D1LT RD.3 奥伊吹 詳細レポート

2023 D1 LIGHTS SERIES RD.3 OKUIBUKI
2023年D1ライツシリーズ第3戦奥伊吹
コースコンディション:ドライ
延動員数:4,198名(3日間合計)

陣野が米内を倒して初優勝!


第3戦 単走決勝

Tanso 1st Place
中川 尚隆
MCR Factory RSヤマダ Lubross VL
MCR Factory S15 SILVIA (S15)
中川は1本目のほうが最初の振りは鋭かったが、全体的な完成度は2本目のほうが高く、2本目の97.55点で単走優勝を決めた。
Tanso 2nd Place
山中 真生
SILVIA (S15)
Tanso 3rd Place
三好 隼人
SKYLINE (ER34)

メリハリのある走りで中川が単走優勝

 D1ライツシリーズの第3戦は、D1グランプリシリーズの第1戦と併催。単走決勝のみD1グランプリシリーズ第1戦の前日に開催された。

 スキー場の駐車場を使った特設コースは、最高速は高くないものの外側にコンクリートの壁があり、最初の通過指定ゾーンは1コーナー奥の壁際に設定されている。行き過ぎるとクラッシュになるため、正確なコントロールと度胸が要求される。

 また、第2ゾーンはそのコーナーのイン側で、1コーナーに向かって適切な位置で振り出し、一気に大きな角度をつけないとアクセルを踏んでゾーン1、ゾーン2をとることができない。実際、振り出しの位置が手前すぎたり、振り出し時に適切な角度をつけることができずに、この通過指定ゾーンをはずして減点を受けた選手も多かった。

 高得点をとるうえで重要なのはやはり最初の振り出しと途中の振り返しの鋭さだ。そこで姿勢をすぐに作れれば、いち早くアクセルを入れてコーナーを旋回できる。そのなかで中川が、いち早く姿勢を作ってアクセルを踏んで旋回していくアベレージスピードの高いドリフトで最高得点をマーク。初の単走優勝を決めた。

 なお、久野がゾーンをはずすなどのミスで敗退となったほかは、ポイント上位の選手は軒並み追走進出を決めた。

Pos. No. Driver Car Best Score 2md Score
1 70 中川 尚隆 S15 97.55 96.55
2 61 山中 真生 S15 97.25 96.00
3 34 三好 隼人 ER34 97.05 96.40
4 9 田野 結希 S15 97.05 95.85
5 66 田村 健多 S15 96.75 95.15
6 56 古賀 誠進 RPS13 96.60 96.55
7 47 米内 寿斗 RPS13 96.30 95.90
8 30 田中 規明 PS13 96.25 94.75
9 57 陣野 寿幸 S15 96.25 94.00
10 97 瀬戸 大輔 S15 96.25 57.50
11 50 竹田 和明 S14 96.20 95.65
12 32 宮里 宏和 RPS13 96.10 94.80
13 3 野村 圭市 ER34 95.85 94.10
14 6 Jake Kats PS13 95.80 93.25
15 16 森 修 S14 95.75 95.40
16 86 近藤 善道 AE86 95.75 92.00
▲追走トーナメント進出▲
17 11 稲岡 拓也 S14 95.65 95.30
18 39 久野 太一 S15 95.65 94.75
19 42 田山 ジュン JZZ31 95.65 93.90
20 22 栁 和孝 S14 95.50 58.50
21 12 土居 雅和 PS13 95.40 95.00
22 69 酒井 勇輝 S14 95.40 94.25
23 90 伊藤 満紀 JZX90 95.35 94.85
24 68 谷 光一 S13 95.30 58.00
25 65 安藤 直輝 C33 95.25 92.60
26 76 井上 義一 S15 95.15 89.50
27 20 金田 健人 SW20 95.15 48.00
28 18 和田 賢志郎 PS13 95.05 93.50
29 89 沼里 裕太 JZX100 95.00 94.50
30 31 吉村 旭人 A31 94.95 94.90
31 77 速水 眞之介 PS13 94.90 59.00
32 19 浅野 潤一 PS13 94.85 94.30
33 95 増田 和之 UCF31 94.75 94.00
34 5 此木 智也 RPS13 94.65 94.50
35 55 黒沼 雄一 S15 94.65 93.95
36 91 工藤 浩平 S14 94.65 84.50
37 96 飯島 翔太 JZX90 94.15 92.75
38 25 鈴木 克宜 S15 94.00 92.90
39 29 粟野 如月 RPS13 94.00 27.00
40 81 Gommert David JZX110 93.25 92.40
41 41 植村 真一 JZX100 92.75 92.50
42 40 武藤 啓史 S14 92.25 91.40
43 99 阿久澤 一幸 ZN6 91.25 90.50
44 59 西山 大貴 S15 90.50 0.00
45 88 高木 美紀 PS13 58.00 0.00
33 辻 紳護武 C33 RETIRE
21 筒井 陽平 JZX100 不出場
58 谷本 真人 S14 不出場
53 新川 真也 PS13 不出場
78 近藤 信一 JZZ30 不出場
35 神谷 剛 CPV35 不出場
44 大西 祐輔 S14 不出場

第3戦 単走優勝

中川 尚隆

MCR Factory RSヤマダ Lubross VL
MCR Factory S15 SILVIA (S15)

 練習ちょっとうまくまとめれてなくて、昨日クルマのトラブル出ちゃって、練習走行も3本4本ぐらいしか走れてなくて。ちょっとやばいなと思ってたんですけど、午前中練習したときに、やっぱりちょっと手前で振っていて「これはいかんな」って本番は「奥で行こう。奥で行こう」と意識して攻めた結果がいいかんじに繋がりました。本番は、奥で振るのと、あと回し込み。それをとにかく気をつけようと思ってやりました。

 (このコースを走った経験は) このD1のコースでは走ったことないですね。イベントみたいな走行会みたいなので、たまに下の駐車場でくるくる回るぐらいなんで、このコースははじめてですね。

 (自信はあった?) そんなに壁に突っ込むっていう恐怖心は昨日からずっとなかったんで……そのぶん手前には来てたんですけど……だからその恐怖心がなかったんで、いい結果が出たのかなと思ってます。

 (1本目は何割ぐらいの走り?) 1本目は7割8割ぐらいっすね。それで「予選通ります」っていうのをスポッターに言われたんで、「じゃあもっと攻めようか」っていうので、2本目ちょっと攻めた結果、いいかんじに収まったんでよかったです。2本目は、気持ち的には奥で振って、なるべく踏みっぱなしで、もうアクセルの変化なしで踏みっぱなしでいけるようなかんじの回し込みも意識していきました。

 (手応えは?) トップになるとは思ってなかったけど上の方では通過できるかなと思ってました。でも結果トップに出れたんで、めちゃくちゃうれしかったです。ありがとうございました。


第3戦 単走ハイライト


第3戦 追走トーナメント

Final Battle
陣野 寿幸 SILVIA (S15) vs 米内 寿斗 180SX (RPS13)
後追いの質は米内のほうが高く、スピードでも米内がうわまわってはいたが、ミスで自滅。トーナメントを通してミスの少なかった陣野が初優勝を果たした。

米内の自滅で陣野が初優勝

 追走トーナメントは単走決勝の翌日、D1グランプリシリーズ第1戦と同日におこなわれた。

 ベスト16は、やはりランキング上位の選手が勝った対戦が多かったが、単走優勝の中川はウォームアップ走行での駆動系トラブルでリタイヤ。また、田野は後追いから接近していたが、振り返しで接触してハーフスピンし、野村に敗れた。

 前戦優勝の田村は先行時に失速してベスト8敗退。またランキング首位と2位の対戦となった山中vs米内の勝負は米内がスピードでうわまわり、山中もベスト8で敗退した。

 ベスト4に勝ち上がったのは、陣野、野村、米内、三好だ。

 まず陣野と野村が対戦。最初の2本では差がつかず、勝負は再戦にもつれたが、その1本目に野村がフライングし陣野がリード。2本目も陣野は大きなミスなく走り、陣野が勝った。米内vs三好の対戦は、三好もインに入ってドリフトを合わせたが、米内がより質の高い接近ドリフトを見せて勝利した。

 決勝は陣野vs米内。1本目は陣野が先行。米内はここでも終始近いドリフトを見せてアドバンテージを獲得する。2本目は米内が加速で陣野を引き離したがゾーン1の壁にテールをヒットし、姿勢を見出してしまう。これによって陣野が逆転。陣野の初優勝となった。


第3戦 優勝

陣野 寿幸

ニュータイプレーシング VL
キウイシルビア (S15)

 (今回自信は?) まったくなかったです。単走はなにも見えてなく。とりあえずいまできることをやろうと思って、無難に走ったらなんとか通ったんで。それはラッキーでしたね。で、追走に入って、なんか走るたびに、なんとなく位置とかが見えるようになってきて、それもラッキーでした。

 ここで追走もはじめてだったんで……というかどこも追走はじめてなんすけど……ここはいちばんニガテなコースなんで、ぜんぜん自信なかったんですけど、とりあえずうまく合わせよう、みたいな。いっぱいお客さんがいたんで、ちょっといいとこ見せようかなって。

 (決勝は) ぼくも福島出身なんで、おなじ福島出身同士で。みんなが「(米内選手は)すごい速いよ」っていってたんで、おいてかれないようにと思ったんすけど、もうスタート下ったところでぱっと寄せられてパッとブレーキ踏んじゃって、ピュっとおいていかれて、もう「終わった」って諦めてたんですよ。で、まぁ普通に単走の走りをしようと思ったら、(米内選手が)ガンっとぶつかっちゃってて。はっラッキー……みたいな。棚ぼたです。ドリフトでは負けました。はい。

 (先行のときは自分の走りができていた?) うん。あれが自分の走りというか、しっかり相手に迷惑かけないようにっていうのを意識して走りました。

 (最近成績が上がってきているが) そうっすね。ちょっとずつ。なんでかはわからないけど、楽しんでるからでしょうか。とにかくめちゃくちゃうれしいです。このうれしさをみんなと共有できてるのが最高にうれしいです。


第3戦 2位

米内 寿斗

GreenTop × 酒の中村 × AES
GreenTop 180SX Moty’s VL (RPS13)

 後追いもしっかり取れてて、普通に決めればよかった……普通に決めようと思ったんですけど、たぶん思った以上にタイヤがあったまっちゃって、車速もめちゃくちゃ乗って、ちょっと位置ズレて、振り出した瞬間すごいアウトに行っちゃったんで、踏み抜いても止まりきらなかったっすね。なんか最近こういう、壁に当たったり、そういうムダな負けかたが多いんでちょっとなんかメンタル面すかね。そういうとこちょっと見直していかなきゃいけないかなと思います。

 (クルマの仕上がりは) 名阪が実戦初投入だったんで、今回かなり足まわり変更してきて。前回まではちょっと乗りやすさ重視でトラクション不足だったんで、今回はトラクション寄りに大幅なセット変更をしてきたんでそれがハマってかなりよかったと思います。

 まだある先あるんで、気い抜かないでやっていきたいと思います。


第3戦 3位

三好 隼人

Team MJスタイル ZESTINO
MJ ZESTINO SKYLINE (ER34)

 追走は楽しく走れて……なんか自分に合ってるんですよ、このコース、リズムが。思ったよりよく走れて。今回足まわりのアライメントをガラッと変えてきたんですよ。なんかそれもたぶんいい方向に転がって。開幕戦はクラッチがずっと滑ってて、なにが悪かったのかわかんなかったんですけど、今日クラッチも新品のちょっといいのに替えてきたら、ぜんぶが調子よくて、なんか満足してます。

 (準決勝の敗因は?) もう後追いの精度ですよ。まぁなにも悔いはないです。勝ちに行くあと一歩が彼のほうが上だったんで、でも次もあるしね。米内倒しに行きます!


第3戦 追走ハイライト


第3戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarPoints
157陣野 寿幸ニュータイプレーシング VLS1525
247米内 寿斗GreenTop × 酒の中村 × AESRPS1321
334三好 隼人Team MJスタイル ZESTINOER3418
43野村 圭市URAS TEAM KYUSYU CUSCOER3416
561山中 真生TMS GOODRIDE RACING TEAMS1513
666田村 健多N-style × VALINO × K’s trueS1512
756古賀 誠進TEAM九州 GUN sportsRPS1311
886近藤 善道近藤エンジニアリング Moty’s VALINOAE8610
970中川 尚隆MCR Factory RSヤマダ Lubross VLS158
109田野 結希HOUSE INNOVATION RACING TEAMS157
1130田中 規明HOUSE INNOVATION RACING TEAMPS136
1297瀬戸 大輔Mon Power 132S155
1350竹田 和明竹田軍団S144
1432宮里 宏和FBM RACINGRPS133
156Jake KatsN-stylePS132
1616森 修TEAM MORIS141

第3戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarPoints
170中川 尚隆MCR Factory RSヤマダ Lubross VLS1520
261山中 真生TMS GOODRIDE RACING TEAMS1516
334三好 隼人Team MJスタイル ZESTINOER3415
49田野 結希HOUSE INNOVATION RACING TEAMS1514
566田村 健多N-style × VALINO × K’s trueS1513
656古賀 誠進TEAM九州 GUN sportsRPS1312
747米内 寿斗GreenTop × 酒の中村 × AESRPS1311
830田中 規明HOUSE INNOVATION RACING TEAMPS1310
957陣野 寿幸ニュータイプレーシング VLS158
1097瀬戸 大輔Mon Power 132S157
1150竹田 和明竹田軍団S146
1232宮里 宏和FBM RACINGRPS135
133野村 圭市URAS TEAM KYUSYU CUSCOER344
146Jake KatsN-stylePS133
1516森 修TEAM MORIS142
1686近藤 善道近藤エンジニアリング Moty’s VALINOAE861

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