振りが決まれば、走りが決まる!?
お台場のTOKYO DRIFTで、単走をめいっぱい楽しみたいなら、特に注目してほしいのが、メインのコーナーに飛び込むところの“振り”だ。
単走の採点要素としては、「速度」、「角度」、「安定性」、「振りの速さ」、「躍動性」と、いろいろあるけど、じつは得点を大きく左右するのが“振り”の動作なんだ。「振りの速さ」と「躍動性」はもちろん振りを直接審査しているからわかりやすいと思う。でも、それだけじゃない。コーナーに対して振ったときに、目指した角度にピタッと決められると、そこからすぐにアクセルを踏めるんだ。そうするとふらつきにくくなるから安定性の得点も上がるし、平均速度も上げられるってわけ。
角度に関してはちょっと難しい。角度が大きければ得点は高くなるんだけど、振った瞬間に角度をつけすぎるとコーナーまでドリフトがとどかなくなって、姿勢がもどってしまって減点されることが増えるからだ。ただ、奥めで振り出せば、角度をつけてもコーナーまでドリフトが届きやすいから、振る位置も重要になる。もちろん角度が浅ければ点は伸びないから、コーナーに対して適切な位置でちょうどいい角度をつけることが重要なんだ。
というわけで、単走を見るときには、ぜひ“振り”に注目してみてほしい!


