが決め手となって勝負は決着。齋藤が優勝を決めた。

  ついにはじまった精鋭16名による追走決勝トーナメント。いきなり大波乱あり、見ごたえのあり、の大熱戦の連発となった。
 ベスト16では、昨年の準優勝者であるチョウが、ベテラン藤野との対戦時に振り返しで引っかかって接触があり敗退。D1グランプリシリーズへの参加経験もあるアルカディ・ツアーリグレツフも追走予選から勝ち上がってきたドミトリ・エルモーヒムに破れる。
 そして昨年優勝の日比野は、これまた追走予選から勝ち上がってきた実力者のエフゲニー・ロセフに惜敗し、好調だったエマニエル・アマンディオも後追い時に接近しすぎたのか振り返しで接触してしまい敗退した。
 つづくベスト8では、勝ちあがってきていたロシア勢が全員敗退。注目されていたジョージ・チフチャンも、横井との戦いの後追い時に痛恨のスピン! ここで敗退する結果となった。
 ベスト4に進出したのは、齋藤、藤野、川畑、横井の4名。齋藤と藤野、川畑と横井、どちらの戦いも、先行では後追いを引き離し、後追いではキッチリ詰め寄るといった展開で、齋藤と川畑がそれぞれ勝利した。
 決勝戦は今シーズン何度も見られた齋藤と川畑の対決だ。1本目、先行の齋藤はこれまで同様の素晴らしい走りを決めてくる。そして後追いの川畑は、その齋藤に引けを取らない車速で振り出しから食らいついて1.5アドバンテージを獲得した。
 そして入れ替えた2本目。1本目の川畑とおなじように、こんどは齋藤も振り出しから近い距離で食らいつく!「これは再戦か!?」とも思われたが、先行の川畑が4セクターに入ったところでパイロンを倒すほどのインカット!
 結果、川畑9ランクで齋藤10.5ランクの判定だったが、パイロン倒しの1ランクダウンが川畑に入り、勝負は決着。齋藤が優勝を決めた。

  • 3rd Place Battle !!

    藤野 秀之 [ RPS13 ] vs 横井 昌志 [ S15 ]

    1本目は先行の藤野が100点超えを表す10ランクの評価を得る。いっぽうの横井は近い距離を狙ったが、審判席直前で藤野をプッシュ! これで藤野がアドバンテージを獲得した。入れ替えた2本目、横井も悪くはなかったが、藤野がいい後追いを決めたことで決着。藤野が3位となった。

  • Best 4 Battle !!

    齋藤 太吾 [ JZX100 ] vs 藤野 秀之 [ RPS13 ]

    1本目、後追いの藤野は加速区間で大きく引き離されしまい、その後も距離を詰められずイーブン。入れ替えた2本目。やや精彩を欠いた藤野に対して、後追いの齋藤はきっちりと入り込んで近い距離をキープ。齋藤が1.5ランクのアドバンテージを獲得して勝ちあがった。

  • Best 4 Battle !!

    川畑 真人 [ R35 ] vs 横井 昌志 [ S15 ]

    1本目は3セクターで横井を引き離し、0.5のアドバンテージしかとらせなかった川畑。後追いになった2本目は、振り出しこそやや離れた距離だったものの2セクターから徐々に距離を詰めて3セクターでロックオン! カクジツに1のアドバンテージをとって決勝進出を決めた。

  • Pick Up Battle !!

    藤野 秀之 [ RPS13 ] vs 张 少华 [ S15 ]

    今回が初参加の藤野に対してチョウは昨年準優勝の経験を持つ。藤野先行の1本目、後追いのチョウは審判席まえまではよかったが、その後の区間で離され0.5のアドバンテージ。2本目、先行のチョウは1セクターでの振り返しができずに藤野が衝突。これが決め手で藤野が勝ちあがることとなった。

  • Pick Up Battle !!

    日比野 哲也 [ JZA80 ] vs E. Losev [ JZX81 ]

    日比野が先行の1本目は、後追いのロセフが振り出しから鋭い寄せを決める。入れ替えた2本目。振り返しのタイミングが合わなかったか、日比野は距離を詰めきれない! そこそこ距離は近かったものの、1.5ランク差を逆転することはできず、昨年の優勝者・日比野はベスト16で敗退した。

  • Pick Up Battle !!

    G. Chivchyan [ S15 ] vs 横井 昌志 [ S15 ]

    1本目は先行のチフチャンがすばらしい走りを決めるが、後追いの横井も食らいついてアドバンテージをとる。そして2本目は後追いのチフチャンがさきほど横井よりも近い距離でキレイに入り込む! 1.5〜2ランクはとれると思われたが、チフチャンは4セクターでまさかのスピン! 横井が勝ちあがった。

WINNER

齋藤 太吾

WANLI FAT FIVE RACING
WANLI SUNOCO MONSTER CHASER [ JZX100 ]


 追走は…まぁ川畑と反対側のブロックだったので、決勝で当たれればおもしろいな〜と思ってました。まぁ決勝もけっこうおたがいがいい走りをできたし、勝てたんで、うまく締められた決勝だったと思います。
 今日はトラブルもなかったし、つねに先行で相手のポイントを見ながら走れたし、川畑とのとき以外はポイント取らることもなかったのでよかったですね。
 決勝は1本目終わったあとに点が出てないまま2本目に入ったんですけど、1か1.5くらいとられてるんだろうなぁとは思ってました。川畑は4セクで刈り込んでましたね。パイロンが飛んでくるのが見えました。まぁそれでもそれが減点されてるかはわからなかったので、サドンデスもあるかなとも思ってました。で決着ついたらしくて勝ったんだな、と。
 3日間を通してトラブルは単走決勝のあとのコースウォークへの入場でパワステが壊れたくらい。低速のときにフルで切っちゃう壊れることがあるんですけど、走ってるときはそーゆー負荷もかからないのでいままではなかったんですよ。たまたま部品を持ってきてて交換して直ったので…それくらいですかね? 
 今回はじめて自分が思った通りに作ったクルマを持ってこれたんで、ほんとに気持ちよく走れました。

Results

最終順位

Pos. No. Driver Team Car Color Tire
1 83 齋藤 太吾 WANLI FAT FIVE RACING JZX100 WA
2 82 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING R35 青/銀 TY
3 84 藤野 秀之 WISTERIA with TOYO TIRES RPS13 TY
4 85 横井 昌志 D-MAX S15 YH
5 86 末永 直登 YUKE'S Team ORANGE S15 オレンジ YH
6 3 Evgeniy Losev Force Drift Team JZX81 TY / WL
7 8 Dmitry Ermohin 24AUTO.RU S15 白/緑 -
8 26 Vitaliy Simonenko S14 FD / GR
9 89 Emmanuel Amandio Team Achilles Radial S15 黒/緑/紫 ATR
10 12 Arkadiy Tsaregradsev BNR32 TY
11 2 Georgy Chivchyan NGK with TOYO TIRES S15 TY
12 80 日比野 哲也 K'SPEC MOTOR SPORTS PEAKY ARCS JZA80 白/黒/赤 ZT
13 87 ポン Kleers with TOYO TIRES Z33 ピンク TY
14 88 エス Team Achilles Radial S15 黒/緑/紫 ATR
15 81 张 少华 GOODRIDE DRIFTING CHINA S15 青/銀 GR
16 32 Sergey Vorobev C35 -
17 1 Damir Idiyatulin Force Drift Team SXE10 TY / WL
18 11 Ekaterina Sedykh GRAND RACER S15 白/赤 YH
19 5 Maxim Sedykh GRAND RACER S15 白/赤 YH
20 25 Alexander Mikhailov JZX100 -
21 4 Oleg Denisevich RPS13 白/黒/赤 YH
22 9 Makar Chernish JZX100 黒/赤 WL
23 30 Egor Shymilkin PS13 -
24 14 Konstantin Avsharov S15 黒/白/赤 FD / GR

タイヤ = TY:トーヨータイヤ WA:ワンリー YH:ヨコハマタイヤ ATR:ATRラジアル FD:フェデラル GR:グッドライド WL:ウエストレイク ZT:ゼスティノ

Official Sponsors