2025 D1 LIGHTS SERIES RD.9 MOBARA
2025年D1ライツシリーズ第9戦茂原
開催日:2025年11月2日(日)
会場:茂原ツインサーキット(千葉県)
司会進行&実況:鈴木学/駒崎亮介
審判員:神本寿/古口美範/春山隆
コースコンディション:ドライ
延動員数:1,366名(3日間合計)
目次
最上が勝って逆転チャンピオン獲得!


第9戦 単走決勝

最上 弦毅
MCR Factory SHIBATIRE D-MAX
MCR Factory 180SX [RPS13]
単走優勝が最上、2位が栁(和)となったが、走りのスタイルは異なり、評価としては最上の完成度が栁の角度をうわまわった。

栁 和孝
SILVIA [S14]

奥茂 祐真
SILVIA [PS13]
するどい返しとアクセルオンで最上が単走優勝
2025年の最終戦は初開催の茂原ツインサーキット。ただし、走行は逆まわりでおこなわれた。ストレートをスタートし、最終コーナーをまわってクランクを抜け、通常の8コーナー、7コーナーを抜けて立ち上がったところまでが競技区間だ。審判席は8コーナーの立ち上がりあたりに設置された。
通過指定ゾーンは、最終コーナーのアウト側に2ヶ所、8コーナー前半のアウト側、そして7コーナー進入のアウト側に設定された。
また、最終コーナーでは大きすぎるフェイントや蛇行を防ぐため、コースのセンターよりイン側に入ると減点とされた。
このコースでは、クランクに進入したあと、振り返しがすぐに2回あり、ズドーンと一発の迫力でアピールするスタイルにはならない。パン、パン、パンとリズムよく振っていくことが重要になる。そのなかで、まずクランクへの進入での角度が浅いと減点。そこでしっかり振っていても、その後はただスムーズにコーナーを抜けていくような走りは得点が伸びず、ひとつひとつきっちりアクションを入れて鋭く振り出し、振り返しつつ、アクセルも入れていく走りに高得点が与えられた。
ポイントランキング上位5名はいずれも追走進出を決めたが、同2位の最上は、しっかりコントロールされつつもキレのいい振りと、ただちにアクセルを入れる走りを見せ、98.95点をマークしてトップに立つ。そして次に走行したランキング首位の栁(和孝)は振りごとに大きな角度をつけて走ったものの、3つめの振りがややおとなしくなってしまったことで最上の点をうわまわれず、単走2位となった。
| Pos. | No. | Driver | Car | Best score | 2nd score |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 | 最上 弦毅 | RPS13 | 98.95 | 97.45 |
| 2 | 22 | 栁 和孝 | S14 | 98.85 | 96.40 |
| 3 | 40 | 奥茂 祐真 | PS13 | 98.80 | 97.85 |
| 4 | 9 | 瀬戸 大輔 | S15 | 98.10 | 97.55 |
| 5 | 75 | 此木 智也 | RPS13 | 98.00 | 97.60 |
| 6 | 37 | Dhnaram Casey | PS13 | 98.00 | 67.50 |
| 7 | 59 | 西山 大貴 | S15 | 97.95 | 95.85 |
| 8 | 61 | 鈴木 勇人 | RPS13 | 97.80 | 96.90 |
| 9 | 19 | 浅野 潤一 | PS13 | 97.75 | 97.25 |
| 10 | 56 | 古賀 誠進 | RPS13 | 97.15 | 96.70 |
| 11 | 26 | 熊谷 圭一郎 | RPS13 | 97.10 | 96.65 |
| 12 | 80 | Jin Tea Wook | BK | 97.05 | 94.50 |
| 13 | 99 | 阿久澤 一幸 | ZN6 | 96.95 | 96.35 |
| 14 | 8 | 佐野 翔 | RPS13 | 96.80 | 96.55 |
| 15 | 16 | 柳 晃司 | S15 | 96.80 | 95.90 |
| 16 | 3 | 三品 和希 | RPS13 | 96.65 | 96.30 |
| 17 | 70 | 中川 尚隆 | S15 | 96.60 | 96.10 |
| 18 | 66 | 北澤 淳 | JZX90 | 96.55 | 96.20 |
| 19 | 11 | 石塚 進一 | ECR33 | 96.35 | 95.85 |
| 20 | 27 | Date Andrew | FD3S | 96.35 | 95.35 |
| 21 | 51 | 五十嵐 剛 | S15 | 96.35 | 84.00 |
| 22 | 5 | 小紫 知慧 | ZN6 | 96.30 | 95.85 |
| 23 | 50 | 沼里 裕太 | JZX100 | 96.30 | 95.15 |
| 24 | 58 | 谷本 真人 | S14 | 96.30 | 94.25 |
| ▲ 追走トーナメント 進出 ▲ | |||||
| 25 | 90 | 伊藤 満紀 | JZX90 | 96.25 | 95.85 |
| 26 | 65 | 安藤 直輝 | C33 | 96.25 | 82.50 |
| 27 | 79 | 中村 大介 | RPS13 | 96.20 | 95.65 |
| 28 | 41 | 植村 真一 | JZX100 | 96.15 | 96.00 |
| 29 | 31 | 吉村 旭人 | A31 | 96.15 | 95.75 |
| 30 | 7 | 髙野 直樹 | JZX100 | 96.15 | 94.40 |
| 31 | 24 | 田山 ジュン | JZZ31 | 96.10 | 95.80 |
| 32 | 48 | 野口 英譲 | S14 | 96.10 | 95.35 |
| 33 | 33 | 辻 紳護武 | C33 | 95.90 | 95.75 |
| 34 | 39 | 宮里 宏和 | JZZ30 | 95.70 | 95.65 |
| 35 | 92 | 大島 挙一 | S15 | 95.60 | 72.50 |
| 36 | 34 | 吉沢 元汰 | PS13 | 95.50 | 95.50 |
| 37 | 72 | 高根 芳朋 | JZX100 | 95.50 | 95.10 |
| 38 | 14 | 渡邉 柊 | S14 | 95.40 | 38.50 |
| 39 | 64 | 森 孝弘 | ZN6 | 95.00 | 43.50 |
| 40 | 49 | 田中 光 | ER34 | 94.85 | 94.65 |
| 41 | 29 | 粟野 如月 | RPS13 | 94.85 | 94.25 |
| 42 | 68 | 谷 光一 | S13 | 94.50 | 92.75 |
| 43 | 55 | 吉田 紘祐 | FD3S | 94.00 | 35.00 |
| 44 | 15 | 鈴木 秀樹 | S15 | 93.00 | 49.50 |
| 45 | 88 | 平田 健介 | S15 | 92.60 | – |
| 46 | 44 | 須黒 典高 | S14 | 91.50 | 83.50 |
| 47 | 73 | 油浦 桃 | PS13 | 91.50 | 82.50 |
| 48 | 74 | 城崎 明日香 | RPS13 | 90.00 | 20.00 |
| 49 | 32 | 伊藤 充輝 | S15 | 80.50 | – |
| 50 | 81 | 矢野 智己 | S15 | 40.50 | – |
| 51 | 69 | 中村 健一 | S14 | 30.00 | 29.00 |
| – | 77 | 玉川 艶哉 | RPS13 | DNS | |
| – | 86 | 近藤 善道 | AE86 | RETIRE | |
| – | 17 | 佐藤 拓巳 | JZX100 | RETIRE | |
| – | 21 | 筒井 陽平 | JZX100 | RETIRE | |
| – | 52 | 島袋 竜馬 | RPS13 | RETIRE | |
※ No.77はマシントラブルにより出走不可能。
※ No.17はマシントラブルによりリタイア。
※ No.21はマシントラブルによりリタイア。
※ No.86はマシントラブルによりリタイア。
第9戦 単走優勝

最上 弦毅
MCR Factory SHIBATIRE D-MAX
MCR Factory 180SX[RPS13]
練習からけっこういいかんじで走れてたんで、自分の走りができれば、上位で通過できるなとは思ってました。このコースは自分と相性がよかったですね。前回、名阪で2コ落としたんですけど、やっぱり気持ち的に名阪はちょっと入りすぎてたんで……「チャンピオン獲りたい、獲りたい」って。今回はけっこう楽しく、自分らしい走りをしようかなと思って、あんまり点数とか考えずに、自分の、攻めたいい走りをやろうっていうのを心がけました。
1本目は、ちょっと振りが手前になってしまって、インカットぎみというか、リズムが悪くて、返しも蹴り返しができなかったんですけど、2本目はそれを修正して、蹴りで返して。ちょっとミスはあるんですけど、そのミスをリカバリーするように調整して、うまくまとめられたんで、それが結果に出たかなと思います。
2本目は、もう少し行けたなっていうところは正直あって、その点、ちょっと悔しさはありますけど結果的に本番2本のなかでいちばんいい走りができたのはうれしいですね。
第9戦 追走トーナメント

最上 弦毅 [RPS13] vs 栁 和孝 [S14]
決勝。後追い時にもっとも近づいた距離では栁(和)のほうがうわまわったが、ミスのない完成度の高い走りで、最上が勝った。


最上が栁(和)を決勝で倒し、タイトルも獲得!
追走トーナメントは、単走の上位24名でおこなわれた。そのうち上位8名はシードされて2回戦からの登場となる。
ベスト24では、かろうじてチャンピオン獲得の可能性を残していたランキング3位の浅野が破れ、タイトル争いから脱落。古賀とケーシは勝ち上がって望みをつないだ。
ベスト16ではまず最上が谷本に勝利。この時点で、古賀とケーシがポイントで逆転する可能性はなくなり、チャンピオン争いは最上と栁(和)に絞られた。その栁(和)もベスト8進出を果たし、まだタイトルは決まらない。
ベスト8では地元の此木が瀬戸を破って初のベスト4進出を決め、奥茂は再戦のすえにケーシを破って勝ち上がった。そしてベスト8でも最上と栁(和)は勝利。ここで状況が少し変わった。順位と獲得ポイントの関係で、ここまでは、栁(和)が先に負ければ最上のチャンピオンが決まったのだが、栁(和)がベスト4で負けたとしても、最上は優勝しないと、つまりもうひとつ勝たないとチャンピオンが獲れない状況になった。
そして準決勝。此木と最上の対戦は再戦にもつれたが、此木が2本ともミス。最上も合わせきれはしなかったものの、最上の勝ちとなった。
栁(和)vs奥茂は、奥茂が後追いで栁に寄せられなかったのに対し、栁は審判席前のコーナーから奥茂に寄せて合わせたことによって栁が勝った。
決勝は最上vs栁(和)。勝ったほうがシリーズチャンピオンだ。1本目は最上が先行。栁も近い位置につけてきたが、審判席前で一瞬インを差したほかは完全には合わせきれない。これでわずかに栁アドバンテージ。2本目は栁が先行。最上は最終コーナーから栁の真後ろにつけていくが、栁はゾーン1を途中退場してしまう。最上はそのあと栁のインに入りきることはできなかったものの大きなミスはなし。最終的に栁のゾーン減点がひびき、最上の勝ちとなった。
これで最上と栁(和)のシリーズポイントは同点。『ドライバーズシリーズポイントが同点の場合は、当該大会成績上位順としシリーズ順位を決定する。』というルールにより、最上のシリーズチャンピオンが決まった。

第9戦 優勝

最上 弦毅
MCR Factory SHIBATIRE D-MAX
MCR Factory 180SX [RPS13]
追走は、単走優勝からの流れだったんで、けっこう気持ち的にラクで。しかもぜんぶ先行から走れるっていう状態だったので、まず追走っていうよりは、「先行をしっかり走ろう」「自分の走りをしよう」っていうので、わりと落ち着いてスタートできてたかなと思います。はい。
(落とした名阪ラウンドからメンタルの切り替えはうまくいった?) とくにナニっていうのはないんですけど、名阪でチャンピオン獲れる可能性を1回逃したんで、もう切り替えて、自分はシリーズランキング2位でチャレンジャーなんで、攻めていくだけだなと思って。今日も栁くんどうこうというより、決勝で当たって勝てば、同点でシリーズチャンピオンっていうのはわかってたんで、優勝だけを目指して走ってたっていうかんじですね。
(栁選手もずっと負けずに勝ち上がってきたが?) やっぱりプレッシャーでしたね。ボクが先に走れるんで、王手をかけて。でも、順当に勝ち上がってきたので、もう途中からは決勝で勝つしかないと思ってたんで。栁くんもすごいいい走りしてたんで。もう決勝で一生懸命、全力出して、どっちが勝つか。やりきって決めてもらおうと、そういうかんじで走りました。
決勝は、緊張もあったんですけど、その前の追走で接触もあって、足まわりをメカニックのひとたちにきっちり直してもらったりして、自分もテンション上がってたんで、もうその流れで。スポッターの横井さんからはスタートからバチバチで行けっていわれてたんで、なんとかスタートも上手に行って、それが相手のミスも誘えて、結果につながったと思います。
(優勝して) ひさししぶりの優勝で、最終戦で、しかもシリーズも決められて、単走優勝も今年はじめて獲れたんで、やっと。もう栁くんに単走はいいところをつねに持っていかれてたので、本当にいろんな意味で最終戦いい結果が出て、本当にうれしいです。
第9戦 2位

栁 和孝
SIM support SPARK × WISTERIA
SPARK S14 SILVIA [S14]
(決勝は) 先行のときは、たぶん普通に行ったんですけど、ちょっとタイヤ替えまして、決勝だけ。はじめてシバS使ったんですよ。もう一か八かで。で、失敗しました(笑)。でも最後なんで、いいものを見せたかったというのもあるんで、自分のできる最高のパフォーマンスをやろうと思った結果……やっちゃいました。まぁ、自分のなかで持ってきているすべてを出したかったんで、後悔のないように最後走ろうと思ったんで。
第9戦 3位

奥茂 祐真
88group × BUNDY
enjoy ワンビア [PS13]
(準決勝は) ちょっとリキみすぎて合わなかった部分はあります。後追いはもっと行きたかったですけど、速くて、追いつかなかったです。先行も失敗です。もっといいのあります。やっぱり経験値の差ですかね。自分が先行のときにはポイント取られてたんで。
第9戦 最終順位&ポイント
| Pos. | No. | Driver | Team | Car | Model | Points |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 | 最上 弦毅 | MCR Factory SHIBATIRE D-MAX | 180SX | RPS13 | 25 |
| 2 | 22 | 栁 和孝 | SIM support SPARK × WISTERIA | SILVIA | S14 | 21 |
| 3 | 40 | 奥茂 祐真 | 88group × BUNDY | SILVIA | PS13 | 18 |
| 4 | 75 | 此木 智也 | BUNDY × TMS Racing | 180SX | RPS13 | 16 |
| 5 | 9 | 瀬戸 大輔 | HOUSE INNOVATION Racing | SILVIA | S15 | 13 |
| 6 | 37 | Dhnaram Casey | BURST | SILVIA | PS13 | 12 |
| 7 | 61 | 鈴木 勇人 | WISTERIA | 180SX | RPS13 | 11 |
| 8 | 56 | 古賀 誠進 | TEAM九州 GUN sports | 180SX | RPS13 | 10 |
| 9 | 59 | 西山 大貴 | SAMMIT ORIGIN Labo. VL BOOSTAR | SILVIA | S15 | 8 |
| 10 | 26 | 熊谷 圭一郎 | ANEST IWATA RACING | 180SX | RPS13 | 7 |
| 11 | 80 | Jin Tea Wook | MOVE AUTO MOTIVE | GENESIS COUPE | BK | 6 |
| 12 | 8 | 佐野 翔 | Real Cars マジキテル連合 | 180SX | RPS13 | 5 |
| 13 | 16 | 柳 晃司 | THEATER × Sky Team WT | SILVIA | S15 | 4 |
| 14 | 70 | 中川 尚隆 | MCR Factory SHIBATIRE D-MAX | SILVIA | S15 | 3 |
| 15 | 51 | 五十嵐 剛 | GoGoRacing | SILVIA | S15 | 2 |
| 16 | 58 | 谷本 真人 | SHIBATIRE × Moty’s × REMS | SILVIA | S14 | 1 |
| 17 | 19 | 浅野 潤一 | FEAT Racing × SPEED MASTER | SILVIA | PS13 | |
| 18 | 99 | 阿久澤 一幸 | サンダーお兄さんレーシング | 86 | ZN6 | |
| 19 | 3 | 三品 和希 | ホリウチ製作所 | 180SX | RPS13 | |
| 20 | 66 | 北澤 淳 | ILLUSION YTS VL | MARKⅡ | JZX90 | |
| 21 | 11 | 石塚 進一 | オートガレージS CLEAVE ANTARES | SKYLINE | ECR33 | |
| 22 | 27 | Date Andrew | Defy Auto | RX-7 | FD3S | |
| 23 | 5 | 小紫 知慧 | トヨタ自動車部 CUSCO TOYO TIRES | 86 | ZN6 | |
| 24 | 50 | 沼里 裕太 | Teme Ito Auto | CRESTA | JZX100 |
第9戦 単走順位&ポイント
| Pos. | No. | Driver | Team | Car | Model | Points |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 | 最上 弦毅 | MCR Factory SHIBATIRE D-MAX | 180SX | RPS13 | 20 |
| 2 | 22 | 栁 和孝 | SIM support SPARK × WISTERIA | SILVIA | S14 | 16 |
| 3 | 40 | 奥茂 祐真 | 88group × BUNDY | SILVIA | PS13 | 15 |
| 4 | 9 | 瀬戸 大輔 | HOUSE INNOVATION Racing | SILVIA | S15 | 14 |
| 5 | 75 | 此木 智也 | BUNDY × TMS Racing | 180SX | RPS13 | 13 |
| 6 | 37 | Dhnaram Casey | BURST | SILVIA | PS13 | 12 |
| 7 | 59 | 西山 大貴 | SAMMIT ORIGIN Labo. VL BOOSTAR | SILVIA | S15 | 11 |
| 8 | 61 | 鈴木 勇人 | WISTERIA | 180SX | RPS13 | 10 |
| 9 | 19 | 浅野 潤一 | FEAT Racing × SPEED MASTER | SILVIA | PS13 | 8 |
| 10 | 56 | 古賀 誠進 | TEAM九州 GUN sports | 180SX | RPS13 | 7 |
| 11 | 26 | 熊谷 圭一郎 | ANEST IWATA RACING | 180SX | RPS13 | 6 |
| 12 | 80 | Jin Tea Wook | MOVE AUTO MOTIVE | GENESIS COUPE | BK | 5 |
| 13 | 99 | 阿久澤 一幸 | サンダーお兄さんレーシング | 86 | ZN6 | 4 |
| 14 | 8 | 佐野 翔 | Real Cars マジキテル連合 | 180SX | RPS13 | 3 |
| 15 | 16 | 柳 晃司 | THEATER × Sky Team WT | SILVIA | S15 | 2 |
| 16 | 3 | 三品 和希 | ホリウチ製作所 | 180SX | RPS13 | 1 |
| 17 | 70 | 中川 尚隆 | MCR Factory SHIBATIRE D-MAX | SILVIA | S15 | |
| 18 | 66 | 北澤 淳 | ILLUSION YTS VL | MARKⅡ | JZX90 | |
| 19 | 11 | 石塚 進一 | オートガレージS CLEAVE ANTARES | SKYLINE | ECR33 | |
| 20 | 27 | Date Andrew | Defy Auto | RX-7 | FD3S | |
| 21 | 51 | 五十嵐 剛 | GoGoRacing | SILVIA | S15 | |
| 22 | 5 | 小紫 知慧 | トヨタ自動車部 CUSCO TOYO TIRES | 86 | ZN6 | |
| 23 | 50 | 沼里 裕太 | Teme Ito Auto | CRESTA | JZX100 | |
| 24 | 58 | 谷本 真人 | SHIBATIRE × Moty’s × REMS | SILVIA | S14 |
2025年シリーズ チャンピオン

最上 弦毅
MCR Factory SHIBATIRE D-MAX
MCR Factory 180SX [RPS13]
今年D1ライツに出てきたのは、そもそもチャンピオンを獲るためで、そのために、2022年のままの仕様じゃ勝てないと思ったので、いろんなひとの協力で、クルマもちょっとアップデートして、しっかりメンテナンスして、SRエンジンのままなんですけど、そのパッケージで、めちゃくちゃパワーあるっていうかんじじゃないですけど、ライツではバランス的にすごいいいかんじで走れる状態で開幕から行ってたので、そのみんなの協力があって、シリーズ獲れたかな、と思います。
今年、エビスの前にいちどランキング1位になって、エビスで同点にされて、名阪で逆転されて最終戦という流れだったんですけど、ボクが2022年に出てたときは、前半4戦で3勝してからチャンピオンを逃しているので、やっぱり逃げモードとプレッシャーをわかっているんで、2位に落ちて悔しいというよりかは、プレッシャーが栁くんに行ってくれたなっていうところが、ある意味運がよかったのかなと思います。
(今年うまくいったことは?) ボクが前にD1ライツに出てたときは、どっちかっていうと、一か八かなかんじがあったんですけど、D1GPでいろいろ勉強させてもらって、安定して、そこそこのレベルの走りを出せるようになって、そのへんが生きたかな、と。以前はギャンブル性が高かったんですけど、今年は、ミスがありながらも、昔とくらべれば安定感が増したのが大きかったと思います。
(いまの心境は) もうめちゃくちゃうれしいですし、ほっとしてますし、もういろんな感情ですね。
(来年は) 気分的にはD1GP出たいんですけど、まだ具体的になにも決まってなくて、ライツに出るのか……。ただ競技には出たいと思っていて、できれば、D1GPにまた出たいと思っていますので、スポンサー活動して、また復帰できるようにがんばりたいと思います。
2025年シリーズ 2位

栁 和孝
SIM support SPARK × WISTERIA
SPARK S14 SILVIA [S14]
ここまで1位で来てて、2位になっちゃったんで、非常にスポンサーさんとか応援してくれてるひとに申し訳ないなぁと思いながら、ちょっと来年どうしようかなって悩んでます、いま正直。このシーズンいいところもあれば、でも、よくないところがありすぎたんでね、とくに追走に関しては、ずっと今日くらい勝ててればいいと思うんですけど。シーズン前半では、まずクルマができてから乗り慣れなかったというのが一番デカいのかなと。トラブルとかもあったんで。そこらへんがもったいなかったですね。
やっといまは自分の好きなように動くんで、どこでも待てるし、無理しなくても勝てるかんじなんで、本当に来年出たらもっといいパフォーマンスができると思うんですけど、またライツに出るかどうかは悩んでます。
2025年シリーズ 3位

デュナラム ケーシ
BURST
S13 SILVIA [PS13]
2025年は9ラウンドのうち3ラウンドで0ポイント。クルマのトラブルとかいろいろで。でも、なんとか1年のうちにけっこうポイントとれて、上がったり下がったりして、はじめてのシリーズで3番で、うれしいです。でも、自分では、優勝もシーズン優勝もできると思っているので、ちょっと悲しい。次は優勝を目標に。もちろん獲ります。
2025年シリーズ 単走チャンピオン

栁 和孝
SIM support SPARK × WISTERIA
SPARK S14 SILVIA [S14]
正直、シリーズ前は、単走チャンピオンはねらってはなかったんですよ。ただ、開幕戦、いきなり優勝できたっていうところもあって、ねらってはないんですけど、今年はとくに単走は調子よかったんで。
(シーズン中の意識は?) エビスの1日目に勝った時点で「これ、このままだったら、たぶん、もうもらったな」みたいなところがあった。そこから、日曜日はもう完全にねらってました。
(単走の得意意識は) いや、どっちかといえば追走のほうが好きで、ずっと追走ばっかりやってて。だから、去年、おととしはもう単走で予選を通ることがまず目標だったんですよ。逆に言えば、ただ、今年は本当に予選は(問題なく)通るなぁっていうふうに変わってきたのはよかったですけど。
(今年はなにがうまくいった?) クルマですかね。2JZになったのと、ハコもイチから作り直して、それも全部ウィステリアの藤野さんとかのおかげで、クルマがよくなったのが大きいんじゃないですか。人間がラクになりました。
開幕戦のときは、まだそんなに仕上がってなくて、本当に仕上がったのはエビスなんですよ。それまでなにかしらトラブルがあったり、自分の思うように動かなかったりとかあって、エビスぐらいから、やっと、「あ、自分のクルマ」っていうかんじになったんですよね。そこからはもう壊れないし、クルマ自体すごく自分の思ったとおりに動いてくれてます。
(単走のときに意識していることは?) 基本的に1本目は、まず自分の持ってる8割から9割の力で走る。絶対100%で走らないで、どれだけ点が出せるかっていうのを意識してるんですけど、それがたまたま、今年はその1本目にボーダー以上の点が出て、あわよくば1本目から上位にいるんで。じゃあ、2本目はこうしたらいいだろうっていうのがわかりやすくて、魅せる走りができるというか、思いきっていけるんで、その部分でたぶん単走優勝が多くなったと思うんですけど。だから、組み立てもうまくいってましたね、今年は。本当に名阪だけです、ダメだったのは。あそこはもう自分のなかでプレッシャーとかで、わけわからなくなったので。
(単走チャンピオンを獲った感想は) 自分のなかで獲れるつもりなんて本当になかったんです。タイトルというのは大きいな、と思います。
