D1GP RD9&10 お台場 見どころ

激戦の2023年シリーズはお台場で決着!

 11月11日(土)・12日(日)、東京都はお台場のD1特設会場にて開催されるTOKYO DRIFT。11日(土)は2023年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第9戦が、翌12日(日)は同シリーズ第10戦(最終戦)がおこなわれる。

 ここお台場でD1グランプリシリーズがおこなわれるのは2018年以来じつに5年ぶり。競技区間は当時とくらべてコンパクトになっており、奥伊吹戦と似たレイアウトが採用され、低速テクニカルコースとなっている。

 ドライバーズポイントでは、前戦のオートポリスで優勝した中村直樹選手が103ポイントで首位に立ち、蕎麦切広大選手が100ポイントで2位、田中省己選手が97ポイントで3位と続き、4位は96ポイントで松山北斗選手、5位は94ポイントで藤野秀之選手と、上位5名が10ポイント差圏内。残り2戦で最大58ポイント獲得できるため、数値的にはドライバーズランキング11位につけている川畑真人選手まで、逆転の可能性が残されているという状況だ。

 そして、単走シリーズランキングとチームシリーズランキングも同様に、ポイント差わずかの大接戦。第8戦終了時の単走シリーズランキングでは、蕎麦切広大選手が94ポイントで、チームシリーズランキングではD-MAX RACING TEAMが86ポイントで、それぞれ首位に立っているが、2位以下の選手&チームにも十分逆転する可能性が残されている。

 つまり、お台場での2連戦は、ひとつでも上の順位で通過すべく、単走決勝から激しい戦いとなることが予想される。単走決勝で上位4名に付与されるポイントはだれが獲るのか、そして追走ではだれが勝ち上がってきて栄冠を手にするのか、シリーズ戦としては5年ぶりの開催となるお台場での決戦を楽しんでほしい。

Drivers ranking 1st (103pts)
中村 直樹

今シーズンから投入したGR86もようやくセットが煮詰まってきたのか、第5戦エビス戦からは毎戦上位進出してランキング首位に立つ。このまま逃げ切れるか!?

Drivers ranking 2nd (100pts)
蕎麦切 広大

非凡な才能に加えて努力も重ね、それをサポートするチーム力も合わさり、堅実に戦績を向上させ、今シーズンの第4戦では初優勝。チャンピオンを目指した気合いの走りに注目したい。

Drivers ranking 3rd (97pts)
田中 省己

第8戦ではまさかの単走敗退となったが、第7戦では初優勝まであと一歩というところまで迫った実力者。コースはちがえど、お台場では単走優勝した経験もあるため、今回の2連戦でも活躍に期待がかかる。

Drivers ranking 4th (96pts)
松山 北斗

第7戦では勝てる雰囲気ムンムンの走りを連発しながらも接触によってベスト8敗退。続く第8戦でも単走敗退となり悔しい結果となった松山選手。お台場ではその雪辱を晴らすような会心の走りに期待したい。

Drivers ranking 5th (94pts)
藤野 秀之

第8戦はまさかのエンジントラブルによってノーポイント。大きくポジションを落としたものの、首位との差はわずか9ポイント。2017年以来6年ぶりとなるシリーズチャンピオンを獲得することはできるのか!?

Drivers ranking 6th (76pts)
日比野 哲也

開幕戦の奥伊吹こそトラブルによってノーポイントだったものの、以降は常に追走進出してポイントを重ねてきた。首位とは27ポイント差とやや離されているものの、逆転の可能性は十分に残している。


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