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D1 STREET LEGAL Rd.1 MAZE
March 30 - 31, 2013 at Nihonkai Maze Circuit

コースコンディション:予選日ドライ/決勝日ウェット
公式入場者数:420名(2日間合計)

Tanso Qualify

第2ヘアピンを攻略せよ!

  • Qualify 1st

    常川 智明 ( GP SPORTS with ガレージツネ ) 180SX [ RPS13 ]

    「正直言って乗れてました。最終コーナーに向かうスピードを重視して走りました」という常川がトップ通過した。

  • Qualify 2nd

    藤野 秀之 [ RPS13 ]

  • Qualify 3rd

    笠原 雅暉 [ S14 ]

  毎年D1ストリートリーガルシリーズが開催されている日本海間瀬サーキットだが、今年はコースに小変更があった。審査区間がはじまる第2ヘアピンに縁石が追加され、コース幅が狭くなったのだ。その縁石に影響されて道なりに走ってしまうと、S字に向けて加速しにくい。早めに向きを変えて、脱出方向への姿勢を作る動作が重要になった。
 予選では、この第2ヘアピンの走りかたをつかめている選手とつかめていない選手で差が大きく、つかめていない選手はS字から最終コーナーまでドリフトをつなげるのがむずかしくなり、アウトまでドリフトが届かないケースが多く見られた。また、予選不通過となった選手には、コースからのハミ出しや、最終コーナー立ち上がりでのフラつきで大きく減点されたケースも多かった。
 いっぽう、第2ヘアピンの走りかたを攻略できた選手には、それによって最終コーナーの飛び込みスピードが上がってきた選手もいた。そのなかで、アウトに向かうまでの減速や姿勢づくりをきっちりおこない、早いタイミングでアクセルを開けて最終コーナーを抜けていった選手が上位に入った。なかでも日本海間瀬サーキットをホームコースとする常川は、スピード、アクセル開度、ラインなど要所をきっちりおさえ、お手本のような走りで予選を1位通過した。

  • Pick Up It !!

    石川 紗織 [ S14 ]

    D1レディースリーグとダブルエントリーしている石川紗織が5位通過したことを筆頭に、練習走行からつねに安定した走行を披露していた新見理恵が8位通過。オイルパントラブルでグループ変更して単走本数が1本減ることとなった久保川澄花も2本で走りをまとめて16位通過した。

  • Pick Up It !!

    常川 智明 [ RPS13 ]

    1本目に99.80点、そして2本目と3本目は徐々に完成度を増して99.60点というハイアベレージをマークし、トップ通過した常川。予選トップ通過の副賞としてBNスポーツより、エアロパーツが授与されることとなった。

単走予選 結果

Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
1 24 常川 智明 RPS13 99.60 99.45
2 17 藤野 秀之 RPS13 99.35 99.10
3 27 笠原 雅暉 S14 99.00 98.75
4 28 小林 弘幸 S15 98.95 98.95
5 29 石川 紗織 S14 98.95 98.70
6 44 神谷 幸助 RPS13 98.95 98.30
7 22 森 修 S14 98.90 68.50
8 36 堀口 直 PS13 98.80 97.90
9 43 新見 理恵 ER34 98.70 98.60
10 45 河野 詩音 RPS13 98.70 98.35
11 56 齊藤 悠史 S15 98.70 97.75
12 62 貝瀬 雅人 S14 98.65 98.55
13 57 浜川 輝夫 PS13 98.65 98.50
14 31 畑中 真吾 JZX90 98.60 98.45
15 32 水野 昌彦 S14 98.55 97.90
16 21 久保川 澄花 RPS13 98.55 97.40
17 46 平山 敦 RPS13 98.45 98.35
18 30 田中 大介 S14 98.45 97.85
19 47 山元 純次 FD3S 98.45 97.60
20 23 Andrew Gray JZX100 98.40 98.40
21 67 北山 京吾 RPS13 98.40 98.20
22 25 増田 和之 JZX100 98.40 98.15
23 34 山口 孝二 S14 98.35 98.25
24 42 川島 将貴 JZX100 98.35 97.25
▲ 単走決勝進出 ▲
25 38 高嶋 健市 JZX100 98.30 98.20
26 39 三好 隼人 ER34 98.30 98.20
27 26 日野目 誉士 S15 98.30 98.05
28 51 稲岡 優樹 S15 98.30 98.05
Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
29 37 神谷 剛 HCR32 98.30 98.00
30 59 佐々木 俊明 S15 98.25 98.20
31 48 浅井 宏幸 RPS13 98.25 97.65
32 64 栗本 達也 ER34 98.20 98.05
33 19 濱田 清文 S13 98.20 97.70
34 66 出浦 史郎 GSE20 98.15 97.90
35 49 岸梅 美幸 S13 98.15 97.60
36 54 岩井 照宜 S14 98.10 98.05
37 52 佐藤 立樹 S15 98.10 98.05
38 61 大久保 喬史 RPS13 98.10 98.00
39 40 岸梅 良幸 RPS13 98.05 97.20
40 55 林 由樹恵 C33 98.00 97.45
41 33 草場 佑介 PS13 97.95 97.90
42 65 水戸 真之介 S14 97.85 0.00
43 41 森 孝弘 S14 97.70 96.85
44 60 奥村 脩樹 A31 97.60 97.50
45 68 藤本 幸久 JZX100 97.60 94.75
46 72 藤間 勝也 RPS13 97.55 97.00
47 71 高畠 伊佐夫 S15 97.50 96.65
48 63 木村 幸崇 S13 97.45 92.00
49 73 黒岩 ファビオ ミツオ RPS13 97.25 96.25
50 69 木賊 光児 HCR32 97.15 78.75
51 70 黒沼 雄一 S15 97.05 97.00
52 18 安江 弘行 S15 96.85 96.50
53 35 菊地 雅也 S14 20.00 0.00
- 20 森 真治 PS13 RETIRE
- 50 藤原 義博 RPS13 RETIRE
- 53 工藤 覚 S13 RETIRE
- 58 樽見 淳 S15 RETIRE

Tanso Final

雨の中でもキレを見せろ!

  • Tanso 1st

    藤野 秀之 ( GP SPORTS with 藤野鈑金 ) 180SX [ RPS13 ]

    「練習からあまり乗れてなくて、気分を変えて『もういいや!』と、普通に自分ができることをやっただけです」という藤野だが、見事な走りでトップ通過した。

  • Tanso 2nd

    常川 智明 [ RPS13 ]

  • Tanso 3rd

    北岡 裕輔 [ JZX100 ]

  朝から雪が降りだした本戦日。競技はずっとウェット路面で行われた。2013年より走行本数が1本減り、2本で走りをまとめる必要があることと、審査方法は予選とおなじだが、路面が滑りやすくなったことで、ミスをしやすくなった。コースアウトは少なかったものの、全体的に抑えすぎて点が伸びなかったり、S字を高い車速で抜けてきても、最終コーナーに向けての振り返しで、角度をつけすぎるなどしてスピンをする選手が続出した。
 そのなかでは、このラウンドの出走選手中もっともランキングが上位で、今季は開幕時からシリーズチャンピオンを狙ってきている脇が1本目にハーフスピン。2本目も小さいミスが出て敗退。また上位選手では、エンジン不調が出てしまった伊藤、走りをまとめられなかった黒井らが敗退した。前日の予選では3位に入った笠原も、S字まではよかったが最終コーナーでスピンをして敗退した。
 いっぽう前日の予選で1位、2位だった常川と藤野はこの単走でも好調。藤野は高い車速と見事な飛ばしを見せつつ、きっちりコントロールして最高得点をマーク。常川がそれに続いた。また多くのシード選手はやはりウエット路面でもレベルの高い走りを安定して披露し、追走トーナメント進出を決めた。そしてD1レディースリーグとダブルエントリーしていた新見、石川のふたりは、このD1ストリートリーガルシリーズでも車速のある走りを決めて、ベスト16に進出した。

  • Pick Up It !!

    脇 敬朗 [ S14 ]

    練習ではまずまずの走りを決めていた脇敬朗。開会式の挨拶で緊張して集中力が乱れたか、1本目にハーフスピンすると2本目もわずかにミスが出て98.20点と得点が伸びない。このとき16番手につけていた神谷幸助に0.25点アベレージがとどかず、大事な開幕戦で追走に進出することができなかった。

  • Pick Up It !!

    新見 理恵 [ ER34 ]

    決勝日も女性陣が大健闘だった。とくに、ニューマシンで賛成していた新見理恵はオフシーズンの猛練習の成果がでてきたのか、ウェット路面でも高い成功率と高い完成度の走りを連発! 本人的には納得のいく走りではなかったようだが、98.70点を出して追走に5番手通過を果たした。

単走決勝 結果

Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
1 17 藤野 秀之 RPS13 99.45 99.25
2 24 常川 智明 RPS13 99.05 98.75
3 6 北岡 裕輔 JZX100 98.90 98.55
4 45 河野 詩音 RPS13 98.75 98.45
5 43 新見 理恵 ER34 98.70 98.45
6 10 平島 明 PS13 98.70 95.00
7 31 畑中 真吾 JZX90 98.65 98.25
8 28 小林 弘幸 S15 98.65 98.15
9 23 Andrew Gray JZX100 98.55 97.15
10 9 林 和樹 S14 98.55 96.40
11 12 小橋 正典 PS13 98.55 79.50
12 29 石川 紗織 S14 98.55 79.00
13 5 木口 健治 C33 98.50 98.40
14 67 北山 京吾 RPS13 98.45 97.70
15 56 齊藤 悠史 S15 98.45 68.00
16 44 神谷 幸助 RPS13 98.45 67.50
▲ 追走決勝トーナメント進出 ▲
Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
17 3 脇 敬朗 S14 98.20 78.50
18 62 貝瀬 雅人 S14 98.15 97.80
19 21 久保川 澄花 RPS13 98.05 96.40
20 57 浜川 輝夫 PS13 97.95 78.50
21 11 黒井 孝真 S15 97.90 68.50
22 32 水野 昌彦 S14 97.85 78.50
23 47 山元 純次 FD3S 97.80 97.35
24 46 平山 敦 RPS13 97.75 97.75
25 30 田中 大介 S14 97.60 97.50
26 36 堀口 直 PS13 97.60 79.50
27 34 山口 孝二 S14 97.45 67.50
28 25 増田 和之 JZX100 97.30 68.15
29 42 川島 将貴 JZX100 78.75 67.50
30 27 笠原 雅暉 S14 78.00 68.00
31 14 伊藤 満紀 JZX100 68.50 5.00
32 22 森 修 S14 68.00 58.50

Tsuiso Tournament

ヘアピン立ち上がりに罠がある!?

  • Final Battle

    藤野 秀之 180SX [ RPS13 ] vs 齊藤 悠史 シルビア [ S15 ]

    ベテランと若手が好勝負を見せた決勝だが、相手との間合いがむずかしい第2ヘアピンの立ち上がりでの齊藤がミス。これがが決め手となって、藤野が初優勝を決めた。

  追走トーナメントは序盤から波乱があった。シードの木口がスピンによってベスト16で敗退。また、決勝進出経験もある小橋が、平島をプッシュしてしまって、やはりベスト16で姿を消した。またシードの林も、昨年のD1東日本シリーズ王者である齊藤にベスト8で敗北。昨年の強豪ドライバーが次々と姿を消した。
 準決勝に勝ち上がったのは藤野、石川、齊藤、北岡の4人。女性ドライバーとしては初の決勝進出を目指す石川は、スピードとキレのある振り返しで藤野に対抗し、再戦まで持ち込むが、その1本目の後追い時に第2ヘアピンでアンダーステアを出してしまい敗退。また齊藤vs北岡の対戦は、北岡が後追い時に齊藤に離され、2本目は齊藤が北岡のインにビタビタに入り、決勝進出を決めた。
 決勝は藤野vs齊藤。どちらも優勝経験はないが、藤野は過去4回の決勝進出経験がある。いっぽうの齊藤は昨年のD1東日本シリーズ王者とはいえ、D1ストリートリーガル自体にはまだ2回目の挑戦だ。しかし、このふたりが好勝負を演じた。最初の2本はお互いに相手のインを差し、再戦に突入したが、そこでも勝負がつかず、再々戦にもつれこんだ。その1本目、後追いの齊藤は第2ヘアピンの立ち上がりで待ちきれず、本来は藤野の後ろにつかなければいけないところで前に出てしまって藤野と接触。これで藤野の大きなアドバンテージがついた。2本目はややラインが乱れた齊藤に対して藤野がなんとかドリフトをあわせ、藤野が初優勝した。

  • Best 4 Battle !!

    齊藤 悠史 [ S15 ] vs 北岡 裕輔 [ JZX100 ]

    練習日から「トラクションがかかりまくってヤバい」と絶好調だったシードの北岡裕輔。単走決勝も3位通過し、ベスト16では北山京吾を、ベスト8では平島明を倒してベスト4に勝ち上がった。しかし、齊藤悠史との対戦では「思ったよりも齊藤さんが速かった」と後追いで詰め寄ることができずに敗退。優勝も視野に入る好調さだっただけに残念な結果となった。

  • Best 16 Battle !!

    新見 理恵 [ ER34 ] vs 石川 紗織 [ S14 ]

    追走に進出した石川紗織と新見理恵はベスト16でいきなり対決。1本目は新見先行。新見はいいスピードで飛び込んできたが、縁石に乗って少し流される。入れ替えた2本目は、少し新見が離されて、追っかけスタイルになってしまい石川が勝利した。その後、石川はベスト4まで勝ちあがり、女性選手初のリーガルシードの座をゲットした。

Rd.1 WINNER

藤野 秀之

GP SPORTS with 藤野鈑金
180SX [ RPS13 ]


 やっとですね。ほんとやっとです。「もう今日優勝逃したら、あとはないな」と思って、気持ち切り替えてきました。でも気持ち切り替えてるつもりが、カラまわりしてるみたいなところはありました、正直。でも最後はもう「ここまで来たら行ってしまえ!」みたいなのは、昔はなかったんですけど……今日はそんなかんじでした。やっぱり齊藤くんも強かったんで。普通に行ったら負けちゃうな、と。まぁ、決勝はだれと当たっても緊張するッスね。だけどいつも緊張して負けちゃってるんで、今日はもう切り替えて、いつもお世話になってる駒形社長(GP SPORTS)にもう「全開で行くんで、ミスしたらすいません」って言って、行っちゃいました。
 齊藤くんはクルマのセットが出てたんだか、けっこうクルマ速くて、いちばん手こずりましたね。でも逆にいったら、ああいう速い、ヤル気のあるコだったんで、逆に自分もスイッチ入れられたかんじですね。そういうかんじでいけたのもよかったですね。
 (優勝できて)うれしいです。やっぱり、駒形社長がいままで面倒みてくれて、これだけの仲間がついてきてくれて……そういう応援があったからこそ勝てたのかな、と思います。

  • The 2nd Place

    齊藤 悠史 [ S15 ]
    齊藤鈑金 茂原TC with WAKO'S

    (決勝進出は?) だいぶできすぎなかんじですね。決勝に行けたときに、もうすでに泣きそうでした。少し。(再々戦でのミスは?) ちょっと路面も食いはじめてきて、前に進みすぎちゃいました。それで引ききれなくなって…。

  • The 3rd Place

    北岡 裕輔 [ JZX100 ]
    スーパーオートバックス所沢 with エビスサーキット

    (準決勝は?) 正直まったくデータのないひとだったので、スポッターからの「どういう走りをしてる」っていう情報しかなかったんで「まぁなんとかなるかな」っていうかんじでやってたんですけど、ベスト16、ベスト8とやってきた相手より速かったんで、それでやられちゃいましたね。

  • The 4th Place

    石川 紗織 [ S14 ]
    ほっこりんご with 日比野塾

    (準決勝の再戦では?) 2ヘヤで回転上げたりなくて…もうミスですね。少し乾いてきてたんですよね。それにきちっと合わせられなかったですね。

Rd.1 Results

最終順位

Pos. No. Driver Team Car Color Point
1 17 藤野 秀之 GP SPORTS with 藤野鈑金 RPS13 25
2 56 齊藤 悠史 齊藤鈑金 茂原TC with WAKO'S S15 21
3 6 北岡 裕輔 スーパーオートバックス所沢 with エビスサーキット JZX100 18
4 29 石川 紗織 ほっこりんご with 日比野塾 S14 16
5 45 河野 詩音 GP SPORTS with 藤野鈑金 RPS13 13
6 10 平島 明 TKL & REMS with D-MAX PS13 12
7 28 小林 弘幸 ARMS with Team 922 S15 水色 11
8 9 林 和樹 HID Model 信玄 S14 10
9 24 常川 智明 GP SPORTS with ガレージツネ RPS13 8
10 43 新見 理恵 GOODYEAR Racing ★ ひだまり歯科 with Garage Cronos ER34 7
11 31 畑中 真吾 hurry.s with yakara works JZX90 6
12 23 Andrew Gray powervehicles with EBISU JZX100 5
13 12 小橋 正典 Team ORANGE with MSP PS13 オレンジ 4
14 5 木口 健治 Genz Drift Project C33 白紫 3
15 67 北山 京吾 ORIGIN Labo. RACING with スタイリッシュ RPS13 赤/黒 2
16 44 神谷 幸助 GP SPORTS with 神谷モータース RPS13 1

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