2026 D1GP Round 0 EXHIBITION MATCH
2026年D1グランプリラウンド0
開催日:2026年4月19日(日)
会場:富士スピードウェイ(静岡県)
コースコンディション:ドライ
延動員数:35,828名
ラウンド0 単走決勝





バツグンの振りとドンピシャの距離感で蕎麦切が優勝
ここ数年すっかり恒例となっている、シリーズ前のエキシビションマッチ・ラウンドゼロが、今年も富士スピードウェイで開催された自動車系複合イベント、モーターファンフェスタの中で行われた。
エントリーしたのは19名。新人2人に復帰組もいるバラエティに富んだラインアップだ。車両もこのラウンドだけ再登場した蕎麦切のインフィニティQ60のほか、初登場のマシンが4台参戦した。
もっとも、アクシデントやマシントラブルなどによって6台が出走できず、単走を走ったのは15台となった。このエキシビションマッチではこのうち8台が勝ち上がり、追走トーナメントを行う。
このラウンドはDOSSによる機械審査は使わず、完全に人間の審査員による採点となる。また、通過指定ゾーンなどは設けらなかった。
このコースはアドバンコーナー(ヘアピン)に向けての振り返しが難しい。するどく、大きな角度をつけて振り返すことが高得点につながるが、その位置を間違えると、車速が落ちすぎて姿勢を乱すミスをしたり、オーバーランしてしまうことになる。そういったミスで点を落とした選手も多かった。
その中で、1本目にまずまずの点を出していた蕎麦切は、2本目にピッタリの位置で強烈な振りと角度を見せてアドバンコーナーに飛び込み、ダントツの最高得点で単走優勝を決めた。
ラウンド0 単走優勝

蕎麦切広大
SHIBATA RACING TEAM
SHIBATIRE Q60 MOTUL AME (Q60)
インフィニティは、このまえイベントでひさしぶりに動かしたんですけど、今日は86も整備中なんで代打でインフィニティを出しました。おととしインフィニティで富士を走って、去年は86だったので、ひさびさにサーキットでインフィニティに乗ったんですけど、やっぱりいいクルマですね。好きなクルマなんでよかったです。
今回見てくれてるお客さんがいっぱいいたんで、多少のコースアウトとかそんなの気にせず思いっきり走ろうって感じでしたね。いつもだとゾーンがあったりとか、決められたことがあって、それを守ろうっていう意識があるんですけど、今回はそういうのがなかったので、もう好きなように走ろうっていう感じでした。
クルマの特性的にも角度はついちゃうので、練習からずっとあんな感じで走ってました。本番は距離感だけ気をつけて、2本目は位置関係とかを考えたのはありますけど、とりあえず、思いきりいこうと。アクセルを抜かずに、アクセルを踏んだまま走りたいっていう感じでした。もうちょっと角度はつけたかったんですけど、よかったかなと思います。次は満足がいく追走ができるように頑張ります。
| Pos. | No | Name | Car | ベスト | セカンドベスト | |
| 1 | 31 | 蕎麦切 広大 | ソバギリ コウダイ | Q60 | 99.40 | 97.80 |
| 2 | 76 | 中村 龍 | ナカムラ リュウ | PS13 | 98.50 | 97.50 |
| 3 | 33 | 石川 隼也 | イシカワ シュンヤ | ZN8 | 98.40 | 98.00 |
| 4 | 17 | 笹山 栄久 | ササヤマ シゲヒサ | ZN8 | 98.20 | 98.00 |
| 5 | 70 | 横井 昌志 | ヨコイ マサシ | S14 | 97.70 | 96.50 |
| 6 | 5 | 金田 義健 | カネダ ヨシタツ | GXPA16 | 97.60 | 97.30 |
| 7 | 32 | 多田 康治 | タダ コウジ | ZN8 | 97.50 | 97.30 |
| 8 | 77 | 松山 北斗 | マツヤマ ホクト | GZEA14H | 97.40 | 97.00 |
| 9 | 38 | 斎藤 久史 | サイトウ ヒサシ | GF-S15 | 97.40 | 96.30 |
| 10 | 12 | 玉川 艶哉 | タマガワ ヨシチカ | EJZA80 | 97.00 | 96.00 |
| 11 | 51 | 岩井 照宜 | イワイ テルヨシ | FC3S | 97.00 | 95.80 |
| 12 | 90 | 手塚 強 | テヅカ ツヨシ | A90 | 97.00 | 10.00 |
| 13 | 79 | 目桑 宏次朗 | メクワ コウジロウ | S15 | 97.00 | 0.00 |
| 14 | 16 | 山口 孝二 | ヤマグチ コウジ | E92 | 96.20 | 93.00 |
| 15 | 8 | 稲岡 拓也 | イナオカ タクヤ | E-RPS13改 | 96.00 | 95.80 |
| 16 | 22 | 栁 和孝 | ヤナギ カズタカ | S14 | DNS | |
| 17 | 2 | 田中 省巳 | タナカ セイミ | S15 | リタイア | |
| 18 | 23 | 村上 満 | ムラカミ ミツル | ZN8 | リタイア | |
ラウンド0 追走トーナメント

松山北斗[GZEA14H]vs石川隼也[ZN8]
松山の速さに対して、100Rでアンダーを出してしまった選手が多かったいっぽうで、松山は決勝の最後に近いドリフトをきっちり決めて優勝した。



松山北斗[GZEA14H]vs横井昌志[S14]
多くの選手が速い松山についていこうとするあまりミスをしていたが、横井は近づきすぎてしまってミス。ドリフトを合わせられなかった。

石川隼也[ZN8]vs多田康治[ZN8]
多田は1本目にパイプ抜けで本来の走りができず。2本目までには直せたが、後追いの石川が近い距離のドリフトを見せて勝った。

笹山栄久[ZN8]vs横井昌志[S14]
横井は今季初投入のS14シルビアで出走したが、笹山相手にいきなり高いスピードと自在な追走を見せた。すでに戦闘力は高そうだ。

石川隼也[ZN8]vs金田義健[GXPA16]
後追いから近いドリフトを見せていた石川は、ヘアピンで金田が失速気味になったときも、うまく後ろで待ってドリフトを合わせた。
決勝までに走りを仕上げた松山が昨年に続いて優勝!
追走トーナメントは8名で行われた。純粋なルーキーは勝ち上がれなかったが、復帰組である笹山と金田が勝ち上がっていた。しかし、追走に入るとやはり経験の差か、ベスト8で横井と石川に敗れた。
このコースは、ゆるやかなコーナーをグリップ走行でフル加速しつつ100R前半でテールを振り出すため、振り出しでアンダーステアを出しやすい。
単走優勝の蕎麦切は、スピードのある松山についていこうとしながらアンダーを出してしまって敗退。中村(龍)は、左リヤに振動が発生したのもあったが、やはりアンダーから大きなミスをして敗退。ベスト4には、松山、横井、石川、多田が勝ち上がった。
松山vs横井は、横井が後追い時に100R前半で松山に近づきすぎてしまい、いちど引いたことでパワーを食われたことでミス。これが決め手で松山が勝った。石川vs多田の対戦は、多田の車両が1本目にパイプ抜けのトラブルを起こしていて敗退となった。
決勝は松山vs石川。1本目は松山が先行。石川はやはり100Rでアンダーを出すミスをしてしまい、松山に距離を開けられて詰めることができない。入れ替えた2本目は松山がきっちり近いドリフトを見せて、昨年につづけてラウンドゼロ富士での優勝を果たした。
ラウンド0 優勝

松山北斗
Team TOYO TIRES DRIFT 2
TOYO TIRES GR COROLLA(GZEA14H)
去年も勝てたんで、富士と相性はいいと思うんですけど。去年はけっこう「勝ったな」っていう感じしたんですけど、今回は相手のミスに助けられながら勝ち上がって、 最後はしっかり勝ちましたけど、ラッキーもあったかなと思います。
(単走のときは)練習のほうがやっぱり調子よかったですね。 本番ちょっとミスったりもしてギリギリなんとか通過できたんですけど、ちょっと思い通りの走りではなかったです。
(追走に入ってからの手応えは)やっぱり単走でミスったので、ミスをしない走りっていうのを意識して、それで相手のほうがミスをしていたので、それで勝ち上がれたのかなっていうふうに思ってます。
(決勝の後追いは)その前の2対戦で、置いてかれる部分とかいろいろ感じたことがあったので、それを修正しながら。それでも思い通りではなかったですけど、悪くないぐらいでは走れたかなと。
(幸先いい優勝だが)でも去年も優勝して、あんまりシリーズはよくなかったんで。今年こそこの流れを続けていけるようにがんばります。

