味元美智恵は悲願の初女王を獲得！

日光マイスターが活躍！

• Tanso 1st

  中村 のぶえ ( MADFACE with 中村屋 ) シルビア [ S15 ]

  

  「とにかくいつも思いっきりできないので、そういうことのないように、元気よく、練習したことを出せればいいと思ってやりました。ミスはあったけど、のびのび走れたと思います」という日光マイスターの中村がトップ通過を果たした。

• Tanso 2nd

  味元 美智恵 [ S14 ]

  

• Tanso 3rd

  藪内 美紀 [ PS13 ]

  

 　4年目となるD1レディースリーグの最終戦。今季のチャンピオン争いは味元、藪内、新見、石川の4名に絞られていた。昨年まで3連覇を果たした久保川がスポット参戦にとどまったこともあり、今年はだれが勝っても初のシリーズ優勝となる。このラウンドには15名がエントリーしていたが、追走に進出できるのは8名のみなので、半数近くが単走でふるい落とされる。
　最初に走行した初参戦の五味がなかなかいい得点を出したものの、最近単走を得意としていた岩本、ランキング3位につけている新見は得点が伸びず、単走で敗退した。
　全体的にやや進入時の車速が低めなことと、振り出し位置が手前すぎたり、飛ばす方向がズレていてラインを乱すなどして減点された選手が多いなかで、中村が高い車速からキレのある振り出しを見せてD1SLでも通用しそうな高得点をマーク。ランキング首位の味元もいい振りからきっちり走りをまとめて高得点をとったが、中村にはおよばず単走を2位で終えた。
　なお、ランキング2位の藪内、同4位の石川も問題なく追走に進出。東日本のラウンドを中心にスポット参戦するE.グレイや山下もトーナメントに勝ち上がった。そして新見の敗退でチャンピオン争いは、味元、藪内、石川の3名に絞られた。

• Pick Up It !!

  新見 理恵 [ ER34 ]

  

  逆転チャンピオンのために上位で単走決勝を通過しておきたかった新見だったが、1本目も2本目も得点は伸びず、3本目にはなんとか98点台に乗せてきたものの、わずかにボーダー超えを果たせず敗退した。

• Pick Up It !!

  五味 詩織 [ PS13 ]

  

  前日に講習を受けてD1-Eライセンスを獲得して初出場した五味。1本目こそ97点台の走りだったが、走行するごとに得点を伸ばして3本目に98.45点を獲得。初出場ながら強豪ぞろいの日光戦で追走進出を決めることに成功した。

単走決勝 結果

山下の勝利が味元を救う！

• Final Battle

  山下 美穂 シルビア [ PS13 ] vs 石川 紗織 シルビア [ S14 ]

  

  山下は終始同時振りを狙い。それを成功させていた。石川もここまでいい走りを繰り返していたが、先行時にやや角度が浅くなるなどのミスをしてしまった。

• 
• 

 　追走トーナメントの組み合わせは、タイトルを争う味元、藪内、石川が3名ともおなじブロックに入った。その3名のなかではまずベスト8で藪内と石川が対戦。藪内は1本目には失速、2本目には詰まってもどるというミスをしてしまい石川が勝つ。これでチャンピオン争いは石川と味元に絞られた。
　もうひとつのブロックでは準決勝で中村と山下が対戦。勝負は再戦にもつれたが、毎回のように同時振りを成功させていた山下は後追いでアドバンテージをとり、中村にミスが出たこともあって初の決勝進出を決める。
　そして準決勝もうひとつの対戦は石川vs味元。味元が勝てばチャンピオン確定だ。しかし、ふたりの対戦は再戦にもつれ、味元にミスが出たことと石川の寄せがよかったことで石川の勝ちとなる。これで、石川は優勝すれば逆転でチャンピオン獲得という展開になった。
　決勝は山下vs石川。1本目は山下が先行だ。山下がいい走りを見せたが、石川はインに入れないものの遜色のない走りをしてイーブンの判定となる。2本目は石川が先行。山下は同時振りを見せ、3コーナーで石川のインを差す。1～2コーナー間で石川の角度が浅かったこともあってアドバンテージは山下につき、山下の初優勝が決まった。同時にシリーズチャンピオンは味元が獲得した。

• Pick Up It !!

  石川 紗織 [ S14 ] vs 味元 美智恵 [ S14 ]

  

  チャンピオン争いをしている味元と石川がベスト4で対決。味元が勝てばチャンピオン確定だった。しかしふたりの対戦は両者譲らず再戦にもつれ込むと、再戦で味元に痛恨のミスが発生。石川の寄せっぷりがよかったこともあり石川が決勝戦に進出。石川が優勝すれば逆転チャンピオンという状況になった。

• Pick Up It !!

  藪内 美紀 [ PS13 ] vs 石川 紗織 [ S14 ]

  

  ベスト8ではランキング2位の藪内と同4位の石川の対戦があった。石川は逆転チャンピオンのためになんとしても勝ち上がらなければいけなかった。石川後追いの1本目、藪内はまさかのシフトミス失速で石川が接触、石川はこれでアドバンテージを獲り、2本目はまたもや藪内が審判席まえで戻ってしまい石川が勝利した。

山下 美穂

Real with Agent-K
シルビア [ PS13 ]

　自信はぜんぜんなかったです。目標もとりあえず単走は通過して追走はまぁがんばろうと思ってたくらいで。日光はまえはよく走ってたんですけどたぶん3年ぶりです。それで金曜日の練習から走ってたんですけど、雨とドライが交互に来てて両方練習できて。それなりにはできてきてたんですけど、ずば抜けていいっていうこともなかったんで、単走はちょっと自信がなくて、追走は見てて楽しいような追走をしたいなと思ってやってました。
　けっきょく単走は5位でよくもなく悪くもなく。追走はNAのS14シルビアを買って、それで練習したりとかしてるんで、たぶんその成果が出てきたのかなというかんじです。今日の追走では同時よりも先振りくらいを狙ってたんですけど、同時っていうかんじでしたね。でも最終コーナーでビタビタについていくことがなかなかできなくて、そこをもうちょっとくっついて行けたらなぁっていうのが課題です。
　決勝まで行ったときは、なにがなんだかわからなくて。次が決勝だっていうのもわからなくて、ずっとヘルメットをかぶって待機してたんですけど「決勝だよ」っていわれて気づきました。緊張とかはなかったですね。楽しく走れました。クルマを作ってくれたひとたちに感謝してます。

• The 2nd Place

  石川 紗織 [ S14 ]
  ATAX UP GARAGE feat. 日比野塾

  

  (決勝は？)最後の最後にホントに自分のミスでやってしまって。ほんっとに悔やまれますね。わたしが先行のときに2コーナーのあたりで少し流されて失速したんですよね。もっと攻めればよかったのにちょっと攻めきれなかったな、と。

• The 3rd Place

  中村 のぶえ [ S15 ]
  MADFACE with 中村屋

  

  (準決勝は？)自分のミスです。進入したあと冷静にやってればたぶん行けたんですけど、テンパっちゃったんですね。リズムが崩れたのと、あとは場慣れしてないのもありますしね。いまそこを練習中なんでつぎはかならずリベンジします。

• The 4th Place

  味元 美智恵 [ S14 ]
  SPEED MASTER with FEDERAL

  

  (準決勝は？)今年だいぶ追走でリラックスすればするほどいいと思ってたんですけど、最終コーナーであまりがっつりついていけず。で、単走の走りに切り替えたにもかかわらず、ちょっと小っちゃくなっちゃって。カッコいい走りができなかったですね。

最終順位

味元 美智恵

SPEED MASTER with FEDERAL
シルビア [ S14 ]

　自信はぜんぜんなかったです。目標もとりあえず単走は通過して追走はまぁがんばろうと思ってたくらいで。日光はまえはよく走ってたんですけどたぶん3年ぶりです。それで金曜日の練習から走ってたんですけど、雨とドライが交互に来てて両方練習できて。それなりにはできてきてたんですけど、ずば抜けていいっていうこともなかったんで、単走はちょっと自信がなくて、追走は見てて楽しいような追走をしたいなと思ってやってました。
　けっきょく単走は5位でよくもなく悪くもなく。追走はNAのS14シルビアを買って、それで練習したりとかしてるんで、たぶんその成果が出てきたのかなというかんじです。今日の追走では同時よりも先振りくらいを狙ってたんですけど、同時っていうかんじでしたね。でも最終コーナーでビタビタについていくことがなかなかできなくて、そこをもうちょっとくっついて行けたらなぁっていうのが課題です。
　決勝まで行ったときは、なにがなんだかわからなくて。次が決勝だっていうのもわからなくて、ずっとヘルメットをかぶって待機してたんですけど「決勝だよ」っていわれて気づきました。緊張とかはなかったですね。楽しく走れました。クルマを作ってくれたひとたちに感謝してます。

• Series 2nd Place

  石川 紗織 [ S14 ]
  ATAX UP GARAGE feat. 日比野塾

  

  今シーズンは、優勝、予選落ち、準優勝、8位、予選落ちっていう波がありまくりのシーズンだったんですけど、そんななか最後振り返ってみたらシリーズ2位っていうところにいて自分でもビックリなんですけど、もっと波をなくしていつでも攻めていけるように、自分のウデもだし、クルマのコンディションももっていかないといけないなっていうのが課題ですね。今年はそのせいでちょっと波があったので…。

• Series 3rd Place

  藪内 美紀 [ PS13 ]
  ORIGIN Labo. RACING with MEGAN RACING with TAKA

  

  今シーズンだけじゃなくて、まだ1回も優勝できたことないんです。だからまずは優勝してからシリーズが獲りたかったかな。まぁ両方ほしいですけどね。優勝しないままシリーズを獲ってもしょうがないんで、わたし的には今回は優勝をしてシリーズを獲る！っていうつもりで来たんですけど夢かなわずでした。

• Series 4th Place

  新見 理恵 [ ER34 ]
  GOODYEAR Racing ★ ひだまり歯科 with Garage Cronos

  

  今年はぜんぶ中途半端なところで終わっちゃってて、ベスト4止まりでしたね。クルマを新しくして、単走は自分が走りたいように走ろうと思ったときにすごくいいんですけど、まだ追走のときのためのクルマのセッティングが煮詰められてないところがあって、いままでよりも追走でミスることが多かったですね。

シリーズランキングトップ10