D1LT RD.2 つくるま 詳細レポート

■コースコンディション:ドライ

最上が2連勝してシリーズをリード!


第2戦 単走決勝

Tanso 1st Place
久保川 澄花
LUMIRISE D-MAX
Agent-K D-MAX 180SX (RPS13)
単走優勝は久保川。1本目の得点が微妙だったこともあり、2本目も攻めきった走りではなかったが、きっちりコースを攻略して、ゾーンをとった走りを見せた。
Tanso 2nd Place
田野 結希
SILVIA (S15)
Tanso 3rd Place
柴山 彰太
MARKⅡ (JZX100)

久保川がポイントを押さえた走りで優勝

雨は夜中にあがり、ふたたびドライ路面にもどったつくるまサーキット。コース設定や採点方法は前日と同様だ。競技2日目となり、各選手前日よりはミスが減ってきたものの、依然として攻略できていないドライバーは多く、やはりゾーン2に向かってのアプローチに失敗し、コースアウトや失速、ドリフトのもどりなどで大きく減点される選手が多く、得点の底上げは大きくなかった。

前日同様にボーダーラインは94点台。ただ、前日のラウンドで上位に入った中村や伊藤が敗退するなど、成功率の低さが表れる結果となった。いっぽう久保川、下田、粟野と、3人の女性ドライバーが追走進出を決めてきた。なかでもかつてD1レディースリーグで3連覇を成し遂げたあと、出産、子育てによる活動休止を経て復帰してきた久保川が、完成度の高い走りで最高得点をマークした。

Pos.No.DriverMachineBest Score2nd Score
111久保川 澄花RPS1397.7594.35
29田野 結希S1597.7590.40
348柴山 彰太JZX10097.5593.75
452加納 広貴JZX10097.1092.75
523下田 紗弥加S1597.0069.00
636最上 弦毅RPS1396.2593.70
719能登 陽向S1396.1075.00
832宮里 宏和RPS1396.0562.50
921筒井 陽平PS1395.8094.65
1015前原 敏宏S1595.7595.00
117坂口 征臣S1595.5542.50
1212土居 雅和PS1395.5042.50
1322水野 俊彦RPS1395.1537.50
1429粟野 如月RPS1395.0045.00
1564齋藤 寿夫RPS1395.0040.00
1656古賀 誠進RPS1394.9594.40
▲追走トーナメント進出▲
1731吉村 旭人A3194.9583.00
1879中村 大介RPS1394.5092.90
1977速水 眞之介PS1394.5043.50
2063木賊 光児HCR3294.4094.25
215鈴木 智也RPS1394.4060.00
2254木暮 博亮JZX10094.2570.00
2390伊藤 満紀JZX9094.2547.50
2435神谷 剛CPV3594.1594.15
2591工藤 浩平S1494.0050.00
2627飯田 曜二S1593.9555.00
2768谷 光一S1393.8088.50
2818前田 和也S1593.7593.10
2930田中 規明PS1393.7091.25
3075畑中 夢斗JZX10093.6543.50
3174前田 翼RPS1393.6092.75
322山口 銀平GX10093.6055.00
3357陣野 寿幸S1593.5093.50
344廣瀬 優太JZX10093.5037.50
3517隈本 貴伸JZX10093.4092.65
3699阿久澤 一幸ZN693.4089.00
373野村 圭市ER3492.7591.50
3847浅野 潤一S1592.0050.00
3970中川 尚隆S1592.0036.50
4058谷本 真人S1481.5045.00
4188高木 美紀S1570.0055.00
4210久野 太一S1550.0042.50
4355黒沼 雄一S1550.0040.00
4420金田 健人SW2042.5042.50
4571文元 竜彦S1542.5037.50
4633辻 紳護武C3342.5035.00
4759西山 大貴S1542.500.00
4841植村 真一JZX10041.0035.00
4940武藤 啓史S1435.0035.00
34三好 隼人ER34RETIRE
86近藤 善道AE86不出場
95鈴木 秀樹S15不出場

第2戦 単走優勝

久保川 澄花

LUMIRISE D-MAX
Agent-K D-MAX 180SX (RPS13)

昨日は朝イチにじつはちょっと車検的に直さないといけない項目が出ちゃって、練習ほとんど走れなかったんですよ。それでリズムを崩しちゃって、攻められないから、角度つかなくて止まらないっていうので2本終わっちゃったかんじでした。

でもライツははじめてで、初戦ってどうしても「行かなきゃ」とか「がんばらなきゃ」って気負いがちょっと大きかったかな。でもそれが現実だってわかったら、意外と気がラクになったというか。

今日は単走まえに少しだけセットを少し変えて、イチバンよかったのはウォームアップでちゃんとラインをトレースしたことですかね。タイヤを温めることにみんな一生懸命だったんですけど、どっちかというと落ち着いてラインを通る……とくに練習でみんな仕上がってなかったんで、そんなにがんばってミスする、それぐらいだったら抑えてでも、ちょっと減点の少ない走りに切り替えたかんじです。

本番の仕上がりは正直75点ぐらい。本当にやりたいみんなに見せたい走りは成功率低いんで、封印したままだったんで、そのわりには思ったよりも点数ついたかなっていう印象でした。でも、めっちゃうれしいです。もともと単走ちょっとニガテなんで、まさかというかんじですね。


第2戦 単走ハイライト


第2戦 追走トーナメント

Final Battle
久保川 澄花 180SX (RPS13) vs 最上 弦毅 180SX (RPS13)
準決勝まで大きなコースアウトはなかった久保川だが、1本目には派手に飛び出した。対する最上は最後まで安定したドリフトを繰り返した。

ミスのない走りで最上が2連勝

前日とはちがってドライ路面での追走となり、攻めの後追いを試みる選手も増えたものの、コースアウトが多い展開となった。1本目にコースハミ出しで減点を受けても、2本目には相手がもっと大きなコースアウトで逆転勝ちとなるようなパターンも多く、予測のつかない勝負が続いた。

そのなかでベスト4に勝ちあがったのは、久保川、水野、田野、最上だ。まずは久保川が水野と対戦。1本目2コーナー手前でハミ出した久保川に対し、水野が待ちきれずにドリフトがもどってしまう。わずかに久保川アドバンテージ。2本目は同様に水野がハミ出したのに対し、久保川はドリフトを合わせ、久保川が勝った。

田野vs最上の対戦は、1本目に進入のアプローチをミスした田野が大きくコースアウト。最上が大きくリードする。2本目は後追いの田野がストレートから近い位置で最上にくらいついたが、1コーナーの奥でドリフトがもどってしまい、最上が勝った。

決勝は久保川vs最上。1本目先行の久保川は1コーナーの先で完全に飛び出してしまう。2本目は1コーナー進入から後追いの久保川が攻めていったが、最上に接触してコースアウト。最上はハミ出しながらもドリフトを維持して、最上の勝ちが決まった。


第2戦 優勝

最上 弦毅

MCR Factory D-MAX Lubross
MCR Factory D-MAX Lubross 180SX (RPS13)

2連勝しちゃいました。昨日の単走はドライだったんすけど、自分的に考えすぎて、うまく走れてなかったので、昨日のウエットでの追走を挟むことによって気持ちをリセットして、今日の練習から走りを変えてやってみたらけっこうフィーリングが合ってきたんで、それがうまくいったかんじですね。

振り出すときの速度が高いんでちょっとリズムが狂うだけですごい飛び出したり手前になりすぎたりするコースなんで、追走でも自分のリズムをつねにイメージして、相手が行き過ぎたりしてもつられないように、逆に相手が手前過ぎたときにもつられないように、そういうのを意識して走ってました。相手のミスに助けられた場面も結構多かったんですけど。確実に自分のやれることを出し切るしかないんで。

決勝の1本目はやっぱりマシンスペックのちがいもあって、ちょっと離されたんですけど、離されても、自分の走りは意識しして、相手がちょっと行きすぎて流されたんで、そのへんはうまく見れて、走れたかなと思います。2本目も先行で逃げようとかじゃなくて、しっかり単走の走りをして、相手に入られてもいいから、決勝だし、いい走りをお客さんに見てもらいたいっていう気持ちで走り走ってそれがうまくミスなく走れたかなと思います。

それにしても2連勝してもう最高の気分。最高っす。ちょっとほっとしたっていう気持ちが大きいですね。シリーズチャンピオンを目指して、しっかり確実にやっていきます。


第2戦 2位

久保川 澄花

LUMIRISE D-MAX
Agent-K D-MAX 180SX (RPS13)

(決勝は) ウォーミングアップで、車速が乗ってきてたっていうのもあるんで手前から行ってたんですけど、ゾーンを外し気味だったんで、本番はちょっと奥めでいったら止まらなくなっちゃって。自分のミスですね。後追いはもうやるだけやろうと思って入ったんですけど……車速差というか、なんでしょうね……ちょっと様子見て入ってったら角度が中途半端だったので、止めきれず、というかんじですね。残念でした。


第2戦 3位

田野 結希

HOUSE INNOVATION RACING TEAM
ハウスイノベーション S15 SILVIA (S15)

(準決勝は) ベスト16で飛び出してから、なんか滑るなっていう印象もあって。そのぐらいから自分のなかでも飛び出しちゃいけないなとか、追走のうしろでも浅角だとちょっと自分なりにむずかしいと思う点があったんで、いろいろ考えることが増えて……自分のミスですね。

振り返ってみると、もともとみんなより角度をつける走らせかただったと思うんですけど、それがみんなとおなじぐらいの角度になっちゃってたんで、そのぶん外に出ちゃったっていう。やっぱり本番のなかでちゃんと角度付けるっていう意識ができてなかったので、そういう意識の足りなさが敗因じゃないでしょうか。


第2戦 追走ハイライト


第2戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamMachinePoints
136最上 弦毅MCR Factory D-MAX LubrossRPS1325
211久保川 澄花LUMIRISE D-MAXRPS1321
39田野 結希HOUSE INNOVATION RACING TEAMS1518
422水野 俊彦ち~む変態チャンプRPS1316
548柴山 彰太IMPACT × HD Racing × HABILEADJZX10013
621筒井 陽平Reality team G-meistar S1312
715前原 敏宏RS MaeharaS1511
812土居 雅和KANZAKI BASE ORIGIN Labo. リキモリS1310
952加納 広貴Team Ito AutoJZX1008
1023下田 紗弥加Mercury 車楽人 VALINOS157
1119能登 陽向MonPower BabylonS136
1232宮里 宏和FBM RACINGRPS135
137坂口 征臣ガレージ あぺ スピードマスター VLS154
1429粟野 如月Rocket Bunny RacingRPS133
1564齋藤 寿夫Saitou Racing GreenTop シバタイヤRPS132
1656古賀 誠進GUN sports TEAM九州RPS131

第2戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamMachinePoints
111久保川 澄花LUMIRISE D-MAXRPS1320
29田野 結希HOUSE INNOVATION RACING TEAMS1516
348柴山 彰太IMPACT × HD Racing × HABILEADJZX10015
452加納 広貴Team Ito AutoJZX10014
523下田 紗弥加Mercury 車楽人 VALINOS1513
636最上 弦毅MCR Factory D-MAX LubrossRPS1312
719能登 陽向MonPower BabylonS1311
832宮里 宏和FBM RACINGRPS1310
921筒井 陽平Reality team G-meistarS138
1015前原 敏宏RS MaeharaS157
117坂口 征臣ガレージ あぺ スピードマスター VLS156
1212土居 雅和KANZAKI BASE ORIGIN Labo. リキモリS135
1322水野 俊彦ち~む変態チャンプRPS134
1429粟野 如月Rocket Bunny RacingRPS133
1564齋藤 寿夫Saitou Racing GreenTop シバタイヤRPS132
1656古賀 誠進GUN sports TEAM九州RPS131

シリーズランキング

シリーズランキングはこちら >>>

関連記事