D1LT RD.5 日光 詳細レポート

■コースコンディション:ドライ
■来場者数:1,494名(2日間合計)

中村大介が単走&追走優勝!


第5戦 単走決勝

Tanso 1st Place
中村 大介
WISTERIA WONDER 中村屋 SR
Nakamuraya 180SX (RPS13)
中村は、振り出しの鋭さこそ甘さがあったが、そのあとのラインどりや角度を保った旋回など見事な走りを見せて98.45点でトップ通過を果たした。
Tanso 2nd Place
畑中 夢斗
CHASER (JZX100)
Tanso 3rd Place
水野 俊彦
180SX (RPS13)

中村が土曜日ラウンドの単走3連勝

後半戦に入った2022年D1ライツ。第5戦・第6戦の開催地はドリフト走行もよくおこなわれている日光サーキットだ。ただし、土曜日の第5戦は、通常とはレイアウトを変えて競技がおこなわれた。

第5戦のコースレイアウトは、前半は通常とおなじだが、3コーナーのあとで通常は使わないショートカットの部分へ大きくターンし、審判席前を逆走してストレートに入っていったところでフィニッシュという形になった。通過指定ゾーンは、ストレート振り出し位置近辺のアウト側にゾーン1、審判席前のアウト側にゾーン2、そしてターン後の逆走区間にゾーン2とおなじ場所をゾーン3として設定された。

首都圏のドライバーがよく走っているサーキットではあるが、ミスが多い展開となった。ゾーン2をはずしたり、アウトに飛び出すことで減点される選手が多かったほか、3コーナーの先のターンのラインどりがつかめず、ゾーン3をはずしたり、姿勢が乱れたりする減点も多かった。ボーダーライン近辺はそのミスの度合いで当落が決まった。

上位4名くらいがこのコースを攻略できていたドライバーだ。畑中はするどい振り出しでアピールしたが、その先の走りで中村がうわまわり、中村が単走優勝となった。中村は今季、第1戦、第3戦、第5戦と、土曜日開催のラウンドですべて単走優勝を決めている。

なお、ランキング首位の最上はミスの多い走りで敗退した。

Pos.No.DriverMachineBest Score2nd Score
179中村 大介RPS1398.4597.25
275畑中 夢斗JZX10098.2594.40
322水野 俊彦RPS1398.1594.90
411久保川 澄花RPS1397.9096.75
568谷 光一S1397.8596.75
689水野 昌彦S1497.7597.00
737與儀 清登PS1397.7554.00
869瀧澤 翼PS1397.6597.05
966田村 健多S1597.6596.15
1054木暮 博亮JZX10097.5025.00
119田野 結希S1597.3596.40
1210久野 太一S1597.0095.50
132山口 銀平GX10096.9066.50
1430田中 規明PS1396.7596.15
1595鈴木 秀樹S1596.7595.75
1664齋藤 寿夫RPS1396.5096.00
▲追走トーナメント進出▲
1747浅野 潤一S1596.4547.50
1821筒井 陽平JZX10096.1596.00
1959西山 大貴S1596.1595.50
2056古賀 誠進RPS1396.1540.00
2129粟野 如月RPS1396.1077.50
2251廣江 翔太S1596.0028.50
2371文元 竜彦S1595.9095.35
2477速水 眞之介PS1395.9065.00
2534三好 隼人ER3495.7593.00
2653新川 真也 PS1395.5093.65
2796Gommert DavidJZX11095.5093.50
2839貝瀬 雅人S1495.5040.00
297坂口 征臣S1595.3530.00
3031吉村 旭人A3195.1532.50
3152加納 広貴JZX10095.1039.00
3257陣野 寿幸S1595.0094.15
333野村 圭市ER3495.0092.75
3433辻 紳護武C3394.9094.90
3536最上 弦毅RPS1394.7594.50
3619能登 陽向S1394.5094.00
3773鈴木 克宜S1594.3593.50
3818前田 和也S1594.2564.00
3920金田 健人SW2094.1547.50
4083高嶋 健市JZX10094.0085.50
4199阿久澤 一幸ZN694.0036.00
4235神谷 剛CPV3593.7593.50
4324百瀬 豊PS1393.7538.50
4423下田 紗弥加S1593.5091.50
4588高木 美紀S1593.0087.00
466中村 健一PS1393.0060.00
4712土居 雅和PS1392.5091.50
4815前原 敏宏S1592.5049.00
4940武藤 啓史S1492.350.00
5092大島 挙一S15 92.0088.50
5190伊藤 満紀JZX9077.0040.00
5270中川 尚隆S1576.0040.00
534廣瀬 優太JZX100 67.5048.50
5491工藤 浩平S1464.0035.00
5532宮里 宏和RPS1350.0039.00
5641植村 真一JZX10046.5025.00
5755黒沼 雄一S1545.0042.50
585鈴木 智也RPS1340.000.00
5958谷本 真人S1420.0020.00
60栁 和孝S14不出場
86近藤 善道AE86不出場
16松浦 弘行S15不出場

第5戦 単走優勝

中村 大介

WISTERIA WONDER 中村屋 SR
Nakamuraya 180SX (RPS13)

今回のコースは、日光を走り慣れてるひとは、ちょっと目線を変えないと……2コーナーあたりからミドルから外側を走らないと、その後で審判員のみなさんが求めてるラインをとれないんで、目線を変えないといけないんで、最初は目線がちょっと泳いじゃった。あれあれあれあれって。そのあとはみんな走ったことないのでイコールだと思うんですけど。そこはひとの走りをよく見て「ここで返したら帰ってくる審判席前の3個めのゾーンがとれないな」とか、けっこう見てたんで、うまくポイントだけ押さえて走れました。

ただ本番は、1本めから思いきり行こうと思ったら、大会でプレッシャーがあるんで気持ちだけ早まっちゃって、ちょっと手前で振っちゃったんすよ。それでちっちゃくなっちゃったんで「ヤバい。これあとがない」と思って。2本め攻めようと思ったけど、ちょっと攻めきれなかったかんじですね。1本めよりはちょっとアウトにいけたかなという程度で。ぬるくて理想の走りはできてないんですけど、まあ結果オーライってことで。

単走優勝は今年3回めなんですけど、土曜日だけの男になっちゃって、やばいっすよ。だから、明日もがんばります。


第5戦 単走ハイライト


第5戦 追走トーナメント

Final Battle
中村 大介 180SX (RPS13) vs 水野 俊彦 180SX (RPS13)
スピードのある180SXの対決。中村が先行時に素晴らしい走りをしてアドバンテージをとったのが効いたのか、2本めに勝負をかけて飛び込んだ水野(俊)がミスをしてしまった。

攻めた水野(俊)にミスが出て中村が初優勝

ベスト16では、単走の順位より、ランキングで上位にいる選手が勝った対戦が多かったが、関東勢の水野(昌)が、ランキング2位の田野を倒した。また名阪で活躍した田村や久野もアウェーながらベスト8に進出した。

ベスト8では東京出身の水野俊彦vs水野昌彦という兄弟対決(昌彦が兄)があり、1本めは昌彦が後れぎみになり、2本めは俊彦がきれいについていって俊彦が勝った。

ベスト4に勝ち上がったのは、中村、山口、與儀、水野(俊)。中村vs山口は、1本めにアドバンテージをとった山口が、2本めに大きくはみ出してしまって中村の勝ちとなった。與儀vs水野(俊)の対戦は、両者とも先行時には大きくはみ出すミスをしたものの、水野(俊)が後追いで近いドリフトを見せたことにより水野(俊)が勝った。

決勝は中村vs水野(俊)。日光サーキットをよく走っている関東勢同士の対戦だ。1本めは見事な走りをする先行の中村に対して水野(俊)が果敢についていったが、最後に角度が浅くなってしまった。2本めは思いっきり飛び込んだ先行の水野(俊)が飛び出し、中村の勝ちが決まった。


第5戦 優勝

中村 大介

WISTERIA WONDER 中村屋 SR
Nakamuraya 180SX (RPS13)

(優勝の意識は) 頭にはあったんすけど、その思いを強くするとベスト16でこける可能性があるので、とりあえずひとつひとつの勝負を大事にがんばってきたんですけど、ベスト4ぐらいでちょっとおかしなかんじになってしまって、山口選手とやったときはすっきりした勝ちかたじゃなかったんで、決勝はもうリセットして、集中力をもう1回入れ直しました。あとはもうスポッターの藤野さんのいうことをよく聞いて、逆に冷静になれたかなって思いますね。

(追走で気をつけたことは) 出過ぎちゃうと減点も大きいし、ちっちゃくても減点入っちゃうし。ぼくもちっちゃいのをやっちゃったんですけど、それがちょっとむずかしくて。ただ大きめなラインを通らないと2コーナーあたりでミドルアウトラインがとれなくなっちゃうんで、それだけを意識してました。

(決勝は) 先行はよかったんじゃないすかね。後追いはちょっとね……どうなんだろう。記憶にないです。もう暑くてね、倒れそうなかんじ。悪いかんじじゃなかったとは思うんですけど(苦笑)。

(体力はもちましたか) ベスト16の最後の田野くんと水野の兄ちゃんのときにちょっとアクシデントがあったみたいで、ぼくはベスト8の1組めだったんで待たされて。そのときに意識飛びそうになったけど、暑くてね。みんな条件はいっしょなんで、なんとか集中力を高めてがんばりました。


第5戦 2位

水野 俊彦

変態トシ伝説
トシ伝説 180SX (RPS13)

ぶっちゃけタイヤなかったんすよ。もうミゾがない状況をわかってて飛び込んだんですけど、やっぱ相手が速いクルマなので、オーバーランしちゃうし。後追いのときもついていけたかんじはあったんすけど、ちょっとリズムが合わなかったりなんかしてラインがずれちゃったりして、ランクをとれなかったのが敗因なんじゃないかなと。

(中村選手のクルマと) 足もナックルもエンジンもタービンもミッションも、ファイナルもたぶんいっしょ。タイヤだけがちがうだけ仕様なんですよね。なのでおなじような動きをして、おなじような走りをしたと思うんですけど、ムカつきます!(笑)。


第5戦 3位

與儀 清登

FBM RACING
FBMワンビア (PS13)

初の3位なんで、もうめちゃくちゃうれしいですね。(準決勝は) 水野選手がやっぱり車速が速いもんで、それについついていこうと思って、その勢いでいったらクルマが流れてて、ってかんじですかね。追いつけず失敗しました。


第5戦 追走ハイライト


第5戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamMachinePoints
179中村 大介WISTERIA WONDER 中村屋 SRRPS1325
222水野 俊彦変態トシ伝説RPS1321
337與儀 清登FBM RACINGPS1318
42山口 銀平チーム銀GX10016
575畑中 夢斗TEAM ASAHIKAWA KAMUI DRIFTJZX10013
689水野 昌彦BURAN ★ Setagaya Drift Base ★ HoBiToS1412
766田村 健多K’s true × VITOUR × ORIGIN Labo.S1511
810久野 太一secret racingS1510
911久保川 澄花LUMIRISE D-MAXRPS138
1068谷 光一TEAM九州 HT R・Y・O Moty’sS137
1169瀧澤 翼Zeknova JIDC star’s channelPS136
1254木暮 博亮Team Ito AutoJZX1005
139田野 結希HOUSE INNOVATION RACING TEAMS154
1430田中 規明Amazing × Moty’sPS133
1595鈴木 秀樹REAL CARSS152
1664齋藤 寿夫SaitouRacing GreenTop シバタイヤRPS131

第5戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamMachinePoints
179中村 大介WISTERIA WONDER 中村屋 SRRPS1320
275畑中 夢斗TEAM ASAHIKAWA KAMUI DRIFTJZX10016
322水野 俊彦変態トシ伝説RPS1315
411久保川 澄花LUMIRISE D-MAXRPS1314
568谷 光一TEAM九州 HT R・Y・O Moty’sS1313
689水野 昌彦BURAN ★ Setagaya Drift Base ★ HoBiToS1412
737與儀 清登FBM RACINGPS1311
869瀧澤 翼Zeknova JIDC star’s channelPS1310
966田村 健多K’s true × VITOUR × ORIGIN Labo.S158
1054木暮 博亮Team Ito AutoJZX1007
119田野 結希HOUSE INNOVATION RACING TEAMS156
1210久野 太一secret racingS155
132山口 銀平チーム銀GX1004
1430田中 規明Amazing × Moty’sPS133
1595鈴木 秀樹REAL CARSS152
1664齋藤 寿夫SaitouRacing GreenTop シバタイヤRPS131

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