追走を見るときは加速時の距離感に注目!【TOKYO DRIFT 見どころガイドその2】

ビタビタの追走を決めるカギは、じつはドリフト開始前!

D1GPの追走といえば、接触寸前の超接近ドリフトが最大の見どころだけど、あの接近ドリフトを決めるために、もっとも重要なのは、じつはドリフトを始める前、加速区間での間合いなんだ。

D1GPのトップ選手だったら、相手に合わせてドリフトをする技術は持っている。ただし、それは相手のすぐ後ろにつけることができれば、の話だ。

コーナーに飛び込むときに相手の真後ろについていることができないと、どうしてもコーナーに入りつつ相手との距離を詰めていかないと接近ドリフトはできないので、進入で角度が浅くなってしまったりする。しかも、そうやって無理に距離を詰めると、その先では減速しないといけないので角度をつけすぎてスピンしたりラインが乱れたりもしやすい。というわけで、接近ドリフトの大きなカギは、振り出し時に先行の真後ろにつけていられるかどうかなんだ。

といっても、ドライバーによって加速時のシフトアップのタイミングもちがうし、通るラインも違ったりする。だから後追いの選手は、そこをしっかり読むことが大事。自分より加速が速いクルマと対戦する場合には一時的に真横近くに並ぶほどの駆け引きをすることもあるんだ。

追走でフルマークの接近ポイント獲得! なんていうのは、振り出しで真後ろにいないと絶対にとれない。追走のときは、スタートから振り出しまでの加速区間こそ注目してみてほしい!

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