D1GP2025にクスコが多田&星で参加表明!

出場マシンはGR86になる予定!

 クスコのHPで発表されたからもう知ったひとも多いかと思うけど、ふたりのドライバーが今年からエントリーすることが決まった。

 ひとりはD1ライツ2024年にシリーズランキング2位、秋に開催されたFIAモータースポーツゲームズで5位と大健闘した多田康治。デビュー戦の第1戦でいきなり優勝したときは「これが世代交代か!?」と周囲が騒然となったよね。ケツケツ同盟のメンバーとしていか天エビス大会で優勝したのも記憶にあたらしい。

 そしてもうひとりはなんと21才、おなじくD1ライツ2024でランキング21位の星涼樹だ。彼はレーシングカート出身のドリフトドライバーで、MCSチャレンジやFDJに参加して頭角を表し、去年はラリーのMORIZOチャレンジに挑戦。最年少ドライバーとして話題となった。

 D1ライツには名阪ラウンドにスポットエントリーし、これが初参戦にもかかわらず2戦とも予選通過。しかも追走1回戦も突破する活躍で22ポイントを獲得しD1GPライセンスをゲットした。

写真はD1ライツ2024第6戦名阪。このときはまさかふたりがおなじチームでD1GPにステップアップするとは思ってなかった。ふたりのエースドライバー争いにも注目だ。そしてじつはふたりとも学ドリOBだったりする。

 ふたりとも出場車両はクスコ製作のGR86で、多田はFIAモーターゲームスに使用した元FDJ松山号、星はFDJ2で使った元FDJ金田号になる見込み(その後の調査で新規製作することが判明 2025年2月15日加筆)。D1GPを戦ううえで戦闘力はじゅうぶんであり、ほぼおなじスペックとみていい。ゆえに星は「ライバル? やっぱり多田さんですよね!」と早くもチーム内バトル上等のコメントで、D1GPに全力投球するために今年のラリー活動は休止するとのことだ。

 今年のD1GPには彼らがD1ライツ2024で戦った和田賢志郎や藤原優汰、中村龍らもステップアップしてくるだけに、世代交代の波は激化することまちがいなしだ。

涼樹と書いてアツキと読む。現在21才、5月で22才になる期待の新星だ。全日本カート選手権では優勝経験もあり、若い世代に多いシミュレーター経験については「ほとんどやったことないんですよ。むしろニガテなほうです」とのこと。D1ライツに使っていたS15のほかにS14も所有しており、練習はもっぱらこっちで日光サーキットを走ることが多いそうだ。

多田はD1GPにはルーキー枠になるが、ドリフト歴は長く今年33才。これはFIAモータースポーツゲームスに日本代表として参加したときのチームジャケットだ。彼のこれまでの生き様はYOUTUBE「DRIFT STATION」にて収録されているぞ。

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