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D1 STREET LEGAL Rd.2 BIHOKU
May 18-19, 2013 at Bihoku Highland Circuit

コースコンディション:予選日ドライ/決勝日ウェット
公式入場者数:844名(2日間合計)

D1SL Rd.2 REPORT

北岡を倒した濱田清文が初優勝!

TANSO QUALIFY

フェイントを入れるか…一発進入か…

  • Qualify 1st

    濱田 清文 ( がれーじでゅある. MCR with R・Y・O ) シルビア [ PS13 ]

    「2本目にボーダーラインを超える点がとれたので、3本目は勢いつけて行ったら、オイルで滑ってテールが出ちゃった、っていうかんじでした」という濱田が最高得点で予選を通過した。

  • Qualify 2nd

    森 真治 [ PS13 ]

  • Qualify 3rd

    黒井 孝真 [ S15 ]

  備北はストレートをからテールを振り出して1コーナーに飛び込むコースレイアウトだ。ここで重要なのは1コーナーまでの距離感。ブレーキングしてちょうどアウトいっぱいで止まりきれるような位置でドリフトを開始することが重要だ。また、このドリフト開始位置はマシンの車速によっても変わってくる。しかし、車速がちがうにもかかわらず多くのドライバーがピットウォールが終わったあたりの位置から振り出していたため、車速の遅いマシンは1コーナーでラインが小さくなるなどして減点された。
 また、今回はストレートでの蛇行やフェイントを極力入れないで一発で振り出す走りが高評価につながることが審判員から強調された。それでも多くの選手が自分がやりやすいフェイントを入れたスタイルで走っていたが、濱田、黒井、梶原、山根、廣井などは一発進入に近い走りを試みて高得点を獲得。なかでも濱田は壁際を真っ直ぐ加速して、大きなフェイントを入れずに振り出す走りで最高得点をマークした。そのいっぽうで昨年のランキング上位選手である脇が、今季から走りを変えたものの、クルマとのマッチングがよくなくて走りがまとまらず敗退。村上もエンジントラブルがあって本来の走りができず敗退した。

  • Pick Up It !!

    藪内 美紀 [ PS13 ]

    D1レディースリーグをはじめ、D1西日本シリーズでも活躍する藪内美紀は、今回はじめてD1ストリートリーガルシリーズに出場。予選では1本目に多少立て飛び感はあったものの、通過ボーダーラインを超える98.20点を出して予選突破を決めた。

  • Pick Up It !!

    脇 敬朗 [ S14 ]

    昨年の優勝者である脇敬朗。開幕戦ではまさかの単走敗退で、今回はリベンジに意気込んでいた。しかし、走りの変化や車両の煮詰めがよくなかったようで得点を伸ばすことができず、2戦連続でノーポイントという結果となってしまった。

単走予選 結果

Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
1 32 濱田 清文 PS13 99.65 99.15
2 47 森 真治 PS13 99.45 98.00
3 19 黒井 孝真 S15 99.25 98.65
4 57 梶原 聡 S14 98.85 98.05
5 65 山根 遥 S15 98.70 98.60
6 43 田中 省己 PS13 98.70 98.30
7 29 稲岡 優樹 S15 98.60 97.50
8 18 久保川 澄花 RPS13 98.50 98.25
9 73 廣井 得義 S14 98.50 95.95
10 27 森 修 S14 98.45 97.15
11 61 久保田 敏彦 S14 98.40 98.25
12 24 山口 孝二 S14 98.40 98.00
13 25 笠原 雅暉 S14 98.40 68.25
14 21 山元 純次 S14 98.35 95.75
15 48 中村 大輔 S15 98.30 98.05
16 44 西濱 慎吾 S14 98.30 98.00
17 71 浮田 正明 PS13 98.30 97.05
18 59 藪内 美紀 PS13 98.20 97.85
19 72 石川 隼也 S14 98.20 95.55
20 55 藤原 義博 RPS13 98.15 97.90
21 54 斎藤 育生 S15 98.15 97.75
22 34 大久保 喬史 RPS13 98.10 98.05
23 51 森 一茂 PS13 98.10 96.40
▲ 単走決勝進出 ▲
24 46 影山 高志 S14 98.10 94.50
25 75 中山明 FD3S 98.10 88.50
26 41 村上 満 S15 98.05 97.00
27 70 西田 裕司 AE86 98.05 64.00
28 45 掛水 優 PS13 97.95 97.55
29 38 藤本 幸久 JZX100 97.90 67.50
30 17 脇 敬朗 S14 97.85 97.60
Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
31 20 水野 昌彦 S14 97.85 97.45
32 69 安光 広宣 S14 97.75 96.00
33 28 三好 隼人 ER34 97.75 68.75
34 23 堀口 直 PS13 97.70 67.50
35 60 目黒 雄大 JZX100 97.50 97.30
36 77 戸谷 純市 HCR32 97.40 95.40
37 56 横山 公彦 S15 97.30 97.00
38 52 西崎 智治 PS13 97.30 67.50
39 36 水戸 真之介 S14 97.25 97.05
40 76 山本 設 A31 97.25 97.00
41 53 上月 直人 PS13 97.20 97.20
42 49 味元 美智恵 S14 96.90 96.60
43 30 神谷 剛 HCR32 96.90 68.00
44 74 内宮 哲夫 S15 96.90 58.00
45 40 安江 弘行 S15 96.70 80.75
46 66 永野 正持 S14 96.60 58.00
47 67 遠近 恵 S14 96.50 96.05
48 62 真野 修一 PS13 96.50 95.65
49 31 栗本 達也 ER34 96.50 60.00
50 63 藤田 浩佳 S14 96.20 96.05
51 68 三島 晴幸 S14 96.00 95.50
52 64 国広 修 PS13 62.50 62.00
53 58 吉村 允識 S15 57.50 57.50
54 35 林 由樹恵 C33 57.50 56.50
55 37 森 孝弘 S14 48.00 0.00
- 22 田中 大介 S14 RETIRE
- 26 伊藤 満紀 JZX100 RETIRE
- 33 岸梅 美幸 PS13 RETIRE
- 39 黒岩 ファビオ ミツオ RPS13 RETIRE
- 42 菅田 政宏 S14 RETIRE
- 50 宮里 宏和 RPS13 RETIRE

TANSO FINAL

「置き攻め」でボーダーラインを超えろ!

  • Tanso 1st

    大久保 喬史 ( HI TENSION with MEGAN RACING ) 180SX [ RPS13 ]

    「雨はもともと好きなんですけど、走行まえに藤尾さん(D1GP選手)がエア圧を調整してくれて、それがドンピシャだった」という大久保が初の単走優勝を果たした。

  • Tanso 2nd

    中村 大輔 [ PS13 ]

  • Tanso 3rd

    小橋 正典 [ PS13 ]

  朝の練習走行の最中に雨が降りだし、路面は完全にウエットになった状態で単走の競技がはじまった。しかも単走の時間のあいだ雨足は弱まらず、路面にはどんどん水たまりが広がっていく状況だった。そのため、前日の予選ほどのシビアな進入スタイルの選択は求められず、まずはドリフトを成功させること。そして、そのなかでのリズムやスピード、スムーズなどが評価をわける展開になった。
 今季からD1SLは本番走行の本数が1本減り、D1GPと同様の2本になった。そのため、1本目に失敗すると、2本目が非常にむずかしくなる。そのなかで、完全に「置きにいった走り」だとボーダーラインを超えないが、攻めていくのもリスクが高い。そこで、置きにいった走りと攻めた走りの中間の、いってみれば「置き攻め」といった微妙な加減の走りが要求された。1本目に失敗しつつも、2本目に「置き攻め」ができた選手はなんとかボーダーラインを通過したケースが多かった。
 そのなかで、上位選手でも2本目に置きにいきすぎた木口、2本ともミスしてしまった石川、エンジン不調の影響もあってラインが小さくなってしまった齊藤が敗退するという波乱が起きた。
 いっぽう最高得点をマークしたのは大久保。雨のなかでも高い車速から大きい振りを見せ、きっちりアウトまで飛ばす走りをして1位通過を果たした。

  • Pick Up It !!

    齊藤 悠史 [ S15 ]

    開幕戦2位の齊藤悠史は、はじめての備北を攻略しようと金曜日の練習会から入ってして意気込んでいたが、クラッシュやマシントラブルが発生してなかなか走行時間を取れず。とくに前日発生したスロットルトラブルでパワーを大幅に失ったためドリフトを維持するのがやっと。単走決勝でも症状は改善されず得点も伸ばすことができなかった。

  • Pick Up It !!

    田中 省己 [ PS13 ]

    2011年のリーガル王者としてD1GPで活躍する田中省己。ひさびさの出場となった備北では順当に予選を通過し単走決勝に進出。しかし、単走決勝では1本目に雨脚が強まってむずかしくなった路面に対応できずスピンすると、どこかに引っ掛けたかホイールナットがひとつ失われており、安全上の理由から2本目の走行が認められず、ここで敗退するという残念な結果となった。

単走決勝 結果

Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
1 34 大久保 喬史 RPS13 99.40 99.20
2 48 中村 大輔 S15 98.95 98.75
3 13 小橋 正典 PS13 98.95 98.45
4 32 濱田 清文 PS13 98.90 97.55
5 15 北山 京吾 RPS13 98.75 98.65
6 3 北岡 裕輔 JZX100 98.75 59.00
7 8 林 和樹 S14 98.75 58.00
8 19 黒井 孝真 S15 98.65 98.35
9 57 梶原 聡 S14 98.65 60.00
10 47 森 真治 PS13 98.60 59.00
11 10 新見 理恵 ER34 98.50 57.00
12 73 廣井 得義 S14 98.45 97.85
13 72 石川 隼也 S14 98.45 56.50
14 18 久保川 澄花 RPS13 98.40 57.50
15 61 久保田 敏彦 S14 98.20 97.80
16 29 稲岡 優樹 S15 98.15 97.75
▲ 追走決勝トーナメント進出 ▲
Pos. No. Driver Car Best Ave. 2nd Ave.
17 14 木口 健治 C33 98.15 61.50
18 25 笠原 雅暉 S14 98.00 95.00
19 55 藤原 義博 RPS13 98.00 95.00
20 2 齊藤 悠史 S15 97.70 97.60
21 21 山元 純次 S14 97.60 97.50
22 71 浮田 正明 PS13 97.60 58.50
23 51 森 一茂 PS13 97.10 96.90
24 6 平島 明 PS13 97.00 93.50
25 4 石川 紗織 S14 96.85 57.50
26 54 斎藤 育生 S15 96.35 57.00
27 44 西濱 慎吾 S14 62.50 57.00
28 65 山根 遥 S15 60.50 58.50
29 24 山口 孝二 S14 59.00 57.00
30 59 藪内 美紀 PS13 58.50 57.00
31 27 森 修 S14 57.50 53.00
32 43 田中 省己 PS13 57.00 0.00

TSUISO TOURNAMENT

ニューヒーロー登場!

  • Final Battle

    濱田 清文 シルビア [ PS13 ] vs 北岡 裕輔 マークⅡ [ JZX100 ]

    北岡は後半で濱田との距離を詰めたものの、前半ではあまりうまく合わせられなかったためアドバンテージはとれず。濱田は後追いできっちりアドバンテージをとった。

  追走も終始ウエット路面で競技がおこなわれた。ベスト16では、森(真)vs林という2011年と2012年の西日本シリーズチャンピオン対決があり、再戦までもつれたが、寄せのうまさを見せた林が勝った。またチームオレンジ小橋と元チームオレンジ久保川という姉弟分対決もあったが、小橋にエンジンストールがあって久保川が勝った。ベスト8では、今季西日本シリーズですでに2回も対戦している中村(大)と林がまた対戦。再戦の結果、寄せた距離の差で林が勝った。
 ベスト4に勝ち上がったのは稲岡、濱田、林、北岡の4人。4人ともいい接近ドリフトを見せて勝ち上がってきていた。準決勝の稲岡vs濱田は、攻めすぎた稲岡が濱田をプッシュしてしまい、濱田がスピンをして稲岡の負け。林vs北岡の対戦は、両者ビタビタの接近ドリフトの応酬を見せ、再戦2回の好勝負となるが、最後は2コーナーのあとの振り返し区間での相手との距離感の差で、北岡が勝った。
 決勝ははじめての上位進出となる濱田と2回目の優勝を目指す北岡の対戦。1本目は濱田が先行だ。北岡は振り出しが少し遅くなり、あわせて1コーナー進入のラインがイン側になったこともあって、審査コーナー後半で濱田のインに入ったものの判定は五分。そして2本目は濱田がキレイに北岡に合わせて、濱田が初優勝を決めた。

  • Best 4 Battle !!

    林 和樹 [ S14 ] vs 北岡 裕輔 [ JZX100 ]

    練習日からこの日イチバンの接近度となった名勝負は準決勝の林和樹(写真右)vs北岡裕輔(写真左)の対戦。両者互角の接近度の対戦は再戦の規定回数いっぱいまでもつれたが、2〜3コーナーの振り返しでの接近度でわずかにうわまわった北岡が決勝戦に進出した。

  • Best 4 Battle !!

    稲岡 優樹 [ S15 ] vs 濱田 清文 [ PS13 ]

    備北では好成績を残すことの多い稲岡が今回も魅せた。アグレッシブな後追いで準決勝まで進出し、絶好調の濱田と対戦。結果、わずかに流れを止められなかった稲岡が1コーナーから審判席にかけての区間でプッシュしてしまい敗退。しかし、振り出しから攻めた稲岡には観客からの歓声が送られた。

Rd.2 WINNER

濱田 清文

がれーじでゅある. MCR with RYO
シルビア [ PS13 ]


 今日は、もう行けると思ってました。備北はまえから相性よくて、そしたらクルマもだいぶよくて「これはいけるかな」って思ったッス。昨日の西日本シリーズで決勝まで行けたのも、今日の練習になったんで、ぜんぜんよかったと思います。雨はもともと大好きなんで、クルマのセットも昨日のままでバッチリでした。追走に入ってからは、イチバン最初に石川くんと対戦したときに、2速に落とすのを忘れてて、3速でクラッチもみすぎて、クラッチ臭くなってしまって「こりゃいかんなぁ」と思ったんですけど、そのあとはちゃんと2速に落として合わせれるようになってきたんで「これは行けるな」と思いました。
 昨日の西日本シリーズでは決勝で負けてるんで、最後はもうだいぶ気合い入れましたね。後追いのときは「行ったやろ!」ってかんじでした。もう1本走りたいっていうのもありましたけど。もっと入り込みたかったんで。でも、優勝できて、とにかくむっちゃ気分がいいです。あとは、またスカイラインで優勝したいですね(※この日のクルマは借りものだった)。これで流れがよくなればシードで終われるかな、という気もします。

  • The 2nd Place

    北岡 裕輔 [ JZX100 ]
    スーパーオートバックス所沢 with エビスサーキット

    (決勝は?) ハマちゃん速かったです。後追いのときに、林くんとやってたときよりもちょこっと速かったんで、そのままだとちょっとボク飛び出そうな気がしたんで、ちょっと離して様子を見たんですよ。そしたら離れちゃったもんで、イン側に入るしかなくなって…。もうちょっと練習しないとあかんですね。

  • The 3rd Place

    林 和樹 [ S14 ]
    HID Model 信玄

    (準決勝は?) たぶんボクのほうが進入は先に行くんですけど、そこから止めるのがボクのほうが少し多いんですよね。だからそこから審判席から先の立ち上がりで、たぶんボクのほうが遅いんだろうなって、うすうすかんづいてたんですけど、それをもうちょっと詰めれんかったですね。悔しい。

  • The 4th Place

    稲岡 優樹 [ S15 ]
    RACING TEAM JUNCTION with BOLD WORLD NANKANG

    (準決勝は?) ちょっと楽しみたいな、と思って楽しみました。ハマキヨやったらがっつりいかないと勝たれへんな、と思ってがっつり行きました。で、ちょっと止めきれず、あたっちゃいました。

Rd.2 RESULTS

最終順位

Pos. No. Driver Team Car Color Point
1 32 濱田 清文 がれーじでゅある. MCR with R・Y・O PS13 ピンク 25
2 3 北岡 裕輔 スーパーオートバックス所沢 with エビスサーキット JZX100 21
3 8 林 和樹 HID Model 信玄 S14 18
4 29 稲岡 優樹 RACING TEAM JUNCTION with BOLD WORLD NANKANG S15 ピンク 16
5 48 中村 大輔 MEGAN RACING with MONPOWER S15 水色 13
6 15 北山 京吾 ORIGIN Labo. RACING with スタイリッシュ RPS13 赤/黒 12
7 57 梶原 聡 梶原家 with NAUGHTY and SMILE S14 11
8 18 久保川 澄花 GARAGE-1 with Agent K RPS13 10
9 34 大久保 喬史 HI TENSION with MEGAN RACING RPS13 8
10 13 小橋 正典 Team ORANGE with MSP PS13 オレンジ 7
11 19 黒井 孝真 ORIGIN Labo. RACING with GOODYEAR & M-BROS S15 ピンク 6
12 47 森 真治 STANCE with ORIGIN Labo. PS13 5
13 10 新見 理恵 GOODYEAR Racing ★ ひだまり歯科 with Garage Cronos ER34 4
14 73 廣井 得義 H.D.O with オオシマAUTO S14 3
15 72 石川 隼也 SPEED MASTER with FEDERAL S14 2
16 61 久保田 敏彦 NEO-FORCE S14 1

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