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成長を示した柴田が初優勝!
欲しくしてから6年目のシーズンを迎えたD1西日本シリーズ。昨年のシリーズ1位の山田、2位の石川がともにD1ストリートリーガルシリーズへとステップアップしたこともあって、今年はまたフレッシュな顔ぶれとなった。
ストレートから振り出して審判席まえへ飛び込むこのサーキットでは、まず振り出すまでの車速が重要になる。しかし最終コーナーの抜けかたやシフトアップの技術などの問題で、やや車速が伸びない選手が多かった。
そしてもっとも重要なのが、1コーナーに対しての振り出し位置の距離感だ。迫力を出すためには、奥まで加速し、ぎりぎりの位置で一気に大きな角度をつけるのが望ましいが、手前で振り出してしまう選手が多かった。そのため、1コーナーまで距離が足りずに、サイドブレーキで伸ばしたり、ラインそのものが小さくなってしまって減点するケースが多く見られた。
追走進出のボーダーラインでは、そういった減点の度合いによって当落がわかれたといっていい。
いっぽうで、ラインをきっちりトレースし、速度感や角度、振りの鋭さを加えた選手が98点台をマーク。なかでも少し奥めで「パキン」と振り出し、アウトいっぱいまで飛ばすドリフトを見せた吉田が1位通過となった。
◆ D1WJ 単走決勝 結果 ◆ | |||||
Pos. | No. | Driver | Car | Best Ave. | |
1 | 9 | 吉田 道夫 | S14 | 98.40 | |
2 | 24 | 岩崎 沙織里 | PS13 | 98.35 | |
3 | 10 | 柴田 英行 | S15 | 98.30 | |
4 | 26 | 鵜飼 俊佑 | S15 | 97.90 | |
5 | 32 | 西内 太貴 | PS13 | 97.85 | |
6 | 25 | 石川 紗織 | S14 | 97.65 | |
7 | 21 | 中村 英泰 | S15 | 97.45 | |
8 | 13 | 田坂 友典 | S14 | 97.30 | |
9 | 35 | 森下 育浩 | S14 | 97.15 | |
10 | 8 | 中下 高志 | RPS13 | 97.10 | |
11 | 22 | 高原 裕也 | HCR32 | 97.10 | |
12 | 3 | 井上 雅貴 | HCR32 | 97.10 | |
13 | 12 | 岩崎 剛 | RPS13 | 97.05 | |
14 | 27 | 水井 大揮 | S14 | 96.90 | |
15 | 14 | 渕上 勝 | S15 | 96.90 | |
16 | 36 | 粂 哲也 | S14 | 96.80 | |
▲ 以上 追走トーナメント進出 ▲ |
Pos. | No. | Driver | Car | Best Ave. |
17 | 5 | 高根 芳朋 | JZX100 | 96.80 |
18 | 30 | 市橋 良平 | FC3S | 96.75 |
19 | 11 | 藤田 浩佳 | JZX100 | 96.75 |
20 | 23 | 浅原 修二 | RPS13 | 96.70 |
21 | 7 | 上田 竜也 | PS13 | 96.60 |
22 | 19 | 村田 聖長 | PS13 | 96.60 |
23 | 29 | 三井 健貴 | S14 | 96.40 |
24 | 20 | 白井 麻耶 | PS13 | 96.20 |
25 | 28 | 村上 佳 | JZX100 | 96.00 |
26 | 15 | 赤穂 正一 | RPS13 | 95.75 |
27 | 31 | 服部 晋也 | JZX90 | 95.50 |
28 | 33 | 佐藤 信文 | PS13 | 88.00 |
29 | 34 | 池田 洋一 | RPS13 | 77.50 |
30 | 6 | 楠村 淳 | RPS13 | 67.00 |
31 | 18 | 大谷 竜史 | RPS13 | 65.50 |
- | 16 | 出来 秀夫 | S14 | RETIRE |
- | 17 | 目黒 雄大 | JZX100 | RETIRE |
備北は年に数回来るくらいなので自信はぜんぜんなかったです。まえに練習に来てちょっとクルマが壊れて今日はどうなるかわからんので、練習から結構試行錯誤でやってて…まぁ自分なりには結果が出たのかな〜と。
練習はスポッターの話では、悪くはないけど、よくもないというね。実際に単走2本でどうなるかなって思ってたんですけどね。
本番はしっかりと角度を出して…止めこんで…アクセルを早く入れて…というのをすれば、おのずとラインにのれるというので、そういうふうな走りを心掛けました。まぁデキとしてボチボチですかね。
結果はね、1位にはなりましたけど…。まあやった結果がいいほうが出たので、それはそれでうれしいです。
D1西日本シリーズは去年からですね。去年の備北はトラブルで、まったく予選も通過できなかったし、名阪戦でやっと6位入賞して、それからなんです。だからもう1回ここでちょっとがんばろうと思ってました。
追走はキライじゃないですけども、でもツインドリとかトリプルとか団体をよくやってるんで、まぁそのノリで楽しいなっていうカタチで、身内も多いんでちょっと楽しみですね。
主要メンバーが大きく入れ替わったため、展開がまったく予想できなかった追走トーナメント。まず単走は16位というギリギリ通過だった粂が、追走になると急に生き生きとした走りを見せて単走優勝の吉田に勝った。
またD1レディースリーグでは複数回の優勝経験がある石川が進入速度の高さをいかしてベスト8に勝ち上がった。
ベスト4に入ったのは、粂、岩崎(剛)、渕上、柴田の4名。今回のトーナメントではとくに後追いのうまさをみせていた粂だったが、準決勝での岩崎(剛)との対戦での2本目の後追い時、近い距離で1コーナーに飛び込んだものの、その奥で接近しすぎたのかハーフスピン。これが決め手となって岩崎(剛)が決勝に勝ち上がった。
また渕上vs柴田の対戦は、1本目に渕上が最終コーナーでグリップぎみに走ってしまったうえに、柴田が近い距離の追走を見せて柴田がアドバンテージを獲得。2本目も渕上が後追いでミスをして、柴田の決勝進出が決まった。
決勝は兵庫県出身でおたがいに知り合いだという岩崎(剛)と柴田が対戦。まずは柴田が近い距離の後追いを見せてアドバンテージをとる。2本目は後追いの岩崎(剛)に大きなミスはなかったものの、柴田との距離は詰められず、柴田の優勝が決まった。
備北は昔から結構長いこと走ってますね。ほかにも名阪に行ったりいろいろです。去年は石川くんと追走対戦して負けてて「今年は絶対勝ってやろう!」と思ったんですけど、そしたら彼がいなくなってしまったんで…。できれば上位には残りたいと思ってて、自信というかヤル気だけはありました。いちお優勝は目指してたんですけど、実質ここまでこれるとは思っていなかったですね。
昨日は練習に来てないです。ほかの平日に来たんですけどクルマのトラブルとかが多くて正直よくなかったんで、単走決勝で3位通過できたことで、ちょっと自信になりました。
単走決勝はミッチーさん(吉田道夫)が1位ってたのが無線で入ってて「まぁ単走決勝もこれで通るんじゃない!?」と言われていたので「思い切り行こう!」とやったら結構いい結果になりました。
今日追走したなかで知り合いだったのは最後だけだったんですが…そうですね、みんな走りやすいかんじのかたたちだったんで、まあ後追いは結構好きなほうなので、まあ楽しく走らせてもらいましたね。
気にしていたのは、絶対にはなされないことと、先行はいつも通りっていう2点だけです。決勝にははじめて行けたんですごくうれしかったですね。先にもう決勝に岩崎くんが残っているの見てたので、余計にひとつまえの準決勝ではテンションが上がっていいかんじになったのかと思います。
決勝戦は自分が納得いく走りかと言われれば微妙ですけど、後追いのほうはそれなりによかったと思います。ただ先行は…やっぱりこう自分の思ったところに行けてないので、ちょっとこうグダグダというか…フラついたりしたんで、先行をもうちょっと安定できるようにがんばりたいですね。
D1西日本シリーズには、去年から出させてもらってて追走にも残っているんですけど、クラッチが滑っていたりトラブルが多くて…。みんなには「リーガルで走りな」と言われていたんですけど、ちょっと去年の悔いが残ってたんで、今年はいちねんはD1西日本シリーズでがんばろうかなというかんじですね。
まだ実感があまりないんですけど、せっかく優勝させてもらったので瀬戸内海も名阪も勝てるようにがんばります。
岩崎 剛
SUPER NOVA
シルビア [PS13]
自分でもわかっていましたので、修行して相手になるようにがんばりたいと思いました。
タイヤも減ってたといったら減ってたんですけども、やっぱりでもそこは自分のウデでなんとかカバーはしたかったですね。もうちょっとなにかあったんだろうなぁとは思うんですけども、経験積んでもう1回リベンジがしたいです。
今日の目標はとりあえず単走決勝ですね。じつは単走決勝から危うかったんで、なにかいきなり怖くなってしまって、それでギリギリのラインからはじまって「追走もどうなんだろうな」と思ったんですけど、なんとかラッキーが続いてくれました。
追いつければ入りたいなっていうのはあったんで、最近練習していたことなので、大会となれば知らないひとでも入ってやろうと思いながら走ってました。
(決勝での心境は?) 心境ですか…落ち着いてましたけど疲れもありましたね。まさかここまで来れるとはっていうのもあったので、ちょっと満足感もあったんですけど、そこで満足してはだめですねぇ。
柴田さんとは、見たことはあったんですけどいっしょには走ったことはじつはなくて、まあつっこむ勢いでいったら大丈夫だろうとは思ってたんですけど、ちょっとおよばなかったですね。
いやー、意外です。まさかD1の大きな大会で賞をとれるなんて、夢にもみてなかったんで…。今年はこのあとも全部行こうかなと思っています。やるからにはやっぱり上位と全国大会に行きたいですね。
渕上 勝
HPI. GUN. AUTOALIVE
シルビア [S15]
前日練習からずっとエンジンがふけない状態でいろいろ試してもダメで…。結局単走決勝が終わって追走がはじまっても調子が悪い状態で走ってて…ちょっと相手に迷惑をかけたかな〜というところがありました。もうムリくりでしたね。
単走決勝は15位でギリギリなんとかってかんじでした。エンジンはパラパラいってぜんぜんまわらない。もうまわったりまわらなかったりして…直線でふけなかったり振り出したあともストールして、クラッチを繋いでかけたりしてました。
もう最終コーナーでビッチリ詰めるってことを心掛けていくらいですかね。目標はベスト8までとりあえず今回いければってかんじだったので、うれしいです。
備北はあんまり走ったことないんで、昨日はヘビーウェットで今日はドライだったので、どうなることやらと思ったんですけど、なんとか走れました。
完調であれば、単走順位がもうちょっとよかったのかな〜と…。あとは調子が悪いので、ほんと後ろのひととかに迷惑をかけたのではないかと思ってました。つぎは瀬戸内海で…優勝したいですね。
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Car | Color | Point | |
1 | 10 | 柴田 英行 | Duck Clan | シルビア | S15 | ピンク | 25 | |
2 | 12 | 岩崎 剛 | SUPER NOVA | シルビア | PS13 | 緑 | 21 | |
3 | 14 | 渕上 勝 | HPI. GUN. AUTOALIVE | シルビア | S15 | 白 | 18 | |
4 | 36 | 粂 哲也 | MCR Factory | シルビア | S14 | 紫 | 16 | |
5 | 25 | 石川 紗織 | HOKKORINGO | シルビア | S14 | 黄 | 13 | |
6 | 21 | 中村 英泰 | 白澤会 with 小島自動車 | シルビア | S15 | ピンク | 12 | |
7 | 13 | 田坂 友典 | ツシマレーシング | シルビア | S14 | 白 | 11 | |
8 | 3 | 井上 雅貴 | club N2H Team 山口 with Act a fool | スカイライン | HCR32 | 青 | 10 | |
9 | 9 | 吉田 道夫 | ハロウィン★WISH 西村エンジニアリング | シルビア | S14 | 赤 | 8 | |
10 | 24 | 岩崎 沙織里 | Team NAUGHTY with 梶原家 and KRC | シルビア | PS13 | 黄 | 7 | |
11 | 26 | 鵜飼 俊佑 | 白澤会 with 小島自動車 | シルビア | S15 | 白/緑 | 6 | |
12 | 32 | 西内 太貴 | Team RUDOLF | シルビア | PS13 | 白/水色 | 5 | |
13 | 35 | 森下 育浩 | G-FLUX WAKO'S HPI PMU | シルビア | S14 | 緑 | 4 | |
14 | 8 | 中下 高志 | Ciel with 大仏 Racing | 180SX | RPS13 | 赤 | 3 | |
15 | 22 | 高原 裕也 | Duck Clan | スカイライン | HCR32 | 茶 | 2 | |
16 | 27 | 水井 大揮 | URAS | シルビア | S14 | 青 | 1 |