D1LT RD.3 奥伊吹 見どころ

多田と石井の快進撃を阻止するのはだれだ!

 5月10日(金)・11日(土)、滋賀県の奥伊吹モーターパークにて2024年のD1ライツシリーズ第3戦がおこなわれる。今回はD1グランプリとの併催になるため、10日(金)に単走決勝(観客入場不可&ライブ配信のみ)が、11日(土)に追走トーナメントが実施される。

 コースは昨年とおなじく、第3駐車場との連絡通路からスタートし、下り坂を利用して加速。その後は直角の右コーナーを曲がって向正面の外周に沿って進んだあと、1コーナーに向かって鋭く振り出し、大きく旋回しつつひとつ目のゾーンを通過。そして、2コーナーのイン側のゾーン2、振り返してゾーン3を通過したら、最後にまた振り返してフィニッシュとなるレイアウトだ。

 ランキング首位に立つのは、D1ライツ初参加ながら開幕戦で優勝し、続く第2戦でも2位に入った多田康治選手。そして同2位にはドリフト歴わずかの21才のルーキー石井亮選手が続いている。

 ランキングトップテン圏内ではベテランと若手が入り乱れている状況になっており、奥伊吹戦でもこの状況が続くものと思われるので、そのあたりに注目してみるとおもしろいだろう。

多田 康治
トヨタ自動車部 CUSCO HKS ヨコハマタイヤ
第1戦日光では初参戦ながらに優勝し、続く第2戦でも準優勝してランキング首位に立つ。日光では単走でも追走でも冷静に走り切る安定度を見せたが、奥伊吹ではどうか?

石井 亮
Team Weld
ドリフト歴自体が短いうえ、サーキット走行自体が10回未満という経歴ながら、経験値不足をシミュレーターで補い、雨の日光で準優勝。首位と12ポイント差の2位につけている21才のルーキーだ。

中川 尚隆
MCR Factory GRADO MONDO GOODRIDE
昨シーズンはチャンピオンを獲った米内選手以外でただひとり全戦でポイントを獲得してシリーズ5位。今シーズンからグッドライドを履くことになったが、第2戦では見事にタイヤを使いこなして初優勝してランキング3位につける。

和田 賢志郎
HOUSE INNOVATION RACING TEAM
九州は福岡県出身。開幕戦日光の練習走行では、導入したてのシーケンシャルミッションに戸惑っていたが、周回を重ねるうちにモノにして第1戦では単走優勝、続く第2戦は3位入賞する活躍を見せた。


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