2024 D1 LIGHTS SERIES RD.6 MEIHAN
2023年D1ライツシリーズ第6戦名阪
開催日:2025年9月7日(土)
会場:名阪スポーツランド
司会進行&実況:鈴木学
審判員:神本寿/田中省己/蕎麦切広大
コースコンディション:ドライ
延動員数:1,155名(3日間合計)
目次
好調の栁を倒して土居が優勝!
第6戦 単走決勝
前日に横転の和田が渾身の走りで単走優勝
約3ヶ月のサマーブレイクのあと名阪スポーツランドで第6戦が開催された。コースレイアウトは、いつもの名阪のドリフトで使われる2コーナーをヘアピンのように使うレイアウト。昨年の日曜日とおなじコースだ。ただスタート位置は昨年から変更になり、最終コーナーのひとつ前のヘアピンの出口から(昨年はヘアピンの手間から)スタートとなった。
ランキング首位の和田は前日の練習走行でクルマを横転させていたが、チームの驚異的な努力で走れる状態にまで修復し、出走してきた。
高得点をとるために振り出しの位置や鋭さはつねに重要な要素だが、名阪スポーツランドでは通常のサーキットではつけすぎなくらい角度をつけてちょうどいいレイアウトになっている。そこで、一気に角度をつけられず振りが2段階になってしまうなどで点が伸びない選手も多かった。いっぽう攻めた走りをしていた選手のなかには、ゾーンはずしやコース超過の減点があってもボーダーラインを超えることができたケースもあった。
そして藤原、多田、和田の3人は振り出しがきっちり決まっていたが、そのなかで和田は審判席前からもきっちり角度を維持し、アクセルを踏み続けてスピードを維持しながら旋回して最高得点をマーク。横転からよみがえった車両で単走優勝を果たし、単走シリーズチャンピオンに向かって大きく前進した。
なおシリーズランキング3位につけている浅野はマシントラブルでまともに走れず単走敗退となった。
Pos. | No. | Driver | Car | Best score | 2nd score |
---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | 和田 賢志郎 | RPS13 | 99.45 | 97.40 |
2 | 32 | 多田 康治 | ZN6 | 99.40 | 97.45 |
3 | 15 | 藤原 優汰 | PS13 | 99.00 | 97.65 |
4 | 12 | 土居 雅和 | PS13 | 98.50 | 96.70 |
5 | 2 | 中川 孝之 | RPS13 | 98.25 | 97.70 |
6 | 38 | 稲岡 拓也 | S14 | 98.20 | 94.60 |
7 | 69 | 酒井 勇輝 | S14 | 97.90 | 58.00 |
8 | 18 | 岩﨑 脩作 | S15 | 97.90 | 47.00 |
9 | 70 | 中川 尚隆 | S15 | 97.75 | 97.65 |
10 | 59 | 西山 大貴 | S15 | 97.65 | 97.10 |
11 | 8 | 日比野 哲也 | AE86 | 97.50 | 48.00 |
12 | 88 | 星 涼樹 | S15 | 97.45 | 97.00 |
13 | 34 | 白井 翼 | ENR34 | 97.35 | 68.00 |
14 | 22 | 栁 和孝 | S14 | 97.30 | 96.65 |
15 | 56 | 古賀 誠進 | RPS13 | 97.30 | 47.50 |
16 | 28 | Jake Kats | PS13 | 97.25 | 96.65 |
▲追走トーナメント進出▲ | |||||
17 | 44 | 浮田 正明 | S14 | 97.25 | 96.00 |
18 | 75 | 北岡 裕輔 | JZX100 | 97.25 | 95.80 |
19 | 77 | 速水 眞之介 | PS13 | 97.15 | 96.65 |
20 | 7 | 藤尾 明仁 | PS13 | 97.00 | 97.00 |
21 | 19 | 浅野 潤一 | PS13 | 97.00 | 96.55 |
22 | 99 | 阿久澤 一幸 | ZN6 | 96.75 | 95.85 |
23 | 58 | 谷本 真人 | S14 | 96.65 | 96.30 |
24 | 97 | 瀬戸 大輔 | S15 | 96.65 | 94.25 |
25 | 79 | 中村 大介 | RPS13 | 96.60 | 45.50 |
26 | 33 | 辻 紳護武 | C33 | 96.55 | 95.65 |
27 | 65 | 安藤 直輝 | C33 | 96.50 | 96.35 |
28 | 80 | 丸山 やん | S14 | 96.45 | 45.00 |
29 | 91 | 工藤 浩平 | S14 | 96.40 | 45.50 |
30 | 21 | 筒井 陽平 | JZX100 | 96.35 | 95.55 |
31 | 86 | 近藤 善道 | AE86 | 96.25 | 95.20 |
32 | 66 | 吉田 道夫 | PS13 | 96.25 | 47.00 |
33 | 68 | 谷 光一 | S13 | 96.10 | 96.00 |
34 | 90 | 伊藤 満紀 | JZX90 | 96.00 | 0.00 |
35 | 37 | Casey Dhnaram | PS13 | 95.80 | 95.35 |
36 | 31 | 吉村 旭人 | S15 | 95.50 | 57.00 |
37 | 29 | 粟野 如月 | RPS13 | 95.40 | 45.00 |
38 | 83 | 松浦 弘行 | S15 | 94.25 | 46.50 |
39 | 76 | 中村 龍 | S15 | 20.00 | 20.00 |
– | 39 | 久野 太一 | S15 | RETIRE | – |
– | 11 | 横田 卓三 | S14 | RETIRE | – |
– | 50 | 石井 亮 | JZX100 | 不出場 | – |
– | 14 | 玉城 詩菜 | RPS13 | 不出場 | – |
– | 55 | 黒沼 雄一 | S15 | 不出場 | – |
– | 41 | 植村 真一 | JZX100 | 不出場 | – |
– | 6 | 木口 健治 | C33 | 不出場 | – |
– | 4 | 廣瀬 優太 | JZX100 | 不出場 | – |
第6戦 単走優勝
和田 賢志郎
HOUSE INNOVATION RACING TEAM
ハウスイノベーション PIT IN REPAIR 180SX [RPS13]
昨日の練習で朝イチでクラッシュして横転しちゃって、自分的にはもうリタイヤかなと思ってたんですけど、 チームはぜんぜん諦めるつもりはなくて、しっかり当日までにスタートラインに立たせていただいて、これは結果で返すしかないっていう、もう気持ちしかなかったです。なんとか1位通過して協力してもらったひとたちには少しでも恩を返せたかなと思っています
クルマはいちおう直していただいたんですけど、やっぱどうしても骨格、フロント周りの骨格がいっちゃってて、アラインメントもまともにとれてなくて、 左右でキャンバーもキャスターもトーもちがう状態なんですけど、なんとか気持ちで乗り切ったかなっていうかんじでした。
(本番で意識したことは) どうしても進入でフェイントを入れる位置がずっと手前っていわれてたんで、そこちょっとトラウマだったり恐怖心でなかなか奥に行けなかったんですけど、本番もうやるしかないっていわれて、 「もうぶつかってもいいから」ってチームもいってくれたんで、その言葉を信じてがんばって奥で行って、本番で決めれたのがよかったかなって思います。
1本目走った感覚的には「決まった」と思ってました。スポッターからそのときに「そのまま行って。そのまま行って」っていう声があったんで、手ごたえはありましたね。
第6戦 追走トーナメント
決勝は両者ミスも、ドリフトがもどらなかった土居が優勝
単走優勝したランキング首位の和田はベスト16で地元勢のジェイクに敗れたが、同2位の多田もベテラン古賀に敗れ、差を詰めることはできなかった。またNAのハチロク(AE86)で毎年名阪だけに出てくる日比野は、今回もベスト16を勝利し、ベスト8で栁に敗れた。
ベスト4に勝ち上がったのは、中川(尚)、土居、西山、栁。まずは中川と土居が対戦した。1本目は先行の中川が角度のある走りを見せ、土居は近いところにつけていたが入りきれず判定はイーブン。そして2本目は後追いの中川が振り出しでそのままスピン。土居の決勝進出が決まった。
西山vs栁は、1本目先行の西山が審判席前でアウトにはみ出しつつハーフスピン。栁に大きくアドバンテージがつく。2本目は後追いの西山が攻めすぎて軽く接触し失速。栁が第3戦奥伊吹以来の決勝進出を決めた。
決勝は土居vs栁。1本目は土居が先行。まずまず近い位置につけていた栁だったがヘアピンで大きくドリフトがもどってしまう。2本目は栁が先行。土居は振り出しから近い位置につけ、審判席前でアウトに流されて少し後れをとってしまったものの、後半でふたたび差を詰めた。わずかな差で土居がうわまわり、土居が2年ぶりの優勝を決めた。
なお、このラウンドの結果、ランキング首位は和田で変わらないが、中川(尚)が2位に浮上した。
第6戦 優勝
土居 雅和
KANZAKI BASE ORIGIN Labo. VALINO
S13 SILVIA [PS13]
ここはホームコースなんですけど、ここでいままでたいした成績がなかったんで、やっぱホームコースで勝ちたいっていう思いはありました。
今回はいろいろみなさまのご協力があってクルマの調子がすごくよくなったので、自分がしっかり走れたらいけるんじゃないかというかんじもありました。追走はちょっと勝負なんで勝ち切れるかわかんなかったですけど。まぁ自信はあったんですけど、なんていうか、そんなかんじでした。
で、ぼく、スポット参戦なんで。やっぱり今年もすごい強豪のひとたちがいてるので、どこまで通用するかな。と思いましたけど、なんとか勝ち進むにつれて、自分も上手いこと走れるようになってきたんで。今年の新しいスタートラインの位置もだいぶ慣れてきて、いけるようになってきたんで、最後のほうも100%決まったかっていわれたら、そうでもないんですけども、まあまあ、失敗しないようにっていうスポッターさんからの指示も いちおう守れるように走って。そうですね。今回特にスポッターさんからの指示でだいぶ助けられて、コントロールしてもらって、勝利に導いてもらったかなっていうかんじですね。
決勝はもう完全にぼくの運転ミスというか、後追いのときにちょっと 詰まりすぎちゃって、少しブレーキ踏んだら、なんかそのハンドルが固まっちゃって。で、流れちゃって、しまったなと思ったんですけど、 先行のときの走りの点数がとれとったみたいで、微妙やなと思ったんですけど、なんとか勝てて。地元で勝てるってのはうれしいですね。ちょっとほっとします。
第6戦 2位
栁 和孝
SIM Support SPARK
SPARK SILVIA [S14]
決勝はじまるまえにマシントラブルが出て、ここを出るときになんか調子悪くて。戻っても原因がわからなくて。もう一か八かで「ウォームアップ行って走れたらやらせてください」ってスタッフにいったら、いいよっていってくれたんで。で、ウォームアップではフケたんで、そのままって行けて、(相手の土居選手は)上手なんで。ぼくも離されないように行こうと思って、入りまではよかったんですけど、途中クラッチが、審判席のまえあたりで滑って、2コーナーで戻って、ハンドル切って戻そうとしたんですけど、もう戻らなくて。
で、先行はもうやるしかないって思いっきり行きました。そしたら後ろもミスってたんですけど、やっぱりぼくのミスがデカかったんで、勝てるのを落としたっていうかんじで、ものすごい悔しいです。
第6戦 3位
中川 尚隆
MCR Factory GRADO MONDO GOODRIDE
MCR Factory S15 SILVIA [S15]
先行はいつも通り走れて。で、後追いで、結果的にはスピンして負けちゃったんですけど、午前中にクルマをぶつけちゃって、そのときにけっこうフレームいっちゃってて。で、一応直してもらったんですよ、チームに。でも、ウォームアップのときにちょっとクルマがおかしくて、でもそのまま行くしかないかなと思って走ったんですけど、振り出した瞬間にやっぱりどこかが壊れて、そのまま引っかかってスピンみたいな形になっちゃいました。ほんとは優勝したかったんですけどね。
第6戦 最終順位&ポイント
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Model | Points |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | 土居 雅和 | KANZAKI BASE ORIGIN Labo. VALINO | SILVIA | PS13 | 25 |
2 | 22 | 栁 和孝 | SIM Support SPARK | SILVIA | S14 | 21 |
3 | 70 | 中川 尚隆 | MCR Factory GRADO MONDO GOODRIDE | SILVIA | S15 | 18 |
4 | 59 | 西山 大貴 | SAMMIT × BOOSTAR | SILVIA | S15 | 16 |
5 | 8 | 日比野 哲也 | シバタイヤ VEICOLO EIGHT 日比野塾 TONE | LEVIN | AE86 | 13 |
6 | 88 | 星 涼樹 | CUSCO Racing | SILVIA | S15 | 12 |
7 | 56 | 古賀 誠進 | TEAM九州 GUN Sports Racing | 180SX | RPS13 | 11 |
8 | 28 | Jake Kats | BURST | SILVIA | PS13 | 10 |
9 | 9 | 和田 賢志郎 | HOUSE INNOVATION RACING TEAM | 180SX | RPS13 | 8 |
10 | 32 | 多田 康治 | トヨタ自動車部 CUSCO HKS ヨコハマタイヤ | 86 | ZN6 | 7 |
11 | 15 | 藤原 優汰 | TEAM SKY FUJIWARA AUTO | SILVIA | PS13 | 6 |
12 | 2 | 中川 孝之 | FREERIDE イナズマ レーシング | 180SX | RPS13 | 5 |
13 | 38 | 稲岡 拓也 | Z.S.S Racing VALINO | SILVIA | S14 | 4 |
14 | 69 | 酒井 勇輝 | 噂の番長 × VALINO | SILVIA | S14 | 3 |
15 | 18 | 岩﨑 脩作 | total car service IWASAKI | SILVIA | S15 | 2 |
16 | 34 | 白井 翼 | Okubo Factory × RS takagi MJ.C × MCR | SKYLINE | ENR34 | 1 |
第6戦 単走順位&ポイント
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Model | Points |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | 和田 賢志郎 | HOUSE INNOVATION RACING TEAM | 180SX | RPS13 | 20 |
2 | 32 | 多田 康治 | トヨタ自動車部 CUSCO HKS ヨコハマタイヤ | 86 | ZN6 | 16 |
3 | 15 | 藤原 優汰 | TEAM SKY FUJIWARA AUTO | SILVIA | PS13 | 15 |
4 | 12 | 土居 雅和 | KANZAKI BASE ORIGIN Labo. VALINO | SILVIA | PS13 | 14 |
5 | 2 | 中川 孝之 | FREERIDE イナズマ レーシング | 180SX | RPS13 | 13 |
6 | 38 | 稲岡 拓也 | Z.S.S Racing VALINO | SILVIA | S14 | 12 |
7 | 69 | 酒井 勇輝 | 噂の番長 × VALINO | SILVIA | S14 | 11 |
8 | 18 | 岩﨑 脩作 | total car service IWASAKI | SILVIA | S15 | 10 |
9 | 70 | 中川 尚隆 | MCR Factory GRADO MONDO GOODRIDE | SILVIA | S15 | 8 |
10 | 59 | 西山 大貴 | SAMMIT × BOOSTAR | SILVIA | S15 | 7 |
11 | 8 | 日比野 哲也 | シバタイヤ VEICOLO EIGHT 日比野塾 TONE | LEVIN | AE86 | 6 |
12 | 88 | 星 涼樹 | CUSCO Racing | SILVIA | S15 | 5 |
13 | 34 | 白井 翼 | Okubo Factory × RS takagi MJ.C × MCR | SKYLINE | ENR34 | 4 |
14 | 22 | 栁 和孝 | SIM Support SPARK | SILVIA | S14 | 3 |
15 | 56 | 古賀 誠進 | TEAM九州 GUN Sports Racing | 180SX | RPS13 | 2 |
16 | 28 | Jake Kats | BURST | SILVIA | PS13 | 1 |