開催日:第1戦10月19日/第2戦10月20日
開催場所:中国広東省東莞市
主催:北京雅森国際(Yasn International)
協力:サンプロスD1事業部
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さる10月19日、20日の2日間、6年ぶりにD1中国シリーズが復活し、広州にちかい東莞市で第1戦第2戦が開催された。会場は併催されたカスタムカー&パーツの祭典「AIT(オールインチューニング)」に隣接した特設コース。この日のために駐車場にアスファルトを敷いた即席ドリコンステージだ。
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参加人数は50名、国内外のドリフト大会で活躍する選手も多く参加し、日本からは横井昌志と末永直登の2名がそれぞれ別の現地チームに召喚されて参加。エントリー費が無料という大サービスも含め今後の中国ドリフトの大躍進を予想させるビッグなスケールで運営された。
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「このところ中国のドリフトレベルは油断できないほど高くて、マシンメイクも日本やアメリカとそう変わらないのでは?」とは練習走行後の横井&末永の感想。参加車両はBMWがもっとも多く、R35GT-Rやフェラーリカリフォルニア、C7コルベットなどスーパーカーの存在感も大きかったので、パドックはむしろ日本よりも華やかだったと思う。
第1戦は単走予選をV8搭載E46の末永がトップ通過して「単走1位」をゲット。しかしベスト24の追走で争われる決勝トーナメントで予想外のベスト16敗退。だったらつぎは2JZ搭載FT86(GRルック)の横井がやってくれるはず…と思ったらベスト8でS15シルビアを駆る人気俳優の許魏洲(ティミーシュー)に負けてしまい、現地に駆けつけた許のファンたちは大興奮。「いつもはベスト16くらいなんだけど」とまわりの評価はまだそれほどでもなかった彼がそのまま決勝に進んだもんだからコースサイドに詰めかけたファンはもうお祭り騒ぎだった。
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しかし勝ったのはBMW・M2を駆る広州の有名チームドリモンズの李文峰。「宴会部長」と多くの選手から親しまれている古くからのエキスパートが貫禄を見せた。
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第2戦で末永直登が優勝!
翌日の第2戦。第1戦のベスト8がシードとなり、予選はそれ以外の出走で16台がトーナメントに進出する。そこで快走したのは「昨日はたまに失火してたけど、今日は点火系を交換してもらったので8気筒がきれいに吹ける」とLS3の性能をフル発揮した末永。またもトップ通過を果たし日本人の力量を見せつけた。
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決勝トーナメントの見どころはやはり準決勝の末永対横井。本来なら決勝で見たかった対戦ではあるが、ここ数年は日本でも見られなかったD1GPトップドライバーのふたりが中国チームのメンバーとして戦う姿に胸が高まらないわけがない。
結果は末永に軍配が上がった。「昨日はなんだかクルマの調子が悪かった? 今日はもう最後までいっちゃいそうだよね」と追走が始まってから日本から参加した神本審判員も絶賛していたとおり、決勝戦で互いをよく知る友人でもあり強敵でもある、R35GT-Rの銭洪申を破って優勝を果たした。
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表彰式では中国ドライバーに向けただけではなく末永への声援も多く、なかには日本語で「おめでとー!」の絶叫もたびたび聞こえ、今後も日本と中国のドリフト友好関係は確実に強まっていくんだろうなとかんじたのでありました。
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D1チャイナの模様はマシンメイクを含めまたここでレポートしていきます!お楽しみに!