D1 ライツ RD.9 つくるま 詳細レポート

2026 D1 LIGHTS SERIES RD.9 TSUKURUMA
2026年D1ライツシリーズ第9戦 つくるま
開催日:2026年10月10日(土)
会場:つくるまサーキット那須(栃木県)
司会進行&実況&解説:鈴木学/駒崎亮介
審判員:神本寿/古口美範/北岡裕介
コースコンディション:ドライ

第9戦 単走決勝

Tanso 1st place
安藤 直輝
Flowmark・Moty’s・MAXEN
グレート安藤 C33 SPL [C33]
Tanso 2nd place
中川 尚隆
Silvia [S15]
Tanso 3rd place
與儀 清登
Silvia [PS13]

振りはするどく、角度は浅く

 第9戦の舞台は、栃木県のつくるまサーキット那須。つくるまでは2022年以来2度目の開催だが、前回とは審査コーナーが異なり、今回が初めてのレイアウトになる。

 特徴的なのは、1コーナーに入ったあと、ゆるい2コーナーの前後に比較的長めの直線があることだ。1コーナーは直角だが、ここで大きな角度をつけてしまうと3コーナーまでドリフトがとどかない。1コーナーの進入、3コーナーの進入、3コーナーから4コーナーにかけての振り返しでは鋭い振りが要求されるが、1コーナーでの角度自体は抑えて、前に進ませるドリフトをしなければいけない。一気に最大アングルをつけて角度旋回をするコースが多いD1ライツではあまりほかにないレイアウトだった。

 それにより、進入の振りがぬるい走りはもちろん、逆に角度をつけすぎたことでドリフトがもどったり、回転を落としすぎて姿勢がふらついたりする走りは得点が伸びなかった。

 結果的に抑えめの走りをしている選手が多いなかで、するどい振りから踏みっぷりのいいドリフトを見せた安藤が1本目からただひとりの98点オーバーをマーク。2本目にはさらに得点を上げて、単走優勝を決めた。

 なおランキング3位の瀬戸と同4位の柳は敗退となった。

RD.9 単走結果

Rank.No.DriverModelBest2nd best
165安藤 直輝C3398.7098.20
211中川 尚隆S1597.8097.40
331與儀 清登PS1397.3596.25
488浅見 廉S1597.3093.60
541植村 真一JZX10097.3050.00
66北澤 淳JZX9097.0096.65
769中村 健一S1497.0096.60
819浅野 潤一PS1396.9595.95
944須黒 典高S1496.9094.85
1079中村 大介RPS1396.8096.35
1151五十嵐 剛S1596.7596.50
1255吉田 紘祐FD3S96.7096.25
1377髙野 直樹JZX10096.7095.25
1461鈴木 勇人RPS1396.7095.00
1536最上 弦毅S1596.6596.60
1634黒澤 由直ER3496.5046.50
 △追走進出△
1716柳 晃司S1596.5022.50
1832伊藤 充輝S1596.4595.60
1966瀬戸 大輔S1596.4024.00
2056森 孝弘ZC696.3527.50
2190伊藤 満紀JZX9096.2595.70
2259木暮 博亮JZX10096.1595.50
2343鈴木 勉AE8696.1092.75
2499阿久澤 一幸ZN695.7595.40
2528Krupenkin AleksandrS1595.7567.90
2633辻 紳護武C3395.6595.15
2750沼里 裕太JZX10095.6595.15
288平田 健介S1495.3094.65
295竹田 和明S1495.1094.85
3080Jin Tea WookBK195.0093.75
3149田中 光ER3494.9522.50
3218大島 彰仁RPS1394.2547.00
3348野口 英譲S1494.0021.50
3486近藤 善道AE8693.7526.50
353三品 和希RPS1393.0040.00
3658谷本 真人S1492.0089.50
3768谷 光一S1337.5035.00
387Rohab KhanS1525.000.00
3983西山 昂希RPS13DNS
4052島袋 竜馬RPS13リタイア
4126熊谷 圭一郎RPS13リタイア
4246山本 アツヒトS15リタイア
4373油浦 桃PS13リタイア

第9戦 単走優勝

安藤 直輝
Flowmark・Moty’s・MAXEN
グレート安藤 C33 SPL [C33]

 

 このコースはぜんぜん走ったことなくて、このレイアウトも初めてで。まず木曜日に最初はドリフトがつながるかどうかもわからないで走ったんですけど、事前にシムとかで練習して、なんとなくイメージはつかめてたんで、実際走ってみて、意外とドンピシャでハマったんでよかったなって思ってます。練習から比較的安定して走れてたんで、変なミスをしなければ、残れるかなとは思ってました。

(キーポイントは)やっぱりあのイン側の第3ゾーンに向けての飛び込みがやっぱりすごい難しかったですね。あそこは木曜日の練習ではやってなかったんで、昨日からやって、決まったり決まらなかったりしてたんで、どうかなと思ったんですけど、とりあえず角度をつけて走る意識をして走りました。

(本番は)自分はやりすぎちゃうクセがあるんで、1本目は抑えて走ろうと思って、点を取りに。で、とりあえず点が出たんで、2本目はもうちょっと振り込もうと思って、振り込んで、とにかく角度つけた走りをしました。それがうまくハマった感じでよかったなと思ってます。自分では、ちょっとこれでいいのかな、みたいな部分も多少あったんで心配だなと思ってましたけど。

(単走優勝して)前回の備北が2位で、単走優勝直前でジャッキーさん(中川選手)に負けたんで、ほんと悔しくて。まあ今回は単走を獲ってやろうと思って意気込んで来たんで、ほんとよかったなと思います。


第9戦 追走トーナメント

Final Battle
中川尚隆【S15】vs浅野潤一【PS13】
計4本の追走ではお互いに決勝にふさわしい接近ドリフトを見せたが、最後の走行でわずかに浅野の後追いポイントが伸びず、中川の勝ちとなった。

中川が激闘の末にランキング首位の浅野に勝利

 ベスト16は與儀と北澤が敗退した以外は、単走上位の選手が勝利。中川も元チームメイトである最上に勝利して勝ち上がった。

 単走では目立たなかったポイントランキング首位の浅野だが追走に入ると速さと安定感をみせて、準決勝に進出。初のベスト4進出となる浅見のほか、中川、五十嵐が勝ち上がった。

 準決勝最初の対戦は浅野vs浅見。1本目後追いの浅見は1コーナーで角度が浅くなってしまう。2本目も浅見は1コーナー立ち上がりでドリフトがもどり、浅野が勝った。

 準決勝もうひとつの対戦は中川vs五十嵐。ポイントリーダーの浅野が勝っているので、同2位の中川はなんとしても食らいついていきたいところだ。1本目は中川が先行。メリハリのある走りを見せる中川に対し、五十嵐は角度が浅くなるなどして中川アドバンテージ。2本目は中川がきれいな走りで五十嵐についていき、決勝進出を決めた。

 決勝は浅野vs中川。1本目は浅野が先行。1本目は後追いの中川が近いドリフトを見せ、浅野がゾーン部分外しの減点もあって中川リード。しかし2本目には浅野が中川を上まわるほどの接近ドリフトを見せて、勝負は再戦にもつれこむ。その1本目、中川は特に最後のコーナーでビタビタに寄せる見事な後追い。2本目、浅野も近いドリフトを見せたが、1コーナーの奥でかなり角度が浅くなったこともあって中川の勝利となった。

 これで中川は浅野とのポイント差を4ptsだけ縮めて、37pts差とした。

RD.9 追走結果

第9戦 優勝

中川 尚隆

SHIBATIRE D-MAX 針尾高速
ひろみちゃんSPLS15 [S15]

 今回はもうゼッタイ優勝しか見えてなかったんで、今日優勝できたことが本当にまずホッとしてます。今回練習から手応えはよくて、初めてつくるまに入って、1本目からぜんぜんいけるじゃんと思いました。今回D1GPに出てるシムサポートの栁選手にけっこういろいろとシムでアドバイスというか一緒に走ってもらったりして、ここの攻略っていうか、シムでいろいろと追走とか練習してからつくるまに入ったんですけど、走ってみたらけっこうそのまんまシムどおりで。これはシムどおりに走ればそのままいけちゃうわと思って、ぜんぜんネガティブな考えはひとつもなくて、「もういけるじゃん」っていう感じで臨んだんで。それが、気持ちが前向きだったんで、いい結果にむすびついたかなと思ってます。

(追走に入ってから意識したことは)自分のクルマが2JZエンジンっていうので、けっこうこのコースってロングコースで、そういうJZ系のエンジンには有利なんですけど、やっぱりSRエンジンのクルマと当たるときは車速差があるんで、そこで詰まりすぎて失速しないように、そこだけ意識していました。先行のときは単走どおり走れば問題ないかなと思ってたんで。そのとおり走っていい結果が生まれました。

(決勝はチャンピオン争いをしている浅野選手と再戦まで突入)まあ、連続で負けてるんで、もう絶対に今日は負けたくないと思って。決勝なんで、正直、シリーズを考えたときに、浅野選手とのポイント差は、もうどっちが勝っても4ポイントしか動かないんですよ。なので、まあ決勝だし、勝っても負けてももうバチバチでいくしかないなと思って、もうそこは気合入れてやったんですけど、意外にその1本目の対戦で浅野くんがグイグイ来てて、おおっと思って。で、まあサドンデスになったんですけど、サドンデスになったってことは、もっと攻めないと無理だなと思って、攻めた結果、勝てたんでホッとしてます。


第9戦 2位

浅野 潤一

FEAT Racing × SPEED MASTER
S13 SILVIA [PS13]

(決勝は)サドンデスの後追いのとき第2ゾーンですね。第2ゾーンのところでジャッキーさん(中川選手)にちょっと接触してしまったんですよね。で、接触してしまって、そのまま踏み込むとジャッキーさんを押し出すような形になってしまうので。減速……まあ、サイドブレーキを1回ちょっと減速入れたんですけど、自分のクルマの馬力ではそこからまたドリフト状態を維持するのがちょっと難しくて、まあもどりぎみになったのをとられてっていうのが敗因です。そこだけですね。


第9戦 3位

浅見 廉

RF GARAGE with Ktech
RF GARAGE × Ktech SILVIA [S15]

 初めての表彰台なんで、うれしいですね。ただ、ここは慣れてるコースだったんで、もうちょっと上狙ってたんですけど、なんかちょっとテンパっちゃって、ミスも出て、 思った通りにはいかなかったです。浅野さん相手でちょっと空回りしちゃって、シフトミスしたり、なんかふだんぜんぜんやらないようなミスしちゃって、コースアウトもしちゃって。

後ろも気合い入りすぎて、ちょっと行き過ぎちゃって振れなかったり。もうちょっと落ち着いて走れればよかったかなと思います。

リザルト

Rank.No.DriverTeamModelPoint
111中川 尚隆SHIBATIRE D-MAX 針尾高速S1525
219浅野 潤一FEAT Racing × SPEED MASTERPS1321
388浅見 廉RF GARAGE with KtechS1518
451五十嵐 剛GoGoRacingS1516
565安藤 直輝Flowmark・Moty’s・MAXENC3313
641植村 真一Team Ito Auto 41Style UemuraSangyoJZX10012
769中村 健一KSファクトリーS1411
861鈴木 勇人WISTERIARPS1310
931與儀 清登FBM RACINGPS138
106北澤 淳illusion YTS VLJZX907
1144須黒 典高FUNS146
1279中村 大介TEAM MAXEN WISTERIA WONDER RPS135
1355吉田 紘祐TEAM miyaseimitsuFD3S4
1477髙野 直樹BOOSTAR × Rising sun × HRSJZX1003
1536最上 弦毅HONEST D-MAX MCR Factory シバタイヤS152
1634黒澤 由直Gakeka ☆ DotekaER341

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