D1GP RD.10 お台場 詳細レポート

2025 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES RD.10 ODAIBA
2025年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第10戦 お台場
開催日:2025年11月16日(日)
会場:お台場D1特設会場(東京都)
コースコンディション:ドライ
 延動員数:22,859名(3日間合計)

藤野が勝って逆転チャンピオンも決める!


第10戦 単走決勝

Tanso 1st place
日比野 哲也
SHIBATA RACING TEAM
MOTUL GR86 SHIBATIRE 18 [ZN8]
Tanso 2nd place
村上 満
GR86 [ZN8]
Tanso 3rd place
藤野 秀之
GR86 [ZN8]

日比野がするどい振りとスピードで計算ちがいの単走優勝

 2025年最終戦。コースは前日の第9戦と同様だ。ポイントリーダーは蕎麦切。それを藤野が19ポイント差で追う。

 2日目になって上位選手はゾーンはずし減点が減り、得点も前日より高めの傾向になった。

 まずはAグループ1本目に蕎麦切がていねいながら高いレベルの走りを見せて98.73点を獲得しトップに立ったが、すぐに山中がするどい振りと大きな角度のドリフトを見せて98.94点を出し、蕎麦切を抜く。

 その後Bグループ、Cグループでは山中を超える得点は出なかったが、Dグループで村上がするどい振りと高い車速で点をかせぎ、99.25点を叩き出しトップに立った。そのあと藤野もメリハリのある走りで99点台をマークしたが村上にはおよばず。

 そして、本当は蕎麦切より下の順位で通過する予定だったというチームメイトの日比野が、クイックな振りから高い車速のドリフトを決めて99.27点という最高得点をマークしてしまい、単走優勝となった。

 それでも蕎麦切は8位となって単走シリーズチャンピオンを決めた。ただ、シリーズポイントの加算はなし。藤野は3位で2ポイント加算と、わずかに蕎麦切とのポイント差を詰めた。

蕎麦切は練習からずっと安定して高い得点を出していたが、ポイント加算になるトップ4に入るほどではなかった。
D-MAXチームでの最後のラウンドとなる横井。後半で点が伸びず高得点ではなかったが16位で単走を通過した。
進入での振り出しや第4セクターでの振り返しに勢いがなく、点が伸びなかった川畑が2日連続で単走敗退。
2本ともゾーン減点を受けたほか、後半の振り返しや角度で点が伸びず前日3位の目桑が単走で敗退となった。
突発的なエンジンストールの症状が解消できないでいる松井だが、2本目に角度のある走りを決めて13位通過した。
前半はいいが、振り返し後のセクターで角度不足やゾーンはずしをしてしまい、田野が2戦連続で単走敗退。
Pos.Gr.No.DriverCarBest score2nd score
1B18日比野 哲也ZN899.27
2D23村上 満ZN899.2592.79
3D66藤野 秀之ZN899.0897.92
4C90山中 真生A9098.9498.45
5B76中村 龍PS1398.9198.47
6C89POPF2298.8298.78
7B2田中 省己S1598.8198.30
8A31蕎麦切 広大ZN898.7398.49
9A99中村 直樹ZN898.6197.05
10D32多田 康治ZN898.55
11B77松山 北斗GZEA14H98.3997.20
12A33石川 隼也ZN898.3594.62
13B7松井 有紀夫FD3S97.9693.58
14C8稲岡 拓也RPS1397.8495.89
15A75畑中 夢斗JZX10097.8395.35
16B70横井 昌志S1597.8197.42
▲ 追走トーナメント 進出 ▲
17D10三好 隼人ZN897.8094.38
18A81和田 賢志郎S1597.7394.92
19A88川畑 真人ZN897.5094.24
20D14玉城 詩菜ZN697.4892.26
21B80田野 結希ZN897.4595.08
22D98土居 雅和PS1397.3886.67
23C51岩井 照宜FC3S97.1493.98
24A78上野 高広GSC1096.9694.52
25B50石井 亮JZX10096.8695.72
26C79目桑 宏次郎E9296.2395.70
27C15藤原 優汰S1596.1495.73
28A93加納 広貴S1596.1195.41
29A52星 涼樹GZEA14JH95.9394.54
30C87齋藤 太吾A9095.9095.13
31B30中田 哲郎JZX10095.7093.73
32D3野村 圭市ER3495.3694.15
33C9粂 哲也S1594.9594.26
34D55松川 和也AE8593.8691.08
35C38斎藤 久史S1592.9090.87
36C43田所 義文AE860.00
A56森 孝弘RPS13DNS

第10戦 単走優勝

日比野 哲也

SHIBATA RACING TEAM
MOTUL GR86 SHIBATIRE 18 [ZN8]

 練習では昨日も一昨日も99点は出てたんで、出しかたはわかってて、だけど本当は優勝とか狙ってなくて、広大(蕎麦切選手)の下で着地したかったというところだったんです。広大は単走チャンピオンもかかってたんで。だから、けっこうゆるく走ったんですけど、それが安定度がよくなっちゃって、点数が下がらなかったかなと。ミスなく行けて。いや、ちょっと、本当に狙ってなかったです、正直。

 (昨日より点が上がったのは) たぶん路面がよくなって、旋回速度が上がっていると思うんですよね。昨日よりも振り出しのスピードが3キロから5キロぐらい速くなっているんです。なので、全体的に車速は上がっていると思いますね。1本目だし、ゾーンは1個はずしてもいいかな……くらいの、マイナス1ぐらいだったらDOSSで99点出ても、98点台ということで。そのつもりで走ったら、いちおう枠は押さえて走れて、そしたら点数もよかったんで、結果オーライでした。

 (このコースのポイントは?) 今回のレイアウト的に直線がすごく短いんですよ。だから、ギア比的に去年とおなじギヤでいけなくて。去年は3速まで上げて走ってたんですけど、いまはもう2速オートマで走っているぐらい、ギヤは変えましたね。ストレートはそんなに車速が出ないんで、2速で行けたから、そのまま行けるギヤ比でいきました。


第10戦 単走ダイジェスト


第10戦 追走トーナメント

Final Battle   
中村 直樹 [ZN8] vs 藤野 秀之 [ZN8]
後追い時の接近ポイントでは中村(直)がうわまわったが、中村は後追い時のDOSS点がとくに低く、おもにその差で藤野が勝った。

タイトルがかかった決勝で藤野が中村(直)に競り勝つ

 追走開始時点で、藤野がシリーズチャンピオンを獲るには、蕎麦切がベスト16で敗れ、藤野自身は優勝するしかなかった。しかし、蕎麦切はベスト16で現在絶好調の中村(直)に敗れてしまう。ここでタイトルの行方は完全に藤野しだいということになった。

 ベスト16は多くの対戦で単走上位の選手が勝利したが、藤野もそこはルーキーの稲岡に貫禄勝ち。ベスト8に進出する。

 ベスト8では日比野が中村(直)に敗北。田中も敗退して、シバタイヤ勢が藤野を止めることもできない状況になった。その藤野はポップ相手に苦戦したが、再戦の結果ポップのミスもあってベスト4に勝ち上がった。

 準決勝ではオートポリスでの第8戦につづいて中村(直)vs中村(龍)の親子対決が実現。やはりまだまだ龍は直樹にはおよばず、父親の直樹が完勝した。

 準決勝もうひとつの対戦は、ベスト4初進出の畑中と藤野が対戦。1本目は後追いの藤野が終始近いドリフトで接近ポイント13を獲得。2本目は畑中があまり接近ポイントを稼げず、藤野が決勝進出を決めた。

 藤野が勝てば藤野がチャンピオン。藤野が勝てなければ蕎麦切がチャンピオン。そして藤野の決勝の対戦相手はそのランキング首位の蕎麦切を倒した中村(直)だ。

 1本目は中村が先行。藤野は進入で距離を詰めたが、振り返しで少し動きが合わせられず、ラインが小さくなってしまう。接近ポイント10.3。しかし先行の中村のDOSS点が95.9と低く11.8ポイントのリードだ。そして2本目。中村は進入から藤野をとらえビタビタに入ってきたものの、その先で完璧には合わせられない。藤野もゾーン1をとりきれず減点1を受け、中村は接近ポイント12をとったが、やはり中村はDOSS点が低く、逆転はならなかった。

 これで藤野が勝利。同時に藤野がわずか1ポイント差で蕎麦切を抜き、三度目のシリーズチャンピオン獲得を決めた。

Semi Final Battle
中村 直樹 [ZN8] vs 中村 龍 [PS13]
後追いで寄せることができず、ハーフスピンしてしまった龍に対し、直樹は後追いできっちり合わせて勝利した。
Semi Final Battle
畑中 夢斗 [JZX100] vs 藤野 秀之 [ZN8]
畑中が先行でいい走りをしたこともあって、藤野は後追いできれいに合わせ、接近ポイント13を獲得して勝った。
Pick Up Battle
山中 真生 [A90] vs 中村 龍 [PS13]
再戦に突入したが、その再戦2本目後追いの山中が中村をプッシュしてしまい中村がスピン。中村が勝った。
Pick Up Battle
日比野 哲也 [ZN8] vs 横井 昌志 [S15]
横井が先行時にオーバーランしたこともあって日比野が勝利。これが横井のD-MAXでの最後の走行となった。
Pick Up Battle
蕎麦切 広大 [ZN8] vs 中村 直樹 [ZN8]
後追いでフルマークに近い14.3の接近ポイントをとった中村に対し、蕎麦切は9.0にとどまり中村が勝った。
Pick Up Battle
村上 満 [ZN8] vs 畑中 夢斗 [JZX100]
後追いの進入時にサイドブレーキを引くタイミングでシフトレバーを引いてしまって振り出せず、村上が敗れた。

第10戦 追走ダイジェスト


第10戦 優勝

藤野 秀之

Team TOYO TIRES DRIFT 1
TEAM TOYO TIRES DRIFT GR86 #66 [ZN8]

 今日はもう完全にあとがなくなったので、そういう部分しかなかったです。選択肢がもう“やる”っていうことしかなくなって。でも、チャンピオンを獲ろうっていう意識よりも、確実にひとつひとつとっていって万が一負けたら負けたで、それはそれなので。

 だから、チャンピオンをちゃめちゃ意識してたかっていったら、そこまでではなかったです。まわりはやっぱりみんなチャンピオンを獲りたいっていう気持ちはあるので、プレッシャーはめちゃめちゃありましたよね。でも、プレッシャーっていってもなんていうんですかね。応援してくれてるんだなっていうことに、プレッシャーをかんじるというか、そんなかんじでした。

 (今日はいい追走ができた?) そうですね。このレイアウトは追走しづらいコースだったと思うんですけど。比較的できたかなとは思います。

 (どこかで気持ちのスイッチが入った?) ポップ選手のときにサドンデスになって。で、もうポップ選手が上手いのはわかってたんで、サドンデスになった瞬間ぐらいから、やられたらやり返そうとしか思ってなかったです。

 (決勝前の心境は?) もうそのときは、逆に、もうここで獲れなかったらそこまでなんだなとしか思ってなかったんで。「ぜったい獲る!」っていうよりも「勝とう!」っていうだけでした。

 (決勝のできは?) やっぱりもうタイヤも中古で、ミゾもほぼなかった状態で走ったので、やっぱり多少なりともミスは出てるなっていうのはありました。

 (優勝がわかった瞬間の心境は?) めちゃうれしかったです。素直にうれしかったですね。正直、負けてるようなかんじもしてたんで、わかりづらいなと思ったんですけどね。


第10戦 2位

中村 直樹
TEAM VALINO × N-STYLE

第10戦 3位

中村 龍
TEAM MORI

第10戦 優勝チーム

Team TOYO TIRES DRIFT 1

第10戦 ベストメンテナンス

TEAM MORI

D1ファンクラブサイトには上位選手の大会後コメント(有料会員限定記事)が掲載されています。


第10戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelTsuiso pointsTanso points
166藤野 秀之Team TOYO TIRES DRIFT 1GR86ZN8252
299中村 直樹TEAM VALINO × N-STYLEGR86ZN821 
376中村 龍TEAM MORISILVIAPS1318 
475畑中 夢斗DRIFT STAR RacingCHASERJZX10016 
518日比野 哲也SHIBATA RACING TEAMGR86ZN8134
690山中 真生ウエインズトヨタ神奈川 × 俺だっ! レーシングGR SUPRAA90121
789Lattapon Keawchin(ポップ)Nexzter drive to drift academySILVIAS1511 
82田中 省己SEIMI STYLE SHIBATIRE DRIFTSILVIAS1510 
923村上 満Repair Create × Result JapanGR86ZN883
1031蕎麦切 広大SHIBATA RACING TEAMGR86ZN87 
1132多田 康治CUSCO RacingGR86ZN86 
1277松山 北斗Team TOYO TIRES DRIFT 2GR COROLLAGZEA14H5 
1333石川 隼也広島トヨタ team DROO-PGR86ZN84 
147松井 有紀夫TEAM 雨宮 マツキヨ MINIGT シバタイヤRX-7FD3S3 
158稲岡 拓也VEHIQL RACING × VALINO180SXRPS132 
1670横井 昌志TEAM D-MAX RACINGSILVIAS151 

第10戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelPoints
118日比野 哲也SHIBATA RACING TEAMGR86ZN820
223村上 満Repair Create × Result JapanGR86ZN816
366藤野 秀之Team TOYO TIRES DRIFT 1GR86ZN815
490山中 真生ウエインズトヨタ神奈川 × 俺だっ! レーシングGR SUPRAA9014
576中村 龍TEAM MORISILVIAPS1313
689Lattapon Keawchin(ポップ)Nexzter drive to drift academySILVIAS1512
72田中 省己SEIMI STYLE SHIBATIRE DRIFTSILVIAS1511
831蕎麦切 広大SHIBATA RACING TEAMGR86ZN810
999中村 直樹TEAM VALINO × N-STYLEGR86ZN88
1032多田 康治CUSCO RacingGR86ZN87
1177松山 北斗Team TOYO TIRES DRIFT 2GR COROLLAGZEA14H6
1233石川 隼也広島トヨタ team DROO-PGR86ZN85
137松井 有紀夫TEAM 雨宮 マツキヨ MINIGT シバタイヤRX-7FD3S4
148稲岡 拓也VEHIQL RACING × VALINO180SXRPS133
1575畑中 夢斗DRIFT STAR RacingCHASERJZX1002
1670横井 昌志TEAM D-MAX RACINGSILVIAS151

第10戦 チーム順位&ポイント

Pos.No.TeamDriverPoints
166Team TOYO TIRES DRIFT 1藤野 秀之26
299TEAM VALINO × N-STYLE中村 直樹20
376TEAM MORI中村 龍15
475DRIFT STAR Racing畑中 夢斗10
518SHIBATA RACING TEAM日比野 哲也6
690ウエインズトヨタ神奈川 × 俺だっ! レーシング山中 真生6
789Nexzter drive to drift academyLattapon Keawchin(ポップ)6
82SEIMI STYLE SHIBATIRE DRIFT田中 省己6
923Repair Create × Result Japan村上 満3
1031SHIBATA RACING TEAM蕎麦切 広大3
1132CUSCO Racing多田 康治3
1277Team TOYO TIRES DRIFT 2松山 北斗3
1333広島トヨタ team DROO-P石川 隼也3
147TEAM 雨宮 マツキヨ MINIGT シバタイヤ松井 有紀夫3
158VEHIQL RACING × VALINO稲岡 拓也3
1670TEAM D-MAX RACING横井 昌志3

藤野秀之が2023年ぶり3度目のシリーズチャンピオンに!

2025年シリーズチャンピオン

藤野 秀之

Team TOYO TIRES DRIFT 1
TEAM TOYO TIRES DRIFT GR86 #66 [ZN8]

 (今季、シーズン中のチャンピオンへの意識は?) シーズン途中も「チャンピオンを争えるところにいるよ」とは、まわりからいわれてたんですけど、自分は意外とそこを見ないんですよ。つねにあんまり気にしないようにしてて。

 2017年にチャンピオンを獲ったときは、D1に出たばっかりだったので、早く、最短でチャンピオンを取りたかったんですけど、出てすぐチャンピオン獲ったら、カッコいいなと思って、獲りたかったんですけど、いまはそういうことを考えても、やっぱりまわりもすごいし、そうカンタンに獲れるもんでもないですから。やっぱりいまはそういう意識はあまりなくなってます、つねに。

 (今シーズンうまくいったことは?) 今シーズンはスポッターが(サスペンションメーカー『DG-5』の)北澤源吾さんになって、で、すごく自分のメンタルコントロールとかをいろいろしてもらって、それですごくいい方向にいったと思います。

 (攻めの走りが増えた?) そうですね。そのへんが結果につながっていると思います。

 (3回目のチャンピオンだが) そうですね。3回は獲りたかったので。本当にね、この1年間支えていただいた、スポンサーさんだったりとか、ファンのかた、まわりのかたたちに感謝しかないです。


2025年シリーズ2位

蕎麦切 広大
SHIBATA RACING TEAM

2025年シリーズ3位

中村 直樹
TEAM VALINO × N-STYLE

2025年シリーズ4位

目桑 宏次郎
VALINO TEAM G-Meister

2025年シリーズ5位

横井 昌志
TEAM D-MAX RACING

2025年シリーズ6位

山中 真生
ウエインズトヨタ神奈川 × 俺だっ! レーシング

2025年シリーズ7位

中村 龍
TEAM MORI

2025年シリーズ8位

川畑 真人
Team TOYO TIRES DRIFT 1

2025年ルーキーオブザイヤー

中村 龍
TEAM MORI

D1ファンクラブサイトには上位選手の大会後コメント(有料会員限定記事)が掲載されています。


2025年単走シリーズチャンピオン

蕎麦切 広大

SHIBATA RACING TEAM
MOTUL GR86 SHIBATIRE 31 [ZN8]

 (単走チャンピオンという結果に関しては) まぁ、普通にうれしいんですけど……うれしいです。

 (シーズン中、単走チャンピオンへの意識は?) 結果として獲れればいいな、くらいでした。今回やっぱりもうとにかく追走でチャンピオンを獲りたい一心だったんで、結果的にそれが獲れなかったけど、もうひとつの単走のほうは獲れて、うれしい気持ちもありつつ、やっぱり悔しいっすね。

 (単走でうまくいったことは?) オートポリスとか、エビスあたりですよね。お台場って自分でがんばって走っても、点に反映されないことがけっこうあって、そういうのがオートポリスとかエビスとかはがんばったぶんだけ点に反映される、DOSSにちゃんと響く走りができたっていうかんじでしたね。

 (そこは分析がうまくいった?) 分析っていうのもあるかもしれないけど、結果的にはカッコいい走りがしたいっていう一心で、それをやった結果、DOSS点がついてきてくれてるっていうのが、エビスとオートポリスだったんで。お台場はちょっと追求不足だったので、もっともっと追求します。

 (今年は1本目でだいたい当確の点がとれてた?) そうですね。比較的そういう作戦でやってて、1年間通して1回も予選落ちすることがなく、機能してたかなと思います。そのへんはちょっと自分のコントロールとかはいいかんじにできてたんで、メンタル的な面も少しずつ成長できてるかなと思っています。


2025年チームシリーズチャンピオン

Team TOYO TIRES DRIFT 1

古口 敦規 (TOYO TIRE株式会社)

 今年、藤野選手はいろいろなレースに挑戦されていて、XCRっていうスプリントカップラリーでもシリーズチャンピオンになって、そのラリーと今回のD1という2つの分野でのシリーズ優勝というのは期するものがあったと思いますが、そこにかける気持ちっていうのは、さすがすごいものがあったなと思います。最後のお台場で、こんなドラマを見せてくれて本当に感激しましたし、あとはやっぱりこのD1とタイヤを支えてくださるみなさんの力で獲ったシリーズチャンピオンだと思っています。

 もう本当にチームワークもよくてですね、さっき川畑選手が「これでも仲いいんですよ」みたいなことをいってましたけど、みんな仲いいんですよね。今村監督…侍監督がしっかりリーダーシップをとってみなさんをまとめてくださっていて、ピットのみなさんとか、ブース運営してくださるみなさまとか、そういうかたがたあってのチームなので、支えてくださっているみなさんに感謝しかないし、こういうチーム作りができて、本当よかったなというふうに思っています。ありがとうございます。


シリーズランキング

2025年シリーズランキング >>>

関連記事