粂哲也がついにD1GPに参戦!
BUZZBREAKってのは去年からRCドリフトの世界に彗星の如くデビューしたパーツブランド。プロモーションを兼ねて2024年のD1GPに三好隼人選手(写真左)を擁してチーム参戦していたんだけど(シリーズランキング19位)、ここにD1ライツ2018年でシリーズランキング2位(その年のチャンピオンは現D1GP選手の石川隼也選手)から活動を休止していた粂哲也選手(写真右)が加入することが決まった。
6年ぶりの競技ドリフト復帰の粂選手は、これまで資金難で競技ドリフトから遠ざかっていたものの「いつかは…」とマシンをコツコツと製作していた。写真のS15シルビアは去年のカーショーに展示した状態で、ここからBUZZBREAKのカラーリングになる。2JZ搭載で駆動系などD1GPで戦えるスペックに作り上げるまでには「中途半端に競技に出場できない」と仕事優先で耐え忍んできたのだ。
三好隼人選手はD1ライツ時代にR34の名手として有名だったけど、D1GPにステップアップすると同時にGR86にチェンジ。もともと笹山栄久選手が乗っていた車両。毎戦セットアップに苦戦していた印象だったけど、本人はそれも承知で「今年はセットアップの年で、2025年からが本番」とよく言っていた。しかし最終戦のお台場で今年初の予選通過、そしてあれよあれよと3位入賞という大活躍を遂げたのは記憶にあたらしいところ。
米内寿斗選手との勝負も注目!
粂選手は「学ドリチャンプが活躍していますけど、ボクも学ドリ2013年の東大会チャンプ。東西統一戦で戦った米内くんには先にD1GPに出られちゃったけど、負けていられません」と早くも気合いじゅうぶんだ。下の写真はドリフト天国主催の「全日本学生ドリフト王座決定戦2013」の表彰式で、東西統一王者が今やD1GP選手の米内寿斗選手、2位が東大会で米内くんを破り優勝したが、東西統一戦でリベンジされ2位となった粂くん。今年このふたりが対戦するのが楽しみだよね。