
「こんにちは、チームウエルドの石井亮です。D1 GRAND PRIX 25周年、心からおめでとうございます。大先輩であるコウダイさん、ゆうきさんに続いて、D1編集部さんが僕に注目していただき、本当にありがとうございます。
僕はもともとプライベートでの参戦がきっかけでラジコンの世界に入りましたが、その後は『チームウエルド・オーバードーズ』のワークスドライバーとして育てていただき、世界選手権をはじめとする数々のビッグタイトルを勝ち抜いてきました。そして実車ドリフトの世界に飛び込み、D1 LIGHTSを経て、憧れ続けたD1 GRAND PRIXの世界に入らせていただきました。
いわば、先輩のコウダイさんやゆうきさんと同じスジのドリフトドライバーです。お二人に比べたら実車の世界ではまだまだ未熟ですが、これからも関係各位の皆様やファンの皆様の応援に応えられるよう、全力で頑張ります。応援よろしくお願いいたします!」
チームウエルド 石井 亮
目次
ラジコン出身ドライバーは違う!異次元のミリ単位コントロールを実車へ

石井 亮(イシイ リョウ)選手(23歳)が思い描く理想のドリフト、それは「ラジコンのように自由自在に車両を操り、数センチ単位を完璧にコントロールする」という超絶技巧です。実車特有のダイナミックな動きに加え、ラジコンのような繊細なコントロールを兼ね備えたドリフトを追求しています。
そんな彼の、ラジコンから実車ドリフトへのステップアップのきっかけは、現代のデジタルネイティブ世代らしいものでした。元々はラジコン一筋だったため、実車ドリフトはビデオオプションYouTubeの画面越しに見る遠い世界。しかし、実車のイベントで実際にドリ車を見たり、横乗りをしたりしてその魅力に開眼。ついにD1GPの現地観戦へと足を運びます。
そこで間近で走りを見ていた亮選手の心の中に「なぜか分からないけれど、自分もこのステージで絶対にできるのではないか?」という、なんの根拠もない自信がみなぎりました。
そこから実車へ強く興味を持ち、実際にやってみたいという熱意のまま、所属する世界的なトップラジコンブランド「オーバードーズ」であり、実車チューニングショップとしても名高い「チームウエルド」の伊藤社長へ直談判。「いち早く実車に乗せてほしい」と、未来の良き師匠であり、まるでお茶目な“優しい悪役レスラー”のような伊藤監督へ直訴したわけです。

2022年夏、業界重鎮ウエルド伊藤からの電撃電話あり、カザマ、シバタイヤに続く「ラジコン×実車」の最高方程式

「チームウエルドの伊藤だけど、D1GPシリーズに『りょう』を出すからよろしく!間違いなく大活躍させるから」
2022年夏の夕方、編集部(D1事務局)に一本の電話が入りました。電話の主は、横浜の老舗チューニングショップ「チームウエルド」の代表であり、業界の将軍(?)として知られる伊藤社長。お世辞にも丁寧とは言えない、外見の強面っぷりは、まさにリングに君臨するヒール(悪役)レスラーそのもの。しかし、編集部との付き合いは長く、その奥に隠された熱いハートと深い優しさを誰もが知っています。亮選手の噂を聞いていた編集部は、すぐさま横浜のチームウエルドへと向かいました。
そこで再会した石井亮くんの姿に、編集部員は目を見張りました。かつてラジコン会場のパドックで見かけた小さな子供が、すべてのレースカテゴリーで見てもビジュアル的トップクラスのイケメンドライバーへと劇的な変貌を遂げていたのです。そして、その背中を強烈なリーダーシップと、我が子を育てるかのような惜しみない愛情で100%バックアップするのが、伊藤社長でした。
この師弟関係の構図は、今やレクサスレーシングとして戦うカザマオートの風間社長、シバタイヤレーシングの柴田社長が、それぞれラジコン界から実車へと優秀なドライバーをフックアップしてきた「絶対的な成功パターン」と完全にシンクロします。ラジコンの世界において、蕎麦切コウダイ選手や田野ゆうき選手がすでに百戦錬磨として君臨する中、同じラジコン系ドリフトチームの雄として、伊藤監督はカザマオートやシバタイヤとも大の仲良し。この流れから世界一のドライバーが生まれるのは、もはや必然の方程式と言えます。レスラーばりの凄みを見せつつも、実は亮選手が可愛くて仕方がない上から目線で「うちのりょうが一番だ」と言い切る伊藤監督の話し方には、編集部も思わず親しみを感じて(笑笑)でした。

わずか3年で夢の舞台へ。謙虚な「りょー」が誓う、監督への恩返しと世界一

亮選手の歩みは、まさに異次元のスピードでした。2022年に初めて実車のドリフト車両を操り、目標を「D1GP参戦」に設定。高校卒業と同時に免許を取得し、そのままチームウエルドに就職した亮選手は、そこからわずか2年後の2024年にD1 LIGHTSへ参戦。並み居る強豪を退けて一発でD1ライセンスを取得したのです。ラジコンで培った「スジの良さ」と、ミリ単位の空間認識力がいかに実車へ直結するかを、彼は自らの走りで証明してみせました。そして2025年からは最高峰のD1 GRAND PRIXへフル参戦。夢にまで見た舞台へとあっという間に駆け上がりました。
現在のチーム体制は「Team BuzzBreak」、監督はウエルド伊藤社長。高度な技術力を誇るチームウエルドのメカニックたちが、亮選手に最高の環境を提供しています。
「監督の伊藤社長、そしてメカニックのみんなは、『壊す勢いで、限界を超えて全力で走ってこい!何かあっても俺たちが絶対に直すから気にするな』と送り出してくれるんです。トラブルやクラッシュがあっても、次のスタートラインには完璧な状態でマシンが立っている。この安心感があるから、僕は迷わず攻めることができます。感謝しかありません」と、周囲への思いやりと人の良さが滲み出る謙虚な姿勢を崩しません。リング上(サーキット)では伊藤監督も、パドックでは亮選手を誰よりも優しく包み込む、まさに頼れる大黒柱なのです。

現時点での目標は、毎ラウンドで確実に予選を通過し、追走で自らの思い描くビタビタの美しい走りを披露して表彰台に上がること。しかし、その先にある最終目標は明確です。「シリーズチャンピオンを獲得し、僕を育ててくれたチームウエルドを日本一、そして世界一のチームにすること」です。
ラジコン世代のライバルであるコウダイ選手やゆうき選手とは、自身の年齢が若いこともあり、ラジコンの現役コンペティション時代は数年間しか重なっていません。「僕がコンペの世界に進んだ時、お二人はすでに雲の上のベテランでした。ラジコンではなかなか追走バトルができず、特にコウダイさんには負けたままで終わってしまっているので、この実車のD1GPというステージで絶対にリベンジを果たしたいです」と、内に秘めた熱い闘志を語ります。
ビデオオプションYouTubeの画面でしか見ていなかった憧れの舞台に、いま自分が立っている不思議と感謝。優しい伊藤社長との深い師弟愛、そして最高のメカニックたちと共に、石井亮選手がコウダイ、ゆうきという偉大な先頭走者を捕らえ、表彰台の頂点でシャンパンを掲げる日は、もう目の前まで迫っています。
選手プロファイル
| 名前: | Ryo ISHII 石井 亮 |
| ニックネーム: | りょー |
| 出身地: | 神奈川県 |
| 誕生日: | 2003年3月6日(23才) |
| 星座: | うお座 |
| 血液型: | B型 |
| ドリフト開始年齢: | 2022年(高校卒業と同時に免許取得後、チームウエルドに就職) |
| D1GPデビュー: | 2025年 |
| チーム体制: | Team BuzzBreak(監督:ウエルド伊藤) |
| 日本の好きなところ: | どこに行ってもある程度綺麗なところ |
| 好きな日本食メニュー: | 寿司、ラーメン |
| 好きな日本のチューニングカー: | JZX100マークII一択 |
| ビデオオプションの好きな企画: | ラーマン山田さんの人体実験シリーズ / 峠スーパーラップ / ストリート企画 |
| 尊敬する日本のチューナー: | ウエルド伊藤(社長) |
世界トップラジコンドライバーとしての主なラジコン戦歴
| 2009年: | ヨコモドリフトミーティング キッズクラス 優勝 / 準優勝 |
| 2016年: | PRO RC 東西統一戦 優勝 Pre FEMCA RC Drift Asia Championship AWD 準優勝 |
| 2017年: | R.C.D.C. 全日本R/Cドリフト選手権 AWD 3位 D1-10 World Championship RWD 5位 Cross Games EUROPE RWD 優勝 |
| 2018年: | IFMAR R/C DRIFT WORLD CUP RWD 準優勝 AWD 3位 / R.C.D.C. 全日本 RWD 5位 D1-10 World Championship RWD 優勝 Cross Games EUROPE RWD 優勝 |
| 2019年: | R.C.D.C ALL JAPAN RWD 単走優勝 総合準優勝 / D1-10World Championship 準優勝 |
| 2020年: | R.C.D.C. ALL JAPAN E-DRIFT CHAMPIONSHIP RWD 優勝 |
| 2022年: | R.C.D.C. 全日本 RWD 6位 ヨコモドリフトミーティング 優勝・3位 ヨコモドリフトシングル 優勝 |
| 2023年: | ヨコモドリフトシングル 優勝 Cross Games EUROPE RWD 優勝 R.C.D.C ALL JAPAN E-DRIFT CHAMPIONSHIP RWD 優勝 |
| 2024年: | CrossGames 2024 LosAngeles 単走&追走優勝 SDC 2024 WORLDS 追走優勝 CrossGames 2024 EUROPE 単走&追走準優勝 ALL JAPAN 2024 追走5位 |
| 2025年: | CrossGames 2025 Texas 追走優勝 SDC 2025 WORLDS 追走準優勝 R.C.D.C. WORLD CHAMPIONSHIP 単走優勝・追走準優勝 |
| 2026年: | clash of the titans 4位 CrossGames 2026 USA 優勝 |

編集後記
かつてラジコン会場のピットで小さな子供だった亮くんが、久しぶりに会ったら「カッコ良すぎ!」と、編集部員も思わず大声を上げてしまいました。失礼しました(笑)。
本当に心優しく、誰からも愛される亮選手。そして、実は誰よりも亮選手とチームを深く、優しく愛しているチームウエルドの伊藤社長!相変わらずの大きな声の監督っぷりと、隠しきれない優しさのギャップが最高です(笑)。
会場にお越しのみなさまも、パドックで見かけたらぜひ伊藤監督に馴れ馴れしく絡んでみてください。強面なポーズを取りつつも、実は寂しがりやでめちゃくちゃ優しいので、笑顔で応えてくれるはずです(笑笑)。すべてのレースカテゴリーでトップクラスのイケメンでありながら、謙虚で実力も本物な石井亮選手とチームウエルドへ、熱いご声援をよろしくお願いいたします
