【技術情報】多田康治×GR86、心臓部は「東名パワード3.6L」へ。横浜ゴム×CUSCOの最強タッグが富士へ挑む

D1 Lightsからのステップアップ初年度にして、昨シーズン、トーナメント常連に迫る鮮烈なデビューを果たしたトヨタ自動車部・多田康治選手。今シーズン、その愛機であるCUSCO KUHL GR86が驚異の進化を遂げる。

東名3.6Lの圧倒的アドバンテージ

4月のD1GPラウンド0(富士スピードウェイ)に向け、エンジンビルダー(ファクトリーベース)にて進められているエンジン・モディファイ。最大の見どころは、排気量の拡大だ。「東名パワード 3.6Lキット」を導入した2JZエンジンへとアップデート。

この3.6L化の最大のメリットは、単なる86→87のボアアップのみではなくストロークアップによる排気量拡大にある。これにより、ドリフトの生命線である中低速域からのピックアップが劇的に向上。瞬時にトルクが立ち上がる特性は、近年のハイレベルな追走バトルにおいてかなりの武器となる。もちろん、2jz 3リットルから600ccの排気量アップがもたらす絶対的なパワーの底上げは、パワー競争が激化するD1GPにおいて大きなアドバンテージだ。

横浜ゴム×CUSCOのシナジー

足元を支えるのは、横浜ゴムが誇るフラッグシップ「ADVAN」。エースドライバー多田選手、そして僚友・金田選手の2台体制で挑むCUSCOレーシングにとって、このタイヤとのマッチングこそが勝利への鍵となる。最強の心臓部と最強のタイヤ。今シーズンのD1GPにおいて、このタッグが「台風の目」となることは疑いようがない。

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