D1LT RD.8 備北 詳細レポート

2023 D1 LIGHTS SERIES RD.8 BIHOKU
2023年D1ライツシリーズ第8戦備北
開催日:2023年10月1日(日)
会場:備北ハイランドサーキット・Bコース
コースコンディション:ドライ
延動員数:1,060名(3日間合計)


チャンピオンを決めていた米内が最終戦も優勝!


第8戦 単走決勝

Tanso 1st place
栁 和孝
K’s true × VITOUR × Garage Hangout
K’s true S14 (S14)
柳は、振り出し位置はやや手前ぎみだったものの、1コーナーや第2ヘアピンでいい振りと大きな角度を見せて高得点をとった。
Tanso 2nd place
和田 賢志郎
180SX (RPS13)
Tanso 3rd place
酒井 勇輝
SILVIA (S14)

荒削りでも勇気のある振り出しで柳が単走初優勝

 シリーズ最終戦となる第8戦は第7戦の翌日に開催された。コースレイアウトはS字がなくなって、3コーナーから第1ヘアピンまでがゆるくつながるという部分的な変更があった。

 審査基準と走りの傾向は前日とほぼ同様だった。1コーナー、第1ヘアピン、第2ヘアピンへの飛び込みが重要で、スピード、角度、振りの鋭さのうち少なくとも2つの要素を満たさないとじゅうぶんな高得点はとれなかった。また1コーナー進入や第2ヘアピン立ち上がりでのフラつきで減点された選手も多かった。

 そのなかで、柳がやや荒削りながら思い切った鋭い振り出しを見せ、すぐにアクセルを入れて1コーナーを旋回すると、インフィールドでも積極的な動きで向きを変え、最高得点をとって初の単走優勝を果たした。

 いっぽうランキング3位の田野、そしてランキング首位の山中が走りを決めきれず単走で敗退。チャンピオン争いの行方は追走トーナメントでの米内の順位しだいという展開になった。

Pos.No.DriverCarBest Score2nd Score
122栁 和孝S1497.1597.00
218和田 賢志郎RPS1397.1595.40
369酒井 勇輝S1497.0096.25
434三好 隼人ER3497.0093.00
590伊藤 満紀JZX9096.9095.50
619浅野 潤一PS1396.7595.85
756古賀 誠進RPS1396.4095.15
874三好 純平S1596.4073.00
917縫部 寿樹PS1396.4023.50
1047米内 寿斗RPS1396.1095.65
1139久野 太一S1596.1080.00
1257陣野 寿幸S1596.0095.65
1388髙木 美紀PS1396.0095.60
1431吉村 旭人S1596.0095.10
1558谷本 真人S1496.0085.50
1670中川 尚隆S1596.0053.50
1761山中 真生S1595.9094.50
189田野 結希S1595.8528.00
1911稲岡 拓也S1495.7594.00
2026永野 正持PS1395.6522.50
2165安藤 直輝C3395.5094.60
225此木 智也RPS1395.4594.25
2362吉田 道夫PS1395.4094.00
2466田村 健多S1595.4028.50
2564齋藤 寿夫RPS1395.2594.75
263野村 圭市ER3495.2593.00
2750竹田 和明S1495.2523.50
2882浮田 正明S1495.1547.00
2995増田 和之UCF3195.0050.00
3086近藤 善道AE8694.9094.75
3143佐藤 信文PS1394.5094.00
3233辻 紳護武C3394.5056.50
3330田中 規明PS1394.5052.50
3499阿久澤 一幸ZN694.4052.50
3514玉城 詩菜RPS1393.9051.50
3623酒井 通雄S1593.6022.50
3729粟野 如月RPS1393.2592.85
3827西崎 智治PS1393.2584.00
3967中西 和也S1493.2523.00
4059西山 大貴S1593.0085.00
4155黒沼 雄一S1593.0080.00
4232宮里 宏和RPS1393.0026.00
4335神谷 剛CPV3587.5060.00
4440武藤 啓史S1466.5030.00
4538中川 孝之RPS1361.0048.00
4697瀬戸 大輔S1553.0027.50
4741植村 真一JZX10052.0022.50
4828藤本 英佳S1435.0018.50
4925鈴木 克宜S1526.0025.00
5012土居 雅和PS130.00
77速水 眞之介PS13RETIRE
91工藤 浩平S14RETIRE
68谷 光一S13RETIRE
96飯島 翔大JZX90RETIRE
76井上 義一S15RETIRE
20金田 健人SW20RETIRE
21筒井 陽平JZX100RETIRE
53新川 真也PS13RETIRE
75岩﨑 脩作S15RETIRE

第8戦 単走優勝

栁 和孝

K’s true × VITOUR × Garage Hangout
K’s true S14 (S14)

 (このコースは走り慣れてる?) このひと月はほぼ毎週走りにきていて、あとはシミュレーターで毎日練習してたんで、ようやく結果が残せたのかなと思います。

 (自信はあった?) あんまり練習はよくなくて。練習日もクルマが壊れたりとかしてよくなくてスポッター(※D1GPに参戦している石川隼也選手)にも来てもらってなんとか修正できて。昨日も単走は13番手とかだったんで。

 (昨日から今日にかけて修正したところは?) もう今年いちども予選通ってなくて、予選通るのがひとつの目標であって、で昨日は通ったんで、今日は思い切って行こうよ、みたいなかんじで、思い切って振りました。そしたらなんかいい結果になったんでよかったです。

 (単走で心がけたことは?) スポッターが「振り出し」っていつもいうんで振りだけはとにかくがんばろうと思って、まぁあんまり振れてないんですけど、それでもいい方向になったんでよかったです。1本目で97点かなんかで、まずまずで、2本目もっと行こう、みたいになって、とりあえずテンションを上げていきましたね。

 ふだん2本目はだいたい失敗するんすけど、今日は失敗はしなかったんですけど納得いくかんじでもなかったんで、2本目は点は伸びないかなと思って……ちょっと振り出し、進入がよくなくて、インフィールドのほうはちょっとよかったんで、おなじくらいか、ちょっと悪いぐらいかなっていうかんじだったんすけど。そしたら2本目のほうが点が伸びたんでよかったんですけど。

 でも、ずっと単走が得意じゃなくて。単走優勝できると思ってなかったんで。昨日はなんか落ちるか落ちないかギリギリで気分悪くなってたんすけど、今日はなんかこのままだと1位やぞっていうので気分悪くなるみたいな、いい気分の悪いなりかたやったかなと思うんすけど(笑)。


第8戦 単走ハイライト


第8戦 追走トーナメント

Final Battle
中川 尚隆 SILVIA (S15) vs 米内 寿斗 180SX (RPS13)
中川は1本目にもコースからはみ出したが、再戦の1本目には完全に4輪ともコースオフ。ドリフトももどってしまった。

チャンピオンを決めた米内が2連勝!

 ベスト16で米内が勝てば米内のシリーズ優勝が決まるが、米内が負けたとしてもほかの選手の勝敗しだいでは米内がチャンピオンとなる。まずは中川(尚)が柳に勝利。これは米内に不利になる結果だった。次に三好(純)が縫部に勝利。これは影響なし。次に三好(隼)が高木に勝利。これは米内に有利に。そして伊藤、和田が勝ち、その段階で米内の13位以上が確定し、米内のシリーズチャンピオンが決まった。

 そしてその米内はミスをしつつも対戦相手の古賀のミスに助けられてベスト8進出を決めた。

 ベスト4に勝ち上がったのは中川(尚)、三好(隼)、米内、浅野。まずは中川と三好が対戦。1コーナーで先行の中川が飛び出たほか、つられた三好も飛び出し、さらに中川は第2ヘアピン手前でもハミだす。しかし三好はそのあとの第2ヘアピンでドリフトがもどってしまう。これらの差し引きでわずかに中川にアドバンテージとなった。2本目は進入でスピンモードに入った三好に中川が接触して2台ともコースアウト。中川の勝ちとなった。

 準決勝2組目の対戦は米内vs浅野。1本目は先行の米内にハミ出しなどのミスはあったが、浅野は米内についていけずに離されてしまい、わずかに浅野アドバンテージ。2本目は米内がきれいにドリフトを合わせて逆転。米内が決勝進出を決めた。

 決勝は中川vs米内。米内が近いドリフトを見せると、中川も接近ドリフトを見せて勝負は再戦にもつれた。その1本目、中川が1コーナー奥でコースアウト。2本目も米内に大きなミスはなく、米内の2連勝が決まった。


第8戦 優勝

米内 寿斗

GreenTop×酒の中村×AES
GreenTop 180SX Moty’s VL (RPS13)

 (単走のとき緊張は?) いや、そんなに緊張はしてなかったんですけど、1本目、まぁ当確ぐらいかなと走りながら思ってたら通ってなかったっていう状況だったので、そこでめちゃくちゃ焦りましたね。2本目はいままでにないぐらいのプレッシャーをかんじてる状況でした。けっこういままでも、単走1本目失敗して2本目で通過っていう状況は多かったんですけど、今回は特に、そういう大きいプレッシャーのなかで、なんとか通れたっていうところでした。

 (山中選手が敗退してからはどういう心境だった?) でも、やっぱりまだチャンピオンは確定していなかったんで、僕がちゃんと1勝しないとチャンピオンが取れないっていう状況で、その単走のときとおなじぐらいのプレッシャーをかんじながら走っていて、結果的に1本目、僕がミスってしまって、ちょっとやばい状況を自分で作ってしまって、結果的にそこは古賀さんのミスで勝たせてもらったっていうのもあったんで、そこだけはちょっとよくなかった。今日の反省ですけど。

 (その後は) シリーズが決まっちゃったんで、吹っ切れて、次の(和田)賢志郎選手との対戦は、僕のなかで今日のなかではイチバンいい後追いができたかなと思います。

 (決勝は) もう決勝は全然緊張とかなくて、今年最後の1本っていうところだったんで、勝ち負けというより、ほんとに悔いなくいい走りをして終わりたいなっていう思いがあったんですけど、1本目あんまりいい後追いではなくて、2本目は、まあ、そこそこがんばって、向こうのミスに助けられたとこもあったんですけど、結果的に2連勝につながったんで、よかったかなと思います。

 (最後、2連勝でシーズンを締めくくれたが) 例えば、山中選手が予選通ってて、そこでシリーズ争いをしていたとしても、僕が優勝すればシリーズ獲れるっていう状況だったので、やっぱり問答無用で優勝しか僕は見てなかったので。そこで僕が負けて、ほかの状況次第でシリーズチャンピオンを獲るとかじゃなくて、やっぱりちゃんと自分で2連勝してシリーズとったっていうのは、ほんとにデカいかなと思いますし、自分の力で獲れたっていっていいと思うので、今後にも繋がるし、ほんとにいい2日間だったかなと思います。


第8戦 2位

中川 尚隆

MCR Factory RSヤマダ Lubross VL
MCR Factory S15 SILVIA (S15)

 (決勝は?) 決勝に行ったのははじめてで、本当に決勝なのかな、みたいなかんじでした。その決勝までの追走の対戦があんまりいい内容ではなかったので、ベスト4で戦った三好さんは地元が一緒なんで追走もよくするので、ここで魅せてやろうと思って行ったんですけど、あんまりいい追走じゃなかったんで、決勝行ってホントにはじめてだったんで、ちょっとドキドキ……スタート地点でドキドキしちゃって。

 でもまぁ先行で、やっぱり僕の持ち味があるんで、先行で魅せてやろうと。先行ちょっと気合入れて走ったんすけど気合入りすぎちゃって、飛び出しちゃって。でもスポッターのほうからそんなアドバンテージ取られてないと、だから、後追いはもう絶対行けといわれたんで、なるべく進入から勢いよく米内選手のふところに入るかんじでがんばったんですけど、ちょっと最後の3ゾーンのところで離されちゃって、やっぱり速かったんで。でもそれでなんとかサドンデスになったんで、もう次はやってやるしかないと気合い入れていったら、気合入りすぎちゃって、やっぱりダメでした。

 やっぱり米内選手は強いですね。その後の後追いはもうグダグダになっちゃったんで、はい、しょうがないっす。


第8戦 3位

三好 隼人

Team MJスタイル ZESTINO
MJ ZESTINO SKYLINE (ER34)

 (準決勝は) 思いっきり行ってやろうと思ったら、先行で思いっきり行かれて、はみ出て、リズムが狂いまして。オレも思いっきり行ってやろうと思って、思いっきり角度つけてったろうと思ったら、ぶつかりまして、負けました。もっと追走したかったですよ。でも昔からの仲なんで。まあ、結果はどうあれ、やりきったかなって。ほんと楽しかった1日でした。

 伊藤さんとの追走も、美紀さんとの追走も、本当みんな正々堂々と思いっきりいけて。だからすごく走りやすかったです。ホント対戦相手に恵まれてここまで来れたと思います。一日楽しかったです。


第8戦 追走ハイライト


第8戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelPoints
147米内 寿斗GreenTop × 酒の中村 × AES180SXRPS1325
270中川 尚隆MCR Factory RSヤマダ Lubross VLSILVIAS1521
334三好 隼人Team MJスタイル ZESTINOSKYLINEER3418
419浅野 潤一FEAT RacingSILVIAPS1316
518和田 賢志郎N-style VALINO180SXRPS1313
669酒井 勇輝番長 VALINO × 渡辺内燃機SILVIAS1412
790伊藤 満紀Team Ito AutoCHASERJZX9011
874三好 純平HALCARSILVIAS1510
922栁 和孝K’s true × VITOUR × Garage HangoutSILVIAS148
1056古賀 誠進TEAM九州 GUN sports180SXRPS137
1117縫部 寿樹新川SPL ZENEWSILVIAPS136
1239久野 太一Mon Power 132SILVIAS155
1357陣野 寿幸ニュータイプレーシング VLSILVIAS154
1488髙木 美紀VALINO TIRES N-style TOPTULSILVIAPS133
1531吉村 旭人Racing Team AIROU MCR Lubross VL μSILVIAS152
1658谷本 真人SAILUN TIRE × Moty’s × チーム四国SILVIAS141

第8戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelPoints
122栁 和孝K’s true × VITOUR × Garage HangoutSILVIAS1420
218和田 賢志郎N-style VALINO180SXRPS1316
369酒井 勇輝番長 VALINO × 渡辺内燃機SILVIAS1415
434三好 隼人Team MJスタイル ZESTINOSKYLINEER3414
590伊藤 満紀Team Ito AutoCHASERJZX9013
619浅野 潤一FEAT RacingSILVIAPS1312
756古賀 誠進TEAM九州 GUN sports180SXRPS1311
874三好 純平HALCARSILVIAS1510
917縫部 寿樹新川SPL ZENEWSILVIAPS138
1047米内 寿斗GreenTop × 酒の中村 × AES180SXRPS137
1139久野 太一Mon Power 132SILVIAS156
1257陣野 寿幸ニュータイプレーシング VLSILVIAS155
1388髙木 美紀VALINO TIRES N-style TOPTULSILVIAPS134
1431吉村 旭人Racing Team AIROU MCR Lubross VL μSILVIAS153
1558谷本 真人SAILUN TIRE × Moty’s × チーム四国SILVIAS142
1670中川 尚隆MCR Factory RSヤマダ Lubross VLSILVIAS151

シリーズチャンピオン

米内 寿斗

GreenTop × 酒の中村 × AES
GreenTop 180SX Moty’s VL (RPS13)

 (D1ライツはブランクが2年あったが) そうですね。2020年に風間オートさんのクルマで出てて、シリーズランキングが2位で終わったていう経緯があって。

 (今年のクルマは自分で作った?) そうです。クルマはもう今年1年ライツで戦うために1年間以上自分で、まぁ、出てなかった2年間は、この勝つためのクルマを作るための2年間でもあったので、勝つためにどうするかって考えたときに、やっぱり自分でクルマを作って仕上げて、自分が思ういいクルマっていうのを作らないとダメなんじゃないかなっていう思いもあって、ほんとにイチからすべて自分の手で仕上げたクルマで戦って。で、やっぱりそのクルマのよさとかも、シリーズチャンピオン獲れたんで、そこはもう証明できたっていっていいと思うので、そういうとこもちゃんと見せれたのはすごいよかったと思います。

 (シーズンはじめはまだクルマが仕上がってない時期もあった?) そうですね、テストの時間は作ってはいたんですけど、どうしてもやっぱり実戦ってなるとぜんぜんちがうところがあって。だから、今年1戦目の名阪が、大会にはじめて挑むっていうところだったので、そのときはやっぱり仕上がってないところ……足まわりのセットとか、そういうところがまだぜんぜん甘くて、戦闘力もちょっと勝ててないかなっていうところはありました。で、そういうところもふまえて、どんどんクルマを改善してってよくなってっていうのが、こういう結果にもつながったのかなと思います。

 (ポイント順位は1回ちょっと下がったが) 前回2020年に出てたときも、エビス戦でけっこう崩れたっていうのがあって、今年も日光終わったところまでは1位だったんですけど、 エビスで崩れて、山中選手に抜かれて。で、僕が2ポイントしか取れなかったから、かなりの差をつけられた状態で今回の備北に挑むっていう形だったんで。でも、逆にいえば、そういう追われる立場より追う立場だったっていうのがよかったのかもしれないですね。今回備北に来るときは、ほんとにやるしかない。ほんとに自分で勝つしか道はない状況で。山中選手も絶対上に来るはのはわかってたし、昨日もやっぱり接戦で、けっきょく4ポイント差までしか縮めれなくてっていう、非常に厳しい状況のなかでの戦いだったと思います。

 (この2戦は充実していましたか) コースも突然やったことないようなロングコースとかにはなったんですけど、そこは地元のひとが慣れてない状況になると思うんで、それは僕にとっても腕で勝負できるのでいいかなと思ってました。やっぱりふだんからドリフト祭とかでサーキット全周走ったりもしてるし、そういうところのトレーニングがやっぱ効いて、こういうロングコースで実力を発揮できたのかなっていうふうに思います。

 (チャンピオンを獲って、いまの心境は) ほんとにみなさんの……スポンサーのかたがたとか、個人スポンサーのかたがた、現地に手伝いに来てくれる仲間たち、ほんとにみなさんのおかげで……僕ひとりではぜんぜん戦えなかった1年間だと思うので、本当にみなさんの協力のおかげで、獲れたシリーズチャンピオンだと思いますので、みなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。ほんとにありがとうございました。


シリーズ2位

山中 真生

TMS GOODRIDE RACING TEAM
TMS S15 SILVIA (S15)

 やっぱりシリーズ通して、8戦中4回2位というところとか、勝ちきれなかったところは、そこが勝てていたら、シリーズポイントももっと上にいただろうし、この最終戦の備北にトップというランキングで臨む形になって、誰よりも1番チャンピオンに近いところでラウンドを迎えれたんですけれども、その最終戦ではじめての予選落ちをしてしまって、 そこで、やっぱそのメンタル面だったりとか……クルマのトラブルもその前のラウンドにあったんですけれども、それもすべてチームのみなさんに直していただいて、万全の体制で最終戦迎えれたんですけれども、自分の技術だったり、メンタルの弱さだったり、そういうところがものすごく見えた最終戦だったなっていうふうに思います。


シリーズ3位

田野 結希

HOUSE INNOVATION RACING TEAM
ハウスイノベーション S15 SILVIA (S15)

 開幕戦優勝からはじまって、次の日予選落ちとか。最終の備北も土曜日いい走りができたんですけど、次の日予選落ちとか。いい内容もあったし、とても悪い内容もあったし、ほんと、いろいろ経験できた1年でしたね。

 でも、去年はできなかったラウンド優勝もできたし、僕が目指してるような追走も、まあ、完璧ではないですけど、できたんで。僕の成長も見てもらうことができたんで。結果としてはシリーズ3位で、まあ、情けない結果ですけど、僕自身はすごく成長できたと思ってます。


単走シリーズチャンピオン

山中 真生

TMS GOODRIDE RACING TEAM
TMS S15 SILVIA (S15)

 (単走は毎戦どれくらい意識してた?) そうですね。つねにそのラウンドで単走優勝を目指して走ってました。

 (今年はD1ライツ初参戦だったが、審査基準は把握できていた?) 去年の動画とかを見て勉強させていただいて、振りのするどさだったりとか、そういうところがメインというか、見どころだったりすると思うので、 そこをしっかり、他の選手との差を見せれたらなっていう思いで単走を走ってました。

 (その辺は自分のイメージと合っていた?) そうですね。この最終戦以外はもう開幕戦からつねに上位で通過することができていたので、最終戦以外はベストだったかなと。単走優勝は取れていないときでも、自分が狙いに行く走りっていうのは見せれてたと思うので、そこはよかったかなと思います。

 (単走2本の組み立てとかもうまくできていた?) そうですね。つねに1本目では攻めすぎず、 確実に予選通過をする走りをしてから、2本目で思いっきりいい走りを見せれたらいいなと思いながら、毎戦走ってました。で、ほとんどのラウンドで、それがうまくいってましたね。

 (単走チャンピオンをとれた感想は?) まず、単走というところが通過できなければ追走には残れないので、そこでシーズン通して1位っていうのは、自分の自信にもなりますし、今後にもつながってくるかなっていうところはあると思うので、よかったです。


シリーズランキング

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