D1グランプリタイランド2025 第3戦&第4戦結果

11月8日・9日に予定されていたD1タイランドの第3戦&第4戦。10月25日に皇太后が逝去されたことによりいちどは延期がアナウンスされたが、参加者やファンの熱意により、各方面への配慮をしたうえで予定通りに開催されることとなった。首都バンコクに近いインパクトで開催されたことにより多くの観客が集まったなか、第3戦で優勝したのは日本のD1GPでも活躍する地元のポン選手。そして第4戦で優勝したのはこれがD1タイランド初優勝となったポン選手とともにD1GPで活躍するポップ選手。昨年チャンピオンの日本のKANTAが欠場している今年、タイ国内のトップ選手の最終ラウンドに向けた熾烈なシリーズ争いはさらに激化することとなった。

第3戦はPONが今期度目優勝

優勝は第1戦を制し今期2度目のPON。D1タイランドの主催者でもありDrive to Driftのリーダーとして弟のPAYとPOPをサポートしつつ、第1戦でも優勝してこれが2勝目。2位にDREVIL、3位にPOP、4位に日本のRYUMAが入賞した。

開催地はいつものチャーンインターナショナルサーキット特設会場ではなく、バンコク市街に近い国際展示場インパクトに近い大型駐車場。地理&雰囲気的には幕張メッセの駐車場ってかんじだろうか。都心に近いことから観客は通常の10倍の3000人ほど集まった。

審査員は神本寿、野村謙、上野高広が召喚された。ライン、スタイル、ゾーンの3項目をそれぞれが担当する方式。スタイルの配点が50%を占め「そこがD1流であり最重要だから」と神本氏が担当した。

第4戦はPOPがD1タイ初優勝!

POPは第2戦の4位から着々と順位を上げ、第3戦で3位、第4戦でついに初優勝。残す2戦でシリーズチャンプを狙う。2位にはM、3位にPOR、4位にDREVILが食い込んだ。表彰式で日本のドリフトファンを発見。初観戦だそうだけどさっそくタイ選手のなかに“推し”を見つけたようで最後まで楽しんでいた。

第3戦の単走優勝はドレビル。彼の180SXのドライビングランプは逆ハの字に照らせ彼いわく「追走仕様」になっていた。追走では2位。第4戦でも4位。第1戦2位、第2戦4位。4戦すべてで表彰台に立っている。

日本からRYUMAとSHOTAが参戦

日本からのエントリーは今期フル参戦のRYUMA(写真右)で第3戦で4位入賞。そして今ラウンドからD1ライツやEDS(エビスドリフトシリーズ)で活躍していたSHOTAが初参戦。ふたりとも地元のトップと対等に渡り合う追走を見せ、タイのドリフトファンからの声援を集めた。

LINGLINGがPONを追いつめる大健闘

リンリンはミンミンの妹で、すでに追走常連。第3戦ではPONと対戦し敗退するも、サドンデスに持ち込む善戦だった。チームオレンジ熊久保監督はミンミン、リンリン、リューマ、ショータのコーチな役割で参加。アジア圏の若手を世界レベルに押し上げるべく熱心にアドバイスしていた。

初参戦で異彩を放ったセフィーロ改

タイのドリフト車両はセフィーロが多い。セフィーロに見えなくてもベースがセフィーロなことも多い。このアルメーラ、1メートル近づいてもベースがセフィーロとは思えない完成度。アルメーラは日産の海外販売車で、サニーやプリメーラ的な位置付け。北米ではヴァーサ、タイやマレーシアではアルメーラとして販売されている。この車両は現行型ルックで2JZが搭載されていた。テールランプやクオーターパネルはアルメーラだけど、トランクはなんと86から流用していた。


注目選手ピックアップ

左から第4戦で単走優勝したM、中国D1GPのトップ選手でもあり、今回がタイ初参戦でレンタルマシンに苦戦していたSAM、第4戦で3位のPOR。3台とも搭載エンジンは2JZターボだ。PORのマシンはS15に見えるけどベースは200SXだった。

第3戦&第4戦 トーナメント結果

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