Competition Method – 競技方法 –

単走予選廃止で単走決勝がよりスリリングな展開に!
追走採点にもDOSSを採用してちがいを明確化!

本番2本の走行でおこなわれる単走決勝では、上位16名が追走決勝トーナメントに進出。単走シリーズポイントは上位24名までに付与され、これとは別途で上位4名にはドライバーズポイントも付与される。
走行の採点には2013年から導入されているD1独自の機械採点システムであるD1オリジナルスコアリングシステム(通称:DOSS=ドス)が引き続き使われる。
さらに、2019年からは走行時に通過しなければならないゾーンが追加され、そこを通れているかどうか、コース内を走行できているか、ドリフト状態は維持できているかといった項目を審判員が判断し、DOSS得点から減点するカタチで最終的な得点が算出されることになった 。

また、ベスト16による追走決勝トーナメントにおいてもDOSSを採用。先行&後追いともにDOSS得点をベースとし、先行には単走時とおなじ減点項目があり、後追いは指定ゾーン不通過減点と2輪のコース外走行減点が免除され、さらに先行車との接近度が審判員によって加点される仕組みとなっている。

これらの変更により、単走決勝の重要度は増し、追走においても1対戦1対戦が真剣勝負となる、中身の濃いシリーズチャンピオン争いが期待されている。

Tanso Final (単走決勝)

1台ずつの走行で得点を競い上位16名が追走決勝に進出!
単走上位4名はドライバーズポイントも加算!

単走決勝は、1台ずつ走行してその得点の高さを争う競技だ。
速度の高さや角度の大きさ、そしてそのときの安定性といった要素は、D1オリジナルスコアリングシステム(通称:DOSS=ドス)によって数値化されて得点となる。
これに、指定されているゾーンを通過できたかどうか、ドリフトは維持されていたか、コース内を走行できていたかどうか、といった要素を審判員が判断し、DOSS得点と合わせることで最終的な得点となる。
2019年からは単走予選が廃止されたため、シード制度も合わせて廃止となった。つまり、単走決勝では参加しているすべての選手が走行することとなり、追走進出の16枠をめぐって争われるのだ。

単走決勝では1位から24位までに単走シリーズポイントが付与され、1位から4位までには別途ドライバーズポイントも授与される。
走行はひとり2本とはいえ、単走ランキング争いや追走での展開(上位8名は追走でかならず1本目は先行となる)、そしてタイヤの本数制限を考えると、1本目で高得点を出すことが望ましい。
単走ランキング上位を目指すため、追走を先行でスタートするため、そしていい状態のタイヤを残すため、D1オリジナルスコアリングシステム(通称:DOSS=ドス)の評価をいち早く分析して1本目から最高の走りを決めなければならない。
だれがどんな組み立てで単走決勝に臨むのか、見どころの多い競技となりそうだ。

Battle Tournament (追走決勝トーナメント)

2台同時走行で接近度を争う追走!
最後まで勝ち上がった選手が優勝だ!

D1グランプリシリーズの競技のなかで、もっとも激しい戦いとなる追走決勝トーナメント。単走決勝を勝ちあがってきた16名により争われる。
追走とは、2台による同時走行にて接近度や合わせたときの美しさを競う競技で“先行”と“後追い”を交互に入れ替えて走る。
先行者はどれだけ完成度の高い単走ができるのか。後追い者はどれだけ先行相手に合わせて食らいつけるか。そしてそれぞれの走りをDOSSで得点化し、これに審判員加点や減点を加え、2本走行し終えたときの合計得点で勝敗が決定される。
“先行”と“後追い”を入れ替えた1セットで勝敗が決まらなかった場合、ベスト16までは先行時のDOSS得点を比較して勝敗を決定。ベスト8以降は1回だけ再対戦をおこない、それでも決まらなかったときは先行時のDOSSで勝敗が決定される。
この追走決勝はトーナメント制が採用されており、最後まで勝ちあがった選手が優勝者となる。