5月10日(土)・11日(日) in MAZE
コース状況:10日(土)ドライ/11日(日)ドライ
地元新潟県の貝瀬雅人が初優勝!
間瀬のイメージを確立せよ!
-  1st  
    木賊 光児
    [HCR32] 蟹走一家 with M・G・J 
 事前に間瀬に練習に来て、クルマが巻き込む特性だったので、延長ロアアームを用意してきたのがうまくいったという木賊がトップ通過した。 
-  2nd  
    西澤 裕也 [RPS13] 
-  3rd  
    富田 現史 [ER34] 
 この日本海間瀬サーキットは、安易に走ると大振りでS字を抜けることになり、スピードをのせることができないまま最終コーナーに入って、アウトまで飛ばせないというドリフトになりがちだ。高得点をとるためにはS字でまえにクルマを進ませて、スピードに乗せるドリフトをする必要がある。しかし、比較的フレッシュな顔ぶれが多かったこのラウンドはやや低調で、高得点がとれる「間瀬のイメージ」ができていない走りが多かった。ボーダーラインは96点台となり、やや失敗した感のある走りでも通過できるくらいの結果となった。
 そのなかで木賊、西澤はスピードがあり、アクセルを踏んでいる時間も長く、きっちりラインにのせてくる走りで高得点をマーク。地元新潟勢がやや抑えぎみの走りで上位はとれないなかで「角度でアピールしようと思った」という木賊がトップ通過を果たした。
-  Pick Up  
 伊東 修平 [PS13]  昨シーズンのシリーズ5位として注目されていた伊東は、マシンをリニューアルしてきた。間瀬は昨年も入賞しているだけに練習走行からまずまずの走りで周回をこなしており、トップ3には入れなかったものの、97.45点で4位通過を果たした。 
-  Pick Up  
 貝瀬 雅人 [S14]  間瀬で開催されるD1イベントにおいて高確率で入賞してくる間瀬マイスターの貝瀬。トップ通過も期待されていたが、思ったほど得点は伸びず、2本走って97.35点が最高点。5位通過となった。 
| 単走予選結果 | ||||
| Pos. | No. | Driver | Car | Best Ave. | 
| 1 | 7 | 木賊 光児 | HCR32 | 98.55 | 
| 2 | 24 | 西澤 裕也 | RPS13 | 97.95 | 
| 3 | 33 | 富田 現史 | ER34 | 97.60 | 
| 4 | 5 | 伊東 修平 | PS13 | 97.45 | 
| 5 | 9 | 貝瀬 雅人 | S14 | 97.35 | 
| 6 | 21 | 大花 修一郎 | S14 | 97.15 | 
| 7 | 6 | 雨谷 雄一 | S15 | 96.95 | 
| 8 | 23 | 小金澤 健次 | RPS13 | 96.95 | 
| 9 | 15 | 村上 圭 | JZX100 | 96.90 | 
| 10 | 32 | 村田 卓生 | S14 | 96.80 | 
| 11 | 12 | 塚田 充 | S14 | 96.75 | 
| 12 | 31 | 永塚 尚幸 | S15 | 96.75 | 
| 13 | 22 | 佐藤 安由美 | S14 | 96.60 | 
| 14 | 14 | 山之内 彰人 | RPS13 | 96.40 | 
| 15 | 19 | 池田 卓志 | S14 | 96.25 | 
| 16 | 8 | 奥村 脩樹 | A31 | 96.10 | 
| ▲ 以上 追走トーナメント進出 ▲ | ||||
| Pos. | No. | Driver | Car | Best Ave. | 
| 17 | 30 | 岡村 達也 | S15 | 96.00 | 
| 18 | 28 | 末松 啓吾 | S14 | 95.80 | 
| 19 | 26 | 小林 竜也 | S14 | 95.50 | 
| 20 | 17 | 渡邉 昌史 | JZX90 | 95.40 | 
| 21 | 10 | 浅川 誠 | PS13 | 95.00 | 
| 22 | 27 | 渡邉 翼 | S14 | 94.65 | 
| 23 | 18 | 渡邊 聡 | PS13 | 92.50 | 
| - | 11 | 高畠 伊佐夫 | S14 | RETIRE | 
| - | 13 | 佐々木 俊明 | S15 | RETIRE | 
| - | 16 | 岡田 竜馬 | S14 | RETIRE | 
| - | 20 | 上原 兼治 | S14 | RETIRE | 
| - | 25 | 米山 和樹 | RS13 | RETIRE | 
| - | 29 | 新屋 正行 | S14 | RETIRE | 
木賊 光児
  蟹走一家 with M・G・J

 じつは狙ってたんですよ〜。狙うためにクルマを改良してきました。
 去年のD1東日本シリーズの最終戦間瀬からスカイラインを投入したんですけど、そのときはぜんぜんダメだったんです。それからロアアームを延長したり、アライメントを煮詰めたり、タイヤを変えたり…いろいろやってきました。
 それで4月に開催されたドリフトマッスルに練習がてら参加してみて、そこで悪いところを探してまたいろいろ変えて…だいぶよくなったんです。だから自信は…すこしありました。怖いのは貝瀬くらいかな〜と思ってましたけど、やっぱ1位を獲れてうれしいですよね。
ミスなく追走をこなせるか!?
-  Final Battle  
 貝瀬 雅人 [S14] vs 西澤 裕也 [RPS13]
  
 決勝は再戦のすえに貝瀬が勝利。「2週間まえにエンジンを壊しちゃったんですが、T-Sportsの社長さんに1週間で直してもらって勝つことができました」と勝因を語った。 
 
 
 追走トーナメント前半は、ヘアピンで相手に詰まってのミスや、S字でのスピード不足によるラインの減点で敗退する選手が多かった。そのなかで、単走1位通過の木賊は、安定したレベルの高い走りを見せて、ベスト4に進出。地元新潟勢の貝瀬は、この日のなかでは接近度の高いドリフトを見せ、やはりベスト4に進出。そして、もうひとつのブロックからは、長野勢の西澤と塚田が、やはり安定した走りでベスト4に進出した。
 準決勝、木賊vs貝瀬の対戦は、1本目がイーブンの走りだったものの、2本目で先行の貝瀬が木賊を引き離す速さを見せて勝利。木賊は「前に対戦したときに(貝瀬が)遅かったので、そのつもりで行ったらおいていかれた」という。おなじチームの先輩後輩の関係だという西澤vs塚田の対戦は、おたがいにインに入れないまま、大きなミスなく再々戦にもつれる。しかし「ヘアピンで離されちゃった」という塚田が寄せられなかったいっぽうで、西澤は後追い時にやや距離を詰め、西澤が勝った。
 決勝は貝瀬vs西澤。最初の2本は、両者インには入れないまでも大きなミスなく、再戦に入る。そして再戦の1本目「そのまえのサドンデスが長くてタイヤが食わなくなっちゃった」と後追いの西澤がS字で挙動を乱して最終コーナーで大きく失速。貝瀬にアドバンテージがつく。2本目は「このあいだGPスポーツの社長さんに練習つきあってもらって、最終コーナーまでスピードをのせてくる走りができるようになってきた」という貝瀬が、西澤との距離を詰めて優勝を決めた。
 
  - 
       Pick Up Battle  
 木賊 光児 [HCR32] vs 貝瀬 雅人 [S14]
   両者ミスがありつつも好走を決め、7対7のイーブンで折り返した2本目。後追いの木賊は、先行の貝瀬に対してまったく詰め寄ることができず。これがアドバンテージとなって貝瀬が決勝戦に進出した。 
- 
       Pick Up Battle  
 西澤 裕也 [RPS13] vs 塚田 充 [S14]
   再戦限度回数までもつれたおなじチームどうじの対戦。あとのない最後の1本で後追いの西澤が勝負を賭けて接近に持ち込む。立ち上がりで弱冠接触があったものの、攻めた西澤が接近度の差で勝ちあがった。 
- 
       Pick Up Battle  
 伊東 修平 [PS13] vs 佐藤 安由美 [S14]
   活躍が期待された伊東だったが、ベスト16で佐藤と対戦したとき、先行ではS字でまっすぐになってしまい、入れ替えた2本目もヘアピンでミス。どちらも佐藤のアドバンテージとなって佐藤が勝ちあがった。 
- 
       Pick Up Battle  
 大花 修一郎 [S14] vs 塚田 充 [S14]
   大会直前にエンジン不調に見舞われたがなんとか修復して得意の間瀬に挑んだ大花。単走は6位通過したものの、追走でベスト16の塚田戦で、1本目はイーブンで折り返したが、入れ替えた2本目に審判席まえで大きくインカットしてしまい敗退した。 
貝瀬 雅人
  ROAD SENSING with T-SPORT

 大会の2週間まえにショップ主催の走行会があって、GPスポーツの駒形さんとかに自分のダメなところを教えてもらって直して走っていたんですけど、最後のヒートにエンジンを壊してしまいまして…。その翌週にD1地方戦があったんですけど、1週間でエンジンを直してもらって。ラックとかタイロッドエンドもダメになってて、そこをなんとか直してもらうことができて、教えてもらったこともイメージはできていて、大会のときにドンピシャでできたってのがいい結果に繋がったんじゃないでしょうか。
 じつはD1地方戦ではどっちにも負けてて、木賊さんにあたってみたときはどーしても勝ちたいってのがあって。去年対戦したときはぜんぜんついていけなかったんですよ。そんときは。木賊さんが後追いのときはラクラクついてくるかんじだったんです。でも今回は2ヘア立ち上がりは逆に詰まるくらいだったので「いけるんじゃないか」と思ったら1本で決着がついて…。
 西澤さんとも木賊さん以上にまえは離されるってかんじだったんですけど、まあそんときは自分も若かったんでウデも未熟でしたけど…。タイヤもクルマも去年とは変えてないんですけど、走らせかたが変わって追いつくことができました。
 優勝できたうれしさはもちろんでしたけど、木賊さんに勝てたことと、西澤さんにも勝てたことで、テンションがおかしくなってしまいましたね。表彰の整列まえにスポッターから情報が入ってて…うれしすぎておかしくなりそうでした。
- 2nd - 2位
- 西澤 裕也
- チーム丸山
 
 レギュレーションに合わせるためにGTウイングをはずさなきゃいけなかったんですけど、時間もなくて変えもなくて合わせるだけで精一杯でした。ウイングをはずしたらトラクションがまったくかからなくて…かなり苦戦しました。
 チームメイトと対戦したときに、勝負が長引いたし無理してクルマもぶつけて、動きも変わってしまったし…。そこで集中力も切れてしまったかんじですね。
 貝瀬くんとはよく顔を合わせるんですけど、4年まえにD1地方戦でいちど対戦しててそんときは勝ってるんですけど…ね。今回はとにかく悔しかったです。
- 3rd - 3位
- 木賊 光児
- 蟹走一家 with M・G・J
 
 単走はよかったけど、追走だとまだまだクルマが仕上がりきってないんで、ちょっとしたミスで離されちゃうんですよね。
 貝瀬とは去年のD1地方戦で対戦してて1回勝っているので、ちょっと甘く見てた。そのときは遅いってイメージだったけど、今回は半クラッチで立ち上がってくるところでクラッチを踏みすぎて、そこで離されちゃいましたね。
 ちょっといけるかな〜と思っていたし、ここだけ行ければ決勝戦はなんとかなるって思ってたんですけど…悔しいですね。
| 最終順位 | |||||||
| Pos. | No. | Driver | Team | Car | Color | Tire | Point | 
| 1 | 9 | 貝瀬 雅人 | ROAD SENSING with T-SPORT | S14 | 水色 | TY/KD | 25 | 
| 2 | 24 | 西澤 裕也 | チーム丸山 | RPS13 | 赤 | KD | 21 | 
| 3 | 7 | 木賊 光児 | 蟹走一家 with M・G・J | HCR32 | 緑 | YH/FD | 18 | 
| 4 | 12 | 塚田 充 | 平成ドリフター | S14 | 白 | TY/KD | 16 | 
| 5 | 33 | 富田 現史 | Pierrot with SON YOU | ER34 | 紫 | FD | 13 | 
| 6 | 6 | 雨谷 雄一 | PERFECT STYLE with murakami LTD | S15 | 緑 | FD/KD | 12 | 
| 7 | 15 | 村上 圭 | PERFECT STYLE with murakami LTD | JZX100 | 緑 | - | 11 | 
| 8 | 22 | 佐藤 安由美 | 激☆村ちゃんず | S14 | 茶 | FD/KD | 10 | 
| 9 | 5 | 伊東 修平 | EXCITE with RS wonber land | PS13 | 水色 | FD | 8 | 
| 10 | 21 | 大花 修一郎 | Magician K-MAX with NEXZAS | S14 | ピンク | FD | 7 | 
| 11 | 23 | 小金澤 健次 | DRIFT GANG! with G4 | RPS13 | 青 | NK/KD | 6 | 
| 12 | 32 | 村田 卓生 | ロードスターフィールド | S14 | 赤 | GY/KD | 5 | 
| 13 | 31 | 永塚 尚幸 | Team PB | S15 | 白 | FD | 4 | 
| 14 | 14 | 山之内 彰人 | NOB Factory with T-SPORT | RPS13 | 金 | FD/KD | 3 | 
| 15 | 19 | 池田 卓志 | チームドリーマー with NEXZAS | S14 | 黄 | FD | 2 | 
| 16 | 8 | 奥村 脩樹 | B.S.M WORKS | A31 | 銀 | TY/ATR | 1 | 
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