D1GP RD.5 エビス 詳細レポート

2023 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES RD.5 EBISU
2023年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第5戦 エビス
開催日:2023年8月26日(土)
会場:エビスサーキット・西コース
コースコンディション:ドライ
延動員数:4,410名(3日間合計)

川畑がGR86対決を制して優勝!


第5戦 単走決勝

Tanso 1st place
藤野 秀之
TEAM TOYO TIRES DRIFT
TEAM TOYO TIRES DRIFT GR86 #66 (ZN8)
Tanso 2nd place
村上 満
GR86 (ZN8)
Tanso 3rd place
Chanatpon Kerdpiam (エス)
SILVIA (S15)

藤野がすべてに完成度の高い走りで単走優勝

 第5戦、第6戦はデュアルファイナルズ。舞台はエビスサーキット西コースだ。コースレイアウトは昨年とほぼ同様、1コーナーから続く複合コーナーと、その先で振り返してヘアピンを回って立ち上がったところまでだ。通過指定ゾーンは、1コーナーの進入、立ち上がり、そしてヘアピンのアウト側の3箇所に設けられた。

 いっぽうで1コーナーの手前のアウト側とイン側それぞれにトラックリミットのライン規制が設けられ、これまでのエビス西とは異なって逆振りでの進入が求められるようになった。また、あまりイン側からアプローチするとラインをはみ出してインカットをとられてしまう。振り出しや角度がよくても、このインカットで減点される選手も多かった。

 そして、最初に走ったAグループで、松山が振り出しの躍動性やヘアピンでの角度安定性で得点を稼ぎ、98.16点の高得点をとると、藤野が振り出しの角度変化と、1コーナー後半の角度の大きさで点を稼ぎつつ、減点がほぼない走りで98.39点を獲得し、トップに立つ。その後エスがスピードの高い走りで98.23点を獲得。村上が1コーナー前半とヘアピンでの角度安定性で点を稼いで98.39点をとったが、セカンドベストの点で藤野に及ばず、藤野が逃げ切って単走優勝となった。

3ヶ所の指定通過ゾーンのほかに、ストレートから1コーナー進入までのアウト側、イン側にそれぞれトラックリミットとしてのラインが設定された。
今季D1GP復帰以来、単走通過がなかった広島トヨタ team DROO-Pだが、石川が安定したリズムのいい走りで、ひさしぶりの追走進出を決めた。
前戦の勝者でランキング首位の蕎麦切は、1本目にいい走りをしていたものの、ヘアピンでコースアウトし、2本目にもミスをして単走敗退。
ランキング2位につけていた植尾は、デフのトラブルで走行できず、単走敗退となった。
開幕戦に大きなクラッシュをした畑中が、ハコ替え(ボディ変更)をして復活。しかしまだマシンが仕上がっておらず敗退となった。
前年度の開幕戦以来の参戦となった斎藤(久)。4ローターエンジンをペリ仕様にしてきたがまだ本調子ではなく、単走で敗退した。
Pos. Gr. No. Driver Car Best Score 2nd Score
1 A 66 藤野 秀之 ZN8 98.39 98.03
2 C 11 村上 満 ZN8 98.39 97.31
3 A 45 Chanatpon Kerdpiam S15 98.23 96.47
4 B 88 川畑 真人 ZN8 98.21 97.62
5 A 77 松山 北斗 A90 98.16 94.84
6 B 2 田中 省己 S15 97.95 97.54
7 A 79 目桑 宏次郎 E92 97.94 95.55
8 D 99 中村 直樹 ZN8 97.70 96.36
9 A 87 齋藤 太吾 A90 97.56 96.08
10 C 51 岩井 照宜 FC3S 97.53 97.50
11 C 56 森 孝弘 RPS13 97.28 97.24
12 D 33 石川 隼也 ZN8 97.25 94.81
13 B 70 横井 昌志 S15 97.19 77.35
14 C 18 日比野 哲也 ZN8 97.05 96.53
15 C 23 下田 紗弥加 S15 96.99 96.28
16 C 52 北岡 裕輔 JZX100 96.95 92.31
▲追走トーナメント進出▲
17 B 86 笹山 栄久 ZN8 96.82 82.60
18 C 8 粂 哲也 S15 96.52 94.76
19 B 90 最上 弦毅 A90 96.46 96.34
20 D 55 松川 和也 AE85 96.35 92.58
21 D 31 蕎麦切 広大 Q60 96.32 77.93
22 A 98 ヴィトー 博貴 PS13 96.31 76.59
23 B 16 山口 孝二 E92 96.23 92.42
24 B 46 末永 正雄 S15 96.18 78.17
25 D 93 加納 広貴 S15 95.87 74.86
26 A 7 松井 有紀夫 FD3S 95.50 93.59
27 C 95 Daychapon Toyingcharoen S15 95.48 48.11
28 B 27 茂木 武士 S15 95.27 89.62
29 A 9 山本 航 S15 94.14 52.63
30 A 12 久保川 澄花 RPS13 94.11 93.37
31 D 75 畑中 夢斗 JZX100 93.62 91.48
32 A 78 上野 高広 GSC10 93.77 90.78
33 B 38 斎藤 久史 S15 92.70 84.87
34 C 69 秋葉 瑠世 S15 91.54 65.76
35 D 39 長井 利樹 PS13 91.14 70.98
36 C 63 Konpichit Toyingcharoen RPS13 85.62 19.11
B 89 Lattapon Keawchin A90 DNS  
D 43 田所 義文 AE86 DNS  
D 15 植尾 勝浩 S15 DNS  

第5戦 単走優勝

藤野 秀之

TEAM TOYO TIRES DRIFT
TEAM TOYO TIRES DRIFT GR86 #66 (ZN8)

 サーキットに入ってから、セッティング変更とかはとくにしてなくて、どちらかというとちょっとスロットルのトラブルがあって、その修理をしていたかんじです。アクセルを踏んでも急にいなくなっちゃうところ、吹けけないところがあって。本番でも万全じゃなくて、もう応急でちょっと直してもらって、本調子ではなかったんですけど、なんとなくごまかして乗っててとりあえず大丈夫と、そういうかんじだった。

 でも練習のときから普通にはできるなっていうかんじで、そこに対して高得点が出るとか出ないとかっていうのは別として、練習でなんとなく走ってもなんとなくの点数は出てたんで予選ぐらいはなんとかなるなっていうかんじでした。

 本番は路面状況が最初の練習走行とちがって、まぁライツのあとだったんで、思いのほかグリップしてて、いつも通りに振り出したら届かなかったりしたんですよ。やっぱその辺の修正が入っちゃったんで、2本目は多少振り出すポイントを奥めにしたんですけど、結局は届かなかった。ちょっとやばいってかんじでした(笑)。

 (本番に心がけたことは) なにしろ落ち着くことぐらいです。身体が硬くなるとだいたい失敗する。そこはもうスポッターのほうからずっといろんなこと言われてたんで、逆になにも考えずにスタートできました。

 (単走優勝できて) いやもう本当ひさしぶりに単走優勝でも「優勝」ってつくものはひさびさなんで、うれしいですね。


第5戦 単走ハイライト


第5戦 追走トーナメント

Final Battle   
川畑 真人 (ZN8) vs 村上 満 (ZN8)
ここまでもアウト側いっぱいまで使いつつ、いい走りを繰り返していた村上だったが、決勝では完全にオーバーランしてしまった。

村上の自滅で川畑が貫禄勝ち

 ベスト16は、マシントラブルに見舞われた目桑、接触によるダメージの修復ができなかったエスをのぞいて、単走で上位だった選手が順当に勝っていった。

 ベスト8では3台のGR86が勝ち上がったが、シルビアの田中が日比野に勝ち、4台すべてGR86とはならなかった。

 ベスト4に入ったのは中村、川畑、村上、田中。まずは中村と川畑が対戦した。1本目には後追いの川畑が近いドリフトを見せ、2本目は中村がそれを上まわる接近ドリフトを見せたが、中村はスタート時のフライングをとられて減点。川畑の勝ちとなった。村上vs田中の対戦は、1本目に後追いの田中が進入でアンダーを出し、村上にアドバンテージがつく。2本目、村上に大きなミスはなく、村上が初の決勝進出を決めた。

 決勝は川畑vs村上。GR86同士の対戦だ。1本目、後追いの村上が1コーナーとヘアピンそれぞれでオーバーラン。川畑に大きなアドバンテージがつく。2本目、後追いの川畑に大きなミスはなく、川畑の勝ちとなった。

Semi Final Battle
中村 直樹 (ZN8) vs 川畑 真人 (ZN8)
川畑は、最後のヘアピンでややラインが小さくなってしまう症状を抱えていたが、中村のフライングのほうが勝敗に響いた。
Semi Final Battle
村上 満 (ZN8) vs 田中省己 (S15)
ここまでいい追走を繰り返していた田中だったが、後追いからの進入でアンダーを出し、遅れをとってしまった。
Pick Up Battle
藤野 秀之 (ZN8) vs 中村 直樹 (ZN8)
1本目は後追いの中村がビタビタの追走を披露。2本目は藤野がスピンしつつ1コーナーで飛び出してしまった。
Pick Up Battle
川畑 真人 (ZN8) vs 松山 北斗 (A90)
松山はヘアピンでややラインが小さくなった川畑に詰まってハーフスピン。これによってDOSS点が伸びずに敗退した。
Pick Up Battle
目桑 宏次郎 (E92) vs 岩井 照宜 (FC3S)
1本目はいい走りをした目桑だが、シフトレバーのリンケージ部分に起きたトラブルを修理できず、2本目はリタイヤとなった。
Pick Up Battle
日比野 哲也 (ZN8) vs エス (S15)
1本目のエス先行時に接触があり、ダメージを負ったエスの車両の修復が間に合わず、日比野の勝ちとなった。

第5戦 優勝

川畑 真人

TEAM TOYO TIRES DRIFT
TEAM TOYO TIRES DRIFT GR86 #88 (ZN8)

 判定としては勝ちなんかもしれないけど、乗ってたら、あっ負けたかなって思ったシーンは何回かありました。なのでアドバンテージ取れたときとかはちょっとラッキーだなって思いましたね。

 今回、本番前にはトラブルが続いてて、パワステとエンジンがちょっと不調だったんで手応えはそんなになかったんです。単走1本目を無難に、でも点数もある程度を、っていうのは狙い通りできて2本目攻めれる状況にはなったんで、2本目攻めた結果、不発ぎみだったんすけど、ちょっとでも点数上がったんで、自分としては納得いく走りではなかったですけど、とりあえず内容的には悪くなかったんだと思います。

 クルマ的には追走中もハンドルがたまにロックするようなシチュエーションがあったんですけど、そんななかでも集中力が続いてたのかなとは思いますね。

 (ヘアピンでちょっと小さくなったり?) そこはちょっと影響してます。走りが少し消極的になったりするとああいうふうになっちゃいますね。

 (決勝に行ったときの心境は?) ちょうど1週間前に村上選手と一緒に練習してたんで、練習が生きた形でなっていて、対戦するにあたってはリラックスできましたね。

 (村上選手がコースアウトしたのはわかりましたか?) もちろん。砂けむり出たんでコースからはずれたなってのわかったんですけど……最後決勝戦らしいカッコいい走りで締めくくりたかったんですけど、2連戦っていうのもあって無理もできなかったっていうのが正直なところですね。ただ、結果はまず大事なんで。ドライバーやる上でも、まず結果が出せたことはうれしいですね。もちろんパーフェクトウィンで、もっとカッコいい走りをして優勝っていうのがイチバン求めていることなんで、そこに関してはまだまだやっていかないといけないです。


第5戦 2位

村上 満
Repair Create × 326power

第5戦 3位

田中 省己
SHIBATIRE RACING SEIMI STYLE D

第5戦 優勝チーム

TEAM TOYO TIRES DRIFT

第5戦 ベストメンテナンス

SHIBATIRE RACING

第5戦 追走ハイライト


第5戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelTsuiso PointsTanso Points
188川畑 真人TEAM TOYO TIRES DRIFTGR86ZN8251
211村上 満Repair Create × 326powerGR86ZN8213
32田中 省己SHIBATIRE RACING SEIMI STYLE DSILVIAS1518 
499中村 直樹TEAM VALINO × N-styleGR86ZN816 
566藤野 秀之TEAM TOYO TIRES DRIFTGR86ZN8134
677松山 北斗+LenoRacing watanabeGR SUPRAA9012 
751岩井 照宜RS Watanabe SPEED MASTERRX-7FC3S11 
818日比野 哲也SHIBATIRE RACINGGR86ZN810 
945Chanatpon KerdpiamGOODRIDE × NEXZTERSILVIAS1582
1079目桑 宏次郎TMS Racing Team G-meisterE927 
1187齋藤 太吾FAT FIVE RACINGGR SUPRAA906 
1256森 孝弘GP SPORTS180SXRPS135 
1333石川 隼也広島トヨタ team DROO-PGR86ZN84 
1470横井 昌志D-MAX RACING TEAMSILVIAS153 
1523下田 紗弥加Mercury 車楽人 VALINOSILVIAS152 
1652北岡 裕輔TEAM MORIMARKⅡJZX1001 

第5戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelPoints
166藤野 秀之TEAM TOYO TIRES DRIFTGR86ZN820
211村上 満Repair Create × 326powerGR86ZN816
345Chanatpon KerdpiamGOODRIDE × NEXZTERSILVIAS1515
488川畑 真人TEAM TOYO TIRES DRIFTGR86ZN814
577松山 北斗+LenoRacing watanabeGR SUPRAA9013
62田中 省己SHIBATIRE RACING SEIMI STYLE DSILVIAS1512
779目桑 宏次郎TMS Racing Team G-meisterE9211
899中村 直樹TEAM VALINO × N-styleGR86ZN810
987齋藤 太吾FAT FIVE RACINGGR SUPRAA908
1051岩井 照宜RS Watanabe SPEED MASTERRX-7FC3S7
1156森 孝弘GP SPORTS180SXRPS136
1233石川 隼也広島トヨタ team DROO-PGR86ZN85
1370横井 昌志D-MAX RACING TEAMSILVIAS154
1418日比野 哲也SHIBATIRE RACINGGR86ZN83
1523下田 紗弥加Mercury 車楽人 VALINOSILVIAS152
1652北岡 裕輔TEAM MORIMARKⅡJZX1001

第5戦 チーム順位&ポイント

Pos.No.TeamDriverPoints
188TEAM TOYO TIRES DRIFT川畑 真人26
211Repair Create × 326power村上 満20
32SHIBATIRE RACING SEIMI STYLE D田中 省己15
499TEAM VALINO × N-style中村 直樹10
566TEAM TOYO TIRES DRIFT藤野 秀之6
677+LenoRacing watanabe松山 北斗6
751RS Watanabe SPEED MASTER岩井 照宜6
818SHIBATIRE RACING日比野 哲也6
945GOODRIDE × NEXZTERChanatpon Kerdpiam3
1079TMS Racing Team G-meister目桑 宏次郎3
1187FAT FIVE RACING斎藤 太吾3
1256GP SPORTS森 孝弘3
1333広島トヨタ team DROO-P石川 隼也3
1470D-MAX RACING TEAM横井 昌志3
1523Mercury 車楽人 VALINO下田 紗弥加3
1652TEAM MORI北岡 裕輔3

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