2024 D1 LIGHTS SERIES RD.2 NIKKO
2024年D1ライツシリーズ第2戦 日光
開催日:2024年4月7日(日)
会場:日光サーキット
コースコンディション:ドライ
延動員数:980名 (関係者含む3日間合計)
目次
前日の勝者を倒した中川が初優勝!
第2戦 単走決勝
最終コーナーも攻めていけ!
第2戦は第1戦の翌日に、引き続き日光サーキットで開催された。ただ、競技区間が前日とは変わって、裏のストレートエンド、最終コーナーの進入も区間に加わった。通過指定ゾーンは、最終コーナー進入の振り出し位置付近が加わり、2コーナーのクリップのゾーンはなくなった。
好天にめぐまれて気温も上がり、ドライ路面でおこなわれた第2戦だが、単走の得点を大きく左右したのが最終コーナーの走りだ。やはり手前から浅い角度で進入する選手が多かったなか、奥まで行ってから振り出して大きな角度をつけて旋回した選手は高得点につながった。もっとも全体の得点が低かったこともあって、最終コーナーでいい走りができなくても、メインの1~2コーナーを決めて単走通過できた選手もいた。
そのなかで、最終コーナー、1コーナーともにキレのある振り出しを見せて、角度一定の旋回もできていた安藤(直)が1本目の得点で単走優勝した。安藤は2本目で途中までよりレベルの高い走りをみせていたがフィニッシュライン直前でミスをして点を落とし、得点の更新はならなかった。
また、前日3位の中村(大介)は敗退。“土曜日の男”のジンクスを払拭できなかった。
Pos. | No. | Driver | Car | Best score | 2nd score |
---|---|---|---|---|---|
1 | 65 | 安藤 直輝 | C33 | 97.60 | 89.00 |
2 | 50 | 石井 亮 | JZX100 | 96.75 | 94.50 |
3 | 92 | 大島 挙一 | S15 | 96.65 | 68.00 |
4 | 32 | 多田 康治 | ZN6 | 96.50 | 96.50 |
5 | 55 | 黒沼 雄一 | S15 | 96.50 | 41.50 |
6 | 77 | 速水 眞之介 | PS13 | 96.25 | 82.50 |
7 | 9 | 和田 賢志郎 | RPS13 | 96.20 | 94.75 |
8 | 98 | 安藤 塁 | S15 | 96.20 | 94.65 |
9 | 38 | 稲岡 拓也 | S14 | 96.15 | 95.25 |
10 | 31 | 吉村 旭人 | S15 | 96.10 | 51.50 |
11 | 70 | 中川 尚隆 | S15 | 96.00 | 95.55 |
12 | 34 | 白井 翼 | ENR34 | 95.90 | 94.50 |
13 | 10 | 石井 和義 | S15 | 95.90 | 60.00 |
14 | 22 | 栁 和孝 | S14 | 95.90 | 18.50 |
15 | 56 | 古賀 誠進 | RPS13 | 95.50 | 93.50 |
16 | 90 | 伊藤 満紀 | JZX90 | 95.45 | 95.45 |
▲追走トーナメント進出▲ | |||||
17 | 91 | 工藤 浩平 | S14 | 95.35 | 94.45 |
18 | 80 | 丸山 やん | S14 | 95.25 | 95.10 |
19 | 19 | 浅野 潤一 | PS13 | 95.15 | 30.50 |
20 | 69 | 酒井 勇輝 | S14 | 95.10 | 21.50 |
21 | 41 | 植村 真一 | JZX100 | 95.00 | 94.90 |
22 | 52 | 柳 晃司 | S15 | 95.00 | 94.90 |
23 | 21 | 筒井 陽平 | JZX100 | 95.00 | 94.40 |
24 | 64 | 齋藤 寿夫 | RPS13 | 95.00 | 65.50 |
25 | 63 | 木賊 光児 | HCR32 | 94.95 | 94.90 |
26 | 79 | 中村 大介 | RPS13 | 94.60 | 68.50 |
27 | 33 | 辻 紳護武 | C33 | 94.50 | 87.00 |
28 | 42 | 田山 ジュン | JZZ31 | 94.15 | 36.50 |
29 | 4 | 廣瀬 優太 | JZX100 | 94.00 | 92.00 |
30 | 89 | 沼里 裕太 | JZX100 | 94.00 | 35.00 |
31 | 29 | 粟野 如月 | RPS13 | 93.50 | 91.75 |
32 | 99 | 阿久澤 一幸 | ZN6 | 93.25 | 92.75 |
33 | 86 | 近藤 善道 | AE86 | 92.75 | 54.50 |
34 | 85 | 下田 賢次郎 | HCR32 | 92.50 | 47.50 |
35 | 54 | 木暮 博亮 | JZX100 | 83.00 | 17.50 |
36 | 58 | 谷本 真人 | S14 | 55.50 | 51.50 |
37 | 59 | 西山 大貴 | S15 | 44.00 | – |
38 | 15 | 藤原 優汰 | PS13 | 22.50 | 18.50 |
39 | 97 | 瀬戸 大輔 | S15 | 0.00 | – |
– | 6 | 木口 健治 | C33 | 不参加 | – |
– | 14 | 玉城 詩菜 | RPS13 | 不参加 | – |
– | 68 | 谷 光一 | S13 | 不参加 | – |
第2戦 単走優勝
安藤 直輝
PB / SPEED MASTER ・ VITOUR TIRE
C33 LAUREL (C33)
いちおう日光はホームコースなんで、ちょっと今回は予選上位通過できるように気合入れてきました。練習からドライまでは調子よかったんで、このまま晴れてくれれば予選は通過できるかなと思ったんですけど、昨日突然雨降ってきて、ちょっと動揺して。今朝は、まだ昨日の雨の感覚が残ってたんで、本番まとまるかは正直不安だったんですけど、スポッターのアドバイスもあり予選通過できました。でもまさか1位通過できるとは思わなかったんで、すごいうれしいです。
本番はとにかく抑えないで、もう思いっきり振ろうと思って。なんか抑えるとあんまりいいことないんで、思いっきり振り出してやろうってかんじで走るようにしました。1本目は95%というか、ほぼ100%くらいのかんじでいきました。で、もうちょっと行きたいなっていうかんじだったんで、2本目はもうちょっと攻めていこうと思ってがんばったんですけど、最後フィニッシュラインでやりすぎてスピンしてしまったっていう、ちょっともったいないかんじだったんですけど。
去年からシリーズ出はじめたんですけど、去年は日光どっちも予選を落としてしまったんで、 今年どうなるかなと思ったんですけど、けっこう調子がいいんで、このままいけたらなと思います。
第2戦 追走トーナメント
多田の2連勝ならず、中川(尚)が初優勝
ベスト16では5つの対戦で単走下位の選手が勝利するというやや波乱の展開。最終コーナーもドリフトの追走区間に加わったせいか、追走に入っても、最終コーナーでのもどりやインカットなどで減点をとられるケースが多く見られた。しかし前日から好調の稲岡、多田、石井、和田らは順当にベスト8に進出した。
ベスト4に勝ち上がったのは、伊藤、多田、和田、中川。まずは伊藤と多田が対戦。1本目後追いの多田は最終コーナーで接近ポイントを稼いだのに加えて伊藤が審判席先で脱輪、多田に大きくアドバンテージがついた。2本目は後追いの伊藤が近いドリフトを見せたが逆転には至らず、多田が勝った。
和田vs中川の対戦は、1本目後追いの中川が近い距離のきれいなドリフトでアドバンテージをとると、2本目は後追いの和田が攻めすぎて審判席前で接触しつつ飛び出し、中川が勝った。
決勝は多田vs中川。愛知県勢で、よく知っているドライバー同士の対戦だ。1本目は多田が先行。前日からここまで大きなミスをしていなかった多田だが、最終コーナーでインカット。そして審判席先でコースから飛び出してしまう。そして中川はそれにキレイに合わせてみせた。2本目は中川が先行。こんどは両者ともにいい走りをして、そのまま中川が勝った。
第2戦 優勝
中川 尚隆
MCR Factory GRADO MONDO GOODRIDE
MCR Factory S15 (S15)
絶対に優勝もしくは上位で終わるっていうのが僕の今年の目標なんで。日光ラウンド、まずはとにかく好成績で第1戦、第2戦終わらせるっていうのが自分のなかでの目標だったんで、 優勝できて、そして初優勝できて、ほんとにうれしいです。
練習から走りはそこそこできてたんですけど、 今年ちょっとタイヤが変わりまして、グッドライドさんをはかさせてもらってるんですけど、それのセットとかいろいろと木曜日から出してて、金曜日、土曜日になっていいかんじにセットが出てきたんで、 もうこれは、あとは行くしかないっていうかんじで走らさせてもらいました。
単走も絶対に落ちることはないだろうって自分のなかではもう自負があったんで、走りも自分のなかでけっこう決まってたんで、まずは単走とりあえず通過して、追走に向けて気持ちを整えようと思ってました。
追走って、去年ベスト16は常に残ってたんですけど、1番最初のベスト16がやっぱり僕のなかではいちばん鬼門というか、 緊張しがちなんですよ。そこでいつもミスが出たりとか、そういうことが多かったんですけど、今回もベスト16、ちょっと緊張してたんですけど、そこをなんとか通過できて、突破できて、そこからはもう気持ち的にも楽になって楽しくなってきて。あとはもう走るしかないっていうので走らさせてもらいました。
(決勝はよく知ってる相手だった?) そうですね。別のドリフトチームなんですけど、おなじ紫色みたいなかんじで、 そこでよく知ってて。彼がクルマを作ってたファクトリーベースっていうショップも僕はよく行きますし、そこの繋がりもあって、けっこう知ってたかんじですね。
(決勝への意気込みは) 彼は昨日も優勝してるじゃないですか。「そんな簡単に優勝できるのかよ」って。「もう絶対倒したる!」みたいな気持ちで最後は臨まさせてもらいました。2連勝なんて絶対させたくないって。
(決勝の満足度は) 80%ぐらいですかね。やっぱり最初から入る、そういう意味ではベスト8で戦った柳選手とかケンシロウ選手っていうのはそういうとこがすごい上手いんで、 そういうとこはやっぱ僕もまだまだ不慣れなとこがあるんで、そういうところをもっと練習して、自分のなかで100%っていう追走できるように次も練習して挑みたいと思います。
第2戦 2位
多田 康治
トヨタ自動車部 CUSCO HKS ヨコハマタイヤ
CUSCO トヨタ自動車部 ZN6 (ZN6)
もう満足です、ホントに。相手がジャッキーさんだったんで、0か100かみたいなかんじで来るんで、 そこでなんか70ぐらいでしょっぱい走りをして負けるのは嫌だったんで、全開で行こうって。負けてもいいから全開で行こうって振ったんですけど、ちょっと失敗しちゃったんですけど、でも、それでもよかったかなと思います。
(2戦連続決勝進出だが) なんか予想外すぎて自分でもほんとにびっくりですね。どちらかというとたまたまが過ぎて、このあと周囲からなんか「強いんだろう」って思われるのが怖いですね。 つぎ奥伊吹とかたぶん苦手なんで、そんなにうまくいかないと思ってるんですけど、その周囲からの期待値と僕の実力が今マッチしてないのが ちょっといま怖いとこではありますね。
(昨日はウエットで、今日はドライだったが) ドライのほうがやっぱりぜんぜん走りやすくて、すごくよかったです。合わせれなかったのは単純にもう完全に僕の腕の問題なんで、ちょっと精進しながら、たぶん上手いことタイヤのヨレをコントロールできてないのが問題なので、そこは練習して次戦に生かしたいなと思ってます。
第2戦 3位
和田 賢志郎
HOUSE INNOVATION RACING TEAM
ハウスイノベーション PIT IN REPAIR 180SX (RPS13)
(準決勝は?) 最後は、自分が先行のときに1.5とられてるっていうのを知って、もう1ゾーンめから行くしかないなってけっこう気合い入れていって、審判席前でもしっかり、もう1.5点取り返すぐらいの勢いで思いっきり行ったら、ちょっとやりすぎちゃったかなっていう。それで進入で当たっちゃって、コントロールできなくて。ちょっとそこのコントロールの技術が足らなかったかなっていうかんじでした。
(過去最高順位だが) 去年は全部ベスト8負けだったんで最高順位は5位だったんですけど、今日で3位っていう結果になったので、悔しいですけど、表彰台立てたことはいいことかなと思います。ありがとうございました。
第2戦 最終順位&ポイント
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Model | Points |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 70 | 中川 尚隆 | MCR Factory Grado Mondo GOODRIDE | SILVIA | S15 | 25 |
2 | 32 | 多田 康治 | トヨタ自動車部 CUSCO HKS ヨコハマタイヤ | 86 | ZN6 | 21 |
3 | 9 | 和田 賢志郎 | HOUSE INNOVATION RACING TEAM | 180SX | RPS13 | 18 |
4 | 90 | 伊藤 満紀 | Team Ito Auto | CHASER | JZX90 | 16 |
5 | 50 | 石井 亮 | Team Weld | MARKⅡ | JZX100 | 13 |
6 | 38 | 稲岡 拓也 | Z.S.S Racing VALINO | SILVIA | S14 | 12 |
7 | 34 | 白井 翼 | Okubo Factory × RS takagi MJ.C × MCR | SKYLINE | ENR34 | 11 |
8 | 22 | 栁 和孝 | SIM Support SPARK | SILVIA | S14 | 10 |
9 | 65 | 安藤 直輝 | PB / SPEED MASTER・VITOUR TIRE | LAUREL | C33 | 8 |
10 | 92 | 大島 挙一 | Team GLANZ ND-Victory | SILVIA | S15 | 7 |
11 | 55 | 黒沼 雄一 | Black Marsh Body 千葉電業 | SILVIA | S15 | 6 |
12 | 77 | 速水 眞之介 | N-style VALINO | SILVIA | PS13 | 5 |
13 | 98 | 安藤 塁 | Team ATTESA ND-Victory | SILVIA | S15 | 4 |
14 | 31 | 吉村 旭人 | Racing Team AIROU MCR Lubross GR μ | SILVIA | S15 | 3 |
15 | 10 | 石井 和義 | AQM Company ISHII BANKIN レーシング | SILVIA | S15 | 2 |
16 | 56 | 古賀 誠進 | TEAM九州 GUN Sports Racing | 180SX | RPS13 | 1 |
第2戦 単走順位&ポイント
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Model | Points |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 65 | 安藤 直輝 | PB / SPEED MASTER・VITOUR TIRE | LAUREL | C33 | 20 |
2 | 50 | 石井 亮 | Team Weld | MARKⅡ | JZX100 | 16 |
3 | 92 | 大島 挙一 | Team GLANZ ND-Victory | SILVIA | S15 | 15 |
4 | 32 | 多田 康治 | トヨタ自動車部 CUSCO HKS ヨコハマタイヤ | 86 | ZN6 | 14 |
5 | 55 | 黒沼 雄一 | Black Marsh Body 千葉電業 | SILVIA | S15 | 13 |
6 | 77 | 速水 眞之介 | N-style VALINO | SILVIA | PS13 | 12 |
7 | 9 | 和田 賢志郎 | HOUSE INNOVATION RACING TEAM | 180SX | RPS13 | 11 |
8 | 98 | 安藤 塁 | Team ATTESA ND-Victory | SILVIA | S15 | 10 |
9 | 38 | 稲岡 拓也 | Z.S.S Racing VALINO | SILVIA | S14 | 8 |
10 | 31 | 吉村 旭人 | Racing Team AIROU MCR Lubross GR μ | SILVIA | S15 | 7 |
11 | 70 | 中川 尚隆 | MCR Factory Grado Mondo GOODRIDE | SILVIA | S15 | 6 |
12 | 34 | 白井 翼 | Okubo Factory × RS takagi MJ.C × MCR | SKYLINE | ENR34 | 5 |
13 | 10 | 石井 和義 | AQM Company ISHII BANKIN レーシング | SILVIA | S15 | 4 |
14 | 22 | 栁 和孝 | SIM Support SPARK | SILVIA | S14 | 3 |
15 | 56 | 古賀 誠進 | TEAM九州 GUN Sports Racing | 180SX | RPS13 | 2 |
16 | 90 | 伊藤 満紀 | Team Ito Auto | CHASER | JZX90 | 1 |