D1グランプリタイランド2024
開催日:11月30日 第5戦/12月1日 第6戦
開催場所:チャーンインターナショナルサーキット特設コース(ブリラム県)
D1グランプリ東南アジアシリーズのなかでもっとも白熱しているのがタイ。最終戦となる第5戦&第6戦がチャーンインターナショナルサーキット内の特設コースで開催された。6ヶ国38人のドライバーがエントリーし、日本からも5名がエントリー。第5戦の決勝でMINGMINGがD1GPチャンプ経験者の熊久保を破りタイのレベルの高さを見せつけたと思えば、第6戦の決勝ではKANTAがシリーズランキング2位のDrevilを破り優勝してチームオレンジの底力を見せつけ、東南アジアの覇権争いはかならずしも「日本優位」ではなく今後も白熱することを予想させた。
チャーンインターナショナルは首都バンコクからクルマで約4時間のブリラム県にある国際サーキット。D1GPタイはいつもパドックを使った特設コースが作られる。東南アジアシリーズでは一般的な広場に設計したオルジナルコース。ライトアップや火炎を駆使してショー的要素も高めていた。閉会式の花火も豪華!
エントリーは38名。タイをはじめ、マレーシア、オーストラリア、韓国、ロシア、そして日本から川畑真人、熊久保信重、KANTA、RYUMA、堀野仁の5名が参加した。女性はタイのLingLIng(MingMingの妹)と韓国のMIJIの2名。
審判員は日本から野村謙、上野高広、時田雅義の3名が召喚された。ホワイトボードを使った得点方法はD1GP黎明期を彷彿とさせ、MCのマイクパフォーマンスと相まって会場は盛り上がった。
第5戦はMINGMINGが熊久保を圧倒!
タイの若手有望株のMINGMING(ミンミン)はタイからD1GPに挑戦中のPOP、チームオレンジの若手RYUMAを倒して決勝に進み、KANTA、川畑を倒し決勝に進んだことで「日本代表」とも言える立場となった熊久保と対戦。1本目の熊久保(黒200SX)の後追いはさすがD1GPで追走の名手と再認識する接近ぶりで勝利を確認したギャラリーも多かったと思うが、入れ替えてのMINGMINGの後追いはそれを上まわり、日本のD1GPなら「後追い点フルマーク」がつくこと確実のギリギリの攻め。相手の熊久保も納得の優勝だった。
第5戦 最終順位
優勝 MINGMING Durianland Mr.DIY ORANGE Drift team 200SX
2位 熊久保信重 Durianland team ORANGE 200SX
3位 Drevil The first OSAKA Drevil skill 200SX
4位 RYUMA Durianland team ORANGE CEFIRO
第6戦はKANTAが前年度チャンプの威厳を示した!
第6戦は、第5戦で3位のDrevilが順々決勝で昨日のウイナー熊久保、準決勝はB310サニーで人気のKengを破り決勝に進んだ。決勝の相手はD1GPタイ2023でシリーズチャンピオンの座に立ったKANTA。またしてもタイ対日本の決勝対決となったがこんどはKANTAが2本目の後追いで昨日のMINGMINGに勝るとも劣らないビタビタの接近でDrevilを圧倒。今年はスポット参戦でシリーズ争いには食い込めなかったものの、前年度チャンピオンの存在感を存分にアピールした。
第6戦 最終順位
優勝 KANTA Durianland team ORANGE FT86
2位 Drevil The first OSAKA Drevil skill 200SX
3位 POP Drive to Drift 200SX
4位 KENG PTT Drift team SUNNY
シリーズチャンピオンシップ順位
優勝 MINGMING Durianland Mr.DIY ORANGE Drift team 200SX
2位 Drevil The first OSAKA Drevil skill 200SX
3位 POP Drive to Drift 200SX
4位 KENG PTT Drift team SUNNY