D1 STREET LEGAL SERIES Rd.4
September 6 Sat. - 7 Sun. at Meihan Sports Land
コースコンディション:ドライ
公式入場者数:838名(2日間合計)
波乱の第4戦は山元純次が初優勝!
ミスしなければ通過できる!?
- 1st
高橋和己 [JZX100] TMS with RYO Japan with G.MEISTER
- 2nd
三好 隼人 [ER34]
- 3rd
堀口 直 [PS13]
名阪スポーツランドでD1ストリートリーガルシリーズが開催されるのは2年ぶり。しかし、審判席まえはアスファルト部分までしかコースとして認めないとしていた前回の採点基準に対し、一定のラインまでは縁石を使っていいという基準に変更されたため、地元の大会でよく採用されているライン取りに近いものになった。
今回の予選出走人数は25名。そのうち18名が予選通過できるので、落ちるのは7名のみとなった。そのためボーダーラインはあまり高いレベルにならず、ふつうに走りをまとめれば予選通過できるような内容だった。敗退したのは、ドリフトがキマっていなかった選手と大きなミスをした選手だ。
そのなかで98点台の高得点を出したのは高橋、三好、堀口の3名。振りのするどさとじゅうぶんな角度があって、ラインをきっちりトレースし、アクセルを早いタイミングで踏み込めるような走りができた選手がこの得点を獲得した。
トップ通過したのは高橋だ。ラインをきっちりトレースし、角度もあって安定感も高く、しっかりアクセルを踏んで立ちあがっていた。いっぽう、よりするどい振り出しやキレのあるライン取りを見せた三好は少しミスが出たために高橋の点におよばなかった。
- Pick Up
辻 紳護武 [C33]
- Pick Up
田口 和也 [S15]
単走予選結果 | ||||
Pos. | No. | Driver | Car | Best Ave. |
1 | 34 | 高橋 和己 | JZX100 | 98.95 |
2 | 21 | 三好 隼人 | ER34 | 98.20 |
3 | 25 | 堀口 直 | PS13 | 98.20 |
4 | 43 | 辻 紳護武 | C33 | 97.70 |
5 | 33 | 横田 卓三 | S15 | 97.70 |
6 | 17 | 藪内 美紀 | PS13 | 97.65 |
7 | 20 | 山元 純次 | FD3S | 97.60 |
8 | 29 | 今前田 隆敏 | PS13 | 97.60 |
9 | 44 | 中川 孝之 | PS13 | 97.55 |
10 | 31 | 田口 和也 | S15 | 97.50 |
11 | 18 | 伊藤 満紀 | JZX90 | 97.35 |
12 | 30 | 上月 直人 | S13 | 97.20 |
13 | 37 | 森 孝弘 | S14 | 97.15 |
14 | 19 | 高嶋 健市 | JZX100 | 97.15 |
15 | 28 | 山口 孝二 | S14 | 96.95 |
16 | 36 | 福田 大輔 | AE85 | 96.90 |
17 | 35 | 神谷 剛 | HCR32 | 96.75 |
18 | 23 | 増田 和之 | JZX100 | 96.65 |
▲ 以上 単走決勝進出 ▲ |
Pos. | No. | Driver | Car | Best Ave. |
19 | 32 | 岸梅 良幸 | PS13 | 96.50 |
20 | 22 | 新川 武志 | S15 | 96.30 |
21 | 24 | 中村 健一 | JZX110 | 95.90 |
22 | 38 | 西濱 慎吾 | AE86 | 95.55 |
23 | 40 | 真野 修一 | PS13 | 95.50 |
24 | 42 | 淺田 裕介 | S15 | 94.60 |
25 | 27 | 川島 将貴 | JZX100 | 78.00 |
最終コーナーで点をかせげ!
- 1st
中川 孝之 [PS13] PARADE
- 2nd
田口 和也 [S15]
- 3rd
畑中 真吾 [JZX90]
単走における最大の見せ場は飛び込みだが、そこがいくらカッコよくても最終コーナーの脱出が甘ければ100点はとれない。審判員はあくまでも競技区間の最初、つまり飛び出しの部分から減点法で採点するため、スピードをのせて飛び出してこないと絶対に100点はとれないのだ。まず、その最初の部分で減点されているドライバーが多かった。
ボーダーラインは97点台後半。これは最終コーナーを出たところのベース点がまず低く、その先の区間ではさらになんらかのミスをしているという点数だ。あとはそのミスの度合いが当落をわけたといえる。いっぽう、中村や林は、ミスをしているものの、最終コーナーの飛び出しには勢いがあった。ベース点が高いため、そのあと減点されても上位通過ができたというカタチだ。
そのなかでトップ通過したのは中川。最終コーナーから勢いもあり、審判席まえのアウト側に対してピッタリの距離感でするどく振り出し、減速、加速のメリハリもある走りでただひとり99点台をマークした。
いっぽうランキング2位の北岡は、1本目に大きなミス。2本目もあまり抑えることなく高得点をねらいにいったがクリップを外してしまって減点され、追走トーナメント進出を逃した。
- Pick Up
北岡 裕輔 [JZX100] - Pick Up
小野 享之 [C33]
単走決勝結果 | ||||
Pos. | No. | Driver | Car | Best Ave. |
1 | 44 | 中川 孝之 | PS13 | 99.10 |
2 | 31 | 田口 和也 | S15 | 98.95 |
3 | 6 | 畑中 真吾 | JZX90 | 98.75 |
4 | 1 | 中村 直樹 | PS13 | 98.60 |
5 | 17 | 藪内 美紀 | PS13 | 98.45 |
6 | 12 | 森 真治 | PS13 | 98.40 |
7 | 4 | 林 和樹 | S15 | 98.40 |
8 | 20 | 山元 純次 | FD3S | 98.30 |
9 | 21 | 三好 隼人 | ER34 | 98.25 |
10 | 43 | 辻 紳護武 | C33 | 98.15 |
11 | 33 | 横田 卓三 | S15 | 98.05 |
12 | 29 | 今前田 隆敏 | PS13 | 98.05 |
13 | 11 | 原 大佑 | S15 | 98.05 |
14 | 34 | 高橋 和己 | JZX100 | 97.90 |
15 | 25 | 堀口 直 | PS13 | 97.80 |
16 | 10 | 安江 弘行 | S15 | 97.70 |
▲ 以上 追走トーナメント進出 ▲ |
Pos. | No. | Driver | Car | Best Ave. |
17 | 15 | 佐藤 立樹 | S15 | 97.70 |
18 | 19 | 高嶋 健市 | JZX100 | 97.65 |
19 | 14 | 草場 佑介 | PS13 | 97.50 |
20 | 18 | 伊藤 満紀 | JZX90 | 97.40 |
21 | 2 | 北岡 裕輔 | JZX100 | 97.40 |
22 | 23 | 増田 和之 | JZX100 | 97.10 |
23 | 13 | 脇 敬朗 | S14 | 97.10 |
24 | 9 | 濱田 清文 | JZX100 | 97.00 |
25 | 37 | 森 孝弘 | S14 | 96.95 |
26 | 30 | 上月 直人 | S13 | 96.60 |
27 | 36 | 福田 大輔 | AE85 | 96.35 |
28 | 28 | 山口 孝二 | S14 | 95.80 |
29 | 35 | 神谷 剛 | HCR32 | 79.00 |
30 | 7 | 黒井 孝真 | JZX100 | 76.50 |
31 | 16 | 新見 理恵 | ER34 | 75.50 |
- | 5 | 小野 享之 | C33 | RETIRE |
中川 孝之
PARADE
シルビア [PS13]
ここはホームコースなんですけど、クルマ作ったばかりで、昨日を入れても乗るのは3回目なんで自信はなかったです。とりあえず単走は通りたかったっていうかんじでした。
本来なら進入の「パキン」をいちばんアピールしたかったんですけど、今日はまだすべてがイマイチでした。ホントならもうちょっとうまくできるんですけど…。
でも、クルマできたばかりにしては上出来ですかね。昨日はスポッターが深田仕様さん(D1GP選手の深田真弘)で、今日は福山さん(元D1SL選手の福山博行)。そのふたりのスポッターさんのおかげですね。いままで田中省己さんのサポートで、リーガルもGPもいかせてもらってたんですけど、今回の単走優勝で、ちょっとは恩返しもできたかな、と思います。
林がまたしても決勝敗退で山元が初優勝!
- Final Battle
山元 純次 [FD3S] vs 林 和樹 [S14]
北岡がノーポイントで敗退したため、ランキング首位の中村が優勝した場合、林の順位しだいではチャンピオンが決定してしまう状況になった。中村はベスト16を圧倒的な追走で勝利したが、ベスト8で今前田と対戦した際、後追いから止めきれずに今前田をプッシュし、敗北。これでこの大会でのチャンピオン決定はなくなった。
ベスト4に勝ちあがったのは、山元、今前田、林、畑中の4名。いずれも優勝経験がない選手だ。まずは山元と今前田が対戦した。1本目は山元が先行。山元は2コーナーでアウトにやや流されたが、そこで今前田が待てずにインに飛び込みすぎ、山元とラインがクロスして山元をプッシュ。山元がスピンをしてしまった。これでアドバンテージをとった山元は2本目をノーミスで走り、初の決勝進出を決めた。
いっぽう、ここまでいい追走で勝ち上がってきた林は、畑中と対戦。1本目は後追いの畑中が林のインをねらうもアウトに流されてしまう。2本目は林が畑中との距離を詰めて勝ちあがった。
決勝は山元vs林。林はこれが3回目の決勝進出だ。しかし1本目、後追いの林は最終コーナーから山元に離されてしまって、寄せることができない。そして2本目は先行の林がアウトに流されて壁にテールをヒット。大きなミスなく走った山元が初優勝を決めた。
-
Pick Up Battle
山元 純次 [FD3S] vs 今前田 隆敏 [PS13]
-
Pick Up Battle
林 和樹 [S14] vs 畑中 真吾 [JZX90]
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Pick Up Battle
中村 直樹 [PS13] vs 今前田 隆敏 [PS13]
-
Pick Up Battle
中村 直樹 [PS13] vs 原 大佑 [S15]
-
Pick Up Battle
中川 孝之 [PS13] vs 山元 純次 [FD3S]
-
Pick Up Battle
森 真治 [PS13] vs 横田 卓三 [S15]
山元 純次
PURISM with ORIGIN Labo.
RX-7 [FD3S]
今日はとりあえずベスト16の追走に残って自分の精一杯をやるんですけど、瀬戸内海でやらかしてるので、ムリをせず凡ミスをしないっていうのを自分のなかの課題として「さあどこまで」っていうのはトーナメントの組み合わせによるので、ひとつひとつ自分のできることを丁寧にできればなと思ってましたね。
ここはホームコースではあるんですけど、ラインが普段とはちがうので、それはそれでむつかしさがあるんで…。単走はボクのなかではぜんぜんダメでしたね。アクセルも踏みきれなかったしブレーキもあまかったし流されてるし、中途半端な順位やったんで「ぜんぜんあかんやん!」って。
まぁそれでも追走はまた別物なんで、じゃあ落ち着いていこうかと。まぁまぁうまいこといって…運もだいぶ味方してくれてよかったス。
追走はいちおベスト8が終わるまではガッツリいかないつもりやったんで、ようすを見ながら合わせて合わせてってのはうまいこと作戦通りいけて。で、ベスト4からはしっかり自分のいけるとこまでやって魅せる。うまいこと冷静にいけたからよかったと思いますね。
(準決勝は?) あ一今前田くんね。あれは入ってくるというより、ちょっと待って合わせてくると思ってたんで、そしたらガッツリ入って来たんでビックリしましたね。ダメージはありますよ。フロントのトーが内側に入って、それからは最終コーナーも1コーナーもアンダー出たりしてフラついてしまったんで、そのあとの3本はちょっと怖かったですね。
まあでもやるしかないんで、サイド入れたりしないと頭が入らなかったんですが、でも逆にそーゆーのがうしろで走りにくいことにもなってたのかも…と思うと、そーゆーのも味方してくれたんかなと。
(決勝は?) 林くんは速いんで「じゃあ全開でいっていいんや!」ってリズム合わせる必要がなかったですね。トーがくるってたんで、進入でサイド引かないといけない状況やったんですけど、それが林くんにとってはやりにくかったんかなと。後追いはサイドを2、3回引いてる瞬間に林くんの挙動を見れて、オーバーランした瞬間に「あ、これ入れるやん」と冷静にできました。
めっちゃうれしいす。真夏で吸気音があがって吹けなくなるのはあるんですけど、それもだいぶ対策がすすんできて、クルマもだいぶ乗りやすくなってるので、自分の乗り味、タイヤの空気圧、減衰とか、だいぶマッチングができてきてる。
FDでも戦えるぞってのをホントに見せたかってそれができたんで、これでFDほしいなとかFDでやりたいってコがでてきてくれたらなと思いました。最高の結果です。
- 2nd - 2位
- 林 和樹
HID Model 信玄 with D-MAX - シルビア [S14]
万年2位の林です…。(決勝の1本目は?) 出遅れました!! ただもぉただ…自分のミスとしか言いようがありません。ヘアピンで…なんなんスかね。集中力なんでしょーね。ん〜ないワケやなかったし、気も抜けてとるワケやなかったつもりで、そこだけはいままで決勝でミスっとることも多かったんで「落ち着いて行くぞ!」って意気込みはあったんですけどね。「よ〜し!」と思って気付いたらついていけてなかったです…。
(2本目は?) …シフト落とすときにスっと3速から2速に…手が滑りました。もうミスですね、はい。
準決勝まではよかったです。今回は気持ちを入れ変えて、守るもんもないし、攻めの姿勢で行こうってのは決めてたんで、そこまでの流れはよかったはずなんすけどね。最後のつめの甘さが…わたくしです。
(北岡選手が単走敗退しましたけど…) 北岡も仲がいいんで「チーム直樹を倒すぞ!」でやってたんで、ビックリやったです。落ちたのは。それ以上に直樹くんの追走でのトラブルもあったし「あっ今日はオレの流れだ」って舞いあがってたんでしょうね。「惜しかった」って言う言葉はもう聞きたくないですね…。申し訳ないっス。最後はいいのがしたかったんですけど…胴上げがチラついたっス。はぁ…。
- 3rd - 3位
- 畑中 真吾
hurry.s&ヤカラワークス with GOODYEAR - マークⅡ [JZX90]
(準決勝は?) 林くんとボク、3回目なんですよ、戦うの。だけどやっぱ、なかなか林くんに勝てなくてね。悔しい思いしてるんだけど、まぁはじめての名阪で3位だから…正直うれしいかな。
超流されましたからね。けっこうハスに構えてピュっていけたかな? と思ったけど、なんかやらかしちゃったんでしょうね。そしたスッと滑っちゃてうしろにまわり込んでもう踏めない状況になって…。そしたら後追いもうしろ見たらビッタリきてたんで「こりゃダメだな」と。
自分なりにはサドンデスもなく勝ちあがって来られたんですけど、最終手前の出かたでぜんぶ減点されていると。ドラミでちゃんと聞いてなかったのか、緊張してて忘れちゃったのか…。ホントにもう今回だけはチャンスかなと思ったけど、やっぱり強敵の林くんがいたから、案の定負けちゃいましたね。
日光は行けないかもしれないんで、とりあえず今回、次出られないぶんは3位でよかったかなと思います。いや〜追走もまだまだですね。まだうまく寄せれないですもんね。
最終順位 | |||||||
Pos. | No. | Driver | Team | Car | Color | Tire | Point |
1 | 20 | 山元 純次 | PURISM with ORIGIN Labo. | FD3S | オレンジ | TY/FD | 25 |
2 | 4 | 林 和樹 | HID MODEL 信玄 with D-MAX | S15 | 青 | NK | 21 |
3 | 6 | 畑中 真吾 | hurry.s&ヤカラワークス with GOODYEAR | JZX90 | 赤 | GY | 18 |
4 | 29 | 今前田 隆敏 | AMCナビゲート★D2★ネオスタイル | PS13 | 黒 | FD | 16 |
5 | 44 | 中川 孝之 | PARADE | PS13 | 黄 | TY/ATR | 13 |
6 | 1 | 中村 直樹 | ORIGIN Labo. with R・Y・O with Risky with pink★style | PS13 | ピンク/紫 | FD | 12 |
7 | 12 | 森 真治 | STANCE with ORIGIN Labo. | PS13 | 青 | MX | 11 |
8 | 25 | 堀口 直 | STANCE with ORIGIN Labo. | PS13 | 青 | MX | 10 |
9 | 31 | 田口 和也 | Team UP GARAGE | S15 | 黄 | KD | 8 |
10 | 17 | 藪内 美紀 | ORIGIN Labo. with R・Y・O with GARAGE-1 with pink★style | PS13 | ピンク | FD | 7 |
11 | 21 | 三好 隼人 | MJ Style | ER34 | 金 | GY/FD | 6 |
12 | 43 | 辻 紳護武 | ぷらいべーとわーくす踏っ派 | C33 | 赤 | TY | 5 |
13 | 33 | 横田 卓三 | SPLASH! with Neo Style | S15 | 水色 | DL/ATR | 4 |
14 | 11 | 原 大佑 | Team M/M/M | S15 | 黄 | FD | 3 |
15 | 34 | 高橋 和己 | TMS with RYO Japan with G.MEISTER | JZX100 | 緑 | ATR | 2 |
16 | 10 | 安江 弘行 | ORIGIN Labo. RACING with Switch-on M・H・C | S15 | 水色 | GY/KD | 1 |
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