D1GP RD.10 お台場 詳細レポート

2024 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES RD.10 ODAIBA
2024年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第10戦 お台場
開催日:2024年11月10日(日)
会場:お台場特設会場(東京都)
コースコンディション:ドライ
 延動員数:19,800名(3日間合計)

最終戦は川畑が優勝!
中村が齋藤を逆転してチャンピオンを獲得!


第10戦 単走決勝

Tanso 1st place
中村 直樹
TEAM VALINO × N-STYLE
V8 VALINO N-STYLE SILVIA [PS13]
Tanso 2nd place
石川 隼也
GR86 [ZN8]
Tanso 3rd place
日比野 哲也
GR86 [ZN8]

渾身の振りで中村が100点オーバー

 2024年最終戦は第9戦の翌日に開催された。コースは前日と同様だ。大会前の時点で、ポイントリーダーは齋藤。中村が14ポイント差、日比野が15ポイント差でそれを追う。

 2日目になってコースに慣れたのか、最終戦だから吹っ切れたのか、得点は前日より全体的に上がり、レベルの高い争いになった。

 Aグループではまず蕎麦切が安定したドリフトで98.93点を出したが、Bグループで走った石川がたくみな角度コントロールで1~2コーナーを旋回し、99.69点をマークする。いっぽうでポイントリーダーの齋藤(太)は、ゾーンの部分はずしなどがあって点が伸びず、追走進出を逃してしまった。

 その後のグループでは大きな角度を見せた藤野、安定性で大きく点を稼いだ日比野が99点台を出し、石川にはおよばないものの上位に入ってきた。

 そしてDグループ。中村はまず1本目に余裕を持ったきれいな走りで98.97点をとると、2本目には強烈な振り出しからピタッと角度を決め、踏みっぷりのいいドリフトで100.07点を獲得。トップに立った。その後も山中、川畑が99点台を出したが中村の走りは超えられず、中村が単走優勝。また最後に川畑が蕎麦切の得点を超えてきたことにより、中村は単走シリーズチャンピオンを獲得した。

 また中村は単走1位獲得により総合シリーズポイントも4ポイント加算。日比野は同3位により2ポイント加算となった。

1本目はゾーンの部分はずしがあり、2本目は振りの角度も小さく、96点台にとどまった齋藤は単走敗退となった。
2本ともいい振りやいい角度を見せて、質の高いドリフトをした米内だが、2本ともリミット超過があって敗退となった。
1コーナーや最後のヘアピンでの安定性で点を稼いだルーキーの陣野が16位で初の追走進出を決めた。
D1ライツの阿久澤選手の86を借りて出走したインドネシアのジーコだが、2戦とも単走敗退で終わってしまった。
2本とも走りがギクシャクして決まらず、加えてリミット超過の減点もあり、ヴィトーは単走敗退となった。
ルーキーの野村はいまひとつ得点が伸びず、リミット超過などもあり単走敗退。追走に進めないままシーズンを終えた。
Pos.Gr.No.DriverCarBest score2nd score
1D99中村 直樹PS13100.0798.97
2B33石川 隼也ZN899.6999.25
3C18日比野 哲也ZN899.6492.58
4D90山中 真生A9099.4898.18
5B66藤野 秀之ZN899.3998.73
6D88川畑 真人ZN899.3997.16
7B79目桑 宏次郎E9299.2298.44
8B10三好 隼人ZN898.9597.73
9A31蕎麦切 広大ZN898.9398.55
10B70横井 昌志S1598.8498.48
11C77松山 北斗GZEA14H98.6695.45
12B89Lattapon Keawchin(ポップ)F2298.1996.99
13A7松井 有紀夫FD3S98.1697.77
14D2田中 省己S1598.0877.93
15A80田野 結希S1598.0397.70
16D57陣野 寿幸S1598.0297.14
▲追走トーナメント進出▲
17C56森 孝弘RPS1397.8696.92
18C6内海 彰乃S1597.8196.48
19B55松川 和也AE8597.6194.01
20A47米内 寿斗RPS1397.5495.50
21A51岩井 照宜FC3S97.4797.17
22D27茂木 武士S1596.8393.91
23C93加納 広貴S1596.8193.80
24A87齋藤 太吾A9096.6396.34
25A86笹山 栄久ZN896.1492.38
26A9山本 航A9095.6595.16
27C75畑中 夢斗JZX10095.5691.80
28A16山口 孝二E9294.89DNS
29D3野村 圭市ER3494.8394.63
30C98ヴィトー 博貴PS1394.5489.46
31D78上野 高広GSC1094.1691.25
32B12Mike WhiddettS102W93.9375.19
33D29Ziko HarnadiZN693.5361.09
34A38斎藤 久史S1593.4192.72
35C11久保川 澄花RPS1391.5752.41
36C30中田 哲郎JZX10091.3583.72
37C23村上 満ZN879.550.00
38B43田所 義文AE8659.2643.19
39B84波紫 聖和ER3457.30DNS

第10戦 単走優勝

中村 直樹

TEAM VALINO × N-STYLE
V8 VALINO N-STYLE SILVIA [PS13]

 (クルマの状態は) 普通に乗れる状態ですけど、単走入って6気筒か7気筒の状態でした。でもそれで気合い入ったんで、もうあるもんでいったろう思って気合いでいきました。

 (それはどこでわかった?) いや、もうスタートで音が。でも、それでもV8はフケるんで、このコースなら。なんで、気合入れて全開で。このお台場でちょっとやったことないところまで攻めたっす。

 (昨日はほとんど走っていないが) 昨日は朝2本だけ走って、あとはひとの動画をいろいろ見たりして点数出てる場所とかいろいろ研究して、で要所要所押さえて、今日の朝で答え合わせして。金曜日は1セク、2セク出てなくて、そこの出しかただけやったんで。そこが見えたんで。タイヤ温存しながら方向性だけ見てってかんじでした。1本目決まったら2本目はもうこれや、って思ってたんで。

 (1本目が99点) あれはもう追走残らんと話にならないんで、もう絶対に残る走りを。左足ブレーキ使いながら、絶対ミスらん走りをしました。 それで思いのほか点が出たから、よしいけるぞと。それで2本目はもう進入から最後の振り返しから、踏みちぎりかたからすべて変えました。

 (2本目の出来は自分としては?) ちょっと最後ミスったんで、まあまあ90%ぐらいですけど。でも、だいたい思ってたようなイメージではいけました。

 (100点出て) はい、うれしいです。


第10戦 単走ダイジェスト


第10戦 追走トーナメント

Final Battle   
山中 真生 [A90] vs 川畑 真人 [ZN8]
川畑は1コーナー以降きれいに合わせて接近ポイント12を獲得。山中は少し離れたセクターもあり、接近ポイント10.3にとどまった。

川畑がスピードでうわまわり山中の2連勝を阻止!

 齋藤(太)が単走で敗退したため、あとは中村と日比野がどこまで勝ち上がるかで、チャンピオン争いの結果が決まる。まず中村はベスト16で陣野に勝利。この時点で齋藤のポイントをうわまわった。また日比野も田中に勝利してベスト8進出を決める。

 先に脱落したのは中村だった。ベスト8の1本目、先行の中村は振り返し後にスロットル系のトラブルでストップ。そこから修理を試みたが間に合わず敗退となってしまう。あとは日比野がどこまで勝ち上がれるかだ。日比野はベスト8で川畑と対戦。おたがいに接近ドリフトを見せたが、寄せた距離の差もあって川畑が日比野に勝利。この瞬間に中村のシリーズチャンピオン獲得が決まった。

 ベスト4に勝ち上がったのは、三好、山中、横井、川畑。まず三好と山中が対戦したが、接近ポイントの差で山中がうわまわり、山中が2日連続の決勝進出を決めた。

 横井vs川畑は、1本目後追いの川畑がストレートから接触ぎみに横井をとらえてビタビタの追走を見せる。いっぽうで横井は第3ゾーンをはずして減点を受けた。2本目は横井も近いドリフトを見せたが、1本目の減点がひびいて逆転には至らず、川畑が勝った。

 決勝は山中vs川畑。1本目は山中が先行だ。川畑は進入から山中をとらえきることはできなかったが、1コーナーから接近すると近いドリフトで合わせきった。また山中は第3ゾーンの部分はずしで減点を受けてしまった。2本目は山中も近いドリフトを見せたが、逆転には至らず、川畑が今季初勝利を決めた。

Semi Final Battle
三好 隼人 [ZN8] vs 山中 真生 [A90]
D1ライツ出身の新人同士の対戦。山中が接近ポイント7.0を獲得したのに対し、三好は3.7にとどまり、山中が勝った。
Semi Final Battle
横井 昌志 [S15] vs 川畑 真人 [ZN8]
川畑はクラッシュすれすれの近距離で振り出し、そのままドリフトを合わせて14.0の接近ポイントを獲得した。
Pick Up Battle
中村 直樹 [PS13] vs 三好 隼人 [ZN8]
マシントラブルで敗退した中村は自力でチャンピオンを決められず、あとは日比野の結果待ちという状態になった。
Pick Up Battle
日比野 哲也 [ZN8] vs 川畑 真人 [ZN8]
日比野は先行時に3ゾーンの部分でリミット超過したほか、川畑には近い距離でドリフトを合わせられて敗れた。
Pick Up Battle
山中 真生 [Z90] vs 藤野 秀之 [ZN8]
藤野は2本目の先行時に進入で振り出しきれず、ドリフトがもどってコースアウトするというミスで敗退した。
Pick Up Battle
三好 隼人 [ZN8] vs 蕎麦切 広大 [ZN8]
1本目後追いの蕎麦切はストレートで振り出せないまま三好に追突。2本目もこのダメージによってドリフトできなかった。

第10戦 優勝

川畑 真人

TEAM TOYO TIRES DRIFT
TEAM TOYO TIRES DRIFT GR86 #88 [ZN8]

 (単走1本目でミスをしたあと2本目を走ったときの心境は?) スタート前にDOSS機械のエラーが出て、普段だったらちょっとこうイヤなパターンだったと思うんですけど、逆に今日はそれをプラスにとって「あ、リセットできる時間もらえた」と思って。もし続けて走ってたら、なんとなく単走落ちしてたんじゃないかなってあとから思ったんですけど、ああいう時間が自分としてはリセットできて、飛び込めたかんじはあります。

 (追走では質の高い走りができていたが) そうですね。とにかく昨日ダイゴと接触があったのをすごい反省していて、やっぱりきれいに合わせようと「当てると負けるな」というのがあったんで、とにかく当てないように集中はしてたんですけど、横井選手とのときは、やっぱり負けたくない気持ちのほうが強くて、ちょっと行き過ぎた部分はあったんですけど、なんか、まあ、運よくでしょうね。なんとかこらえて走りきれたんで。あのときは、ストレートでもうちょっと(横井選手が)伸びるかなと思ってたんですけど、 そういうかんじではなかったので、引ききれなかったっていうのが正直なとこなんですけど。もう行くしかないっていうかんじだったので、結果オーライですけど。

 決勝は横井選手のときよりはちょっと冷静にはなったかんじはあったんですけど、ちょっと置きに気に行きすぎて、後追いでは取りきれなかった部分もあるんですけど、後半はいい部分も多少あったので。あと、先行はすごい自信あったんで。DOSSの点数をちゃんと意識しながら走りましたね。

 (1年ちょっとぶりの優勝だが)やっぱり優勝ってしたいですね。なので、もう少し強いドライバーでいたいなと思います。


第10戦 2位

山中 真生
ウエインズトヨタ神奈川 × 俺だっ!レーシング

第10戦 3位

三好 隼人
Team MJ-STYLE VALINO

第10戦 優勝チーム

TEAM TOYO TIRES DRIFT

第10戦 ベストメンテナンス

TEAM VALINO × N-STYLE

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第10戦 追走ダイジェスト


第10戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelTsuiso pointsTanso points
188川畑 真人TEAM TOYO TIRES DRIFTGR86ZN825 
290山中 真生ウエインズトヨタ神奈川 × 俺だっ!レーシングGR SUPRAA90211
310三好 隼人Team MJ-STYLE VALINOGR86ZN818 
470横井 昌志TEAM D-MAX RACINGSILVIAS1516 
599中村 直樹TEAM VALINO × N-STYLESILVIAPS13134
633石川 隼也広島トヨタ team DROO-PGR86ZN8123
718日比野 哲也SHIBATA RACING TEAMGR86ZN8112
866藤野 秀之TEAM TOYO TIRES DRIFTGR86ZN810 
979目桑 宏次郎TOP Team G-meisterE928 
1031蕎麦切 広大SHIBATA RACING TEAMGR86ZN87 
1177松山 北斗TEAM TOYO TIRES DRIFT 2GR COROLLAGZEA14H6 
1289Lattapon Keawchin(ポップ)NEXZTER DRIVE TO DRIFTF225 
137松井 有紀夫TEAM RE雨宮 マツモトキヨシ シバタイヤRX-7FD3S4 
142田中 省己SEIMI STYLE SHIBATIRE DRIFTSILVIAS153 
1580田野 結希TEAM D-MAX RACINGSILVIAS152 
1657陣野 寿幸トヨプラス Racing TeamSILVIAS151 

第10戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelPoints
199中村 直樹TEAM VALINO × N-STYLESILVIAPS1320
233石川 隼也広島トヨタ team DROO-PGR86ZN816
318日比野 哲也SHIBATA RACING TEAMGR86ZN815
490山中 真生ウエインズトヨタ神奈川 × 俺だっ!レーシングGR SUPRAA9014
566藤野 秀之TEAM TOYO TIRES DRIFTGR86ZN813
688川畑 真人TEAM TOYO TIRES DRIFTGR86ZN812
779目桑 宏次郎TOP Team G-meisterE9211
810三好 隼人Team MJ-STYLE VALINOGR86ZN810
931蕎麦切 広大SHIBATA RACING TEAMGR86ZN88
1070横井 昌志TEAM D-MAX RACINGSILVIAS157
1177松山 北斗TEAM TOYO TIRES DRIFT 2GR COROLLAGZEA14H6
1289Lattapon Keawchin(ポップ)NEXZTER DRIVE TO DRIFTF225
137松井 有紀夫TEAM RE雨宮 マツモトキヨシ シバタイヤRX-7FD3S4
142田中 省己SEIMI STYLE SHIBATIRE DRIFTSILVIAS153
1580田野 結希TEAM D-MAX RACINGSILVIAS152
1657陣野 寿幸トヨプラス Racing TeamSILVIAS151

第10戦 チーム順位&ポイント

Pos.No.TeamDriverPoints
188TEAM TOYO TIRES DRIFT 川畑 真人26
290ウエインズトヨタ神奈川 × 俺だっ!レーシング山中 真生20
310Team MJ-STYLE VALINO三好 隼人15
470TEAM D-MAX RACING横井 昌志10
599TEAM VALINO × N-STYLE中村 直樹6
633広島トヨタ team DROO-P石川 隼也6
718SHIBATA RACING TEAM日比野 哲也6
866TEAM TOYO TIRES DRIFT 藤野 秀之6
979TOP Team G-meister目桑 宏次郎3
1031SHIBATA RACING TEAM蕎麦切 広大3
1177TEAM TOYO TIRES DRIFT 2松山 北斗3
1289NEXZTER DRIVE TO DRIFTLattapon Keawchin(ポップ)3
137TEAM RE雨宮 マツモトキヨシ シバタイヤ松井 有紀夫3
142SEIMI STYLE SHIBATIRE DRIFT田中 省己3
1580TEAM D-MAX RACING田野 結希3
1657トヨプラス Racing Team陣野 寿幸3

2024年シリーズチャンピオン

中村 直樹

TEAM VALINO × N-STYLE
V8 VALINO N-STYLE SILVIA [PS13]

 (今日、自分がベスト8で負けてからは) もう地獄やったっすね。ドキドキしかせんかったっす。自分がやってたら「おら、いけっ!」てやるけど、ひとはね、自分の思いどおりに動かんじゃないですか。川畑選手も昔はイケイケやったけど、最近ちょっとミスもするじゃないですか。でもがんばってほしいなと思ってたら、めっちゃ今日はがんばってくれたんで。ほんま川畑選手のおかげっすね、今日は。

 (今年はまず開幕戦で勝って) そうですね。ぜんぜん手応えはよかったんです。でも、そのあと、なんかね、やっぱ夏は暑いから集中力切れやすいんですかね。 ……そうっすね、暑さに弱いんです。それでエビスあたりから涼しなって自分が調子出てきたと思ったら、クルマが調子悪くなった。オートポリスでも調子よかったのに最後けっきょくクルマの調子悪くなって負けて。今回もね、人間の調子出てきたらクルマが。

 (V8シルビアとしては2シーズン目だがクルマはよくなってる?) はい、ぜんぜんよくなってます。もうエンジンも足まわりもすべてが。馬力はマックス1200ぐらい出るんで、7気筒でも800psぐらい。ちょうどいいんかな、みたいな(笑)。

 (あと、今年うまくいったことは?) やっぱ優勝したのは1回だけなんで、こつこつポイント稼いでたことがやっぱり最後につながったのかなと思います。それと最後の単走優勝がまた効きましたね。

 (シリーズチャンピオンは2回目だが1回目のときとのちがいは?) いや、1回目のときはね、もう余裕でね、1戦残して決まってたんでラクでしたけど、これ今回はけっこうヒヤヒヤしましたね。シリーズチャンピオンって昔からストリートリーガルのときとかもだいたい1戦残して決めてたんですよ。だからラクして無難に勝って決めてたんですけど、 今回やばかったっすね。こんな接戦になるのはじめてやったんで、ちょっとテンパりましたね。もう負けた瞬間がテンパりました。でも、ヴァリノタイヤとこのV8シルビアと、みんなのおかげで獲れてよかったッス。


2024年シリーズ2位

齋藤 太吾
FAT FIVE RACING

2024年シリーズ3位

日比野 哲也
SHIBATA RACING TEAM

2024年シリーズ4位

蕎麦切 広大
SHIBATA RACING TEAM

2024年シリーズ5位

横井 昌志
TEAM D-MAX RACING

2024年シリーズ6位

川畑 真人
TEAM TOYO TIRES DRIFT

2024年シリーズ7位

藤野 秀之
TEAM TOYO TIRES DRIFT

2024年シリーズ8位

松山 北斗
TEAM TOYO TIRES DRIFT 2

2024年ルーキーオブザイヤー

山中 真生
ウエインズトヨタ神奈川 × 俺だっ!レーシング

2024年単走シリーズチャンピオン

中村 直樹

TEAM VALINO × N-STYLE
V8 VALINO N-STYLE SILVIA [PS13]

 (今日は自分でできることはやって、あとは蕎麦切選手の順位しだいでしたが?) そうっすね。川畑選手がやってくれたみたいで(※川畑選手が蕎麦切選手を上まわる得点を出した)。

 (その辺は気にしてた?) いや、ぜんぜん気にせんと、100点とってピットで浮かれてました(笑)。放送の学さんの声で気づいたっす。

 (今年は単走チャンピオンも狙ってた?) はい、狙ってました。獲るならダブルで獲りたいと思ってたんで。

 (単走シリーズを獲るために努力してきたことは?) V8シルビアなんで、これけっこう自分の思うように動かせれるんで、なるべくすごい角度とすごい振りを心がけてどのコースも走ってきました。

 (今季自分のなかで1番満足できた単走の走りは?) ま、いまのもそうですけど、奥伊吹ですかね、やっぱり。あれはだいぶお気に入りです。

 (逆に苦労したところとかは?) 苦労したとこはね、やっぱエビス西っすかね。ハンドル固まったりとか。ちょっと苦労しましたね。

 ( 単走シリーズチャンピオン取れたのはなにがうまくいったから?) 単走優勝が今回で4回目ですかね。その単走優勝とれたってことですね。ヴァリノタイヤを隅から隅まで使いきれるような自分になったことが。

 (やっぱり緊張はする?) 今日はめっちゃ緊張しました。でも緊張を解くためには1本目に抑えて通過できる点をとっておいて、絶対に2本目全開でいける状態を作らないとダメやったんで、シーズン中単走はすべてそうしてきました。 2本目はもう自由にできる、自分の好きに走れる状態を作ることが、やっぱり単走優勝につながりましたね。

 (まず単走シリーズチャンピオン獲れてどうですか?) 最高です!


2024年チームシリーズチャンピオン & シリーズベストメンテナンス

SHIBATA RACING TEAM
柴田 達寛

 広大が新車を投入して、もうほんとに開幕戦の直前にクルマが完成して、走ることもなくいったんで、最初の4戦はグダグダで、やっぱりぜんぜんセットも出ず大変やったけど、そのあいだ日比野が支えてくれて。とりあえずなんとか5戦目からカタチになってきて、日比野/広大、日比野/広大で、おたがいがダメなとき、どっちかが行くみたいなかんじで1年通した結果だし、そのまま最後まで行けたんですけど、来年は今年の続きで行けるんで、開幕戦からいいカタチでいけるんじゃないかなと思います。

 やっぱりファンのみなさんのおかげと、メカニックもがんばってチーム力で獲ったタイトルだと思うんで。はい。ちょっと前までD-MAXが無双してたようなかんじで、このタイトルは譲れんなと。来年はチームも獲って、個人も獲っていけるようにしたいなと思うんで、しっかり準備して来年の開幕に合わせていければなと思います。


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