D1 STREET LEGAL SERIES Rd.3
6月7日(土)・8日(日) in SETONAIKAI

コース状況:7日(土)ドライ/8日(日)ドライ
公式入場者数:703名(2日間合計)
D1WJ Rd.2 Report
Tanso Final - 単走決勝

アクセルで奥まで押し込め!

  •  1st   高本 絵理子 [S14] FERRDOM with 梶原家

    「いつもやりすぎちゃうので、とりあえずクルマを壊さないように、練習よりちょっとがんばったくらいのかんじで行った」という高本が1位通過を果たした。

  •  2nd   山田 賢二 [S15]
  •  3rd   高根 芳朋 [JZX100]

 第2戦の舞台、瀬戸内海サーキットは、直線で振り出して審判員席まえへ飛び込むタイプのレイアウトだ。車速に応じた位置で振り出し、アクセルをひと踏みして審判員席まえへ押し込むような走りが高い評価を得る。
 しかしストレートの正面には土手があるため、ドライバーは恐怖心を抱きやすい。そのため、振り出し位置が手前すぎてドリフトが奥まで届かなかったり、アクセルで押し込めずにサイドブレーキでドリフトを伸ばしたりして減点されるケースが多かった。いっぽうで飛び込んでからはアクセルを踏んで旋回することが求められる。しかし旋回姿勢をじゅうぶん作れないままアクセルを入れたことにより2コーナーではらんでしまって減点されるドライバーも多かった。
 そのなかで、高本が絶妙な振り出し位置からアクセルで押し込む飛び込みを見せた。2コーナーで流されてしまったために99点には届かなかったものの、最高得点をマークした。

  •  Pick Up  
    石川 隼也 [S14]

    開幕戦で優勝したことからのプレッシャーからか大会当日はかなり緊張感を帯びた雰囲気だった石川。単走でもまさかがあり得る状況だったが1本目に98点台の得点を獲得し5位通過を果たした。

  •  Pick Up  
    柴田 英行 [S15]

    開幕戦では7位入賞していた柴田は2本とも失敗してしまいここで敗退。同様に開幕戦で入賞した田坂、中下、藤田が得点を伸ばせなかったりミスが出て敗退する結果となった。

単走予選結果
Pos. No. Driver Car Best Ave.
1 4 高本 絵理子 S14 98.40
2 2 山田 賢二 S15 98.35
3 28 高根 芳朋 JZX100 98.20
4 34 松野 久広 RPS13 98.20
5 1 石川 隼也 S14 98.05
6 7 綾城 嘉考 RPS13 98.00
7 8 田中 寛希 S15 98.00
8 5 根岸 裕麻 S15 98.00
9 3 井上 雅貴 HCR32 97.90
10 13 上田 竜也 PS13 97.90
11 15 三宅 輝実 S15 97.90
12 9 長井 利樹 PS13 97.75
13 32 今村 武弥 S15 97.50
14 26 西堀 元基 RPS13 97.50
15 29 赤穂 正一 RPS13 97.25
16 27 酒井 通雄 RPS13 97.20
▲ 以上 追走トーナメント進出 ▲
 
Pos. No. Driver Car Best Ave.
17 10 田坂 友典 S14 97.15
18 18 白澤 俊雅 S14 97.15
19 11 中下 高志 RPS13 97.05
20 35 戸倉 正貢 AE86 96.90
21 16 中村 英泰 S15 96.85
22 30 大野 絵梨花 S14 96.40
23 20 渕上 勝 S15 96.40
24 22 白井 麻耶 PS13 96.25
25 14 目黒 雄大 JZX100 96.05
26 33 末田 洋平 S14 96.00
27 6 柴田 英行 S15 96.00
28 23 中川 孝之 PS13 95.85
29 19 村田 聖長 PS13 95.65
30 21 高原 裕也 HCR32 95.50
31 24 浅原 修二 JZS171 95.50
32 12 藤田 浩佳 S14 94.25
33 25 末森 哲史 S14 77.50
- 31 梅谷 茂輝 JZZ30 RETIRE
- 17 河合 将章 PS13 RETIRE
Tanso Winner - 単走優勝

高本 絵理子
FERRDOM with 梶原家


 練習も1本しかないし、土曜日の朝は路面が腹立つかんじだったんで、微妙な路面だなぁ〜と思ってたら、リーガルの練習見てたら乾いて来たんで、じゃあ踏めるじゃん♪って…。朝イチのドラミで「攻撃的な選手がおらんくなった」と言うからさ。これはフリかな? とも思ってたので練習のときよりもちょっとアクセルを踏んでる長さを意識して走りました。ゼッケン逆順やったので、やっときたと思ってテンションもあがってましたね。
 自信はまあ、瀬戸内海はホームのコはいっぱいおるやろけど、けっこう好きなコースで年に何回か行くし、ほかのひとより走れんといけんとは思ってましたね。1位獲りたいなとは思ってたけど、石川くんとかもいたから取れるとは思ってなかったです。上のほうで通るとは思ってたけど…。いままで備北も1位獲れかけて2コーナーのクリップをはずして減点ってかんじだったから、それもあるし、終わって動画を見てないからどんなんだったかわからないけど、スポッターが「カッコええわー!」って言ってくれたから、よぉし!って思いましたね。

Tsuiso Tournament - 追走トーナメント

2戦連続同カードの決勝

  •  Final Battle  
    石川 隼也 [S14] vs 山田 賢二 [S15]

    見事な後追いを見せた石川に対し、山田はタイヤ交換をした作戦が裏目に出た。特性をつかみきれていないタイヤだったために、予想外の動きになってしまったという。

 追走トーナメントでは1位通過の高本がベスト8でスピンをしてしまい敗退。いっぽう石川、山田、井上のランキング上位3選手は、いずれもベスト4に勝ち上がってきた。
 そのなかで、準決勝では、まず井上と石川が対戦。1本目、先行の井上が審判員席まえでドリフトが戻ってしまうミスをしたのに対して、石川がきれいに接近ドリフトを合わせて2ランクのアドバンテージを獲得した。2本目は後追いの井上がそこそこの距離でついていったものの、アドバンテージをとるにはいたらず、石川の勝ちとなった。
 準決勝のもうひとつの対戦は山田vs高根。まずは山田が先行だ。高根はインに入ることができないもののミスはなくイーブンの判定。前後を入れ替えた2本目、こんどは山田が高根のインに入りきれず、またしてもイーブンの判定。再戦、再々戦とすべてイーブンの判定となって決着がつかなかったが、審判員の協議の結果、山田の判定勝ちとなった。
 決勝は石川vs山田。第1戦の備北とおなじ対戦カードだ。1本目は石川が先行。しかし後追いの山田は最終コーナーで振られて、大きく差を広げられてしまう。これで大きく石川アドバンテージ。2本目は追走を得意とする石川が見事な接近ドリフトを見せて2連勝を決めた。山田は2戦連続2位となったが、最終戦をホームコースである名阪スポーツランドで向かえることになる。

  •  Pick Up Battle  
    山田 賢二 [S15] vs 高根 芳朋 [JZX100]

    おたがいがおおたがいにいい走りを決めていたが、あと一歩の決め手を欠くままもつれにもつれたこの対戦。再戦限度回数が終了しても決着はつなかなかったため審判員の協議に持ち込まれ、山田が勝ちあがる結果となった。

  •  Pick Up Battle  
    井上 雅貴 [HCR32] vs 石川 隼也 [S14]

    どちらも24才という年令ということもあり注目されたこの対戦だが、追走テクではまだ石川に分があるか、井上先行の1本目に石川はガッツリと井上のインに入り込み、井上の戻りもあって石川が2のアドバンテージを獲得。入れ替えた2本目はイーブンの判定で石川が勝ちあがった。

  •  Pick Up Battle  
    松野 久広 [RPS13] vs 石川 隼也 [S14]

    地元どうし、そして単走4位通過と5位通過の対戦となったベスト8の2対戦目。松野先行の1本目は石川がキッチリとインを刺したのに対して、入れ替えた2本目、松野は振り出しから徐々に詰めるも入りきるまでにはいたらず。石川が勝ちあがった。

  •  Pick Up Battle  
    高本 絵理子 [S14] vs 井上 雅貴 [HCR32]

    単走優勝を決めた高本はベスト16を先行時のアドバンテージで勝ちあがったが、つづく井上との対戦では先行時にまさかのミス! 入れ替えた2本目はイーブンの判定だったため井上がベスト4に進出した。

Winner - 優勝

石川 隼也
D-BASE


 いちお地元なんで、普段瀬戸内海は来ないんですけど、地元なんで、負けるわけにはいかないんで、追走に入れば、みたいな。でも単走はぜんぜん自信なくて、ベスト16には入れるんかな? みたいな。とにかく単走を練習して、追走になれば絶対いけるだろうと思ってましたけど。やっぱ欲をいえば単走も1位がよかったけど、5位でも残れてよかったですね。
 追走は自信あるわけではないですけど、ミスらんかったら勝てるだろうと…。徳島カートランドでいっしょにはしってくれるひとがいて、それで追走は練習してたんで。
 そうっすね思ったより攻めれなかったッス。審判員席のあとは詰めて行けるんですけど、進入のところでどうしてクルマ1車ぶん空いたりしてたんで、ホントは進入からビタビタでいきたかったですね。
 じゃまけんさんは超意識してましたね。決勝で当たれてよかったです。決勝のデキは…まあ勝ったんで! 勝てたんでまあよかったかなと。
 そうっすね3連勝っすね。ここまできたらパーフェクトでいきたいなとも思いますけど、次はじゃまけんさんのホームなんで、ちょっと練習して行きたいなと思ってます。

  • 2nd - 2位
  • 山田 賢二
  • ハロウィン☆Wish☆塗装屋MARUMI

  •  いままで履いていたタイヤから、もうひとつハイグリップのランクうえのやつに変えたんですけど、いままでいちども履いたことなかったんで…。ワンランク上、ツーランク上のつもりで行ったんですけど、まだ掴みきれていなかったですね。あそこでホントは2速から3速にいれてクラッチつないでグッと押し出すところが横に逃げちゃった。
     準決勝は、まあもう自分のミスですね。懐が大きすぎてどこに行こうみたいな。インチョロになってまったり、追走はホントと勉強しなかんすね。結果的には楽しめたんでよかったかと思いますけど。
     つぎは…3度目の正直で、シリーズチャンピオンに関わらず、石川くんに勝てるようにがんばります。
  • 3rd - 3位
  • 高根 芳朋
  • オートフィールドハマダ with D-Boys

  •  ま、楽しかったんで、結果オーライということで、次優勝できるようにがんばります。正直けっこう負けたと思ってたんですけど、サドンデスになってまあうれしかったかなとは思ってました。
     自分のなかではもう全力なんで、自分がスキルアップしていくしかないんでね優勝するには。優勝は狙ってましたけど、まぁ…自分としてはそこそこまで行けたんでよかったかなと思ってます。
Result - 結果
最終順位
Pos. No. Driver Team Car Color Tire Point
1 1 石川 隼也 D-BASE S14 白/黄緑 FD 25
2 2 山田 賢二 ハロウィン☆Wish☆塗装屋MARUMI S15 FD/KD 21
3 28 高根 芳朋 オートフィールドハマダ with D-Boys JZX100 FD 18
4 3 井上 雅貴 club N2H Team山口 with act a fool HCR32 FD/NK 16
5 4 高本 絵理子 FERRDOM with 梶原家 S14 KD 13
6 34 松野 久広 MATSUNO STYLE RPS13 ピンク NK 12
7 13 上田 竜也 新川SPL with うえだんぷ PS13 水色 FD/KD 11
8 15 三宅 輝実 ACTIVE FORCE S15 FD 10
9 7 綾城 嘉考 ガレージ新美 with 濱田塾 RPS13 ピンク FD/KD 8
10 8 田中 寛希 bodyworks NIIYAMASYATAI S15 TY/KD 7
11 5 根岸 裕麻 ひよ仔倶楽部レーシング with FR Power KS S15 FD 6
12 9 長井 利樹 Auto survice HAYASHI with STANCE PS13 オレンジ FD 5
13 32 今村 武弥 チームイマムラ S15 FD 4
14 26 西堀 元基 チョリスファクトリー RPS13 水色 TY/KD 3
15 29 赤穂 正一 - RPS13 FD/KD 2
16 27 酒井 通雄 M/M/M RPS13 FD 1

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