開催日:12月14日 第1戦/12月15日 第2戦
開催場所:台南貿易センター駐車場特設コース
参加台数:35台
主催:締萬有限公司 後援:サンプロスD1事業部
日本から5名が参加し大活躍!
フィリピン、タイ、インドネシア、マレーシアで開催した東南アジアシリーズに続き10月に中国で6年ぶりに開催されたことで今年のD1GPはアジア展開が急速に広がるなか、12月14日&15日に台湾におけるD1がついに実現した。
第1戦第2戦を連戦とした台南ラウンドの会場は台南貿易センター(ICC台湾)駐車場の特設コース。日本からの5名を含む国内外から全35名が参加し、3000人を超える観客が見守るなか両日ともに日本人が優勝。アジア圏ドリフトの牽引国としてそのレベルの高さを見せる結果となった。
第1戦は田野結希がパーフェクトウィン!
田野結希はD1GPで横井昌志が乗るシルビアをドライブ。「70号車はアンチラグが使えるのですごく楽しい!」と予選1位からの総合優勝を決めた。2位は準決勝で中村直樹を破った地元台湾の張盛鈞。E92には2JZエンジンが搭載されていた。
地元の張盛鈞は中村直樹に勝利し2位に!
今年のFDJ第4戦でも対戦した台湾の張盛鈞と日本の中村直樹。そのとき中村を破って初優勝した張は今回も勝利し地元の意地を見せつけた。
第2戦は中村直樹がパーフェクトウィン!
第2戦の決勝はGR86を持ち込んだ中村直樹(予選1位)とNASCARエンジン搭載のC6コルベットを持ち込んだ斎藤太吾(予選2位)。互いに譲らぬ攻防戦は2回のサドンデスのすえ中村が勝利。両者ともタイヤの残数がギリギリで最後はともに中古を使わざるを得ない状況だった。
アメリカから参加のKEVINが3位入賞!
準決勝で斎藤に負けて3位となったKEVINは米国テキサスから台湾のチーム「FREAKS」の車両をレンタルして参加。初台湾ドリフトイベントで慣れない車両にも関わらず大健闘。LS8+スーパーチャージャー仕様のE92は斎藤コルベットに匹敵する迫力だった。
遠征女子も大人気!
D1ライツ出場中の玉城詩菜は第2戦で4位、FDJ2から先日いよいよD1-A権利を取得した深田一希は第1戦の追走で1勝し存在感を見せつけた。韓国からD1東南アジアシリーズ出場中のMIJIは地元チームのシルビアを急遽レンタルし本領発揮とならなかったが、この3名の遠征女子は会期中どこにいても注目を浴びていた。
ドリフトを通じて日台文化交流!
日本チームは大会前日に台南市庁舎を訪問し市長の黄偉哲氏に挨拶。台南の歴史や文化についての勉強会に参加した。そのあと一行は2回建てバスで市内見学。親善大使的な役割りを果たしたといっていいだろう。会場のバナーには台南市も協力しており、台湾におけるドリフトの発展は今後もおおいに期待できるとかんじた。