D1LT RD.7 備北 詳細レポート

2023 D1 LIGHTS SERIES RD.7 BIHOKU
2023年D1ライツシリーズ第7戦備北
開催日:2023年9月30日(土)
会場:備北ハイランドサーキット・Bコース
コースコンディション:ドライ
延動員数:1,060名(3日間合計)


米内が優勝して山中と4ポイント差に!


第7戦 単走決勝

Tanso 1st place
伊藤 満紀
Team Ito Auto
Ito Auto Chaser (JZX90)
1コーナーへの進入時には、浅い角度からライン調整をしつつ角度を増す選手が多いなかで、伊藤は振り出しで大きな角度をつけ、その角度を維持してアクセルオンで旋回する“角度旋回”をきっちり決めた。
Tanso 2nd place
山中 真生
SILVIA (S15)
Tanso 3rd place
田野 結希
SILVIA (S15)

“角度旋回”をきっちり決めて伊藤が単走優勝

 2023年D1ライツシリーズ最後の2連戦。舞台は岡山県・備北ハイランドサーキットだ。D1ライツ初年度からずっと開催されているコースだが、今回はコースレイアウトが大幅に変わった。飛び石等による危険を考慮して観戦エリアを変更しつつ見応えのあるレイアウトにするため、スタート位置はストレートに、また2コーナーの先も競技区間が続き、S字を抜けてから奥のヘアピンをまわり、さらにインフィールドに入って1~2コーナーの内側のヘアピンを抜けたところまでというロングコースになった。

 S字までの採点基準は従来と同様だ。さらにふたつのヘアピンには通過指定ゾーンが設けられ、その前後のマシンコントロールも評価の対象になる。D1ライツの採点は減点法なので、コースが長くなったことで減点も増え、得点は低調になった。

 もちろん進入の振り出し位置と角度、振りの鋭さは重要な要素だが、そのほかにもゾーン外しやヘアピンへの振り返しがぬるかったり、立ち上がりでフラついたことで減点された選手が多かった。

 そのなかで、進入では一撃で角度をつけ、すぐにアクセルを踏んで角度一定のまま旋回し、その後もレベルの高い走りを見せた伊藤が最高点をマーク。山中は非常に完成度の高い走りを見せたものの第2ヘアピンでタイヤがはみ出し、2位に終わった。なお、これで山中は最終戦を前にして単走シリーズチャンピオンを決めた。

Pos. No. Driver Car Best Score 2nd Score
1 90 伊藤 満紀 JZX90 97.90 94.75
2 61 山中 真生 S15 97.85 96.60
3 9 田野 結希 S15 97.60 95.60
4 18 和田 賢志郎 RPS13 97.15 75.50
5 47 米内 寿斗 RPS13 97.00 95.55
6 5 此木 智也 RPS13 96.75 96.00
7 11 稲岡 拓也 S14 96.50 95.85
8 3 野村 圭市 ER34 96.40 96.00
9 74 三好 純平 S15 96.15 96.00
10 30 田中 規明 PS13 95.65 95.50
11 50 竹田 和明 S14 95.65 38.00
12 70 中川 尚隆 S15 95.40 92.25
13 22 栁 和孝 S14 95.40 25.00
14 57 陣野 寿幸 S15 95.35 93.00
15 38 中川 孝之 RPS13 95.25 94.00
16 62 吉田 道夫 PS13 95.15 85.50
▲追走トーナメント進出▲
17 35 神谷 剛 CPV35 95.00 0.00
18 69 酒井 勇輝 S14 94.90 93.90
19 64 齋藤 寿夫 RPS13 94.85 93.25
20 31 吉村 旭人 S15 94.75 72.50
21 82 浮田 正明 S14 94.75 25.50
22 56 古賀 誠進 RPS13 94.65 76.50
23 97 瀬戸 大輔 S15 94.50 93.50
24 12 土居 雅和 PS13 94.25 87.50
25 17 縫部 寿樹 PS13 94.25 74.00
26 34 三好 隼人 ER34 94.00 92.50
27 14 玉城 詩菜 RPS13 93.90 91.00
28 68 谷 光一 S13 93.75 65.50
29 28 藤本 英佳 S14 93.50 93.25
30 43 佐藤 信文 PS13 93.50 82.00
31 27 西崎 智治 PS13 93.25 93.25
32 33 辻 紳護武 C33 93.00 91.75
33 65 安藤 直輝 C33 93.00 81.50
34 55 黒沼 雄一 S15 93.00 80.00
35 29 粟野 如月 RPS13 92.75 90.50
36 58 谷本 真人 S14 92.75 84.00
37 67 中西 和也 S14 92.25 71.50
38 99 阿久澤 一幸 ZN6 92.00 91.50
39 59 西山 大貴 S15 91.75 29.50
40 39 久野 太一 S15 91.50 70.00
41 19 浅野 潤一 PS13 87.00 35.00
42 95 増田 和之 UCF31 79.50 29.00
43 23 酒井 通雄 S15 78.00 71.50
44 32 宮里 宏和 RPS13 75.00 25.00
45 40 武藤 啓史 S14 70.50 38.50
46 91 工藤 浩平 S14 67.00 66.50
47 25 鈴木 克宜 S15 67.00 65.00
48 41 植村 真一 JZX100 60.00 28.50
49 86 近藤 善道 AE86 45.00
50 88 髙木 美紀 PS13 34.00 32.50
51 26 永野 正持 PS13 34.00
66 田村 健多 S15 RETIRE
77 速水 眞之介 PS13 RETIRE
96 飯島 翔大 JZX90 RETIRE
76 井上 義一 S15 RETIRE
20 金田 健人 SW20 RETIRE
21 筒井 陽平 JZX100 RETIRE
53 新川 真也 PS13 RETIRE
75 岩﨑 脩作 S15 RETIRE

第7戦 単走優勝

伊藤 満紀

Team Ito Auto
Ito Auto Chaser (JZX90)

 今回のコースは集中する部分が長いんで、1個終わったらまた次の集中っていうところがあったので、それを全部まとめなくちゃいけないっていうのは、やっぱりむずかしかったですね。

 (練習では) まぁ、なりでまわるっていうことは、できてたんですけど、そこから点数を高くしていくことの調整がむずかしかったですね。ちょっとアクセルを踏む量が少ないと、向きがパキパキ変わらないっていうのは気づいていたので、本番ではなるべく回転を高めに維持して、ちょっと過空転を多くして走るようには意識してました。

 (1本目は、何パーセントぐらい走った?) 今回は90%ぐらいでいきました。それで失敗はしなかったなって思ってたんで、まあ、ベスト16は残れるだろうなっていう手応えはあったんですけど、思いのほか評価が高かったんで、安心して2本目行ったんですけど。2本目は、やりすぎちゃった。進入で、もっと奥まで行ってもっと角度をつけてやろうとしたんですけど、気持ちが先走っちゃって(加速でアクセルを踏みすぎて)ホイールスピンの量が増えたせいで、逆に速度が乗らなかったんですよね。なのに角度をつけたもんだから、ゾーンに届かなかったっていう……あるあるなんですけど。

 (単走優勝した心境は) 日光とかはホームコースなんであれなんですけど、こういうホームじゃないところでとれるっていうのは、やっぱりすごいうれしいですよね。


第7戦 単走ハイライト


第7戦 追走トーナメント

Final Battle
米内 寿斗 180SX (RPS13) vs 山中 真生 SILVIA (S15)
準決勝での接触のダメージがあり、山中はコースアウト。勝ち名乗りの1本で米内のボンネットが開いてしまうハプニングがあったが、ルーフやウインドウにダメージはなかった。

米内が決勝で山中を下し、ポイントでも肉薄!

 ベスト16はすべての対戦で単走の上位選手が勝つという順当な結果になった。そして、ポイントランキング上位3名の山中、米内、田野はいずれもベスト4に進出し、タイトル獲得に望みをつなげる。

 準決勝はまず伊藤と米内が対戦。1本目は後追いの米内が進入でテールをヒットさせながらも姿勢を乱さず距離の近いドリフトを決める。伊藤がパイロンを飛ばして減点が入ったこともあり、米内にアドバンテージ。2本目は先行の米内のリヤバンパーが外れることでの減点があったが、伊藤が近づけなかったこともあり、逆転はならず、米内が勝った。

 準決勝もうひとつの対戦は山中vs田野。負けるとチャンピオンの望みが絶たれる田野は、1本目に強烈な接近ドリフトを見せたが、2本目は山中が第2ヘアピン手前までビタビタの後追いを見せ、再戦にもつれる。その再戦の1本目、進入で田野が山中を押し出してしまって大きく山中アドバンテージ。2本目は山中が無理せず走り、山中が勝った。

 決勝は米内vs山中。すでにチャンピオン争いもこのふたりに絞られていた。1本目は米内が先行。山中も近い距離で振り出したが、1コーナーで止めきれず、飛び出してしまう。これによるダメージを修復できず、山中はリタイヤ。米内の勝ちとなった。なお、この結果、シリーズ争いは首位の山中に対して米内が4ポイント差まで追い上げた。


第7戦 優勝

米内 寿斗

GreenTop × 酒の中村 × AES
GreenTop 180SX Moty’s VL 180SX (RPS13)

 いまシリーズ2位の立場でチャンピオンを逆転で追う立場なので、今日はボクがちょっとでも真生選手の上に行って、明日に向けて離しておかなきゃいけないっていう気持ちはずっとあったので、でも、真生選手もどんどん上がってきて、やっぱり決勝まで来て、なおさら、もうこれは今日優勝するしか明日に向けた道はないっていうふうに思ったので、ま、ひと安心ですね、とりあえず。それほどはまだ喜べないんですけど、今日優勝したというのは非常によかったと思います。

 (はじめてのコース設定は) 長いコースとかは、まあ、クルマも乗りやすい方向に振ってて、そんなに無理せずにボーダーの点数を超える走りができるようなクルマと練習での組み立てができてたので、 先行もしっかり無理せず走れば大丈夫かなっていうところはありました。後追いも、ちょちょいちょいミスはあったんですけど、あのインフィールドのところですよね。けっこうみんな苦手なとこ多いと思うんですけど、そこはボク的にはけっこうきれいにいけたので、まあ、まずまず合格ってところですかね。

 (決勝の対戦相手が山中選手だったが) やっぱり来たなというかんじだったんですけど、最初自分が先行だったんで、やっぱり先行で先に走った方が、2本目の意気込みとかもいろいろ1本目のやられかたとかで決まるんで、 1本目先行でまずよかったなって思って。それで走って、ちょっと向こうがミスをしてっていうような形ではあったんですけど、まぁ結果は結果なんで満足してます。今日はちょいちょい修正点とか反省はあるんですけど、まぁ総合的に見たら、わりといい追走とか、先行もできてたので、 ま、よかったんじゃないかなと思いますね。

 (最終戦に向けて) 明日は少しコースが変わるんですけど、明日のほうがちょっとむずかしいとは思うので、明日に向けて走りかたとかクルマもいじりながらやっていけば、明日もいけるとは思ってます。


第7戦 2位

山中 真生

TMS GOODRIDE RACING TEAM
TMS S15 SILVIA (S15)

 ベスト4のときのワンモアの田野選手との対戦ときに接触があって、そのときにもうトラブルがあったんですけど直す時間がなかったので、そのまま行って。不安が残るかんじで決勝の米内選手の後追いにまわったんですけれども、あんのじょうトラブルが直ってなくて、決勝戦は最終的に明日に向けてリタイヤという形になってしまいました。

 (振ってからロックしちゃった?) そうですね。田野選手との後追いのときはすごい大きいアドバンテージをもらってたので、クルマにも不安があったし、ドリフトを最後まですればいいっていうかんじだったので思いっきり振ってはいなかったので、その症状もやわらげてたんですけど、決勝戦思いっきり行こうと思ってやってたので……。まぁでもシリーズはトップだし、明日に向けて……明日が最終戦なので優勝目指して。優勝すればチャンピオンとれるので、がんばりたいと思います。


第7戦 3位

伊藤 満紀

Team Ito Auto
Ito Auto Chaser (JZX90)

 (準決勝は) いやぁ、スタート失敗しちゃったんですよ。まわりのかたたちの追走がすごいよかったので、自分も見ているひとたちのためにいい走りをしようと思ったら、ちょっと焦っちゃいましたね。


第7戦 追走ハイライト


第7戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelPoints
147米内 寿斗GreenTop × 酒の中村 × AES180SXRPS1325
261山中 真生TMS GOODRIDE RACING TEAMSILVIAS1521
390伊藤 満紀Team Ito AutoCHASERJZX9018
49田野 結希HOUSE INNOVATION RACING TEAMSILVIAS1516
518和田 賢志郎N-style VALINO180SXRPS1313
65此木 智也TMS GOODRIDE RACING TEAM180SXRPS1312
711稲岡 拓也ECCジュニア × VALINOSILVIAS1411
83野村 圭市TEAM九州 URAS × CUSCOSKYLINEER3410
974三好 純平HALCARSILVIAS158
1030田中 規明HOUSE INNOVATION RACING TEAMSILVIAPS137
1150竹田 和明竹田軍団SILVIAS146
1270中川 尚隆MCR Factory RSヤマダ Lubross VLSILVIAS155
1322栁 和孝K’s true × VITOUR × Garage HangoutSILVIAS144
1457陣野 寿幸ニュータイプレーシング VLSILVIAS153
1538中川 孝之FREERIDE180SXRPS132
1662吉田 道夫ハロウィン ★ t’s square ★ SSRSILVIAPS131

第7戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamCarModelPoints
190伊藤 満紀Team Ito AutoCHASERJZX9020
261山中 真生TMS GOODRIDE RACING TEAMSILVIAS1516
39田野 結希HOUSE INNOVATION RACING TEAMSILVIAS1515
418和田 賢志郎N-style VALINO180SXRPS1314
547米内 寿斗GreenTop × 酒の中村 × AES180SXRPS1313
65此木 智也TMS GOODRIDE RACING TEAM180SXRPS1312
711稲岡 拓也ECCジュニア × VALINOSILVIAS1411
83野村 圭市TEAM九州 URAS × CUSCOSKYLINEER3410
974三好 純平HALCARSILVIAS158
1030田中 規明HOUSE INNOVATION RACING TEAMSILVIAPS137
1150竹田 和明竹田軍団SILVIAS146
1270中川 尚隆MCR Factory RSヤマダ Lubross VLSILVIAS155
1322栁 和孝K’s true × VITOUR × Garage HangoutSILVIAS144
1457陣野 寿幸ニュータイプレーシング VLSILVIAS153
1538中川 孝之FREERIDE180SXRPS132
1662吉田 道夫ハロウィン ★ t’s square ★ SSRSILVIAPS131

シリーズランキング

2023年D1ライツシリーズランキング >>>

関連記事