D1GP RD.10 AP 詳細レポート

■コースコンディション:ドライ
 ■延動員数:合計4,292名 (関係者含む)

中村が優勝してチャンピオン争いをリード!


第10戦 単走決勝

Tanso 1st Place
中村 直樹
MUGEN PLUS team ALIVE VALINO
MUGEN PLUS 極 シルビア (S15)
Tanso 2nd Place
末永 正雄 SILVIA (S15)
Tanso 3rd Place
上野 高広 RC (GSC10)

振り返し後もまとめて中村が連続優勝

第10戦は第9戦の翌日におこなわれたが、前夜に降雨があり、朝のチェック走行はウエット状態だった。路面にはラバーがのっていたため非常に滑りやすい状態で、すでに天候は晴れだったが、ウエット時の単走の方式であるグループごとの上位選手が追走に進出するという方式が採用された。

ところが実際に競技が開始された時点では路面はほぼドライ。路面のグリップもチェック走行時とは大きく異なり、そのギャップで苦しむ選手が続出して、得点は低調だった。

Aグループでは、元気のある振りを見せた蕎麦切が1位通過、Bグループでは松山が1位通過したものの得点としては96点台どまりだった。

そしてCグループ、中村は1本目に96点台のまずまずの走りを見せると、2本目は前日同様に躍動感のある振り出しでコーナーに飛び込むと、リズムよくクルマをコントロールし、最後のセクターまで姿勢をきっちり安定して駆け抜け、ダントツの98.87点をマーク。Dグループでは横井、末永(正)、上野が高得点を出したが、97点台どまりで、中村は2位に1.00点以上の差をつけ、3戦連続での単走優勝を決めた。


1本目は振り返したあとに修正が入り、2本目は振り出し後に角度がつきすぎてリズムを崩して点が伸びず、齋藤は単走で敗退した。
前日より扱いやすくするためにセッティング変更をした川畑だが、それが裏目に出てリヤがひっかかってしまい追走進出はならなかった。
D1ライツで安定した戦績を残したことから『ミスター・アベレージ』の異名も持つルーキーの森は、16位ぎりぎりで追走進出を決めた。
前日はまったく走りがまとまらなかった内海だが、2本目にやっと流れのいい走りで指定ゾーンもきっちり通過し、追走に進出した。
前日の優勝者である松井だが、チェック走行時にオイル漏れを起こし、バタバタした状態で本番にのぞんだせいか路面に合わせられず敗退した。
2本目、167.72km/hという最速のトップスピードをマークした畑中だが、アウトで飛び出してしまい、単走で敗退した。

Pos.Gr.No.DriverMachineBest Score2nd Score
1C99中村 直樹S1598.8796.81
2D46末永 正雄S1597.7797.67
3D78上野 高広GSC1097.7194.24
4D70横井 昌志S1597.6195.71
5A31蕎麦切 広大Q6097.5397.50
6C9末永 直登S1597.2496.62
7B77松山 北斗A9096.9694.88
8A52北岡 裕輔JZX10096.2192.94
9B43田所 義文AE8696.0193.06
10D36高橋 和己E9295.8690.21
11A2田中 省己S1595.8688.46
12A6内海 彰乃S1595.7289.01
13C15植尾 勝浩S1595.7193.26
14B79目桑 宏次郎RPS1395.6095.20
15C23村上 満S1595.4983.79
16B56森 孝弘RPS1394.8282.48
17B87齋藤 太吾A9094.6393.47
18A51岩井 照宜FC3S94.1192.47
19D33笹山 栄久JZX10094.0287.49
20D16山口 孝二S1593.8391.57
21C90川畑 真人A9093.5592.01
22C17渕上 勝S1593.3592.19
23A48北芝 倫之ZN692.6784.47
24C19川井 謙太郎JZX10092.4091.38
25A76下田 輝昭PS1391.5885.83
26C27茂木 武士S1591.27
27B7松井 有紀夫FD3S90.1588.95
28B91畑中 真吾A9082.8481.08
29A84波紫 聖和S1530.72
D4小橋 正典S15RETIRE 

第10戦 単走優勝

中村 直樹

MUGEN PLUS team ALIVE VALINO
MUGEN PLUS 極 シルビア (S15)

本番は朝とはちがう路面コンディションだったんですけど、これはもう計算通りで。路面が食うのはわかってたんで、ホントは朝のチェック走行なんかぜんぜんいらなかったんですよ。もうこの本番の路面とまったくちがうんはわかってたんで、昨日よりさらに食うやろなっていうイメージだったんで、もうずっと全開なかんじで、タイヤも食わして、ハチロクみたいな乗りかたで全開で行きました。そこは、もうその場で路面に合わせていくしかないですからね。「思いっきり行っても出んやろ」ぐらいで、ホンマに思いっきり行きましたね。それがキレイに決まりました。


第10戦 単走ハイライト


第10戦 追走トーナメント

Final Battle   
中村 直樹 (S15) vs 上野 高広 (GSC10)
好調の中村に対し、ゾーンさえはずしていなければ勝っていた上野だったが、最後は後追いでドリフトがもどってしまい、20年ぶりの優勝はならなかった。

上野痛恨のもどりで20年ぶりの優勝ならず

ベスト16では、ランキング首位の中村が順当に勝利したいっぽうで、同2位の横井が植尾の後ろでインに入っていってしまい敗退。同3位の高橋も松山に敗れ、チャンピオン争いでも中村優勢の展開となった。

ベスト8では中村と北岡が対戦。追走の内容では北岡が中村をうわまわる走りを見せたが、スタート時のフライングをとられて敗北。ベスト4には、中村、植尾、松山、上野が勝ちあがった。

まずは中村vs植尾。1本目先行の中村に対し、植尾もまずまずの近い距離でついていくが、角度は浅く、入りきれない。いっぽう2本目は先行の植尾に対し、振り返し後に中村がビタビタの接近ドリフトを見せて大きくアドバンテージをとり、中村が勝った。

準決勝もうひとつの対戦は松山vs上野。1本目は松山が速かったもののインカットがあり、上野はあまり接近はできなかったものの見事な走りで98点のDOSS点をとり、上野がリードする。2本目は松山がそこそこ近い追走を見せたもののやはり入りきることはできず、上野が逃げきって、8年ぶりの決勝進出を決めた。

決勝は中村vs上野。中村は得意の後追いで近づくことができず、勝負は再戦にもつれこむ。しかし、その1本目、上野は振り返しの先でドリフトがもどってコースアウトしてしまい、中村に大きくアドバンテージ。2本目も中村には大きなミスがなく、中村が勝った。

なお、このラウンドの結果、ランキング首位の中村は同2位の横井との差を29ptsに広げ、早ければ最終戦を待たずにチャンピオンを決められる状況になった。


Semi Final Battle
中村 直樹 (S15) vs 植尾 勝浩 (S15)
先行時は両者ともDOSS点で98点のいい走りを見せたが、後追い時によりキレイで接近度の高い寄せを見せた中村の勝ちとなった。
Semi Final Battle
松山 北斗 (A90) vs 上野 高広 (GSC10)
上野は先行でも後追いでも、修正なしにアクセルをふみつつ安定してアウトまで飛ばす走りをみせて高得点をとり、決勝進出を決めた。
Pick Up Battle
末永 直登 (S15) vs 田中 省己 (S15)
1本目に、順調に走っていた先行の末永が審査区間後半でスピンして田中と接触。ドライブシャフト破損が原因で、これによりリタイヤとなった。
Pick Up Battle
末永 正雄 (S15) vs 村上 満 (S15)
末永は、先行時にアウト側のゾーン3をとるために修正を入れたところで後追いの村上が姿勢を乱したため、減速による減点をとられて敗れた。
Pick Up Battle
松山 北斗 (A90) vs 高橋 和己 (E92)
高橋も後追いでは後半にかけて寄せていったが、松山の接近度がうわまわり、DOSS点も松山のほうがよかったため、松山が勝った。
Pick Up Battle
横井 昌志 (S15) vs 植尾 勝浩 (S15)
先行時にアウトまで届かなかった植尾に対して、避けようとした横井がインに入っていってしまい、それがひびいて植尾の勝ちとなった。


第10戦 優勝

中村 直樹

MUGEN PLUS team ALIVE VALINO
MUGEN PLUS 極 シルビア (S15)

決勝は、かみ合わなかったですね、ぜんぜん。ストレートからぜんぜんかみ合わなくて、ちょっと苦戦しましたね。リズムが……1回目は煙の渦に飲み込まれたんですけど、次はやったろうと思ったら、なんか近づくんが怖いというか……ダートに飛び出していってたし、路面もここ食わなくなってたんで、アウト側が。先行ではスピードで行って、エアも落としたんで、後追いはそれなりにとってってかんじでしたね。もうちょっと暖かいうちにやりたかったんすね。

(チャンピオン争いは)別にそこまで考えてなくて、一戦一戦いい追走を見せたいなっていうのが自分の考えなんで。いい追走で終われたらいちばん気持ちいいかなってかんじなんで。今回まぁちょっと不完全燃焼ってかんじですね。


2位
上野 高広 (TEAM VERTEX SAILUN TIRE)

3位
松山 北斗 (FAT FIVE RACING)

優勝チーム
MUGEN PLUS team ALIVE VALINO
ベストメンテナンス
VALINO

第10戦 追走ハイライト


第10戦 最終順位&ポイント

Pso.No.DriverTeamMachineTsuiso PointsTanso Points
199中村 直樹MUGEN PLUS team ALIVE VALINOS15254
278上野 高広TEAM VERTEX SAILUN TIREGSC10212
377松山 北斗FAT FIVE RACINGA9018 
415植尾 勝浩VALINOS1516 
552北岡 裕輔TEAM MORIJZX10013 
62田中 省己TEAM SAILUN TIRES1512 
76内海 彰乃TEAM SAILUN TIRES1511 
823村上 満Team C.M.FeelingS1510 
946末永 正雄NANKANG TIRE DRIFT TEAM D-MAX S1583
1070横井 昌志NANKANG TIRE DRIFT TEAM D-MAX S1571
1131蕎麦切 広大TEAM SHIBATA SAILUN TIREQ606 
129末永 直登LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGES155 
1343田所 義文RS WATANABE SPEED MASTER BUY NOW JAPANAE864 
1436高橋 和己TMS RACING TEAM SAILUN TIREE923 
1579目桑 宏次郎alpinestars LINGLONG G-MEISTERRPS132 
1656森 孝弘GP SPORTSRPS131 

第10戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamMachinePoints
199中村 直樹MUGEN PLUS team ALIVE VALINOS1520
246末永 正雄NANKANG TIRE DRIFT TEAM D-MAXS1516
378上野 高広TEAM VERTEX SAILUN TIREGSC1015
470横井 昌志NANKANG TIRE DRIFT TEAM D-MAXS1514
531蕎麦切 広大TEAM SHIBATA SAILUN TIREQ6013
69末永 直登LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGES1512
777松山 北斗FAT FIVE RACINGA9011
852北岡 裕輔TEAM MORIJZX10010
943田所 義文RS WATANABE SPEED MASTER BUY NOW JAPANAE868
1036高橋 和己TMS RACING TEAM SAILUN TIREE927
112田中 省己TEAM SAILUN TIRES156
126内海 彰乃TEAM SAILUN TIRES155
1315植尾 勝浩VALINOS154
1479目桑 宏次郎alpinestars LINGLONG G-MEISTERRPS133
1523村上 満Team C.M.FeelingS152
1656森 孝弘GP SPORTSRPS131

第10戦 チーム順位&ポイント

Pos.No.TeamDriverPoints
199MUGEN PLUS team ALIVE VALINO中村 直樹26
278TEAM VERTEX SAILUN TIRE上野 高広20
377FAT FIVE RACING松山 北斗15
415VALINO植尾 勝浩10
552TEAM MORI北岡 裕輔6
62TEAM SAILUN TIRE田中 省己6
76TEAM SAILUN TIRE内海 彰乃6
823Team C.M.Feeling村上 満6
946NANKANG TIRE DRIFT TEAM D-MAX末永 正雄3
1070NANKANG TIRE DRIFT TEAM D-MAX横井 昌志3
1131TEAM SHIBATA SAILUN TIRE蕎麦切 広大3
129LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGE末永 直登3
1343RS WATANABE SPEED MASTER BUY NOW JAPAN田所 義文3
1436TMS RACING TEAM SAILUN TIRE高橋 和己3
1579alpinestars LINGLONG G-MEISTER目桑 宏次郎3
1656GP SPORTS森 孝弘3

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