久保川優勝！ 2年連続女王に！

安江がはじめての単走1位を獲得！

• Tanso 1st Place

  安江 三智子 ( GOODYEAR Racing with KIDSHEART ) スカイライン [ ER34 ]

  

  「むずかしいことを考えずに突っ込んでこい！」とのスポッターの指示でうまくいったという安江がトップ通過。新見、久保川といった強豪ドライバーがそれにつづいた。

• Tanso 2nd Place

  新見 理恵 [ ER34 ]

  

• Tanso 3rd Place

  久保川 澄花 [ RPS13 ]

  

アウトまできっちり飛ばせるか!?
　シリーズランキング上位の8名だけが参戦でき、チャンピオン決定戦となるシリーズ第7戦。単走で敗退することはないので、純粋に追走トーナメントの組み合わせのためだけに単走がおこなわれた。
　筑波サーキットのコース1000は、要求された採点基準に合わせる走りがむずかしい。アウトまできっちり飛ばしつつ、コース内で止めて、失速せずに曲がっていくのがなかなかできず、とくにアウトまで飛ばせない選手が多かった。
　ランキング首位の久保川も同2位の味元も、1本目にはみ出してしまったせいで2本目はラインが小さくなってしまい、点がのびない。いっぽうでやや抑えめな印象ではあったが、完成度の高い走りをした安江がはじめて単走を1位で通過した。

単走決勝 結果

再戦のすえに久保川が勝利！

• Final Battle

  味元 美智恵 シルビア [ S14 ] vs 久保川 澄花 180SX [ RPS13 ]

  

  味元も久保川もたがいに相手のインを差す走りを繰り返したが、3度目の再戦で味元がおくれをとってしまった。

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ランキング上位が勝ち進む！
　この時点でチャンピオンの可能性を残しているのは、久保川、味元、岡崎の3名。しかし久保川がベスト8で勝利した瞬間に、岡崎のタイトル獲得の可能性はなくなった。ベスト4進出は、岡崎、味元、久保川、新見の4名。D1レディースリーグのランキングトップ4が順当に勝ち上がった。
　準決勝の最初の対戦は岡崎vs味元。1本目は味元がいい距離で岡崎についていき、2本目は岡崎がスピン。味元は決勝進出を決めて逆転でのチャンピオン獲得にむけて可能性を残す。しかし久保川が3位以内に入れば、タイトル獲得が決まる。
　久保川vs新見の対戦は、1本目に先行の久保川のラインが小さくなったが、新見も失速ぎみになり、イーブンの判定。2本目は新見のラインがずれてハミ出しそうになったところに、なんとか久保川がついていき、久保川の勝利。これで久保川のD1レディースリーグ2連覇が決まった。

久保川と味元が白熱バトル！
　決勝は味元vs久保川。ランキング首位と2位の対決だ。味元先行の1本目は久保川が見事な食い込みを見せ、久保川先行の2本目は味元もよくついていく。接近度では久保川のほうがうわまわったが、先行時の走りは味元のほうがよかったこともあって再戦に突入した。
　再戦でも、再々戦でもふたりは一歩も引かない接近ドリフトを見せて、勝負は3度目の再戦にもつれこんだ。しかしその2本目、ストレートで離された味元が久保川のインに入れず勝負あり！　D1レディースリーグ史上最高の名勝負は女王・久保川に軍配があがった。

久保川 澄花

driftschool-jp.com with Team ORANGE
180SX [ RPS13 ]

　今回は不思議とけっこう平常心でできました。どちらかというと、まわりがどんな仕上がりなのか気になったくらいですね。プレッシャーは前日までのほうがありました。今日はあんがい「楽しもう」みたいなかんじでいけたんで、ぜんぜん特別な意識はなくて(チャンピオンが)決まった瞬間も「そういえば、もう決まったんだね」って。決勝戦でデコちゃん(味元選手)と顔を合わせた時点で「あ、そっか。決まったんだ」っていうくらいだったんで、かなり意識してなかったっていうか自然体だったと思います。
　決勝では、サドンデスを何回もやって疲れてたんですけど「ちょっと待てよ」と。「ワタシが疲れてるんだから、デコちゃんもきっと疲れてるだろう」と。それで気持ちが切れないようにずっと保ってたんですけど。逆にどんどん走りがわかってきたんで、逆に攻められたかなという気はします。
　優勝したときも、去年みたいに涙が出たりとかは不思議となくて「やったー！」みたいなかんじだったんで、純粋に楽しめてた証拠かなって思います。

• The 2nd Place

  味元 美智恵
  TOTAL GARAGE DAI with FEDERAL
  シルビア [ S14 ]

  

  結果はいつもどおりになっちゃいましたね。でも、持ってるものはすべて出しきりました。(最後は)最終からついていくタイミングがちょっとズレてしまって。あのへんがまだ自分のなかで完成できてないので「これかな?」みたいなかんじでしか行ってなかったので…。

• The 3rd Place

  新見 理恵
  GOODYEAR Racing with KIDSHEART
  スカイライン [ ER34 ]

  

  (準決勝は)最終出るところで、ちょっと置いていかれてしまって、そこからがんばってついて行ったんですけど、あれだけ最初に離されちゃうともう追いつけない状態で、先行の自分のラインも小さくなっちゃって、ホントに納得できてない状態です。また修行して出直してきます。

• The 4th Place

  岡崎 明美
  3UP
  180SX [ RPS13 ]

  

  (準決勝は)右コーナー大嫌いなんですよ。悔いを残さないように「どうせならスピンのほうがいいや、アンダーより」って。で、思いきってやってできませんでした。

最終順位

タイヤ ＝ GY:グッドイヤー　YH:ヨコハマ　FD:フェデラル　KD:ケンダ

久保川 澄花

driftschool-jp.com with Team ORANGE
180SX [ RPS13 ]

　今年の頭に「去年は1位をとったから、今年はぜったいつらくなるよ」ってすごく言われてて、自分では覚悟してたつもりだったし、そのつらいのを楽しんでたつもりだったんですけど…。自分に負けそうな自分がいて、今年の一時期は、完全に精神的な問題というか、いちばんひどいときは「今回も負けるんじゃないか」っていうマイナスの波が押し寄せて来たりしてたんです。途中でチームを脱退したり、環境も変わったんですけど、でも支えてくれてるひとたちは変わらなくて、それを力にできたかなという気がします。
　去年と今年では、またぜんぜんちがいますね。去年よりも全体レベルがすごく上がってるんで、戦い甲斐もあるし、でも、そのなかでも、つねにみんなを引っ張れる存在でいたいってずっと思ってたんで、戦っててもすごく楽しかったです。
　わたしにとってはとても長いいちねんだったんですけど、いろんなひとたちが、環境が変わっても変わらずサポートしてくれて、応援してくれて、気にかけてくれて、ホントに、それを思うだけでグッときます。

• Series 2nd Place

  味元 美智恵
  TOTAL GARAGE DAI with FEDERAL
  シルビア [ S14 ]

  

  結果は去年といっしょですけど、すごい内容があって、自分のなかでもすごい成長したいちねんだと思います。今シーズンのあいだにクルマが替わって、そのあいだはちょっとボロボロやったんですけど。やっと今日になって(クルマがもどって)クルマと一体化してチャンピオン狙えたかなと思います。

• Series 3rd Place

  岡崎 明美
  3UP
  180SX [ RPS13 ]

  

  今年はクルマの性能がとにかくあがりました。で、自分がラクしちゃってるぶん、こういうところで、練習して実力をつけてる若いコたちがいて、もうクルマではごまかしようがないんで…もうしょうがないからがんばりますわ。

　D1SLチャンピオンカーニバル in 筑波1000の会場にて『東日本大震災』復興支援をはじめとした募金活動をMSCブースにておこないました。当日ご来場されたお客さまより、多くの募金をいただきましたことを心よりお礼申しあげます。東日本大震災への義援金につきましては『日本赤十字社』および『ピースプロジェクト』への震災復興支援に使われます。

・東日本大震災義援金 ¥4,836
・交通遺児育英会募金 ¥2,240
・MAKE A WISH募金 ¥1,346