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EBISU DRIFT
Aug. 3-4, 2013 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.3&4
at Ebisu Circuit South Course

Rd.3 Report

Rd.3 Tanso Qualify

路面コンディションとの戦い!
  •  1st  
    松井 有紀夫 [FD3S] EXEDY R Magic D1 Racing

    今季からRX-7に乗るようになった松井は「FD(※FD3S型RX-7)は雨に弱いイメージがあったんですけど、乗ってみたらすごくよくて、普通に走れば通るという気持ちの余裕を持って走れました」とコメント。事前テストのときから手応えをかんじていたそうだ。

  •  2nd  
    熊久保信重 [C33]
  •  3rd  
    村上満 [RPS13]

 第3戦と第4戦は、おなじ会場で連続して競うデュアルファイナルズ。舞台はドリフトの聖地エビスサーキットだ。第3戦の予選は金曜日におこなわれた。
 本番まえ2回の練習走行のうち、1回目はドライ路面だったが、そのあと雨が降り、2回目からはウェット路面となった。そして予選本番もウェット路面で開始された。
 最初に走行したAグループは完全にウェットの状態だった。そのなかでも日比野や松井らがスピードのある走りを見せて高得点を獲得する。いっぽう手塚は1本目にホームストレートのコンクリートウォールにテールをヒットしてクラッシュ。足まわり等を破損して2本目は走行できず予選敗退となった。
 Bグループでは熊久保、藤尾、アーツー、村上、田中(裕)らが1本目に高得点を獲得したが、すでに雨はあがっていたため、その後路面が乾いていき、ドライ部分とウェット部分が混在する状態になった。それ以降はどの選手も姿勢のフラつきやドリフトの戻りが出るなどして得点を伸ばせない。さらに中途半端な乾きかたとなったCグループも全員が路面に苦しみ、なにかしらのミスをして大きく減点され、予選通過を果たした選手は出なかった。
 今回の予選は、走行したグループによって運不運が大きくわかれる結果となった。なお、勢いのある飛び出しと1コーナーでの伸びを見せた松井が予選トップ通過を決めた。

  •  Pick Up  
    谷口 信輝 [ZN6]

    飛び出しのスピードや1コーナーに進入する角度はよかったが、その先でラインが小さくなったりして減点があり、谷口は予選不通過となった。

  •  Pick Up  
    箕輪 慎治 [JZX90]

    ウォーミングアップ走行でポールを倒し、予選1本目の走行権利が失われた箕輪。最初で最後となる残りの1本の走行で、99.24点という予選時のDOSS最高得点をたたき出したが、ここでもポールを倒して大きく減点され、予選通過は果たせなかった。

◆ 予選結果 ◆
Pos. No. Driver Car Score
1 77 松井 有紀夫 FD3S 98.78
2 1 熊久保 信重 C33 98.53
3 33 村上 満 RPS13 98.44
4 52 田中 裕司 JZA80 98.16
5 86 日比野 哲也 ZN6 97.66
6 61 アーツー S14 97.51
7 55 アマンディオ JZX100 97.47
8 28 藤尾 勉 ER34 97.35
▲ 以上 単走ファイナル進出 ▲
9 14 村山 悌啓 S14 97.22
10 5 高山 健司 GRS191 97.01
11 57 廣田 友和 JZX110 96.89
12 87 谷口 信輝 ZN6 96.78
13 58 フェデリコ GDB 96.63
14 90 箕輪 慎治 JZX90 96.24
 
Pos. No. Driver Car Score
15 27 小橋 正典 CT9A 95.88
16 56 久保田 敏彦 AE86 94.81
17 97 寺町 邦彦 S15 93.59
18 44 河上 善計 S14 93.41
19 19 片岡 龍也 JZA80 93.4
20 81 唄 和也 RPS13 92.4
21 48 北芝 倫之 S14 91.48
22 3 野村 謙 ZN6 78.93
23 98 長谷川 大祐 S15 75.75
24 66 板倉 日出生 KP61 74.62
25 18 西尾 欣也 Z33 55.5
26 22 田中 省己 S15 54.65
27 95 深田 真弘 JZX100 53.53
28 34 手塚 強 BNR34 25.38

Rd.3 Tanso Final

スピードと角度の最高レベルでの融合!
  •  1st  
    川畑 真人 [RPS13] Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS

    川畑は浅めの角度で飛び出し、1コーナーには大きい角度をつけて飛び込み、車速をキープして競技区間をまわりきり、高い完成度の走りで最高得点をマークした。。

  •  2nd  
    齋藤 太吾 [GX100]
  •  3rd  
    佐久間 達也 [S15]

 土曜日。前日の予選とは変わって、完全ドライ路面でおこなわれた単走ファイナル。配点が多いのは最終コーナーから1コーナーにかけての区間だが、コーナーの多いエビスサーキットでは、その先でもスピードや角度の不足、不要な挙動変化があれば確実に減点される。昨年までの人間による審査では、この区間は大きなミスがなければまず減点されなかったため、これは機械採点システムDOSSを導入した今年からの傾向だ。そのため、今年は3コーナー以降の走りもこれまで以上にシビアに完成度を高める必要があった。
 まず最初のグループでは、1コーナーで大きな角度をつけ、全体的にも走りをまとめた熊久保が最高得点をマーク。しかし、その得点自体は96点台と、あまり高くはなかった。
 次のグループでは、シャルマンに乗る岩井が高いアベレージスピードと1コーナーの大きい角度で98点台の高得点を出したが、スピードのある飛び出しとメリハリのある角度を見せた佐久間がその得点をうわまわる。
 そして最終グループ、後半で多少ラインのミスがあったものの、ド迫力の飛び出しとピットウォールぎりぎりのダイナミックな走りを見せた齋藤が1本目に98.99の得点を出し、トップに立つ。しかし、川畑は2本目に、スピードのある飛び出しから強烈な角度をつけて1コーナーに飛び込み、その先もスピードをキープして走りをまとめ、100点を超える得点を獲得し齋藤をうわまわり優勝した。

  •  Pick Up  
    織戸 学 [ZN6]

    ウォームアップ走行で最終コーナーのポールにタッチしてしまった織戸は、本番走行1本減算となり、その1本で決めることができず単走敗退となった。

  •  Pick Up  
    古口 美範 [S15]

    第2戦終了時のランキングで2位につけていた古口。首位に立つ上野との差を縮めるためベスト16に進出してポイントをかせぎたいところだったが、わずかにボーダーラインをうわまわることができなかった。

◆ 単走決勝結果 ◆
Pos. No. Driver Car Score
1 13 川畑 真人 RPS13 100.8
2 2 齋藤 太吾 GX100 98.99
3 15 佐久間 達也 S15 98.39
4 70 横井 昌志 S15 98.19
5 51 岩井 照宣 A35 98.1
6 8 時田 雅義 GRS184 96.97
7 9 末永 直登 S15 96.64
8 78 上野 高広 E92 96.6
9 1 熊久保 信重 C33 96.58
10 6 内海 彰乃 S15 96.57
11 86 日比野 哲也 ZN6 96.53
12 11 今村 陽一 S15 96.48
13 77 松井 有紀夫 FD3S 96.25
14 92 高橋 邦明 GRX130 96.1
15 55 アマンディオ JZX100 95.97
16 7 末永 正雄 SE3P 95.46
▲ 以上 追走進出 ▲
 
Pos. No. Driver Car Score
17 99 松川 和也 AE85 95.43
18 23 古口 美範 S15 95.32
19 25 織戸 学 ZN6 94.26
20 28 藤尾 勉 ER34 93.89
21 61 アーツー S14 93.6
22 33 村上 満 RPS13 93.31
23 52 田中 裕司 JZA80 91.55
- 43 田所 義文 AE86 83.95

Rd.3 Tanso WINNER

川畑 真人
Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS
180SX[RPS13]


 自分が走るまえに、たづやん(※チームメイトの佐久間選手)がいい走りをしたんですよ。で「なにを変えたんだろう?」と思ってスポッターに聞いたんですよ。そしたら「なにも変わってねえ」っていうから「あ、じゃあ行けるな」と思って。
 エビスサーキットはなかなか練習に来れてないんですけど、地元の間瀬サーキットで練習して、そのイメージを持ってここに来たんで、それがうまくハマったと思います。1本目はかなり抑えて、ミスしないようにアウト・イン・アウトのライン重視というかんじで行きました。ちょっと速度は抑えたかんじで。それで、得点はまぁそこそこですね。
 ちょっとギクシャクしてたんで、そこを修正してメリハリをつけたのが2本目です。2本目は手応えもあったッスね。さっきよりは点数いいだろうなっていう手応えはあったかんじです。やっぱり優勝すると気分はいいですね。

Rd.3 Tsuiso

川畑が攻めの追走で優勝!
  •  Final Battle  
    川畑 真人 [RPS13] vs 日比野 哲也 [ZN6]

    シリーズ第3戦の決勝戦。1本目の先行時に極めてレベルの高い走りをして、日比野にアドバンテージを取らせなかった川畑が、後追い時には確実にアドバンテージを取って優勝した。

 ベスト16ではランキング首位の上野が熊久保に敗北。序盤からランキングの大変動を予感させる展開となる。ベスト8では横井が今村(陽)を破る金星。また末永(直)と対戦した斎藤が先行時にオーバーランするという自滅で敗退した。
 ベスト4に勝ち上がったのは川畑、横井、末永(直)、日比野の4名。川畑は単走優勝しているため、すべての対戦で先行からスタートする。そこで相手との距離を図り、入れ替えた後追いでの攻めどころを決めるという戦いかたをしていた。準決勝の川畑vs横井は、川畑が1本目にハーフスピンをしたが、2本目のビタビタ追走で挽回。再戦ではお互いにインを差す好勝負を見せたが、川畑の食い込みがうわまわって勝った。末永(直)vs日比野は、1本目に日比野がキレイについていき日比野アドバンテージ。2本目は接触があって日比野がスピンをしたが、両者にミスがあったということで判定はイーブン。これで日比野の勝ちとなった。横井vs末永(直)の3位決定戦は見事な接近ドリフトの応酬で再々戦までもつれたが、それでも判定では決着がつかず、先行時のDOSSの点差で末永(直)の勝ちとなった。
 決勝は川畑vs日比野。1本目は両者いい走りでイーブン。2本目は川畑が近い距離で日比野に合わせアドバンテージを獲得して優勝した。これによって川畑がランキング首位に浮上し、末永(直)が同2位に入った。

  •  3rd Place Battle 
    横井 昌志 [S15] vs 末永 直登 [S15]

    3位決定戦。おたがいに相手のインを差す好勝負を繰り広げた横井と末永。しだいに相手の走りのクセをつかみ、接近度を増していくという見事な戦いだった。

  •  Pick Up  
    末永 直登 [S15] vs 日比野 哲也 [ZN6]

    ベスト4の2対戦目。1本目は日比野が入り込んでアドバンテージを獲ったが、2本目は接触があって日比野がスピン。審判員の判定は両者にミスがあったということでイーブンとなり、1本目にアドバンテージを獲っていた日比野の勝利が決定した。


Rd.3 WINNER

川畑 真人
Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS
180SX[RPS13]


 追走はぜんぶ先行スタートだったので、後追いになったときどこまで攻めるかっていう余裕が生まれるので、やりやすかったですね。先行のときには全開で走って、相手の距離を見て、ついて来れないなと思ったら、後追いでついていけるし、どこから差そうかなっていうのも考えられるし。追っかけモードになるのか待ちモードになるのかっていう判断材料ができるんで、準備できるんですよね。
 シリーズはもうぶっちぎります。最後にひっくり返して獲るとかじゃなくて、もう獲れるときに獲ってぶっちぎってやろうっていう、そういう気持ちなんで、これからもガンガン行きたいな、というかんじです。
 それと、審判員の解説を聞かないとわからないような勝ちかたはイヤなので、だれが見てもクルマに興味ないひとが見ても「アイツの勝ちだろ」っていうのがわかるような、そういう勝ちかたにこだわりたいですね。今回もそういう部分をあるていどは見せれたかなあ、と思うんですけど、これからもそういうキレのある走りを目指していきたいですね。

Rd.3 Result

総合順位
Pos. No. Driver Team Car Tire Point
1 13 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS RPS13 TY 26
2 86 日比野 哲也 Team UP GARAGE with DRoo-P ZN6 FK 23
3 9 末永 直登 YUKE'S Team ORANGE with BEAST EYE S15 YH 20
4 70 横井 昌志 D-MAX S15 NK 17
5 2 齋藤 太吾 PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS GX100 ATR 14
6 1 熊久保 信重 BEAST EYE Team ORANGE with YUKE'S C33 YH 13
7 11 今村 陽一 nichiei ECO BURN with FALKEN S15 FK 12
8 92 高橋 邦明 GOODYEAR Racing with Kunny'z GRX130 GY 11
9 15 佐久間 達也 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS S15 TY 9
10 51 岩井 照宜 H.D.O QS 信玄&RS Watanabe A35 - 8
11 8 時田 雅義 GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R GRS184 GY 7
12 78 上野 高広 TEAM VERTEX E92 YH 6
13 6 内海 彰乃 RC926 with TOYO TIRES S15 TY 5
14 77 松井 有紀夫 EXEDY R Magic D1 Racing FD3S FD 4
15 55 Emmanuel Amandio WEDRIFTEAM JZX100 ATR 3
16 7 末永 正雄 RE雨宮 SUNOCO with YOKOHAMA SE3P YH 2
17 23 古口 美範 Team BOSS ENDLESS with FALKEN S15 FK 1
18 25 織戸 学 DRIVE M7 MAX ORIDO RACING ZN6 YH 1
19 61 馮 仁稚 nichiei ECO BURN with FALKEN S14 FK 1
20 43 田所 義文 TOYO・DROPPS with RS Watanabe AE86 TY 1
21 99 松川 和也 Team UP GARAGE with DRoo-P AE85 FK 0
22 28 藤尾 勉 GLIDEAUTO with Line up APP RACING ER34 FD 0
23 33 村上 満 Team MMM RPS13 - 0
24 52 田中 裕司 nichiei with 11 aside JZA80 FD 0
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