いよいよ開催が間近に迫ったTSUKUBA DRIFT。この1戦に向けてマシンを大きく仕様変更しているのが、鈴鹿戦でひさびさに活躍して存在感をアピールしたGOODYEAR Racing with ST.GARAGEだ。
　このときは、3.1リッターに排気量アップしてあったエンジンが直前のテスト走行でブローしてしまい、急遽ノーマルの2JZエンジン(排気量は3.0リッター)に載せ換えて参加。それでも廣田友和の奮闘もあって苦しい状況のなかベスト4まで勝ちあがって4位入賞。25ポイントを獲得したことでランキングも14位になった。
　今回の仕様変更は、鈴鹿のベスト4で対戦した齋藤太吾との1戦がきっかけだ。このとき彼のJZX100マークⅡに大きく引き離されたて敗退。「勝つためにはさらなるパワーが必要だ！」と排気量アップに踏み切った。
　今回のエンジンはBC製のピストンを使い3.4リッターまで排気量をアップし、タービンも排気量に見合った大きなサイズのEFR-9180に変更。推定馬力は3.1リッター仕様のときよりも250psアップとなる900psオーバーとなる見込みだ。
　合わせてカラーリングも一新され、心機一転さらなる活躍を目指すGOODYEAR Racing with ST.GARAGE。今週末にテスト走行が予定されているが、できたてホヤホヤのマシンをどこまで仕上げて来られるのか、土曜日におこなわれる単走予選から注目したい。