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D1 STREET LEGAL Rd.6 NIKKO
October 31- November 1 at Nikko Circuit

コンディション：ドライ
公式入場者数：945名(2日間合計)

• Legal
• Ladies
• East

石川が4勝目を決めて有終の美を飾る

内山が圧巻の走りで単走優勝！

•  1st  
  内山 幸恵  (WISTERIA with UNIT) シルビア [S14]
  
  1本目はいい振り出しを見せつつも、ブレーキで止めすぎてしまった内山だが、2本目はきっちり修正し、アクセルを踏んで旋回していくドリフトで最高得点を獲得した。
•  2nd  
  高木 美紀  シルビア [PS13]
  
•  3rd  
  佐藤 安由美  シルビア [S14]
  

　すでにシリーズランキング1位は石川、2位は岩本に決まっているが、3位争いは接戦となっているD1レディースリーグ。また、首都圏に近いサーキットということもあってか、今季最多の12名がエントリーしてきた。なかにはこの日光サーキットをとくによく走っている選手もいる。
　単走決勝は上位と下位の走りのレベルに差が出た。不通過となった選手は、大きなミスをしての減点だった。惜しかったのは箕輪で、1コーナーから先は決まったものの、そのまえの最終コーナーでミスがあったために減点され、追走進出はならなかった。
　そのため、大きなミスがなければ単走決勝は通過できたが、なかでも98点台を出した上位3名は、スピード感があり、振り出しにもするどさがあり、アクセルをきっちり踏んで旋回していった。D1ストリートリーガルシリーズでも単走決勝を通過できるレベルの点数だった。
　とくに内山はスパンと振り出して、審判員が求めたラインにきっちりのせ、アクセルONでコーナーをまわっていった。
　昨年のチャンピオン高木、日光サーキットを得意としている佐藤がスピードとメリハリのある走りでそれにつづいた。

•  Pick Up  
  箕輪 昌世 [JZX100]
  
  JZX90クレスタが1週間まえの練習で横転廃車。急遽JZX100に箱替えしてきた箕輪。1本目は最終コーナーからの立ち上がりを副審に指摘され、2本目は得点を伸ばしてきたがわずかに届かず、ここで敗退した。
•  Pick Up  
  岩崎 沙織里 [PS13]
  
  日光戦への遠征は2011年ぶり3度目となる岩崎。当時は98点台を出して追走進出を果たしていたが、今回は2本本番でいい走りを決められず…。1本目はスピン、2本目は審判席まえで大きく戻ってしまった。

内山 幸恵
(WISTERIA with UNIT)
シルビア [S14]

　ぜんぜん自信はなかったです。ここはイチバン走っているコースなので緊張してドキドキでした。
　練習走行はハマっていて、振り出しの位置が安定せず、悩んでいました。本番の1本目も最終コーナーから出るまでフラフラしてて「あ！ やばい！」ってかんじで2本目は気をつけました。具体的には、ブルーキの減速と振り出しを早めることですね。2〜3コーナーがアクセスで旋回できなかったのでちょっと微妙でしたけど…。
　とりあえず予選は通ったかなくらいに思ってたので自分でもビックリしています。

内山、連勝ならず石川がシリーズ4勝目！

•  Final Battle  
  内山 幸恵 [S14]  vs  石川 紗織 [S14]
  
  内山がミスで自滅したとはいえ、石川はトーナメント全般にわたってミスを最小限におさえ、負けないドリフトで優勝を決めた。
• 
• 

　追走に入っても、単走でレベルの高い走りを見せていた内山は先行時のスピードで優位に立ち、相手をよせつけない。まずは武田を破ってベスト4に進出した。
　追走ベスト8、そのあとの対戦は、ランキング上位の選手、参戦経験が豊富な選手が順当に勝ち上がったが4組目の対戦は、昨年の女王・高木vs今季の女王・石川という好カード。まずは先行の高木に対して、石川が加速区間から距離を開けられてしまったが、高木が最終コーナーでのグリップ走行と判定され、わずかに石川にアドバンテージ。2本目は高木がいい距離でついていって再戦に突入。その1本目、また高木がグリップ走行と判定され、2本目は高木が寄せることができず、石川の勝ちとなった。
　準決勝の内山vs塚本は、最初の2本は両者ともにミスが出て再戦に突入。その1本目に塚本が振り出しでスピン。これが決め手となって内山は2戦連続の決勝進出を決めた。佐藤vs石川は1本目に石川が少し姿勢を乱しつつも近い距離のドリフトを見せ、2本目は佐藤がオーバーランしてしまって石川が勝った。
　決勝は内山vs石川。まず先行の内山が1コーナーでオーバーランしてしまう。これで石川が先行。2本目も内山が進入でミスをしてしまって石川の優勝が決定。内山の2連勝はならず、いっぽうの石川は参戦した5戦すべてで決勝に進出し、うち4戦で優勝という結果を残した。

•  Best 4 Battle  
  内山 幸恵 [S14]  vs  塚本 奈々美 [RPS13]
  
  内山先行の再戦1本目、初決勝に向けてかなり接近した状態から降りだして勝負を賭けた塚本だったが、その直後にスピン！　入れ替えた２本目は内山が様子見したこともありイーブン。結果1本目の差で内山が勝ち上がった。
•  Best 4 Battle  
  佐藤 安由美 [S14]  vs  石川 紗織 [S14]
  
  佐藤先行の1本目、後追いの石川はかなり近い距離でついていき、0.5のアドバンテージ。2本目は後追いの佐藤が審判席まえで角度が薄くなってしまう。ここでも石川のアドバンテージで石川が勝利を収めた。

•  Pick Up Battle  
  佐藤 安由美 [S14]  vs  粟野 如月 [JZX100]
  
  初参加ながら単走決勝で6位通過した粟野は、ベスト8で佐藤と対戦。佐藤先行の1本目は大きく離されて焦ったのか、ギクシャクした走りで2コーナー後にスピン！　入れ替えた2本目も同様に乱れて敗退した。
•  Pick Up Battle  
  高木 美紀 [PS13]  vs  石川 紗織 [S14]
  
  新旧女王対決が実現したベスト8の最終組。1セット目はわずかに石川アドバンテージをとったが決着にはならず再戦に突入。しかしその1本目、また高木が最終コーナーでの走りがグリップと判定されたうえ、2本目も入り込めず、石川が勝利した。

石川 紗織
(HOKKORINGO)
シルビア [S14]

　単走はヘタこいちゃいました。今回はスポッターの倉川さんがいなくてひとりでやっていたので、1本目やりすぎて、2本目はおきすぎてしまいました。
　(1回戦は？) ホントはベスト8では当たりたくない相手ですね。ただ、ベスト8で当たったぶん、気合をいれて行けたのがよかったのかなと思います。ひとりでやっている割にはうまくできたのかな〜と。後追いのときに最終コーナーで焦らないこと。余裕をもって先行車を見ようと思っていました。
　(決勝戦は？) ハミ出しましたね。じっくり相手をみてできました。

内山 幸恵
(WISTERIA with UNIT)
シルビア [S14]

　経験不足とテンパッてしまって2本とも失敗して終わってしまいました。やはり経験不足が大きいです。単走と追走どっちもニガテです。予選落ちの台数があるとそれがプレッシャーですね。
　まぐれですね。まだ慣れないですね。またがんばります。

佐藤 安由美
ATTESA with KRF
シルビア [S14]

　ありがとうございます。
　(準決勝は?) あれはですね…まあ石川さんなので安心して突っ込んでいったんですが、突っ込みすぎましたね。今回、日光にでてメンタルとか自分のレベルがわかって、負けたけどもよかったと思います。
　意気込みは、スポッターの言うことをちゃんときく。自分に負けない自分でやるしかないってかんじです。自分では練習のときのほうがリラックスできてよかったです。単走は緊張してミスっての結果だったので成功率を上げたいですね。
　追走は得意ではないので、むしろ単走ばっか練習してました。でもなんとか勝てました。

石川 紗織
(HOKKORINGO)
シルビア [S14]

　5戦中4戦で優勝して、1戦は準優勝という結果になりましたが、ぜんぜんラクではなくていろいろ苦労したシーズンでした。
　今年からスポッターは岩本明日和さんのスポッターでもある倉川さんにお願いして、明日和ちゃんとチームみたいなかんじで全国をまわりました。すごくいろいろ吸収させてもらって、スタート直後のメンタルもリラックスできて、いままでとコンディションがちがって余裕も生まれました。すごくいい状態でステップアップできたと思います。
　今回の日光だけ倉川さんがいなくてどうなるのかと思いましたが、成長した結果が出たので来年もいい成績が残せたらなと思っています。
　倉川さんをはじめとして協力してくれたひとたちやスポンサーに助けてもらったのが大きかったです。来年もそんないい環境でやっていきたいですね。

内山 幸恵
WISTERIA with UNIT
シルビア [S14]

　運がよかったです。今日は単走優勝もしましたけど、自分でもビックリしています。んー実感はないです。どうなんですかね？　追走もいっぱいいっぱいです。もうだいぶとっ散らかってます。
　そのなかでシリーズ3位をとれてうれしいです。でも石川さんが強敵なんで、がんばります。

Rank	Driver	Team	Car	Car		Color	Rd.1	Rd.2	Rd.3	Rd.4	Rd.5	Rd.6	Total
1	石川 紗織	HOKKORINGO	シルビア	S14	黄	11	15	15	15		15	60
2	岩本 明日和	ZEUS	シルビア	PS13	赤	15	6	11	3			35
3	内山 幸恵	WISTERIA with UNIT	シルビア	S14	赤/黒		3			15	11	29
4	塚本 奈々美	頭文字D with 塚本奈々美	180SX	RPS13	青		4	3	8		6	21
5	高木 美紀	ORIGIN Labo. & R·Y·O & GARAGE-1 & pink★style	シルビア	PS13	ピンク				11		4	15
6	中塚 史帆子	Technical Garage N-body·KMS·SPEED MASTER	シルビア	S14	青	8			6			14
7	長沢 あかり	WISTERIA with MAKEOVER with Thrash	シルビア	S15	赤		11					11
8	山下 美穂	Agent-K Real with GARAGE-1 KENDA	シルビア	PS13	銀					11		11

※D1LLは6戦中4戦の有効ポイント制です。

※赤は優勝、橙は2位、黄は3位、灰色は無効ポイントです。